鷹ノ巣山ピストン(水根P発着)


- GPS
- 07:14
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,443m
- 下り
- 1,437m
コースタイム
- 山行
- 5:46
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 7:14
天候 | 快晴、12〜17℃、微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
水根沢沿いのルート中盤は痩せて幅員狭い区間あり、丸太の橋が濡れていると滑る |
その他周辺情報 | 水根駐車場にトイレあり |
写真
感想
今回は初の兄弟で山歩き。
いつもはソロなので、誰かと一緒に歩けるのがとても楽しみだった。
前の晩に新宿で合流して弟の車で水根駐車場へ。
未明に到着し、仮眠を取って夜明けごろに山行開始。
日の出は5:47。
朝食と支度を済ませ、6:20出発。
出発時点で停まっている車は4台とガラガラ。
5分ほど舗装路を進み、わかりやすい道標を目印に登山道へ入る。
序盤は林業エリアの針葉樹。
途中、林道の終着点に出てモノレールトロッコ軌道と車両の建屋が見える。
ここから水根沢ルートの中盤エリア。
砂利のトラバース路が続く。
斜度は緩いが幅員狭く道幅30cm以下の箇所もあり、谷側は深いところで100mくらいの崖だったりと注意が必要。
一帯は樹林帯なので高度感がなく油断しやすいが、よそ見をして転落したら助からないので気を引き締めて通過する。
丸太の橋が整備されており、区間に6〜7本の橋がかかっていた。
このエリアは谷間なので日が当たらず常に湿っている様子。
新しい橋ほど滑りやすい印象。
10m以上の落差のある部分では無理せず手を使う。
休憩小屋から榧ノ木尾根合流までは傾斜が増していき、つづら折りの道をひたすら登っていく。
時折、3m/sくらいの風が吹き抜けていき、熱くなった身体を冷やしてくれてペースを後押ししてくれる。
榧ノ木尾根に出ると木々の間から空が見えるようになる。
斜度は依然あるものの広い尾根道で、視線を上げて歩く心理的余裕がうまれてくる。
水根山の下を巻いていき、20分ほどで石尾根縦走路に出る。
こちらの広い尾根道周辺は高い木が少なく平坦でほぼハイキングという感じ。
鷹ノ巣山山頂を視界にとらえ、左には遮蔽物や高い山がなく富士山麓まで見える絶景ルート。
道端の草木は多彩で季節感があり、実に楽しい道。
最高の景色に何度も足を止めてしまう。
ラストの急登は手強いが、絶景のおかげで力が湧いてきて一気に登りきる。
出発から3時間20分で鷹ノ巣山山頂に到着。
山頂は広々していて平場となっている。
南西から南東方面がひらけており、大菩薩嶺〜富士山〜丹沢、下界は八王子方面までが見渡せる。
他に先着の登山者はソロが2名、1時間あまり滞在していたが、後から登ってきた方は1名だけでとても静かな空間だった。
快晴でほぼ無風、穏やかな秋空の下、正面に富士山を眺める絶景ピクニックといった気分。
初卸しのアミカスに点火してお茶タイム。
頂き物の寛永堂の羊羹がとてもおいしい至福の時間。
ふだん自分では買わないような上等なものを山で味わうのは最高の贅沢だと感じた。
嬉しい頂き物は家で食べずに山に持っていくというのも良い楽しみ方かもしれない。
登りのペースが非常に順調で予定より早く登頂できたので、1時間半近く山頂に滞在した。
11時ちょうどに下山開始。
今回はピストンのためルートの全容と状況を把握できているので、下りはとても気が楽。
富士山に名残惜しさを感じながら、道端のススキや紅葉を堪能しつつサクサクと下りていく。
路面は乾き始めている箇所もあり、登りよりも歩きやすくなっていた。
水根沢ルートは先ほど触れた注意箇所があるものの、大きな段差や岩場などがないので総合的にみれば歩きやすい。
弟にストックを試しに使ってもらったりと、楽しく談笑しながら順調に下りていく。
登りで少しヒヤリとした丸太の橋は、やや乾き始めているものの依然滑りやすく要所では集中して歩く。
終始順調なペースで進み、下りは2時間半の所要時間で13時半に下山。
最後まで快晴で穏やかな天候が続き、絶好の登山日和だった。
ひとりで自然の中に身を置くのも好きですが、仲の良い弟と山の体験を分かち合い、絶景を共有し会話を楽しむ山行は貴重な思い出となりました。
山と天気、家族に感謝です。
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