雲取山へ終盤の紅葉詣

- GPS
- 03:12
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 619m
- 下り
- 625m
コースタイム
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
週末は晴天が続いている。雲取山は新緑の季節にハナさん、ナオさん達と訪れたところではあるが、紅葉がわずかに残っていることを期待して出かけることにする。この時期、貴船での大渋滞が予想されるので、芹生からのルートは諦めて、花背峠を越えて別所からのアプローチを選択する。
このルートは数年前に新雪の時期に家内と共に歩いた時以来だ。別所の小学校跡の手前には広い駐車場がある。かつてのスキー場のためのものだろう。駐車場にはわずかに数台の車が停められている。駐車料金¥300を入口のポストに入れて出発する。
風にそよぐススキを眺めながら林道を辿ると、登山道は林道を離れ、寺山峠に向かう植林の谷へと入ってゆく。谷奥から道は左岸を経て峠に向かうことになるが、右岸の尾根に取り付く。小さな尾根を上がると、すぐにも寺山峠から続く林道に乗る。
少し林道を南下したところで、右手の小さな谷を一ノ谷に向かって下降する。谷には少なくとも明瞭な踏み跡はないが、藪のない植林なので、歩く場所を探すのに困難はない。谷筋に水が現れ、谷が平坦になるとあたりには一面に苔が広がり、湿地のような状態である。まもなく林道が現れ、ニノ谷との出合に至る。
ニノ谷には南から陽が差し込み、途端に明るい谷となる。谷の入口では斜面の紅葉が色あざやかであるが、谷を進むに連れて多くの樹々がすでに葉を散らしている。立命館大学の小屋のベンチで湯を沸かし、インスタントのラーメンで簡単なランチをとる。
休憩後は雲取山の山頂に向かう。斜面では名残の紅葉が目を愉しませてくれる。谷奥の急登を登きり、大きな岩の間をすり抜けると樹木のないなだらかな源頭部に至る。左手の小さなピークに上がると雲取山の山頂である。
山頂からは尾根伝いに北峰に向かう。北峰からは比良山系の山々の手前に滝谷山、皆子山、峰床山の展望が広がり、抜群の眺望が広がる。手前の植林が広がる地蔵杉山の彼方では滝谷山と小野谷峠を結ぶ大見尾根が錦繍の山肌を見せている。その紅葉もおそらくは今週一杯であろう。
雲取峠に下降し、ハタカリ峠に向かうと、尾根上には鮮やかな真紅や橙色の紅葉が残っている。灯台躑躅であった。このあたりの小さなピークに広がる自然林は季節を問わず美しい林相を見せてくれるが、それもハタカリ峠までである。
ここからは植林が続き、いくつかの小さなピークのアップダウンを繰り返すうちに尾根上の林道に出る。寺山峠に出ると、良好に整備された登山路の下降は早く、すぐにも林道に着地する、林道沿いでは西陽を浴びて黄金色に輝くススキの帆が秋風にそよいでいた。
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山猫
yamaizu









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