明星山P6南壁 JADE

dokushogirai
その他1人 - GPS
- --:--
- 距離
- 0.7km
- 登り
- 338m
- 下り
- 337m
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
JADEをフリー完登した。中間支点に一度もテンションをかけることなく登ることができて何より。
取り付きはクイーンズウェイやマニフェストと同じ。昨年は小滝川渡渉点にロープがフィックスされていたが、今年はロープがちぎれて繋がっていなかった。幸い、早朝の時点では水量が少なかったのでフィックスロープなしで岩づたいに渡渉できた。JADE取り付きはフリースピリッツ取り付きからザレ場を15mほど右上に歩いていったところにあり、リングボルトが2本あるのが目印となる。
以下、d=dokushogirai、M=相方
1p目 40m(リード=M)
マニフェスト1p目と共通。かぶったクラックからコーナー下のスラブ帯を右上し、ハング部直下でピッチを切る。
2p目 40m(リード=d)
ハンガーボルトに沿ってハング帯を直上する。前回のマニフェスト登攀時はこのピッチでテンションをかけてしまったが、今回は問題なくレッドポイントできた。ピッチ後半部は草付きがやや目立つようになり、終了点手前のムーブがやや悪い。トポでは5.11aとなっており、グレード通りの難しさに感じた。
3p目 40m(リード=M)
真上のフェースに続くハンガーボルトに沿って登る。下部城塞の強傾斜部を直上するラインにボルトが連打されているが、これは別ルートと思われる。下部城塞直下で左に少しトラバースし、ハング部をダイナミックなムーブで越えていく。トポでは5.10bとなっており、グレード通りの難しさに感じた。
4p目 40m(リード=d)
上部城塞下のスラブ帯。5.11aの正規ラインを目指して、出だしをやや右上気味に登っていくと、弱点の少ない難しいスラブ帯に不意に突入する。中間支点のボルトから1mほど右に離れてしまい、8mほどランナウトした状態で核心部を登る羽目になった。
5p目 30m(リード=M)
上部城塞を登る。登りやすい快適なフェースクライミング。トポでは5.10cとなっているが、グレードよりやや易しい。上部城塞の上にあるブッシュ混じりのバンド帯でピッチを切る。
6p目 40m(リード=d)
どこからでも登れてしまうが、真上のボルトに沿ってフェースを登る。難しいのは出だしの垂壁部だけで、ここを越えると傾斜が緩くなり、ブッシュ混じりの簡単なクライミングになる。トポでは5.9となっており、グレード通りの難しさに感じた。
7p目 30m(リード=M)
このあたりもどこからでも登れてしまうが、ハンガーボルトに沿って垂壁のフェースを直上する。終了点直下でのホールドが限られており、ムーブに悩まされる。トポにグレードの記載がないが、5p目より難しく感じられた。5.10cくらいか?
8p目 30m(リード=d)
マニフェスト8p目(5.10b)にあたるピッチ。このあたりは岩壁の一部が崩壊しているようで、昨年のマニフェスト登攀時は、右上に見えるハンガーボルトを頼りに小ハング部を右側から這い上がったところ、ロープがめちゃくちゃに屈曲してしまった。今回はボルトを無視して小ハング部を左側から回り込み、鷹の巣ハング直下のスラブ状フェースを直上する。このラインだと屈曲することなくフリーで登れた。トポでは5.10bとなっているが、鷹の巣ハング直下のフェースはそれよりやや難しい。
9p目 40m (リード=M)
鷹の巣ハングを右から越えて、クラックに沿って少し右上する。昨年のマニフェスト登攀時は終了点を見つけられず、ひたすら右上したところの残置ハーケンでピッチを切った。今回は顕著なクラックが途切れたあたりで草付き帯を左上したところ、ハンガーボルトの終了点を見つけることができた。終了点の位置は鷹の巣ハングの40m真上にあたるのだが、岩の左側裏に隠れており、これを見つけるのは至難の業。
登攀終了後は同ルートを8回懸垂下降して取り付きへ戻った。夕方は小滝川がなぜか増水していて、岩づたいに小滝川を歩いて渡ることができなかったので、靴を脱いで裸足で渡渉した。
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