記録ID: 8897393
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無雪期ピークハント/縦走
大峰山脈
大峯奥駈道 初冬の修験者の道は厳しかった
2025年11月02日(日) 〜
2025年11月03日(月)

体力度
8
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 17:14
- 距離
- 37.2km
- 登り
- 2,875m
- 下り
- 2,646m
コースタイム
1日目
- 山行
- 8:17
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 8:50
距離 20.6km
登り 1,979m
下り 1,172m
14:54
2日目
- 山行
- 7:43
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 8:01
距離 16.6km
登り 896m
下り 1,474m
14:15
ゴール地点
| 天候 | 初日 概ね曇り 当初予報は悪い方へ大きく外れて強風の曇り時々霧雨。 2日目 大普賢岳周辺の稜線は、台風を思わせる暴風に加えて叩きつける雹。 でも、あの大きさの雹が雨だっら行動不能になってたかもしれない。ある意味氷点下に感謝。 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
どこも無人で、付近に設置されている料金箱に1000円を入れる形です。 なお、村役場の駐車場は登山用には利用禁止です。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
○川合~高崎横手 尾根筋のよく整備された登山道を淡々と登ります。 たまにですが、稲村ヶ岳など周辺の山望めるところもあります。 天女の頂へのルートは、ロープで侵入禁止になっていたので巻道を利用 ○高崎横手~明星ヶ岳 奥秩父を思わせる苔むした樹林帯を歩きます。 明星ヶ岳に行きたいのに、間違って大峯奥駈道の出合から川合方面に進む方が数人いました。 分岐で地図を確認しましょう。 ○明星ヶ岳~八経ヶ岳~弥山 歩きやすい尾根 人気の山だけあって登山客多し ○弥山~奥駈道出合(行者還トンネル分岐) 大峯奥駈道に入ると、石柱状の指導標がたくさんあって、主要なポイントへの距離が書いてあり、とても役に立ちます 小屋を出ると程なくして九十九折りの急登 登りも下りも疲れます 途中、右手を振り返ると八経ヶ岳の勇姿が望める絶景ポイントが何ヶ所かあります 弥山山頂へは、弥山小屋から数分です ○奥駈道出合~行者還避難小屋 小さなup downはありますが気持ちのいい稜線歩きですが、踏み跡は細くなるので注意が必要です ガスが出る様な状況だと、慎重にピンクテープを追いかけてください 眺望はいいはず(当日はガスでした) ○行者還避難小屋~阿弥陀ヶ森 避難小屋を出ると数分で水場があります 夏は枯れることもある様ですが、今回はしっかり出ていました 行者還岳へは、地図上のルートの分岐からのルートの少し手前(小屋寄り)にショートカットできるしっかりした踏み跡があります 七曜岳から大普賢岳は、岩場や鎖場が続き今行程の一番の大場所です 岩場では先にあるピンクテープを確認して進む方向を決めましょう ○阿弥陀ヶ森~山上ヶ岳 とってもマイルドな樹林帯 関東勢なら奥秩父や八ヶ岳を思わせる苔の森です ○山上ヶ岳~レンゲ辻~林道終点 山頂を出ると直ぐに急降下 階段が設置されている箇所も多数ありますが、周りが切れ落ちているのでしっかり鎖を掴むなど注意が必要です レンゲ辻からの下りはとってもザレていて歩きにくいです 途中から沢沿いを歩きますがルートが不明瞭でピンクテープをしっかり追って行く必要があります |
| その他周辺情報 | ○水場情報 ・行者還避難小屋 小屋から4分、階段の手間に2ヶ所あります 枯れることもある様ですが、今回はしっかり出ていました ・小笹の宿避難小屋 ジャバジャバ出ていました ○温泉情報 洞川温泉(どろかわおんせん)ビジターセンター 800円 最近リニューアルしたようで、とっても綺麗な弱アルカリ性の温泉です 温泉を利用すれば90分無料です http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/08onsen/01onsen/04south_area/soneidorogawaonsensenta/ |
写真
2001年から2005年頃にかけて奈良交通と南海りんかんバスがジョイントして高野山と洞川間に夏の週末だけバスが運行されていた名残
このバスが現存すれば、大峯奥駈道へのアクセスも格段にいいのになあ
このバスが現存すれば、大峯奥駈道へのアクセスも格段にいいのになあ
撮影機器:
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
フリース
ダウンジャケット
ダウンパンツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
ツェルト
靴
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
|
|---|
感想
この時期は日の出が遅く1日の行動時間に制約がある。行程の長さから八経ヶ岳に行くか迷ったが、再びはなさそうなので頑張って歩くことに。初日の歩行距離20.6km、累積標高1979mは、60歳に手が届きそうな今の体で目一杯ってところだった。
避難小屋は、トイレの臭さを除いて快適そのものだった。毛布や銀マットがおいてあり、持っていったマットは使わずに快適に眠れました。
翌日午前中の暴風雪は、ちょっとやばい感じで、道がよく急げる区間は結構急ぎました。
全体をとおして修行要素の高い山行となりました。
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sampei

















雹が降って、雪が降って、風速20mでは相当きつかったのではないでしょうか
無事に下山されて何よりでした
中身の濃い修行になりましたね!
さすが修験者の道でした
近場の登山とボルダリングを定期的にこなして体力維持に励みましょう!
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