20251011鬼ヶ城ピークス100mile(櫨ガ森・毛山・鬼ヶ城山・大久保山)


- GPS
- 27:31
- 距離
- 147km
- 登り
- 7,810m
- 下り
- 7,799m
コースタイム
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 7:00
- 山行
- 22:20
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 22:33
過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
2025年10月11〜13日は、鬼が城ピークストレイルの100mileに参戦。
今年のレースは、MMM100mileがメインですが、3週間前なのでうまくスケジューリングできそう。四国初の100mile、出られるときに出たかったのです。
■2025鬼が城100
https://sites.google.com/view/oni100/
160km、累積標高7520m(1周20km、累積標高940mの8周回)制限時間42時間です。スペックだけ見ると、Mt.FUJI100miとそう変わらない。
四国からもっとマイラーを!というキャッチフレーズの大会にしてはキツそうだな。
エントリー後に調べてみると、コースの大半が林道や舗装路であること。
キャンプ場から林道を4km登り、登山道に入る。そこから6km鬼が城山系トレイル。最深部からは舗装路と林道で10km下りてくるという周回を8周繰り返すとのこと。
個人的には、160kmも走ればこの山域のあちらやこちらや美しい軌跡が残せるだろうに。ちょっと残念なコースレイアウトですが、大会でマイラーを作るための
大会とあれば納得ですね。今度、50Kのロングに出てみたいと思います。
レース展開は、後述しますので、結果から。
タイム:30時間00分30秒
順位 :2位/34人中
準優勝!! 100mileでの表彰台はめちゃくちゃ嬉しかったです。
#ヤマレコは途中3時間止まってました。COROSでは、161km、D+7564mでした
大会の感想は、
コースについては想像通り。林道4kmの往復がゴロゴロ石が多く、つま先ぶつけたり、乗り上げて足くじきそうになったり、大変でした。トレイルも粘土質でぬかるんだところはよく滑るのが難点でしたが、それ以外、比較的進みやすいシングルトラック。
位置的に常に雲がかかっている霧がちな山系と思いますが、マイラー養成にはよい絶好のコースと思いました。
特別に感じたのが、エイド。せっせとご飯を炊いておにぎり作って、フルーツ、ちくわ、じゃこ天・・・食べやすいものがいっぱいあって、夜通し元気なスタッフと楽しい会話ができて。最高でした!!
宇和島トレイルランニング協会さん、廣瀬代表の人柄ゆえかスゴイ結束力に驚きました。大会後のBBQも楽しかったです。ジビエ(猪)の焼肉、ロース、バラ、骨付き、塩、タレ、堪能させて頂きました。
豪華景品のジャンケン大会でもいっぱい景品もらえて盛り上がりました。
また、忘れていけないのが、豪華なゲストランナーさん達。
廣瀬 康一さん…レースで関われませんでしたが、トランスピレネー完走!
伊藤 知彦さん…スタート直後いっぱい話を伺えました。グレートヒマルレース(17,000km)は脅威でした。特に、ギア開発が目からウロコで、ワークマン、モノタロウでも使えるものを上手に使われてました。今回も8周、きっちり走られ、BBQ前後ではノウハウ披露までしてくれ、尊敬できる方でした!
牧野 高大さん…レースで関われませんでしたが、TJAR準優勝!
尾藤 朋美さん…かのレベチのトモミさんです。めちゃ明るくて、気さくで、盛り上げ上手で、ランも強くて、お会いできて嬉しかったです。
徳本 順子さん…大久保山からの下りでこちらが一歩一歩安全確保しながら降りてるところ、カモシカのように最小限のステップで駆け下りていきました。バランス&テクニックがすごかったです。ああいう走り、心がけたいですね。
レース後、体のダメージも少なく、ホスピタリティ全開の大会。しっかり心を満たして帰路につくことができました。主催者、スタッフ、ゲストランナー、レースを通じて知り合った全ての方に御礼申し上げたいと思います。
楽しかった!ありがとうございました!!!
■レース展開
▼1周目 2:54:10(17:00:00〜19:54:10)
Bコさんと並走、上げ過ぎず。会話しながら。暗闇スタートで足元よく分からないところで先行し、毛山から先の急下りがぬかるんでて転倒。右手に枝がささり、流血。
反省点は、手袋しなかったこととヘッデンが最大照度にしなかっとこと。山頂は霧がでており、雨も降り、明け方体が冷えることを心配する。
エイド1でゆっくり手の消毒をし、ヘッデンに霧用フィルターを装着する。
▼2周目 3:21:45(19:54:10〜23:15:55)
一人で進む。1周目抑えたつもりが体が重い。1周目転倒したところでまたしても転倒。雨はおさまり、霧もマシになったが霧用フィルタのまま。それも問題なし。林道下りでBコさんに追いつく。
エイド2は補給を手早く済ませ、リスタート。
▼3周目 3:39:45(23:15:55〜2:55:40)
気をつけていた転倒ポイントでまたも転倒!足が滑り、手をついても滑り、お尻までついて滑り続けた。学習しないもあるが、周りにつかめる木がなく困ったポイントである。雨は止み、霧も晴れている。
エイド3でお腹すいたのでしっかりおにぎり・フルーツ食べて、焦らない。
▼4周目 3:48:50(2:55:40〜6:44:30)
明け方の林道登りで眠気のピークがやってくる。歩きながら寝る。林道ガケに誰か落ちたような幻聴を聞く。夢でよかった。すれ違いの「ナラ(ナイスラン!)」の声にビックリして目が覚めた。
想定タイムを気にしすぎてしんどくなってくる。8周は長いため、普段の練習ペースを心がける。転倒ポイントは4周目にして初めて転倒回避できた。4周目で仮眠がいるかと思ったが、目が覚めたので進んでみる。
エイドで食べ過ぎると林道登りが眠くなるので、おにぎり・いなりずし3個を持参するスタイルに変える。エイド出る時に現在4位と言われて嬉しくなる。
▼5周目 3:43:40(6:44:30〜10:28:10)
まだ半分。体は疲れているが、明るくなって走れる。大久保山から絶景が広がる。この時だけと写真を撮っておいたよかった。11時に100Kスタート。matmaxさんと会い、元気が出る!3位かも聞き欲が出て、当初計画の5周目終わりの仮眠を無くし進むことにする。初めての股ズレに苦しむ。無神経に選んだ下着がすれて火が出そう。
エイドでワセリンをもらい、たっぷり塗った。口の中がべたべた気持ち悪いので歯磨きもしてリフレッシュ、リスタート。
▼6周目 4:02:20(10:28:10〜14:30:30)
体一番重い。経験上何事も第3Q(クオーター)が一番しんどいので、踏ん張りどころと言い聞かせて進む。明るい時間帯ということもあり、ヤマレコ用の写真を撮るのをモチベーションに進む。MMMでいうところの3週目の後半。まだまだ気は緩めない。股ズレのワセリンは1周で流れてしまった。
6週目終わりのエイドはじっくり下着を着替えて、ハイドレーションも麦茶に変え、歯磨きし、憂いを無くすことに専念する。エイドの甘酒が美味しく、エネルギー源となった。7周目に入る前にトップはゴールした。別次元のぶっちぎりです。
▼7周目 4:21:20(14:30:30〜18:51:50)
疲れているが、まだ体は動く。8周目に向けて、意図的に水分補給を多くし、セーブしつつ下りは走る。
エイドでは好調の甘酒とサイダーをしっかり補給。スタート前に掲示板を撮影、林道を登りながら現在の順位とタイム差を確認。3位。トラブルなければ、表彰台に立てそう。
▼8周目 4:08:40(18:51:50〜23:00:30)
ラスト1周。疲れているが100kmの選手と抜いたり抜かれたり進む。林道入口で2位の選手が座り込んでいるのに気づく。2位浮上?浮かれず慎重に進む。
櫨が森の登り口で追いついたはずの子が呼吸荒くグイグイついてくる。振り切ろうと早歩きするが一向に距離が空かない。毛山で三角点を獲るついでに、パスしようとしたら、若い女子でありビックリした!トモミさんグループの走れる子(結果、100km 2位)だった。この時、霧がひどく、日も落ちていたため、足元もしっかりいないのに、私が3度転倒したポイントを素早く走り抜け、あっという間に見えなくなった。
ゴール後懇親会にいたら、何したか聞きたくてしょうがなかった。この子と競り合ったおかげであっという間に鬼が城山が終わり、残り大久保山だけ。トレイルも比較的に平易なため嬉しくなる。霧や風がすごいがクールダウンにちょうどよかった。大久保山山頂でサイダー飲んで一息ついたところにサポーターが逆走してきた。レース中絶えず、お疲れ様です。
ここから下るだけだが、霧がいよいよひどく、ヘッデン霧用フィルタをつけても前が見えない状況。ロードの登りも下りも安全策で早歩きでしのいだ。途中、GPS見て、コース確認したら、まだまだ先があるので少し走ったところで林道、霧のないエリアとなった。今思えば、もう少し早くから走っておけばよかったかも。
ラストの林道下りは、ゴロゴロ石で捻挫しないように気をつけて走った。ところが、ゴールタイムがギリギリ30時間程度。30時間を切りたくて、コーナー内側を攻めすぎて、小指を強く石にぶつける。自身のリスク管理の甘さを思い知る。ゴールが遠く、30時間切りに1分足りない。まあ、いいや。
無事にゴールし、2位を確認し、長いレース、自分を称えることにした。
total : 30:00:30(2位)
average: 3:45:04
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