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Yamareco

記録ID: 8869416
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ハイキング
八ヶ岳・蓼科

【長野】白駒池〜ニュウ(北八ヶ岳)

2025年10月29日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
04:10
距離
6.0km
登り
269m
下り
269m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:04
休憩
1:07
合計
4:11
距離 6.0km 登り 269m 下り 269m
7:04
11
白駒の池 駐車場
7:15
5
7:20
7:21
4
7:25
7:26
10
8:11
8:18
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10:17
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10:52
4
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11:02
3
11:05
6
11:11
4
11:15
白駒の池 駐車場
10月22日に放映されたBS朝日「そこに山があるから」で北八ヶ岳の「白駒池〜ニュウ〜中山〜高見石」の前編として「ニュウ」に登頂していた。ツレと一緒に視聴し、「次の平日休みに4時間以内コース」で行ってみることに。ツレにとっては8ヶ月振りの登山なので白駒池駐車場からニュウ往復の最短ルートで計画した。
私にとってのニュウは約8年半振りの再来であり、大まかな登山道の状況は変わっていなかったが、駐車場から池までの木道が整備され、湿原の木道も延伸工事中など整備が進んでいた。8年前は50歳代ということもあり幾つかのピークを駆け歩いたが、今回はコースタイムの1.4〜1.5倍でゆっくりと廻った。
帰路は余力もあったので、白駒池を反時計回りに回って青苔荘の船着き場から池を眺めてから駐車場に戻った。

参考)
青苔荘のボートは30分1000円、白駒荘は30分1500円(2000円から値下げしたようだ)。
ボート船体はもちろん、船着き場の整備などコストがかかるのに加えて需要を考えると「これでもやっとなんだろうね〜」とツレと会話。
ちなみに手漕ぎボート30分は、白樺湖で1000円、蓼科湖で2500円。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 往路:首都高〜外環道〜関越道〜上信越道〜中部横断自動車道(長野区間:八千穂高原ICまでの無料区間)〜メルヘン街道(国道299号)
 復路:メルヘン街道(国道299号)〜(略)〜中央道・諏訪南IC〜首都高

集合場所・時間
07:00 白駒の池入口駐車場
 180台(第一/第二駐車場合計)
 普通車600円(0〜24時) ※24時をまたぐ場合は2日分
 トイレ協力金50円(男女ともに綺麗なトイレ、洋式水洗)
 国道299号線冬期通行止めのため令和7年度は11月12日最終
※第一駐車場にはトイレや売店があります。
 国道の反対側にある第二駐車場は閉鎖されており、第一駐車場満車など係員の判断で解放されるようです。
※係員常駐時間外の対応
 駐車場入口の管理棟前にある封筒に料金を入れ、車ナンバー記入のうえ、管理棟ポストに投函。下山して戻るとワイパーに領収書が挟んでありました。
※トイレは到着時に2人分100円を投入。入山前にツレ、下山後に私が利用。
 協力金なので1回50円か1人50円かは自己判断で良いかと。
 これだけ綺麗にしていただいているので、一人100円でも良いと思った。

参考)
・1.3Kmほど離れた麦草峠付近に公共駐車場(30台、無料、トイレ)がある
・麦草ヒュッテにも駐車場所があるが、ヒュッテ利用者用
・メルヘン街道の麦草峠〜白駒池駐車場辺りの少し奥行きのある路肩は路肩駐車防止のためにロープが張られている。
コース状況/
危険箇所等
・湿原もあり木道もかなり整備されているが、水はけが良くないのか大きな水溜りが各所にあった(当日は氷点下だったので凍っていた)。そのため、周囲の森の中に迂回路が沢山出来ていた。また、水溜りでは無く泥濘化しているであろう場所も凍土となっていて靴を汚さずに歩くことが出来た。
そういった状況の対策として木道の架け替えと新設工事が行われていた。10月28日にヘリで材料が到着し、29日は測量中とのこと。来シーズンはもっと歩き易くなっているものと思います。
・白駒池から離れる「ニュウ分岐」まではほぼ平坦
 白樺尾根とニュウの分岐から岩交じりの登りが始まるが、鎖やロープが必要な個所は無い。
 稲子湯分岐を過ぎて、山頂直下の最後の指導標の上は富士山も見える景色の良い開けた場所に躍り出る。
 その先の山頂(岩峰)は注意して登りたい。
 白ペンキで矢印などのマークがあるが、マーク以外のルートを登っている方も居た。
 山頂部は三角点とその周辺となり、数年前に進めた山頂南東側はロープが張られていたので危険なので立入禁止になったのだと解釈した。
白駒の池入口 駐車場
手前の建物が「おみやげ」処
車の陰になっている奥の建物がトイレ
白駒の池入口 駐車場
手前の建物が「おみやげ」処
車の陰になっている奥の建物がトイレ
駐車場入り口と管理ブース
駐車場入り口と管理ブース
メルヘン街道を渡って苔の森へと進みます
メルヘン街道を渡って苔の森へと進みます
木道が整備されている。道の両側にロープも張られているので、これで苔の森に足を踏み入れる人も居なくなることを願う。
木道が整備されている。道の両側にロープも張られているので、これで苔の森に足を踏み入れる人も居なくなることを願う。
8年前は6月だったので苔が青々していた
本日の駐車場は氷点下3度
苔の森はどこか霜げた感じで元気が無い
8年前は6月だったので苔が青々していた
本日の駐車場は氷点下3度
苔の森はどこか霜げた感じで元気が無い
8年前は麦草峠から来たんだっけ
8年前は麦草峠から来たんだっけ
さっさと進むツレ
この後「もっとゆっくり歩こうよ」と声を掛けてペースダウン
さっさと進むツレ
この後「もっとゆっくり歩こうよ」と声を掛けてペースダウン
駐車場から10分強で白駒池に到着した。
朝陽が眩しい。
駐車場から10分強で白駒池に到着した。
朝陽が眩しい。
水面からは気嵐が立ち上っている
水面からは気嵐が立ち上っている
白駒荘
まだ、喫茶営業前だ
白駒荘
まだ、喫茶営業前だ
あと1か月早ければ池の周囲は紅葉だったようだ。
1
あと1か月早ければ池の周囲は紅葉だったようだ。
「乳(ニュウ)」へ向かう
「乳(ニュウ)」へ向かう
「に う」へ向かう
「に う」へ向かう
池の周回木道を離れて、苔の森に分け入る
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池の周回木道を離れて、苔の森に分け入る
8時前の白駒湿原は、草には霜が降り、池塘は凍っている
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8時前の白駒湿原は、草には霜が降り、池塘は凍っている
日なたの苔は青々として元気
日なたの苔は青々として元気
霜柱が噴出
「にゆう・中山峠」へ向かう
「にゆう・中山峠」へ向かう
「にゅうの森」
北八ヶ岳・こけの森×10の一つ
1
「にゅうの森」
北八ヶ岳・こけの森×10の一つ
「ニュー中山」へ向かう
「ニュー中山」へ向かう
山頂直下の指導標「にゆう NYUU」へ向かう
山頂直下の指導標「にゆう NYUU」へ向かう
富士山が見えた
山頂の三角点
三等三角点「乳岩」
三等三角点「乳岩」
山頂から富士山を望む
1
山頂から富士山を望む
硫黄岳の爆裂火口?
硫黄岳の爆裂火口?
天狗岳?
山頂を振り返る
10時半の白駒湿原は陽の光を浴びて霜が解け、元気を取り戻していた
1
10時半の白駒湿原は陽の光を浴びて霜が解け、元気を取り戻していた
白駒池は、青苔荘に向かい反時計回りに周回
白駒池は、青苔荘に向かい反時計回りに周回
古い木道
池のほとりの周回路は新しい。
合流して先に進む
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池のほとりの周回路は新しい。
合流して先に進む
「もののけの森」
北八ヶ岳・こけの森×10の一つ
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「もののけの森」
北八ヶ岳・こけの森×10の一つ
「ニウ NI U」からやってきました。
「ニウ NI U」からやってきました。
ここでは「にぅ」
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ここでは「にぅ」
青苔荘 船着き場から白駒荘を望む
青苔荘 船着き場から白駒荘を望む
北八ヶ岳 白駒池 標高2115m
北八ヶ岳 白駒池 標高2115m
透明度の高い池
飲料水と言うだけある
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透明度の高い池
飲料水と言うだけある
白駒の池の立派な看板
白駒の池の立派な看板
モンベル フレンドショップ
モンベル フレンドショップ
「白駒の森」
北八ヶ岳・こけの森×10の一つ
「白駒の森」
北八ヶ岳・こけの森×10の一つ

装備

個人装備
長袖シャツ ミドルレイヤ ハードシェル 秋冬ズボン 靴下 グローブ(フリース+防風) トレランシューズ ザック 行動食770Kcal 飲料(スポドリ500ml・水500ml お湯500ml) 熊鈴 計画書(compassも登録済) ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 常備薬 スマホ 時計地図 タオル ストック カメラ 雨具(ハードシェルで代替) レジャーシート ファーストエイドキット ツェルト チェーンアイゼン アプリ(山と高原地図・コンパス・GPS・ヤマレコ) ココヘリ
共同装備
在宅者用アプリ(いまココ)

感想

平日朝7時の駐車場は20台も停まっていなかったと思うが、11時頃に戻ったら40台以上に増えていたように思う。
登りはじめ(歩き始め)は、単独者と2人連れで10人も居なかったが、山頂を堪能し、直下の開けたところでおやつを食べながら小休止する9時半頃には、次々と人が上がってきた。下山途中でも多くの方や団体とスライドした。青苔荘に到着すると、駐車場から近くアップダウンもほぼ無いことから荷物を持たない観光客も見かけるようになった。

それだけ人が居ても、苔や湿原、森そのものの音響効果だろうか、静かな、落ち着いた、包み込まれるような森だった。

白樺尾根分岐までのスタートから約1時間はほぼ平坦。平坦がゆえに大きな水溜りや泥濘個所も多く、緑のロープの外側には行かないように注意しながら、臨機応変に周囲に出来た踏み跡を進む。そういった場所に木道新設の工事が行われるようで、当日も測量を行っていた。材料はヘリで搬入済みとのことなので、今年度中に整備が進むものと思う(少なくとも、11月13日?のメルヘン街道冬季閉鎖までの間は工事が行われるのだろう)。新たな木道が出来れば周囲への迂回も不要となり、新たにロープも張って、年十年もかけて植生再生が行われるのだろう。10年後は後期高齢者になっているが、再び訪れようと思う。

ピークを巡って駆け抜けた8年前は「にゅう」って何??と思った一つのピークでしかなく、山頂標識が無かったので三角点で記録写真を撮ったのだが、改めて、ゆっくりと大地を踏みしめ景色を見ながら登ってみると、最後の最後で岩峰も楽しめ、富士山や荒々しい八ヶ岳の山体も望むことができる(それも駐車場から短時間で)マイナーと言われているが、良いピークだった。


(考察?)「にう/乳」の表示について
ヤマレコのデータでは「ニュウ(にゅう) / ニュー/にう/乳/入」と表示
◆名称の由来
A)稲わらの「にう」説 : 刈り取った稲を円錐形や円柱形に積み上げた形が、山の山頂の岩峰に似ている
B)「乳」の形説 : 遠くから見た山の形が「乳」に似ている
◆今回の写真を分類
A) 「に う」「ニウ NI U」「にぅ※」 ※「う」の小文字
B) 「乳(ニュウ)」「にゆう」「にゆう NYUU」
その他) 「ニュー中山」
◆雑感1 「ニュー中山」はヤマレコデータを見ると「ニュー」という表記も認知されていることになるが、間に空白の一つも入れてくれないと、「にゅう」と「中山」の存在を知らない方は「ニュー塩原」のような一つの名称として読んでしまうのではないかと老婆心
◆雑感2 白駒池からのピストンでは、山行計画/記録の標高グラフを見るとみごとに「乳」の形になっているのも偶然と済ませて良いものか?
◆雑感3 ヤマレコデータに「入」というのがあるので、山中のどこかにそのような表示があるのか・・・見てみたいものだ。

(疑問)
8年前も今回も「にゅう」の山頂標識らしきものを見かけなかった。
「にゅう」の山頂名プレートの写真を2021年8月にアップしている方が居たが、どこにあったのだろうか・・・
10年後に再訪したい理由の一つでもある。

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白駒の池駐車場から池経由、にゅうへ
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

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