11月の塩見岳を甘くみていた

- GPS
- 13:12
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 2,066m
- 下り
- 2,072m
コースタイム
- 山行
- 12:07
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 13:16
| 天候 | ⛄️☀️ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| 予約できる山小屋 |
塩見小屋
|
写真
感想
塩見岳か越後駒ヶ岳かどちらかに行こうと計画し1週間前から天気予報をずっとチェックしこの日はずっと晴れ予報☀️絶対晴れと確信した為5時間運転し長野県へ向かった🏍️
登山口手前の鳥ヶ池キャンプ場で前泊🏕️しかし19時頃、結構強い雨がテントを強く叩いた。なぜ晴れ予報なのに雨が?…不安になりながらも20時頃就寝。翌1:30頃目が覚めご飯を食べテントを撤収しバイクに積み込むと2時間近く掛かった、キャンプは撤収が面倒くさい。
キャンプ場からバイクで10分、ゲートの駐車場に到着。なんという事だ…雪?いや、あられが降ってきた。天気予報3つもチェックしあんなに晴れ予報なのに雪って!😂ほんと山の天気は分からない。準備をし4時頃登山開始。他の人の記録でCT9時間とか10時間で速い人は下りてきてたから自分は遅いので12時間くらい、夕方16時には帰ってこれるかな😉と大きな勘違いをこの時していた。なぜか標準CTを12時間と間違って認識していた。後で知ったけど休憩抜きで15時間くらいなんですね。
林道を40分歩き登山口へ、凄い大きな落石があった。夏はここまでバス通るんですよね。登山口に登山届けやメッセージボードがあり「てんくらAでも信用できない」と書込みが、確かに…。
あられが止まない…登っていくと下りてくる方が。お話を聞くと引き返してきたと。この先積もっていたので、風が強そうなので、と情報をいただいた。進むとまた引き返してくる方が、お話を聞くと悪天候の為との事。やはり今日は無理なのか…上を見上げると真っ白、撤退するか…と考える。この時5割くらい引き返そうと思ったがせっかくここまで来たんだ、5時間も運転しせっかくの休みを使ったんだから、と思いもう少し進んでみる事に。こういう考えが遭難するんですよね。
三伏峠まで6/10の看板辺りでチェーンスパイクを着ける。所々雪があり茶色い地面は露出しているが滑ると危ないので。3時間程で三伏峠小屋に到着、写真を見るとお分かりだと思うがもう完全な雪山、なんやねんこれ🤣オワタ…しかしまた「せっかくここまで来たんだ」とまた思うと同時に雪と風が止んできた。そしてトレースの跡やテント泊してる人がいて少し安心したので「無理ならすぐ引き返そう」と思い山頂へ行く事を決意。
塩見小屋までは本谷山へのアップダウンがありキツい登り。トレースの跡がありこれを辿っていく、これがめちゃくちゃ安心&助かった。5分くらい綺麗な青空が見えフゥーと甲高い声を上げる。晴れてくれ!と願う。塩見小屋へ到着、大分ペースが遅れている…股関節が痛い…いつもは2000メートルの標高差だと脚がつりそうになるけど今日はアクエリアスから経口補水液のパウダーを溶かしたものを1リットル持参した物に変えたら脚は大丈夫そう、けどおしっこの回数が半端ない…利尿作用があるのだろうか。
パンを食べ山頂向かう、真っ白、風も雪も強くなったり止んだり。展望は期待できそうにない。晴れていればなんてことなさそうな道が雪で不明瞭&滑る。この辺りから5組くらいのソロや2人組の方達とすれ違う。なんだ、登っている人いっぱいいるじゃん😌ひとつだと思っていたトレースは何組もいたのか。安心したのも束の間、ここらがキツかった。1番堪えたのは鎖が凍りキンキンに冷たい事。もちろん手袋はしているが既に濡れていて今の予備手袋も濡れていて鎖を掴むたびに手の感覚が無くなる、ハァーと息を吹きかけ暖めまた鎖を握るを何度も繰り返す、そもそも冬用の手袋ではないのだ。
ここで今回の登山で1番嬉しい事が、なんとライチョウが目の前に現れたのだ。去年の夏、北岳でもライチョウに逢えたので南アルプスは沢山いるのか。勝手に北アルプスの方が多いとかあっちの方がよく遭遇するんだろうなと思っていたけどさすが塩見岳、こちらも3000メートル峰なんですね忘れてた。
やっとの思いで西峰、東峰に到着🏔️駐車場から7時間45分も掛かった、なんという貧脚w🧟♂️真っ白なのですぐ退散。登りに8時間くらい掛かったって事は下りは1時間か2時間巻けたとしても駐車場に着くのは18過ぎか?…まずいな…恐らく真っ暗になる。山頂直下の下りが怖い、また鎖が冷たい。急いで降りねば。
いつものあるあるだけど下りがこれまた長い、そしてみるみる内に晴れてくる…これもお約束。三伏峠小屋に着く頃には物凄い晴天になっていた。ここからがかなり長く感じた、歩いても歩いても遠い、登山口まで8/10の看板。まだここ!?と何度も思う。ほんっと毎回だけど「こんなとこ通った?」「よくこんな道登ってきたな」と下りの時思う。左の股関節が凄い痛い、冬の登り始めは毎年脚のどこかが痛くなる。どんどん暗くなっていく、クソデカ音の熊鈴と北海道遠征の時に買った熊スプレーを腰に下げているので対策はしてあるけど暗くなるにつれ怖さもましていく。
17:00頃、登山口に到着。ここから駐車場まで30分くらいか…すでに日は沈んでいる。駐車場までに着く間に真っ暗になってしまった。夏ならばまだ明るかったのか。そして17:30、遂に到着!帰ってきたー!完全なる真っ暗、気温は2度で激さむ。往復13時間、なんという遅いコースタイムと思っていたが後で見たら0.8~0.9となったいたのでそんなに遅くはなかったかと。冒頭で書いた通り標準は15時間くらいなのか。かといって13時間も掛かる山行は日帰りでいかない方がいいのかなと個人的に思いました。
無事に帰ってこれたけどバイクで灯りがひとつもない完全なる真っ暗な山道を走るのは怖かった。2時とか3時に駐車場から出発しとけばよかった。車で車中泊ならそれもできたのかな。7,8,9月に山小屋かテント泊にすれば良かった🤣山バッジも買えないし。お土産屋さんや温泉宿何軒か周ったけど登山バッジどこにも売ってなかった、小屋にしか今は販売してないのか…山小屋以外でご存知の方いたら是非教えてください🙄雪が降らない地域に住んでるとつい忘れがちになるけど11月でも山はたくさん雪が降る、これもまた勉強になった。この時期に登られる方は完全な冬装備で👍長文を最後まで読んで頂きありがとうございました。
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