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記録ID: 8821802
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山滑走
剱・立山

MR644 真砂岳大走り2550M敗退(北ア)

2010年04月30日(金) [日帰り]
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体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:41
距離
6.0km
登り
479m
下り
471m
歩くペース
ゆっくり
1.51.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:26
休憩
2:04
合計
6:30
距離 6.0km 登り 479m 下り 471m
7:40
1
7:41
7:46
2
7:48
4
7:52
8
8:00
8:30
15
8:45
9:05
21
雷鳥沢キャンプ場西
9:26
114
砂走り分岐
11:20
11:35
10
大走り2550M引返点
11:45
12:00
35
大走り2490M
12:35
13:10
7
雷鳥沢キャンプ場東
13:25
13:27
17
13:44
13:45
13
13:58
13:59
6
14:05
5
天候
過去天気図(気象庁) 2010年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
扇沢、室堂、みくりが池温泉
予約できる山小屋
雷鳥沢ヒュッテ
雪に填ったメジロっち
雪に填ったメジロっち

装備

個人装備
兼用靴 ストック スキー シール クトー GPS μ725SW テルモス

感想

今年のGWは、22年ぶりの立山山岳スキーを目論み、室堂のみくりが池温泉に3泊の予約を入れた。だが期待に反し、初日・二日目の天候は風と雪で、観光客も登山者・スキーヤーも縮こまっていたのだった。

朝食を食べ、昼のオニギリ弁当を受け取るが、やはり風と雪とで天候は悪い。ま、取り敢えず、兼用靴を履いて、ザックにスキーを固定し、雷鳥沢野営場西を目指す。途中、雷鳥荘でトイレを借りる。ここからスキーを履いて、雷鳥荘前のスキーゲレンデ沿いに、雷鳥沢野営場西の窪地へと滑降する。

この辺りまでは、まだ奥大日岳(室堂乗越)偵察も考えていたのだが、殆どホワイトアウト状なので、雪庇のある場所は危険だろうと、断念する。スキーにシールとクトーを装着し、大走りを行ける所まで登ることにしよう。

辺りの新雪の上には、小さな小鳥の群が、チィチィ鳴きながら、填っている。ざっと見渡しても、数百羽はいそうだ。始めのうちは、燕の類だろうと思っていたが、良く見ると、見慣れたメジロっちではないか。こいつら、ここで一体何してるんだ?

称名川床から、傾斜の緩い斜面を登り、右岸へと乗る。相変わらず、あちこちに、メジロが新雪に填っている。完全に埋まっているヤツを掘り起こしてみたら、冷たくなって死んでいた。哀れなり。尤も、この天候では、数時間後の自分の姿かも知れぬ。

ほぼホワイトアウト状態なので、GPSで現在位置を確認しつつ、大走りの取付を目指して登って行く。2350M付近からは、傾斜が強くなり、大走りの尾根に乗ったことが判る。ズリ落ちないようバランスを保ちながら、登高を続けるうち、一瞬ガスが切れた。そこで目の前に見たものは、意外な場所に出ている雪庇であった。2500M付近の尾根の北側に出ている、雪庇を見てしまったのだ。

やべえっ、とばかりに、軌道を南へと修正する。下りには、注意しないと落ちてしまうぞ。尾根のやや南側をトラバース気味に登るが、次第にガリガリのアイスバーンとなってくる。傾斜と風は、ますます強くなる。2550M付近で、これ以上登ると、下るのが大変だと思われたので、敗退を決定する。

しかし、ガリガリ急斜面でのシール外しは危険なので、先ず、新雪が少し残っている場所へと下る。そこで、クトーのみを外し、踵を固定。慎重にシール滑降して、2490M付近の斜面にバケツを掘る。のどがカラカラなので、テルモスのコーヒーを飲み、行動食を腹に入れる。

小休後、シールを外し、ホワイトアウトでの滑降開始。ここより下には雪庇は無い、とは思うものの、やはり怖い。大体、滑ってるんだか止まってるんだか、よく判らない。楽しさとは、全く無縁の、そろりそろり滑降となった。

それでも、2350M付近の広い谷状に出ると、傾斜が緩くなり、ガスも晴れ、雪に填ったメジロっちたちの合間を縫って、直滑降で野営場東を目指す。野営場東の称名川床で、大休止してシール・クトーを装着する。

そこから雷鳥荘までの登り返しが、とてもキツかった。みくりが池温泉までは、1時間の登りであった。部屋に戻ってから、オニギリ弁当を食べる。その後も、温泉と夕食とが、楽しみだった。明日こそは、奥大日岳に登るぞ、と朝食をオニギリ弁当に変更してもらうのであった。

山行記録は、http://suji3.a.la9.jp/mr644.html

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