記録ID: 8853753
全員に公開
トレイルラン
八ヶ岳・蓼科
中山道（塩名田宿〜八幡宿〜望月宿〜芦田宿〜長久保宿〜和田宿〜下諏訪宿）
2025年10月24日(金) 〜
2025年10月25日(土)
長野県
ナスホルン
体力度
7
1〜2泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 13:29
- 距離
- 59.8km
- 登り
- 1,455m
- 下り
- 1,399m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 5:44
距離 24.2km
登り 466m
下り 493m
2日目
- 山行
- 6:38
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 7:44
距離 35.5km
登り 989m
下り 905m
7:37
89分
宿泊地
15:21
| 天候 | 1日目：晴れ 2日目：曇りのち小雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
帰り：下諏訪駅15:42発「あずさ78号」に乗車。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
1日目：ほぼ舗装道路でたまに未舗装あり。 2日目：和田峠付近は山道。それ以外は舗装道路でやはりたまに未舗装あり。 |
| その他周辺情報 | 長久保宿の�霤腸偉拘曚暴蒜顱� https://www.nagawa.info/facility-spot/2283/ |
写真
前回のゴール、佐久平駅からスタート。
1日目は良い天気で気温は低め、絶好のウォーキング日和に。
1日目は良い天気で気温は低め、絶好のウォーキング日和に。
まずは腹ごしらえ。
駅近くのコメダ珈琲店にてコーヒー（＋モーニングのトースト）＆フライフィッシュバーガーでガッツリ。
駅近くのコメダ珈琲店にてコーヒー（＋モーニングのトースト）＆フライフィッシュバーガーでガッツリ。
平塚一里塚推定地。
この稲荷神社の付近にあったそう。
江戸から43里目。
この稲荷神社の付近にあったそう。
江戸から43里目。
間違いそうな場所には標識が設置されていたり。
これが結構助かる。
これが結構助かる。
塩名田宿に到着。
千曲川の東岸に位置する、江戸から23番目の宿場。
中山道六十九次なので宿場の数的には1/3まで進んだことに。
千曲川の東岸に位置する、江戸から23番目の宿場。
中山道六十九次なので宿場の数的には1/3まで進んだことに。
その千曲川を渡る。今は簡単に渡れるけど、近代になるまでの千曲川は「近郷無類の荒川」と呼ばれ、架橋しても2、3年毎に流されてしまう程だったとか。江戸時代の架橋回数なんと80回以上。
2
10/24 11:53
その千曲川を渡る。
今は簡単に渡れるけど、近代になるまでの千曲川は「近郷無類の荒川」と呼ばれ、架橋しても2、3年毎に流されてしまう程だったとか。江戸時代の架橋回数なんと80回以上。
今は簡単に渡れるけど、近代になるまでの千曲川は「近郷無類の荒川」と呼ばれ、架橋しても2、3年毎に流されてしまう程だったとか。江戸時代の架橋回数なんと80回以上。
八幡宿に到着。江戸から24番目の宿場。
千曲川の西岸にあり、対岸の塩名田宿との距離は1里未満（約2.8km）だけど、暴れ川である千曲川が川止めになったときの待機地として整備されたとか。
10/24 12:18
八幡宿に到着。
江戸から24番目の宿場。
千曲川の西岸にあり、対岸の塩名田宿との距離は1里未満（約2.8km）だけど、暴れ川である千曲川が川止めになったときの待機地として整備されたとか。
江戸から24番目の宿場。
千曲川の西岸にあり、対岸の塩名田宿との距離は1里未満（約2.8km）だけど、暴れ川である千曲川が川止めになったときの待機地として整備されたとか。
脇道っぽいけど、こちらが正しい中山道のルート。
今回、あやけに小さな脇道が実は正規ルートだった、というのが結構あった。
今回、あやけに小さな脇道が実は正規ルートだった、というのが結構あった。
祝言道祖神。
宮廷貴族の装いをしt男女が酒を酌み交わす祝言像で、かなり珍しい造像なのだとか。
宮廷貴族の装いをしt男女が酒を酌み交わす祝言像で、かなり珍しい造像なのだとか。
瓜生坂一里塚。
江戸から45里目。
片方だけ現存（道路で半分削られているけど）。
江戸から45里目。
片方だけ現存（道路で半分削られているけど）。
井出野屋旅館跡。
映画「犬神家の一族」で「那須ホテル」として登場した旅館。
映画「犬神家の一族」で「那須ホテル」として登場した旅館。
望月宿に到着。
江戸から25番目の宿場。
こちらは本陣跡で、現在は歴史民俗資料館が。
江戸から25番目の宿場。
こちらは本陣跡で、現在は歴史民俗資料館が。
その資料館の敷地にはラオウのマンホールが。
北斗の拳の原作者が佐久出身ということで作成されたうちの一つらしい。
北斗の拳の原作者が佐久出身ということで作成されたうちの一つらしい。
芦田宿に到着。
江戸から26番目の宿場。
難所の笠取峠の東の入口。あと生糸の産地だったとか。
江戸から26番目の宿場。
難所の笠取峠の東の入口。あと生糸の産地だったとか。
進んだ距離が18kmを越えたので、どこかで休憩したいなと思ってたら見つけた珈琲店。
笠取峠越え前にここで休憩することに。
笠取峠越え前にここで休憩することに。
ブレンドコーヒーとレトロプリン。
このプリンが絶品だった。疲れた体に甘味がしみる。
このプリンが絶品だった。疲れた体に甘味がしみる。
笠取峠の松並木。
長野県天然記念物。総本数73本の見事な松並木だ。
長野県天然記念物。総本数73本の見事な松並木だ。
かつての難所、笠取峠も今は舗装道路で楽々。
傾斜もなだらか、さっきの珈琲店での休憩がよかったのか、全く苦にならなかった。
傾斜もなだらか、さっきの珈琲店での休憩がよかったのか、全く苦にならなかった。
長久保宿に到着。江戸から27番目の宿場。
結構大きな宿場だったらしく、発展と共に町並みがカギ型に曲がった珍しい形の宿場町となったのだとか。
1
10/24 15:55
長久保宿に到着。
江戸から27番目の宿場。
結構大きな宿場だったらしく、発展と共に町並みがカギ型に曲がった珍しい形の宿場町となったのだとか。
江戸から27番目の宿場。
結構大きな宿場だったらしく、発展と共に町並みがカギ型に曲がった珍しい形の宿場町となったのだとか。
ここの本陣は現存（個人宅）。17世紀後半建築と推定される、中山道で現存する本陣でも最も古いものだとか。
ちなみに本陣の4代目当主には、真田信繁（幸村）の長女が嫁いでいるのだそう。
1
10/24 15:58
ここの本陣は現存（個人宅）。
17世紀後半建築と推定される、中山道で現存する本陣でも最も古いものだとか。
ちなみに本陣の4代目当主には、真田信繁（幸村）の長女が嫁いでいるのだそう。
17世紀後半建築と推定される、中山道で現存する本陣でも最も古いものだとか。
ちなみに本陣の4代目当主には、真田信繁（幸村）の長女が嫁いでいるのだそう。
宿場のカギ型地点にある�霤腸偉拘曚�本日の宿。最盛期には50軒近くあった長久保宿の旅籠、現在はこの�霤腸�1軒のみ営業している。
2
10/24 16:02
宿場のカギ型地点にある�霤腸偉拘曚�本日の宿。
最盛期には50軒近くあった長久保宿の旅籠、現在はこの�霤腸�1軒のみ営業している。
最盛期には50軒近くあった長久保宿の旅籠、現在はこの�霤腸�1軒のみ営業している。
部屋はこんな感じ。落ち着いた雰囲気が良い。暖房のため閉めてるけど、右の襖を開けるとそこにも部屋があり。
一人には十分過ぎる。
2
10/24 16:16
部屋はこんな感じ。
落ち着いた雰囲気が良い。暖房のため閉めてるけど、右の襖を開けるとそこにも部屋があり。
一人には十分過ぎる。
落ち着いた雰囲気が良い。暖房のため閉めてるけど、右の襖を開けるとそこにも部屋があり。
一人には十分過ぎる。
夕食。途中で山菜天ぷらの追加あり。とても美味しかった。
美味し過ぎてグラスワインを3杯も飲んでしまった。
翌日に備えて早めに就寝。
2
10/24 18:03
夕食。
途中で山菜天ぷらの追加あり。とても美味しかった。
美味し過ぎてグラスワインを3杯も飲んでしまった。
翌日に備えて早めに就寝。
途中で山菜天ぷらの追加あり。とても美味しかった。
美味し過ぎてグラスワインを3杯も飲んでしまった。
翌日に備えて早めに就寝。
翌日の朝食。
今日のルートは長いので、朝からガッツリいかねばと、お櫃のご飯も平らげました。
今日のルートは長いので、朝からガッツリいかねばと、お櫃のご飯も平らげました。
四泊一里塚。
江戸から48里目。
昭和35年の道路改修工事まで現存していたとか。
江戸から48里目。
昭和35年の道路改修工事まで現存していたとか。
和田宿に到着。
江戸から28番目の宿場。
周辺は黒曜石の産地らしい。
江戸から28番目の宿場。
周辺は黒曜石の産地らしい。
本陣。
現存しており、明治維新後は役場として使用されていたとか。
現存しており、明治維新後は役場として使用されていたとか。
唐沢一里塚。
江戸から51里目。
両方の塚がほぼ原型をとどめており、ここまで見事に残っているのはとても珍しい。
江戸から51里目。
両方の塚がほぼ原型をとどめており、ここまで見事に残っているのはとても珍しい。
接待の湧水。
旧中山道接待所（永代人馬施行所：人馬に無料で粥や焚火、飼葉などを提供する所）の脇にあり。
旧中山道接待所（永代人馬施行所：人馬に無料で粥や焚火、飼葉などを提供する所）の脇にあり。
和田峠に到着。5年前、白樺湖から美ヶ原へ向かってた時も通った事があり、その時に初めてここが中山道なのだと知って、いつか歩いてこようと思った場所。
東海道もまだ静岡を歩いていた頃、中山道は始めてすらいなかったから、ようやく思いがかなった。
1
10/25 11:58
和田峠に到着。
5年前、白樺湖から美ヶ原へ向かってた時も通った事があり、その時に初めてここが中山道なのだと知って、いつか歩いてこようと思った場所。
東海道もまだ静岡を歩いていた頃、中山道は始めてすらいなかったから、ようやく思いがかなった。
5年前、白樺湖から美ヶ原へ向かってた時も通った事があり、その時に初めてここが中山道なのだと知って、いつか歩いてこようと思った場所。
東海道もまだ静岡を歩いていた頃、中山道は始めてすらいなかったから、ようやく思いがかなった。
丁度正午なので、菓子パンと旅館で頂いたバナナで昼食。食べ終わったら雨が降らないうちにとさっさと下山開始。下山道も山道が続く。所々にやはり標識があって迷うことは無さそう。
10/25 12:17
丁度正午なので、菓子パンと旅館で頂いたバナナで昼食。食べ終わったら雨が降らないうちにとさっさと下山開始。
下山道も山道が続く。所々にやはり標識があって迷うことは無さそう。
下山道も山道が続く。所々にやはり標識があって迷うことは無さそう。
時折、国道142号を横切る事も。そこでも写真のようにちゃんと標識で案内してくれる。しかも、わざわざガードレールに隙間を作ってくれているのには頭が下がる思い。
1
10/25 12:32
時折、国道142号を横切る事も。
そこでも写真のようにちゃんと標識で案内してくれる。しかも、わざわざガードレールに隙間を作ってくれているのには頭が下がる思い。
そこでも写真のようにちゃんと標識で案内してくれる。しかも、わざわざガードレールに隙間を作ってくれているのには頭が下がる思い。
ここで山道は終了。
あとはゴールまでほぼ舗装道路（少しだけ未舗装もあり）。
あとはゴールまでほぼ舗装道路（少しだけ未舗装もあり）。
茶屋本陣跡。
和田宿〜下諏訪宿間の峠路に立場茶屋としてつくられた一つ。
和田宿〜下諏訪宿間の峠路に立場茶屋としてつくられた一つ。
樋橋一里塚。
江戸から54里目。
ここはルートから外れた私有地にあり、所有者の好意で見学が可能になっている。有り難い。
江戸から54里目。
ここはルートから外れた私有地にあり、所有者の好意で見学が可能になっている。有り難い。
木落し坂（下社）。
7年に一度行われる諏訪大社下社春宮と秋宮の御柱祭で「木落し」が行われる場所として有名。
7年に一度行われる諏訪大社下社春宮と秋宮の御柱祭で「木落し」が行われる場所として有名。
上から覗いてみるとこんな感じ。傾斜35度というからかなりの急坂。スキーの上級コースでもそうそう無い斜度。
ここに来て雨がポツポツと降ってきた。
10/25 13:42
上から覗いてみるとこんな感じ。
傾斜35度というからかなりの急坂。スキーの上級コースでもそうそう無い斜度。
ここに来て雨がポツポツと降ってきた。
傾斜35度というからかなりの急坂。スキーの上級コースでもそうそう無い斜度。
ここに来て雨がポツポツと降ってきた。
諏訪湖だー。
少し雨もきつくなってきたのでレインウェアを着込む。
少し雨もきつくなってきたのでレインウェアを着込む。
中山道のすぐ横に諏訪大社下社春宮があるので参拝。
昔ツーリングで来て以来だ。懐かしい。
昔ツーリングで来て以来だ。懐かしい。
一之御柱。
直径約1m、長さ約17m、重さ約10t 以上にもなる樅の巨木。
直径約1m、長さ約17m、重さ約10t 以上にもなる樅の巨木。
春宮の幣拝殿。
御幣を奉ずる幣殿と拝殿が一体となっているのでそう呼ばれているとか。
1781年竣工、国指定重要文化財。
御幣を奉ずる幣殿と拝殿が一体となっているのでそう呼ばれているとか。
1781年竣工、国指定重要文化財。
万治の石仏。
1660年に造られた石仏で、なんとなくホッコリする風貌。
1660年に造られた石仏で、なんとなくホッコリする風貌。
下諏訪宿に到着。江戸から29番目、甲州街道の終点にもあたる宿場。
実は中山道で唯一温泉のある宿場で諏訪大社下社の門前町としても栄えたそう。
10/25 14:34
下諏訪宿に到着。
江戸から29番目、甲州街道の終点にもあたる宿場。
実は中山道で唯一温泉のある宿場で諏訪大社下社の門前町としても栄えたそう。
江戸から29番目、甲州街道の終点にもあたる宿場。
実は中山道で唯一温泉のある宿場で諏訪大社下社の門前町としても栄えたそう。
岡本太郎により揮毫された「万治の石仏」碑。
「世界でこんな面白いものは見たことがない」と絶賛したとか。
「世界でこんな面白いものは見たことがない」と絶賛したとか。
本陣。
現存しており、皇女和宮降嫁の際や明治天皇宿泊時の奥座敷の見学も可能。
現存しており、皇女和宮降嫁の際や明治天皇宿泊時の奥座敷の見学も可能。
中山道（手前から右のベージュ色の道）と甲州街道（奥の細い道）の合流地点。
左手には「甲州道中・中山道合流之地」と書かれた碑。
左手には「甲州道中・中山道合流之地」と書かれた碑。
撮影機器：
感想
中山道歩き、今回は一泊二日の行程で歩いてみた。
これまでの街道歩きは、中山道に限らず全て日帰りで、それはルートが基本的に鉄道沿いにあるため可能だった事。
ところが今回の塩名田宿から下諏訪宿までは鉄道が一切無し、かつ全行程が50km超であり、さらに標高差が900mにもなる和田峠を越えなきゃいけない、と一筋縄ではいかなルート。
バスを乗り継ぐ事も考えたけど、途中の長久保宿に旅館があり、中山道歩きな方々がよく利用するとのこと。評判も良かったこともあり、ここで一泊し二日かけて走破することに。
【1日目】
晴れているも気温がそこそこ低いという絶好の歩き日和。
日曜日の富士樹海トレランの疲れが取れてない状態だったけど、距離は24kmと比較的短く、最後の笠取峠以外はアップダウンもあまり無くて特に問題なく順調に歩けた。
宿泊した�霤腸偉拘曚睇照縦未蠅任箸討睥匹�った。
宿泊者は自分も含めて皆中山道歩きをしているようで、少しだけど街道歩きの話しも出来た。
【2日目】
午後から雨予報あり。なので降る前に和田峠を越えるべく、急ぎ気味で進む事に。ストックあればもうチョイ楽だったのだろうけど、それは仕方なし。
なんとか正午ぐらいに和田峠に到着、諏訪の市街地まで降りて来たあたりで、予報通り雨がポツポツと。急いだ甲斐があったというもの。市街地まで来たら、雨降っても大した事ないし。
ともあれ、これで横川から始まった主に交通的な意味での難所コースは終了。
これからはまた鉄道沿いになるので、交通的な意味での難易度は下がるかなぁ。
その前に、甲州街道の残り（こちらもゴールは諏訪）もやってしまおう。
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