島々谷クラシックルート:島々明神線歩道(新島々駅から上高地バスターミナル)

- GPS
- 12:48
- 距離
- 29.0km
- 登り
- 1,780m
- 下り
- 970m
コースタイム
- 山行
- 11:24
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 12:48
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
帰り:上高地バスターミナルより 路線バス 松本〜新島々〜上高地 - アルピコ交通株式会社 https://www.alpico.co.jp/traffic/local/kamikochi/shinshimashima/ |
| コース状況/ 危険箇所等 |
【公式】1095登山道整備隊 https://yama.cloud/1095maintenance/ 歴史が息づく徳本峠を越えるクラシックルート - 信飛トレイル https://shinpitrail.com/explore/section2/ 徳本峠〜上高地みち - 日本の山岳古道120選 https://kodo.jac1.or.jp/kodo120_detail/64_kamikouti1/ |
| その他周辺情報 | Welcome to まつもと | 松本観光コンベンション協会公式サイト https://www.matsumoto-tca.or.jp/ 新まつもと物語 | 市民が作る松本市公式観光サイト https://visitmatsumoto.com/ 上高地公式ウェブサイト https://www.kamikochi.or.jp/ 信飛トレイル https://shinpitrail.com/ 徳本峠小屋 http://tokugo.com/ しましま https://shimashima-iwanadomegoya.com/ 信州ゴールデン新館 - ニューコンセプトリゾート https://new-concept-resort.jp/shinshu-golden |
写真
三木秀綱夫妻の終焉地伝説 (松本市奈川・波田) - らんまる攻城戦記
https://ranmaru99.blog.fc2.com/blog-entry-809.html
http://tokugo.com/
https://www.myojinkan.info/
https://www.nihonalpskankou.com/
https://www.kamikochi-vc.or.jp/
みんなが集う“公民館”を目指して。承継から5年経った銭湯「菊の湯」が愛される秘訣
https://localletter.jp/articles/kikunoyu_matsumoto/
感想
今年56回目のお山歩は、槍ヶ岳への道プロジェクトのファイナルとして島々明神線歩道:島々谷クラシックルートへ。
【島々明神線歩道とは】
中部山岳国立公園内にある島々から徳本峠(とくごうとうげ)を通り、上高地の明神へ至る登山道です。
釜トンネルが整備される以前は上高地に至る唯一の道であり、「日本アルプス」を初めて世界に紹介し、日本近代登山の父と呼ばれるウォルター・ウェストンが歩いたことでも知られる歴史的な登山道です。
焼岳の噴火警戒レベルが3以上に引き上げられた際、徒歩による避難路となることが想定されています。
長野県登山安全条例による指定登山道(明神登山口〜島々宿登山口)であり、同条例で登山計画書の届出が義務付けられています。(長野県登山安全条例 第21条)
2020年の地震と豪雨により長らく通行止めとなっていた島々明神線歩道は、2024年9月に整備が完了して通行可能となり、今年の目標としてプロジェクトの完結を目指してたのですが、 2025年4月9日から再び大規模な土砂崩落により通行止めになってしまいました。
とりあえずは計画を通りに金峰山から八ヶ岳へ繋げたり、八ヶ岳キレットを歩いたりして準備は進めたのですが、夏を過ぎても通行止めが解除になる気配が無く・・・。
今年は無理かと諦めかけた頃、フォローしていた岩魚留小屋の再生プロジェクトが歩荷ワークショップの募集を再開し始めたでは無いですか!
これはいよいよ通行止めの解除も近いのではないかと、日程の調整を開始したところ、ついに2025年9月30日より通行止めが解除になりました。
島々明神線歩道の通行止めを「解除」します - 長野県
https://www.pref.nagano.lg.jp/shizenhogo/happyou/250900press.html
解除になったとはいえ、急峻な谷に付けられたルートは天候による影響を受けやすく、秋の長雨や台風の時期を控え、いつまた通行止めになるか分からないということで・・・。
前日が社内ゴルフコンペというちょっぴり厳しめの日程でしたが、何とか決行してきました。
おかげで仮眠3時間、慣れないゴルフで体中が痛く、ボールを追って右へ左へ走り回ったこともあってコンディションは最悪。
始めは調子良くスタートしたつもりが、島々谷に入ったころから怠いし、眠いし、眩暈はするし・・・。
松本市内に後泊予定だったこともあって、引き返して翌日に再挑戦しようかと思うくらいしんどかったのですが、最後に九十九折れの急坂を登り切って徳本峠に着いた時の達成感は、言葉にならないくらいでした。
崩落個所に付けられた新しい高巻き以外は危険箇所も無く、斜度も緩やかで比較的に歩きやすいルートだと思いますが、とにかく長かったです。
岩魚留小屋が再生して泊まれるようになったら、だいぶ敷居も下がりそうですが・・・。
もうしばらくは入念な準備と共に、気合と覚悟が必要かもしれません。
更に今年は涸沢の紅葉が10年ぶりくらいの当たり年らしく、河童橋からバス待ちの行列は出来ているし、タクシーも100人くらい並んでるし、初めて上高地の本気を体験しました。
ボクは新島々駅行きだったので、すぐにチケットが取れてバスに乗れましたが、疲れて下山してからあの行列は辛過ぎるなー。
今回のデータはこちら。
出発時刻/高度: 03:14 / 687m
到着時刻/高度: 16:02 / 1512m
合計時間: 12時間48分
水平移動距離: 29.01km
最高点の標高: 2150m
最低点の標高: 687m
累積標高(登り): 1780m
累積標高(下り): 970m
島々谷は上高地へのルートとしてだけでなく、昔から炭焼きや林業の拠点として利用されており、昭和初期には松本営林署の梓川森林鉄道が存在していたとか。
今や通行止めとなったトンネルや林道、砂防ダムなどなど、その界隈の人には胸を熱くするようで・・・。
隧道レポート 島々谷のワサビ沢トンネル 第1回 - 山さ行がねが
https://yamaiga.com/tunnel/shimashima/main.html
こういう世界観は川口浩探検隊世代のボクには堪りません。(笑)
夢中になって最後まで一気に読んでしまいました。
奥多摩あたりの記事は無いのかなー?
落ち着いたらサイト内をじっくりと探してみたいと思います。
これで自宅から槍ヶ岳が赤線で繋がりましたが、意識したのはいつごろからだったでしょうか。
はっきりとは覚えていませんが、もしかしたら奥多摩駅から松本駅まで縦走していた女性2人組に出会った2019年ごろからかも知れません。
一気には難しくても、分割しながらなら槍ヶ岳まで繋げるかも!みたいな。
槍ヶ岳に登ったのが2020年9月で、その後から山行記録の感想欄に「槍ヶ岳への道プロジェクト」の言葉が登場するようになりました。
まさか、その時には松本へ転勤になるとは思っていませんでしたが・・・。
おかげでマイナーなルートを繋ぐことが出来たのも大きかったかな。
東京に住んでいたらなかなかマイナールートを歩くために遠征出来ませんからねー。
ちなみに起点は自宅からではなく東京湾まで延びてます。
更には槍ヶ岳だけでなく奥穂高岳にも繋がり、西鎌尾根で双六小屋と槍ヶ岳、室堂から剱岳の2区間を歩くと剱岳まで繋がります。
ちょっと時間は掛かりそうですが、親不知までの接続も現実味を帯びてきました。
やっぱり日本一の富士山へも繋ぎたいし・・・。
これからも楽しんで歩きます。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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えのすけべ



槍ヶ岳への赤線繋ぎ、おめでとうございます!
徳本峠へのクラシックルートはいつかは行ってみたいと思っていましたので、
大変興味深く見させていただきました。
ちなみに、「隧道レポート 島々谷のワサビ沢トンネル 第1回 - 山さ行がねが」ですが、
時間を忘れてじっくりと見入ってしまいました。
いつも、いいね!もありがとうございます!
今回の記録がいつか行くときの参考になったら嬉しいです。
しかも、「隧道レポート 島々谷のワサビ沢トンネル 第1回 - 山さ行がねが」に惹かれるなんて同じ匂いを感じます。(笑)
同じ都内住みですし、歩く山域も似ているので、いつか何処かでお会いするかもしれませんね。
山頂で自撮りしているオジサンが居たら、是非ともお声掛け下さいませ。(笑)
すごい馬力に感服。
ようやりまんなー😊。
可能な限り荷物を減らして軽量化した装備のおかげと、新たに出来た高巻き箇所以外は危険箇所も殆どなく、大きな段差も無かったので自分の歩幅とペースで歩けたおかげでしょうか。
もう1回どう?と言われたら、しばらくは良いかなーって感じです。(笑)
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