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Yamareco

記録ID: 8833527
全員に公開
沢登り
日光・那須・筑波

松木川 大杉谷右俣〜庚申山周回縦走

2025年10月18日(土) [日帰り]
 - 拍手
JetUpper その他2人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
11:01
距離
21.9km
登り
1,646m
下り
1,641m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:56
休憩
0:05
合計
11:01
距離 21.9km 登り 1,646m 下り 1,641m
13:04
13:05
43
13:48
13:52
52
14:44
77
16:01
58
16:59
36
17:35
41
18:16
20
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
銅親水公園
コース状況/
危険箇所等
入渓から孤高のブナを目指すのですが、源頭も近づく終盤からは地形図から読み取れない二俣が頻繁に現れ、難しい選択迫られます。結果、ブナを100mほど外してしまいました。
今回はほとんどの滝をフリーで水流を突破。ロープを出したのは中盤の6m滝一箇所のみでしたが、一箇所、大岩のCS涸滝(5m)ではロープを出しても良かったと感じました。
ルート上はラバーで快適でしたが、滝は水流以外はヌメリが強め。水量が少ないため、シャワーを嫌って水流を避けロープを出した6m滝以外は水流を積極的に登りました。

稜線上の孤高のブナ到着時には時間的余裕があったため、予定通り仲間と別れ、ソロで縦走しました。
縦走路についてはオロ山までは登山道がありましたが、その先庚申山までは不明瞭になります。ただし目指す山体が目視できていれば踏み跡を捜すよりも構わず笹を掻き分け前進した方が速く確実です。
庚申山から塔の峰までは登山道はなく、一面腰〜胸丈の笹で覆われた藪を漕ぎ進みます。尾根が広く、迷い易いですが、方角さえ合せていれば困難な藪岩などもなく適当に進んでもなんら問題ありません。マーキングは時々進路が合致した際に見かけました。
塔の峰から熊の平までは細尾根でやや斜度が立ってきますが、急登と言えるほどではありません。このパートも登山道はなく、踏み跡レベルのトレイルです。支尾根に引き込まれやすいので小まめに方角を確認する必要があります。
庚申山以降、マーキングは時折見かけましたが、登山道のない当該ルートでは当てにすべきではないでしょう。
熊の平から船石峠駐車場までは山腹に付けられた登山道でトラバースしながら登山口のある谷筋へ向かって緩やかな下降をしていきます。難所はありません。
ここから銅親水公園までは約5kmの下り主体の舗装路歩きです。
大杉谷出合まで1時間ほど松木川の左岸をあるく。
2025年10月18日 08:49撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 8:49
大杉谷出合まで1時間ほど松木川の左岸をあるく。
安全なところから河原に降りる
2025年10月18日 08:50撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 8:50
安全なところから河原に降りる
大杉谷手前に流れる松木川を渡渉します
2025年10月18日 08:58撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 8:58
大杉谷手前に流れる松木川を渡渉します
2025年10月18日 09:10撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 9:10
入渓して暫くすると支流の大滝が立ちふさがる二俣へ。
2025年10月18日 09:16撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 9:16
入渓して暫くすると支流の大滝が立ちふさがる二俣へ。
二俣を右へ直角に折れて本流へ
2025年10月18日 09:18撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 9:18
二俣を右へ直角に折れて本流へ
9:23 直ぐに顕著なゴルジュが現れます
9:23 直ぐに顕著なゴルジュが現れます
2025年10月18日 09:28撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 9:28
ゴルジュの先には15m(?)滝。ヌメるが水流を選択して直登。右壁からも容易に登れます
ゴルジュの先には15m(?)滝。ヌメるが水流を選択して直登。右壁からも容易に登れます
落ち口から下部
2025年10月18日 09:31撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 9:31
落ち口から下部
バックは絶景が広がります
2025年10月18日 09:31撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 9:31
バックは絶景が広がります
9:42 落石が挟まる滝。潜れますが左からパスしました。
9:42 落石が挟まる滝。潜れますが左からパスしました。
2025年10月18日 09:47撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 9:47
2025年10月18日 09:47撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 9:47
2025年10月18日 09:48撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 9:48
2025年10月18日 09:48撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 9:48
渓が開けてアルペンムード満点に!
2025年10月18日 09:55撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 9:55
渓が開けてアルペンムード満点に!
2025年10月18日 09:56撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 9:56
核心の6m滝。左岸ルンゼから容易に巻けますが、登ってみます
2025年10月18日 09:57撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 9:57
核心の6m滝。左岸ルンゼから容易に巻けますが、登ってみます
水流沿いが最も簡単に見えましたが、この時期シャワーは勘弁と右壁を選択。ここで今回唯一ロープを出しました。核心の下部のハイステップを越えると上部は階段状で容易。
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水流沿いが最も簡単に見えましたが、この時期シャワーは勘弁と右壁を選択。ここで今回唯一ロープを出しました。核心の下部のハイステップを越えると上部は階段状で容易。
10:29 二俣は右へ
10:29 二俣は右へ
2025年10月18日 10:36撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 10:36
2025年10月18日 10:43撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 10:43
2025年10月18日 10:51撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 10:51
5mCS涸滝は左から脆い岩壁を灌木を頼りに全員フリーで登りました。ここはボロボロでかなり不安定なのでロープを出しても良かったです
2025年10月18日 11:03撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 11:03
5mCS涸滝は左から脆い岩壁を灌木を頼りに全員フリーで登りました。ここはボロボロでかなり不安定なのでロープを出しても良かったです
落ち口へのトラバースがいやらしい
2025年10月18日 11:13撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 11:13
落ち口へのトラバースがいやらしい
頻繁に現れる二俣
2025年10月18日 11:38撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 11:38
頻繁に現れる二俣
2025年10月18日 11:47撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 11:47
詰めのスラブ。
振り返ると晴天の下、松木川から男体山が一望のもとです
2025年10月18日 12:18撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 12:18
振り返ると晴天の下、松木川から男体山が一望のもとです
あと僅かで稜線。
あと僅かで稜線。
孤高のブナの木を外して詰め上ってしまいました。中倉山ピークには4名のハイカーが見えます
2025年10月18日 12:24撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 12:24
孤高のブナの木を外して詰め上ってしまいました。中倉山ピークには4名のハイカーが見えます
さて、仲間と別れてここからは中央の皇海山から左手に見える庚申山へ向けて縦走開始です
2025年10月18日 13:05撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 13:05
さて、仲間と別れてここからは中央の皇海山から左手に見える庚申山へ向けて縦走開始です
オロ山ピーク
2025年10月18日 13:47撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 13:47
オロ山ピーク
登山道はなく、獣道主体です。見えている庚申山へ向かって適当に歩きます
2025年10月18日 13:58撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 13:58
登山道はなく、獣道主体です。見えている庚申山へ向かって適当に歩きます
3度目の庚申山
2025年10月18日 14:43撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 14:43
3度目の庚申山
途中、このような適地もありました
2025年10月18日 15:08撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 15:08
途中、このような適地もありました
腰〜胸丈の笹を掻き分けながら前進を続ける。視界良好のため、全く問題なし
2025年10月18日 15:15撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 15:15
腰〜胸丈の笹を掻き分けながら前進を続ける。視界良好のため、全く問題なし
塔ノ峰からは痩せ尾根、笹も無くなり快適になる
2025年10月18日 16:31撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 16:31
塔ノ峰からは痩せ尾根、笹も無くなり快適になる
日没を迎えた熊ノ平からヘッ電で船石駐車場へ繋がる車道へ出る。当初は船石ピーク経由で銅親水公園まで延びる稜線ルートを使うつもりだったが、暗くなって面倒になり予定変更
2025年10月18日 17:27撮影 by  Galaxy S23, samsung
10/18 17:27
日没を迎えた熊ノ平からヘッ電で船石駐車場へ繋がる車道へ出る。当初は船石ピーク経由で銅親水公園まで延びる稜線ルートを使うつもりだったが、暗くなって面倒になり予定変更
撮影機器:

装備

個人装備
ハーケン ハンマー ラバーソール
共同装備
30mロープ

感想

もうシャワーは厳しい時期になりましたが、まだ沢納めなどは考えたくないこの頃。
足尾に手ごろな良渓があるとの情報を得、さっそく行ってきました。
この界隈は足繫く通っていた時期もあり、未知の沢でも期待は裏切らない確信はあったのですが、案の定その通りでした。
安近短で絶景に次ぐ絶景を楽しめ、かつ登攀もほとんどがロープを必要とせず、困難な場合も容易に巻ける等、お買い得感満載な沢で多くの方にお薦めできます。

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