富士山BCトレーニング


- GPS
- 14:57
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 2,366m
- 下り
- 2,365m
コースタイム
- 山行
- 11:49
- 休憩
- 3:04
- 合計
- 14:53
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
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アクセス | |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
今シーズンのバックカントリーのトレーニングとして、数ある富士登山口の中でも標高差の大きさとコースタイムの長い御殿場ルートを選びました。
御殿場口駐車場ALT1440mの気温は午前2:00で14℃、都会の市街地から来た私たちはその涼しさが嬉しい。
登山口から変わらぬ景色と踏み込んだ靴の底が埋まる砂の道がトレーニングには最適です。
連日の過剰な勤務後に不眠で行う事と、登山初心者のBC仲間が同行するのでその高山病対策として、1時間以内に一度は小なり大なりの休憩を入れて高所順応に努めました。
山頂までの変わらぬ景色と、生物のほとんどいない富士の黒肌をワイワイくっちゃべりながら進みます。市街地は視認出来ますがその距離は遠く、音と言う音はほぼ無いです。
一歩踏み込むと靴底が埋まり、損した気分になります。目の前に聳える山肌までの距離はすごく遠いのに山体が大きすぎて距離感がわかりません。そしてなかなかの斜度があります。
出発時間も早くお腹も減りますので食料や行動食も少し多めに用意しました。
日の出頃の放射冷却で気温は6℃まで下がりました。
山行は予定通り進んでいます。しかし八合に近づく頃に違和感を覚えました。もしかして高山病かも知れないと感じたので立ち止まり様子をみます。
まだ何だかわからないので更にゆっくりと歩き始めました。
そして友人も同じように感じ始めました。2人とも不眠なのでそれが高山病を発症させやすくしてしまったのでしょう。頭に軽い圧迫感があるものの痛みまでには至っていないので気にしながら進みました。
八合を越えた先にある九十九折りの最後の斜面を登って正午頃にようやく御殿場口頂上に上がりました。あとは剣ヶ峰のある富士山測候所に上がれば登頂です。
12:30、二人で無事に登頂しました。登山口から山頂まで10時間かかりましたが、下山時に使う体力もしっかり残し無理無く登れました。友人も頑張りました。
浅間大社の側でお昼ご飯を食べてゆっくりと休みました。
下山開始は13:20頃。
往路は代わり映えの無い景色の中延々と登りましたが、復路では下界からだんだんとガスが上がった来て冷え込んで来ました。時折顔を覗かせる太陽が明るくしてくれます。
登りでは損した気分になる砂地も下りでは1.5倍得した気分になります。まるでフカフカの雪道を歩いてる様です。
往路の時は夜中だったので見えなかった裾野付近にはポツポツと植物が生えていて黒い砂地にアクセントを与えています。
長い長い山行も大砂走りを終えればあとわずかで終わります。
麓の大石茶屋に到着しその先の駐車場に着いたのは17:30でした。
無事に下山完了です。
富士山もそうですが、途中の宝永山や麓の二子山でのBCも十分楽しめそうに思いました。
装備解除後は御胎内温泉に向かいます。
お疲れ様でした。
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