瑞牆山


- GPS
- 05:39
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 1,003m
- 下り
- 1,006m
コースタイム
- 山行
- 0:46
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 1:04
- 山行
- 2:54
- 休憩
- 3:08
- 合計
- 6:02
天候 | 初日:曇りおよび雨 / 二日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全く持ってよく整備されていて安全です。 雨が降った後は足場の岩や石が滑りやすくなるので、そこは注意が必要です。 |
その他周辺情報 | 残念ながら、登山口最寄りの温泉郷である増冨温泉郷の日帰り温泉は、建物の老朽化でしばらくの間臨時休業とのことでした。 温泉にしろ、食事にしろ、基本的には西の北杜市まで出る必要があるでしょう。 |
写真
装備
個人装備 |
【ここから衣服】登山靴(中山製靴1000DX)
登山用靴下
登山用長ズボン
圧力タイツ
長袖シャツ2枚
ハット
ネックカバー
バンダナ
雨具上下
ウィンドシェル(モンベルEXライトウィンドジャケット)
ダウンジャケット(ウェスタンマウンテニアリングFlash Jacket 850+FP ダウン フーディ)
下山後用着替え一式
下山後入浴セット一式
下山後用下駄
【ここから食料】水0L(コンツアー3L)
BCAA水500ml
ホエイプロテイン粉末40gx2
BCAA粉末15g
ゼリー飲料x4
井村屋58g羊羹x6
塩分タブレットx6粒
アーモンド・クルミミックス50g
コーヒー豆10gx4
【ここから調理器具】ジェットボイルミニモ
ODガス缶x2
コーヒーミル
コーヒーバネット
箸
ナイフ
フォーク
スプーン
フリント式ライター
折り畳みチェア
ハードトップテーブル
【ここから登山ギア】ザック(60L)
ストックx2
ヘッデン
ガベッジバッグ4L
手ぬぐいx2
【ここから宿泊ギア】テント(オニドーム2)
シュラフ(NANGA AURORA TEX light 450DX)
マット(NEMO テンサーオールシーズンマミー)
エアピロー(Sea to Summit エアロウルトラライトピロー)
シュラフカバー(NANGA ウォータープルーフスリーピングバッグカバー)
ルームシューズ(NatureHike シューズカバー)
ポンプ(FlexTail ZERO PUMP)
【ここから消耗品】皮膚用日焼け止め
唇用日焼け止め
ティッシュ
ペーパータオル
ビニール袋
【ここから電子機器】携帯電話2機
カメラ(OM-3)
Garminウォッチ(ForeRunner255)
20000mhモバイルバッテリー
【ここから緊急用品】発炎筒x2
エマージェンシーシート
ドルマイシン軟膏
リンデロンVs軟膏
三角巾
自着包帯(2.5cm×4m×1巻)
折りたたみハサミ
サムスプリント指x2
チョコバー
スポーツようかん
小型ライト(VTIGER)
浄水器(SawyerSP129)
チタニウムフリントライター
方位磁針
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感想
【本日の3行】
▼ 瑞牆山山頂の景色、圧巻。日本百名山の冠に偽りなし。
▼ 登山道はとっても岩々してて、楽しい登り下りでした。
▼ みずがき食事処は、控えめに言って 最 of 高 なお店。ジビエ好きなら寄るべし!
【前説】
今回、山友のるシードがテント泊をしてみたい!
というところから、んじゃあキャンプ経験はそれなり、山テント泊は初めてという前提でどこかいいことないかな…
と探した結果、駐車場からすぐにテン場があって荷物デポの観点から有利な立地である、奥秩父の名峰は瑞牆山にいってみよう!
そして一泊するならついでに金峰山もいっとこう!
ということで、初日は移動→登山開始→テン場設営→瑞牆山往復、翌日に金峰山往復→テン場撤収→帰宅、と計画してみました。
【初日 / 出発〜駐車場】
今回は公共交通機関ではなく、自家用車での出撃!
なので、いつもはある程度絞る荷物やらギアについて、今回は無遠慮に持ってきたいものを全力で持っていくスタイルで。
おかげで出発時点で、既に60Lザックは満杯で、それに加えてさらに外付けの調理器具&食材バッグもつけてます。
おかげで総重量は 20kg 近くありそう。
でもまあ、前説の通り駐車場からすぐにテン場で、そこから先は軽量アタックザックで活動できるので、特に問題なし。
問題があるとすれば、買ってまだ半年しか経ってない MAMMUT DUCAN SPINE 50-60 ザックくんの、腰ベルトのパーツが突然壊れたことくらい。
どうも、ザック本体と腰ベルトパーツを繋いでいるネジが折れて分離してしまった様子。
ちょっと!?この重量を腰ベルトなしとか死ぬんだけど!?
ということで、必死に折れたネジとネジ頭を強引に締めなおすことで、かなりグラついてはいるものの、ザックに再度取りつけることに成功。
一応、腰ベルトとしてちゃんと機能はすることは確認できたので、今ハイク限定の応急処置としてはなんとかなったかな?
ともかく、下山後に購入した石井スポーツ登山本店のザック修理専門窓口に持ち込まねば…
そんなバッドイベントを引きつつも、車は一路瑞牆山登山口の無料駐車場へ。
その道中、ジビエ料理の看板を出しているお店の脇を通過した瞬間、我々の車はそこの駐車場に吸い込まれてしまったのです。
なぜなら、店頭の看板の鹿ハンバーグという文字が我々を魅了してしまったからです。
そんなわけでお邪魔した「みずかき食事処」さん、人気店かつお二人しか店員さんがいらっしゃらないので、入店までにほぼ1時間ほどを待つことに。
ただ、この店を見つけた時点で、同行者の体調、本日の天候などを無理やり鑑みて、今日の瑞牆山は中止して明日に回そう、今日はテント設営だけでにしよう!
という決定を下しておいたので、安心してここで時間を使えます。
入店したら、メニューから鹿ハンバーグ製定食にきのこあんかけソースセット、それに野菜天ぷら、鹿ロースト、きのこの和え物を注文。
これが…とんでもない美味さ!ボリューム!
鹿ハンバーグは、ジビエにしばしばみられるような野趣あふれる臭みなどは一切なく、それでいてハンバーグとしてはシカ肉のしっかりした歯ごたえが牛豚あいびきとは一線を画す食感を出し、さらにそれにより噛むたびに口の中に旨味が溢れだしてきます。
そして追加注文したキノコソース、ここのお店のご夫妻がご自身で山に入られて採取してきたキノコを、本当に文字通りたっぷりとかけてもらえるんですが、量だけでなく種類も豊富なので、ハンバーグと併せて触感や味の変化も楽しめます。
サイドメニューも「まじでこんなに安くていいの?」という価格に対するクオリティ&ヴォリューム。
ここは…今日の計画をキャンセルしてまで食べにきて、結果的に大正解でありました。
【初日 / 駐車場〜富士見平小屋】
満足満腹で移動を再開し、改めて駐車場へ。
3連休のうち、今日は天気予報がだいぶ良くなかったためか、15時頃に到着しても駐車場は半分以上開いてました。
なので適当な個所に停めて、本日の登山(50分)開始!
登山というか移動といった方が正確かもですが、ともかく駐車場から富士見平小屋に向けてテクテク。
おおよそ300m程度の高度を稼ぎますが、ここのルートはよく整備されており、特に歩きにくい個所もなく。
特に駐車場から富士見林道の交差点までは斜度も相当ゆるいので、森の中の快適な歩きを楽しめます。
交差点からビューポイント(1,722m の無名のピーク付近)までは少し急になりますが、そこまでたどり着けば瑞牆山特有の荒々しい岩々を見渡すことができます!
この日は天気が良くなかったので、降りてきていた雲でだいぶ霞がかった眺望しか得られませんでしたが…これはこれで味があって案外悪くない。
撮影を楽しんだら、あとは100mちょっとのゆるやか斜度を登り、富士見平小屋へ到着。
小屋で受付を済ませて、テントを設営したら夕食…を食べるにはあまりにもみずがき食事処で満腹になってしまっていたので、いったん仮眠。
夜の8時くらいから、改めて夕餉をば。
今晩のメニューは根菜と鶏肉の炊き込みご飯に、根菜ときのこの味噌汁、そして焼き鮭です。
この時間は雨〜小雨くらいのあいにくの天気だったので、テントのフライシートをタープ代わりにしながらの調理でしたが、無事調理&夕食をエンジョイ。
あとは明日に備えて、おやすみなさいです…
【2日目 / 富士見平小屋〜瑞牆山山頂】
今日は瑞牆山のみに予定変更したので、全く急ぐ必要がない 2 日目。
ということでのんびり起床、7時くらいに起きだして朝餉の準備。
メニューは焼きおにぎりに焼き鮭、豆腐の味噌汁など。
しっかり炭水化物と塩分を補給してから、レッツ登山開始!
歩き始めると、さっそく登り始める…
というわけではなく、30分ほどは小さなアップダウンを繰り返しながら、ほぼ高度を変えずに天鳥川出合まで向かいます。
この道中は湿度がとても高いのか、かなりしっかり苔むした森の中を進みます。
もちろんこんな湿度なので、きのこもそこそこ現れてくれます。良き!
そうして到着した天鳥川出合、ここで天鳥川を渡ります。
といっても、前日雨だったにも関わらず水の一滴も流れていないので、渡渉というより谷の渡りやすいところの横断、といったイメージです。
基本的には伏流川なのかな?
この川を渡ると、いよいよ瑞牆山に取りついて、しっかりと登っていくことになります。
まずは川を渡った直後に鎮座している名前のある巨岩、桃太郎岩が目に入ります。
幅は15m、高さは10mもあろうかという巨大な饅頭型の岩で、真ん中から真っ二つに割れているその見た目が、いかにも桃から桃太郎が飛び出てきたように見えます。
ここはほとんどの人が記念撮影をしてましたね。
桃太郎岩を過ぎると木製階段を登り、そこからは土の地面などはほぼない、大小さまざまな岩が転がる斜面をひたすら登りまくります。
おかげで全体の斜度はかなりきつく、実際に登っている最中に一息ついているハイカーさんたちもいっぱいいらっしゃいました。
だが!こんなこともあろうかと!
前々回からやっている心拍数ベースで155を超えないようにペースを調整している自分に隙はないんだぜ!
そして、やっぱりこういう岩々している道は、どこから登るかを考えながら進むのが楽しい!
両腕で支えたり、ビブラムソールのグリップ力で歩幅や一歩当たりの上昇量を抑えたりと、うまい具合に体力消耗を最小限に抑えられた時の達成感よ。
ただ、普段は土でゆるやかハイキングメインだった同行者は、今回かなりこの登りのきつさにやっつけられてしまった様子。
うむぅ、次はもうちょい静謐な樹林帯歩き、みたいなルート選定を心がけないとなぁ。
ただ、そんな苦労に対し、おつりたっぷりで報いてくれるのが今日の瑞牆山です。
山頂に到着すると、文字通りの360度のパノラマビュー!
この3連休で、唯一晴れ予報の本日の眺望は、まさに息をのむ美しさ。
富士山から鳳凰三山、八ヶ岳に浅間山までぐるっと見渡せる、至福の時間。
しかもこの日はちょうど八ヶ岳の上に月が登っており、この組み合わせがエモすぎてヤバかった(語彙力低下
このところ、天気に恵まれずに山頂からの眺望がゼロばっかりの山行がずっと続いてたから、正直に言って脳内麻薬ドバドバでした。
【2日目 / 瑞牆山山頂〜下山】
たらふく山頂を満喫したら、下山開始。
とっても岩々している斜面は、基本的には登るのより下るほうが大変なイメージ。
なんですが、山頂でチャージしてきた幸せエナジーのおかげなのか、ちっとも苦労せずに下山できちゃいました。
まあ、真面目な話をすれば、今日はテン場にでかい荷物を全部デポして、アタックザックとカメラを合わせても 3kg もない超軽量装備だった、ってのもでかいのでしょう。
そして幸いなことに、登りでグロッキーしていた同行者が、下りは超絶楽しんでいたことですな…むしろ自分より早くスルスルと下ってたくらいに。
あとは富士見平小屋に着いたら、お疲れ様カップ麺タイムを経て、テントの撤収。
そこから駐車場までサクっと下って、今回の2 days hike は完了です!
それにしても、戻ってきた駐車場は完全に満車、そして駐車場に至る道まで路上駐車でびっしり。
これが晴れで休みの日の百名山…!
実際、道中は1分以内に必ず人とすれ違うほどに大混雑でしたからな。
或る意味、昨日の段階でテント設営という判断は正解だったんだなぁ…雨を避けて翌日の同じ時間にここにきても、駐車すらできずに撤退になった公算が高かった。
ともかく下山後はいったん韮崎方面に出て、甲斐大泉温泉 パノラマの湯に寄り道。
無料の足湯も併設されている設備で、内湯、露天風呂、サウナ、水風呂が用意されています。
特に露天風呂は広くてあんまり熱くないこともあり、疲れた身体を癒すのにゆっくりのんびり長時間使っていられて、ナイスでした。
あとは、中央道のいつもの小仏トンネル渋滞&事故渋滞のダブルパンチに苦しめられながらの帰宅と相成りました。
【後記】
今回は、もともと目的はハイク半分、テン泊半分、という感じでした。
結果的に、ジビエ、ハイク、テン泊の三羽烏で愉しむという、なかなか今までにない満喫のしかたをした山行でした。
やはり、登山はどれ一つとっても同じものはないから、一つの登山の度に新しい出会いや発見があるのが、やめられませんね。
10月も半ばになって、ようやく関東の低山エリアが快適に登られる気温になってきましたね。
さてさて、次はどこの山に行こうかな。
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