MR644 真砂岳大走り2550M敗退(北ア)

- GPS
- 06:41
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 479m
- 下り
- 471m
コースタイム
- 山行
- 4:26
- 休憩
- 2:04
- 合計
- 6:30
| 天候 | 雪 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2010年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
| 予約できる山小屋 |
雷鳥沢ヒュッテ
|
写真
装備
| 個人装備 |
兼用靴
ストック
スキー
シール
クトー
GPS
μ725SW
テルモス
|
|---|
感想
今年のGWは、22年ぶりの立山山岳スキーを目論み、室堂のみくりが池温泉に3泊の予約を入れた。だが期待に反し、初日・二日目の天候は風と雪で、観光客も登山者・スキーヤーも縮こまっていたのだった。
朝食を食べ、昼のオニギリ弁当を受け取るが、やはり風と雪とで天候は悪い。ま、取り敢えず、兼用靴を履いて、ザックにスキーを固定し、雷鳥沢野営場西を目指す。途中、雷鳥荘でトイレを借りる。ここからスキーを履いて、雷鳥荘前のスキーゲレンデ沿いに、雷鳥沢野営場西の窪地へと滑降する。
この辺りまでは、まだ奥大日岳(室堂乗越)偵察も考えていたのだが、殆どホワイトアウト状なので、雪庇のある場所は危険だろうと、断念する。スキーにシールとクトーを装着し、大走りを行ける所まで登ることにしよう。
辺りの新雪の上には、小さな小鳥の群が、チィチィ鳴きながら、填っている。ざっと見渡しても、数百羽はいそうだ。始めのうちは、燕の類だろうと思っていたが、良く見ると、見慣れたメジロっちではないか。こいつら、ここで一体何してるんだ?
称名川床から、傾斜の緩い斜面を登り、右岸へと乗る。相変わらず、あちこちに、メジロが新雪に填っている。完全に埋まっているヤツを掘り起こしてみたら、冷たくなって死んでいた。哀れなり。尤も、この天候では、数時間後の自分の姿かも知れぬ。
ほぼホワイトアウト状態なので、GPSで現在位置を確認しつつ、大走りの取付を目指して登って行く。2350M付近からは、傾斜が強くなり、大走りの尾根に乗ったことが判る。ズリ落ちないようバランスを保ちながら、登高を続けるうち、一瞬ガスが切れた。そこで目の前に見たものは、意外な場所に出ている雪庇であった。2500M付近の尾根の北側に出ている、雪庇を見てしまったのだ。
やべえっ、とばかりに、軌道を南へと修正する。下りには、注意しないと落ちてしまうぞ。尾根のやや南側をトラバース気味に登るが、次第にガリガリのアイスバーンとなってくる。傾斜と風は、ますます強くなる。2550M付近で、これ以上登ると、下るのが大変だと思われたので、敗退を決定する。
しかし、ガリガリ急斜面でのシール外しは危険なので、先ず、新雪が少し残っている場所へと下る。そこで、クトーのみを外し、踵を固定。慎重にシール滑降して、2490M付近の斜面にバケツを掘る。のどがカラカラなので、テルモスのコーヒーを飲み、行動食を腹に入れる。
小休後、シールを外し、ホワイトアウトでの滑降開始。ここより下には雪庇は無い、とは思うものの、やはり怖い。大体、滑ってるんだか止まってるんだか、よく判らない。楽しさとは、全く無縁の、そろりそろり滑降となった。
それでも、2350M付近の広い谷状に出ると、傾斜が緩くなり、ガスも晴れ、雪に填ったメジロっちたちの合間を縫って、直滑降で野営場東を目指す。野営場東の称名川床で、大休止してシール・クトーを装着する。
そこから雷鳥荘までの登り返しが、とてもキツかった。みくりが池温泉までは、1時間の登りであった。部屋に戻ってから、オニギリ弁当を食べる。その後も、温泉と夕食とが、楽しみだった。明日こそは、奥大日岳に登るぞ、と朝食をオニギリ弁当に変更してもらうのであった。
山行記録は、http://suji3.a.la9.jp/mr644.html
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