【撤退】絶景の鹿島槍ヶ岳のはずが…:猿ヶ城峰


- GPS
- 08:09
- 距離
- 22.6km
- 登り
- 1,250m
- 下り
- 1,317m
コースタイム
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 8:10
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道から猿ヶ城峰への登りは、やぶ漕ぎになります。 |
写真
感想
一昨日の0泊3日の登山によって、脚の調子はまったく回復していなかったのですが、これくらいなら大丈夫だろうと、前から予定していた小熊山に登ってみようとしました。
というのも、何だったかは忘れましたが、「小熊山の稜線上で鹿島槍ヶ岳の絶景が見える」という情報があったかのように記憶していたからです。
ついでに、鹿島槍ヶ岳赤岩尾根の大谷原登山口へのルートを検証したかったため、北からアプローチすることとしました。
実際のところは、絶景どころか、想定外のやぶ漕ぎを強いられることとなったわけですが…
【コース状況】
■簗場駅〜登山口
・今回は簗場駅からスタート。改札外にトイレ(水洗・洋式・給水可)があります。
・簗場駅近くには、いわゆる「塩の道」が通っているため、それ目当てのハイキングの方がちらほらいました。
・中綱湖を渡り、車道を歩き、鹿島槍スキー場を目指します。後で知ったのですが、この日、近辺で熊が目撃されたのだとか…
・登山口までは、ひたすら車道歩きであるため、危険箇所がありません。ただし、野生の猿がそこら中にいます。
・長い車道歩きを経て、無事登山口に到着したのですが…
■登山口〜猿ヶ城峰
・この登山口が本日の核心部です。
・道標があり、取り付きも階段状に整備されてはいるのですが、足元は苔むしているわ、狩り払いはされていないわで、完全に自然に還っています。
・ただ、上の方に明らかに手すりが見えていたため、そこまで登れば問題なかろうと思い、いざ突入。
・ところが、手すりを握りしめて登ったのはいいものの、手すりの後でいきなり踏み跡がわからなくなります。
・しばらくは山頂の方角に向けて、ひたすらやぶ漕ぎをしましたが、脚力の低下もあって、遅々として進みません。
・そのうち、笹薮だらけでも低木が生えていない箇所が踏跡に見えたため、そこに沿って登っていきます。
・そうすると、ひょっこり山頂に出ます。
■猿ヶ城峰〜信濃木崎駅
・猿ヶ城峰は、樹林帯の中であり、眺望がまったく見えません。当然、期待していた爺ヶ岳や鹿島槍ヶ岳も、まったく見えません。このため、早々に小熊山に向けて進みます。
・登山道は今ひとつ踏まれておらず、細く、またおそらくイノシシが掘り返したのか、ボコボコになっていました。
・「稜線上を歩いていれば何とか見えるだろう」と高をくくっていたのですが、登山道の状況により、次第にストレスが溜まってきます。
・脚が本調子であればそのまま稜線を歩いていたでしょうが、まだ調子が回復していなかったため、車道歩きに切り替えました。
・その後、小熊山の登山口まで降りたのですが、おそらく眺望は望めなさそうなのと、落葉後、特に冬だったらなんとか眺望が望めそうだったため、再訪を誓い、そのまま撤退。
・その後、無事信濃木崎駅まで降りて、本日の山行は終了。
【まとめ】
・なぜ小熊山で「鹿島槍ヶ岳の絶景が見えるはず」と思い込んでいたのかは定かではありませんが、下山後改めて調べても、そのような情報は出てきませんでした。
・とはいえ、「鹿島槍ヶ岳赤岩尾根の大谷原登山口へのルートの検証」という目的は達成できたため、特に小熊山にこだわることなく、さっさと撤退しました。
・車道から猿ヶ城峰に直登するルートは、ヤマレコでも点線どころか実線も引かれていないため、不思議に思っていたのですが、現場はただの藪でした。
・とはいえ、距離や標高差はわずかですので、ちょとしたやぶ漕ぎやルートファインディングの練習にはいいのかもしれません。私は二度としませんが。
・ほとんど車道歩きでしたが、そこそこ累積標高差があるため、思いのほか脚は回復せず、結果として今回の遠征が不十分なものとなってしまいました。
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