雲取山(日帰り)

オータニ
その他1人 - GPS
- 07:29
- 距離
- 20.2km
- 登り
- 1,451m
- 下り
- 1,450m
コースタイム
- 山行
- 6:47
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 7:28
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
良好 |
写真
感想
「雲取山」という名前の響きで興味を引ひかれて、行ってきました。標高のグラフから、だらだらとした長い登りで単調なんじゃないかと、それほどの期待はしていなかったのですが、行ってみると想像もしていなかった素晴らしい山でした。今日は天候に恵まれて、最高の登山を満喫できました。
登山口からしばらくは緩やかな登りで、標高よりも距離をどんどん稼いでいきます。日帰りとしては長めの山行なので、序盤でスムーズに距離を稼げると安心できます。道は良く整備されていて、登山道というよりは街道のように歩きやすく、すたすたと良いペースで気分よく歩けました。道の両サイドは時々杉林もありますが天然樹林の割合が多く、明るく柔らかな雰囲気です。
5kmほど進んだところから斜度が増して、少しずつ登山らしくなってきます。七ツ石山は頂上を踏むルートと巻き道があり、往路は頂上を踏む人が多いようなので自分達も倣いました。そこまでは左右の木々や隣の山肌の紅葉を楽しむ感じから、七ツ石山の頂上で一気に視界が開けます。そこから先の雲取山登山の雰囲気を示す序章のようで象徴的です。登っておいて良かったです。
七ツ石山を越えて一旦少し下ってからは、登山道の雰囲気がガラリと変わり、見晴らしの良い稜線歩きになります。今日は幸運にも快晴だったので、雲取山が人気な理由が良くわかりました。この爽快な稜線歩きは誰でも嬉しくなり、好きになります。空が広くて大きく感じます。前後左右、ほぼ360°のような青空です。
大きな青空の気持良さは登山の間中ほぼずっと続き、次第に標高をが上がるにつれて周りの山々を見下ろすようになると、周囲360°の青空が頭上180°の半球を超えるくらいに大きくなってきます。空に包まれたような、天空の登山道といった雰囲気です。緩やかで曲がりも少ない道の調子と、青空に包まれる爽快な解放感が完璧にマッチして、この気持ち良さはちょっと類がないかもしれません。
途中、小ピークを稜線で越える道と、右に巻くショートカットの選択が2~3回あります。天気が良くて風がなければ、往路は全て稜線を選択するのが良いと思います。足には多少キツイですが、上りの間中、最高の見晴らしと空に包まれる気持良さを味わえるので、巻くのは勿体なさすぎます。
頂上が近づくとやや急登になり、距離を歩いてきた足には少し応えますが、雲取山登山全体のストーリー性として、東京都最高峰の威厳に必要な要素かもしれません。登りきると、雲取山避難小屋の前に広場と標識があり、そこが頂上かと間違えてしまいそうな雰囲気ですが、頂上は避難小屋を過ぎて奥にもう少しだけ登ったところにあります。
避難小屋の前の広場や頂上からの景色は素晴らしいですが、そこまでの登山道の独特の気持良さに比べると、正直まぁフツウの素晴らしさです。今日は風もなく、落ち着いて美味しく昼食を食べられました。
下山時には、分岐選択は全て巻き道を選びました。そちらを選ぶと登り返しがほぼゼロになるので、登り疲れた足でも快速で降りられます。七ツ石山を大きく巻く道は、天然樹林の中を緩やかにトラバースしており、アップダウンも殆どなくて、独特の優しい雰囲気の道でした。登りで稜線歩きを満喫できたので、帰りはこの巻き道を通ってみて正解でした。
雲取山の登山道はとても良く整備されていて、丹沢界隈のような木道や木段がゼロなので歩みが単調になり過ぎることもないです。トイレも短い間隔に設置されているだけでなく、とても綺麗に管理されていて、女性も安心して登れると思います。この登山道の独特の爽快な解放感は「雲取山」という名前の響きにピッタリだと感じました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する









いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する