桑畑山 尻屋崎 茨の道 488座目/日本の山1000


- GPS
- 02:55
- 距離
- 5.1km
- 登り
- 372m
- 下り
- 374m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
12:00 東通村 尻屋着 駐車場が分からず迷う 住民の方のご厚意で庭に止めさせていただく 登山口の八幡神社階段手前に駐車可能だった 15:30 尻屋発 尻屋崎灯台へ 寒立馬 17:00 むつ市 泊 翌日は恐山 釜臥山・大尽山 |
コース状況/ 危険箇所等 |
まず急登 尾根に出るとトゲトゲもある藪漕ぎ |
その他周辺情報 | 尻屋崎灯台から絶景 寒立馬 野性味あるどっしりとした馬 |
写真
感想
2025年(令和7年)9月26日(金)
桑畑山 尻屋崎 茨の道 488座目/日本の山1000
下北半島「日本の山1000」2座目は桑畑山。
吹越烏帽子登頂後、太平洋側の東通村尻屋へ高速道のような道で進む。
尻屋へ入ると寒立馬が向かえてくれた。
のっしのっしと動く堂々とした馬に見とれてしまう。
さて本来の桑畑山への登山口へと向かうが尻屋は急勾配の狭い道、そこに民家が建ち並びナビも思うように駐車場へ案内してくれない。
実は間近に行っていたのだが一本上る道が違っていた。
そこで民家の方に話を聞くと、桑畑山へは道が崩れ登れないとのこと。
少し移動してそこでも昔は登ったが、今は登れないのではないかとの地元の方の話が出てきた。
駐車場所が分からないので、また民家の方に話をすると隣の方に伝えておくから庭に止めておいて良いよとなった。
なんと嬉しいことだ。
登れない桑畑山と地元の方は言うが、歩き始める。
少し登山口方面へ歩き、八幡神社の階段下に何と狭いが車が止められる場所があった。
何段も石段を登り切ると極彩色の八幡神社に。
登れますようにと祈願して、社の左側から登り始めた。
一端林道に出てから急斜面に入る。
踏み跡はあり、その急坂を登り切り振り返ると尻屋民家と海が見渡せた。
最後砂防用のだろう鉄枠を縫うように尾根に出ると背丈を超える藪。
桑畑山方面へは尾根を外さなければ大丈夫。
藪が先を塞ぐように次から次へと現れる。
そしてただの藪ならば問題ないのだが地雷がある。
なんとトゲトゲのツルが絡まってくるのだ。
足に、腕に、そして手に。
薄手のパンツ、夏用のシャツ、手袋にもトゲが刺さってくる。
無理に引っ張ると痛いこと痛いことパンツもシャツも傷つく。
絡まったときはゆっくりと剥がしながら進むしかなかった。
注意していくが地雷と同じで気を緩めた途端トゲに捕まる始末。
昔は尾根道を歩き地元の方が歩いたと言うだけあって場所によっては鋪装された道も僅かだが出てきて一息入れられた。
三菱の大きな工場付近から昔は登れたとの話もあったのでその道だろうと思った。
苦戦に苦戦した茨の道をクリアして山頂付近の広い道に出たときはほっとした。
藪を出ると山頂はすぐで360度の大展望が苦労してきたご褒美で向かえてくれた。
太平洋の大海原、美しい海岸線も眺められた。
恐山 釜臥山・大尽山方面の山並みも確認することができた。
風も気持ちよく、山頂で満足行く一時を過ごせた。
帰り、下山も藪を通ることを考えると心配になる。
それでもだいぶトゲトゲの罠にかからない術を心得、登りよりは痛い目に遭わずに下ることができた。
今の桑畑山は、厚手のパンツ、シャツ、そして手袋が必須だろう。
無事下山したが民家の方の暖かなご厚意に甘えられたことも嬉しかった。
帰りには尻屋崎灯台へ立ち寄り、そこから打ち寄せる波音を聞きながら今登ってきた桑畑山を眺めることができた。
そして帰り際にはりっぱな寒立馬が見送ってもくれた。
ふるちゃん
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