[愛媛]腰折山・恵良山


- GPS
- 03:17
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 520m
- 下り
- 515m
コースタイム
天候 | 曇りのち小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ほぼ登山者がいないせいか、倒木、蜘蛛の巣等障害多数。 |
その他周辺情報 | [温泉]シーパ 平日700円 休日750円 |
写真
感想
祖母がこの山の昔話をしてくれました。
その昔、この山々が喧嘩して、山をもいで海に投げ飛ばしたのが鹿島になったんだよと。他にもいろんな伝承があり、みんな同じことが言われていた。一般的な伝承はこうだ。
『昔々風早の里、瀬戸内海に面した波妻の鼻(はづまのはな)の近くに、腰折山(こしおれやま)と恵良山(えりょうさん)と鹿島山(かしまやま)が並んでそびえていた。ある日のこと、海辺に近い背の低い新城山(しんじょうやま)が、三つの山で相撲をとると誰が一番強いかと話をした。恵良山は、腰折山と鹿島山に遠慮して行司役に回り、腰折山と鹿島山が一番勝負をすることになった。はっけよいのこった・腰折山と鹿島山はがっぷり四つに組み合った。力に覚えのある腰折山は、がっちり組み合った鹿島山を頭より高く差し上げ「ポーン」と北条沖に投げ飛ばした。これが今の「鹿島」じゃそうな。意地っ張りの鹿島山は、「ただでは負けぬ」と腹をたてて鹿島にあった大きな岩を腰折山めがけて投げつけた。投げた岩が腰折山に命中して、その時から腰が曲がって今の腰折山になった。』
おそらく、こんな話が残っているから、地質学的にも過去に何かあったのであろう。新城山の近くには平らな部分がありので、もしかしたらそこが昔の鹿島山の名残かもしれない…
なんて思いながら、今日の山は長年行ってみたかった山の一つ。よく見る山の一つなのに、なぜか今まで登ったことのない山でした。
多分、みんなもそうだったのではないだろうか。山の中は荒れ放題で、倒木で道はいっぱい塞がれているは、道は崩れて緩くなっているし、蜘蛛の巣だらけだし…ちょうど運動不足だったので、軽くハイキングのつもりで行ったら・・・もう大変でした。
腰折山まではまだなんとかよかった。だが、そこから恵良山までが大変だった。途中、道を間違えて登山口とは反対側から山頂を目指すことになってしまった。悪路ということもあって、道がわかりにくい。ピンクテープを頼りに行くとミスリードされるという地獄。そして、さすが城山と言わんばかりに、反対側は岩山で絶壁と急斜面でかなり苦戦を強いられる。崖をよじ登ったり、滑って尻もちついたり、転げまわったりして、本当に登れるのか?と腰より先に心が折れそうになったとき、ようやくお堂が見えてようやく安堵。城跡まで到着。みんなは遠回りでもちゃんとした道を通ろう、このルートはオススメできない。山頂は由緒ある河野家にまつわる城跡ということもあり、きちんと整備されていた。山頂までいくにはなんと鎖場で登らなければならないが、それをクリアしたら菊間方面まで見渡せる景色に出会える。大変だけど、やっとこれたという思いに浸ることができた。11時から降水確率90%だったので、早朝2時間程度で体ほぐす程度に弾丸登山を考えていたが、思わぬ苦戦を強いられて3時間もかかってしまい、結局雨の餌食になってしまった。今度は晴れた日にゆっくり登りにこよう。
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