光岳

- GPS
- 14:27
- 距離
- 26.6km
- 登り
- 2,408m
- 下り
- 2,405m
コースタイム
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 8:50
| 天候 | 1日目 曇りたまに日差しあり 山頂はガス強風 2日目 一日目とほぼ同様。下界は青空あるある。 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| その他周辺情報 | 道の駅 遠山郷 2025/10/4よりリニューアルオープン レストラン、温泉(かぐらの湯)あり。 |
写真
感想
今年7/31から、5泊6日で三伏峠から南下し、塩見から光までの百名山5座を登る予定でしたが、天候などの理由により、光岳だけ残して、茶臼小屋から畑薙へ下山していた。光岳は来年以降でもいいかと思っていたが、やはり今年中に行っておきたいと思いだして、11月の頭の3連休で行く事にした。
ルートは夏に下山した東側の畑薙からも考えたが、1泊で行ける西側の芝沢ゲートからを選んだ。時期的に、山頂に雪がついていることは想定内。当初はテント泊も考えましたが、風が強そうなので、光小屋(冬季は2階のみ避難小屋として開放)泊まりにひよりました。テント一式持たなくて良いのはありがたいです。
天気は、下界はだいたい晴れ、山は曇り極たまに日差しあり、山頂はガス(景色はほぼ見えず)と強風(と言っても問題ない範囲)で、あまり良くはありませんでした。雨(山では雪)は降る予報ではなかったのですが、下界も山も夜に降られました。
【1日目】
3連休なので、この日はゆっくり移動のみとしてみた。上村特産品直売所で先に山バッチを購入(下山後だと閉まってるかもだったので)。道の駅遠山郷で温泉(10/4からリニューアルオープンしたかぐらの湯)&夕食後、下栗の里(トイレが綺麗でウォシュレット)で車中泊。道の駅遠山郷の側には、天竜川に合流する遠山川が流れている。この遠山川は、芝沢ゲートから易老渡まで歩く林道沿いに流れている川である。この日の夜も、局所的な雨が降った。
【2日目】
朝芝沢ゲートに移動。なんと駐車場が満杯。かろうじて1台空いていたので滑り込ます。心配な方は、芝沢ケート駐車場で前泊を(でもトイレは簡易で水なし、ペーパーも洗面台もないです)。
天気は曇り。6時過ぎにスタートして4km以上、1時間以上の林道歩き。遠山川の流れを見て気を紛らす。ようやく易老渡の橋に着いて遠山川を渡ると、そこから易老岳まで怒涛の登りが続く。一気に1480m標高を上げるが、特に面平までは見上げるような斜度だ。
易老岳に近づいてくると、木々を揺らす強い風の音が聞こえてきた。雪はまだなかったが、枝についた大きめのエビのしっぽがバラバラと落ちてきた。易老岳まではずっと樹林帯の中。稜線に出たら、夏に歩いた山々が臨めるのかと思ったら、また樹林帯歩きが続いた。このコースは展望地点が少ない上に、ガスでさらに展望が無かった(泣)。イザルガ岳手前に300m程標高を上げるガレ場があるが、雪はその辺りから薄く付いていた。静高平の水場で水を汲んで、ガスと風の中、センジヶ原と呼ばれる平坦な草原の登山道を歩いて、光小屋に到着。
私が着いた時は5人目くらいであったが、後から後からたくさん到着してきて、テン場も含め最終的に満員となった。混み過ぎてくると、座ったまま寝ざるを得ない人も出ると聞いたことがあったが、初めてリアルにそれを見る程であった。
小屋の居場所を確保して、光岳山頂へ。展望が無いのは知っていた。地面が雪で白くなった山頂標識の証拠写真を撮り、すぐ隣の展望台へ。ガスの切れ間からかろうじて景色が見えたが、夏に歩いた稜線方向では無いので、まー、こんなもんかと。その先の光石を目指す。そこそこ下る。途中にいくつか小さな沼があり、全て凍っていた。光石は、思っていたより大きくはなかったが、写真映えはする。一応登ってみたが、ガスが目まぐるしく横切って、景色が見えたり隠れたりだった。
小屋に戻って、夕食を食べ18時前には就寝。夜中もずっと強い風の音がしていた。
【3日目】
朝になっても風は強めでガスガス。夜中に雪が降ったらしく、易老岳の下1900m辺りまで、白くなっていた。風の強い小屋周辺では、丸い形の雪が顔にプチプチ当たって痛い。樹林帯に入るまで降っていたので、気温が高ければそこそこ濡れたであろう。チェーンは持ってきていたが、結局使わずでした。
当然ながら日の出は見れず。イザルガ岳は、どなたかのレポで絶対に行くべし、と書いてあったが、ガスと風と雪のため行かなかった。天気がよければ、夏に歩いた稜線と富士山が一望できる、ほぼ唯一の展望地であったはずなので、とても残念。また来ることがあるかなぁ。。
易老岳まで戻って、そこから休憩を挟みながら順調に下山していたが、面平から下は、傾斜が非常にえぐくなり、疲れもあってとてもキツかった。休憩が急増しました。このルートは1泊でも健脚者向けと思います。易老渡からの林道歩きも長かったなぁ。。下界は天気がよく青空も出て、鮮やかな紅葉が楽しめたのがせめてもの救いでした。
光岳登頂できて良かったですが、ジミキツな修行山行になりました。でも、日常を離れて山の中にいるのがなによりも好きだし、満員の避難小屋泊など貴重な体験もできたので、良い思い出になりました。










いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する