深山を巡る「夫婦〜国見岳〜平家山」

- GPS
- 08:58
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 1,288m
- 下り
- 1,287m
コースタイム
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
夫婦山への取り付きは、黒い防護ネットで囲まれている。 ネットの外側から急斜面を登る。 途中ネットにピンクテープが取り付けてありそこから入れる。 ネットの最上部にピンクテープがありそこから出ると正面に道がある。 縦走路はピンクテープや脊梁テープがある。分岐も立て看板があり道迷いは無いが、 自身の現在地は地図やGPSで常に確認することをすすめる。 |
| その他周辺情報 | 今回、早朝だったからか二本杉広場へは入ることが出来なかった。 国道218号から445号に入る角のコンビニエンスストアが、 早朝の場合は最終のトイレと考えておくべきかも。 美里町の「石段の郷 佐俣の湯」は600円で温泉につかることが出来る。 アルカリ性単純泉は筋肉の疲れを癒やしてもくれる 又、レストランも併設されており下山飯も充実。 遠方からなら宿泊施設もある。 |
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
靴下
グローブ
防寒着
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
携帯
サングラス
タオル
カメラ
|
|---|
感想
良い夫婦の日に山に行っておいでと妻からOKをもらったので、
感謝も込めて夫婦山に上がって国見を周回しようと、
1年半ぶりに九州脊梁の主峰に登ることにした。
二本杉峠は少し通りやすくなった場所もあるがなかなかに狭い。
上から下りてこないでね。と思いながら車を走らせる。
445号から登山口へ入ると前方に多くの車が!
何処に止められるかなぁ〜と考えながら道を進む。
思っていたとおり泥濘む橋の手前100mくらいの路肩の止めることに。
気温は6℃。鮮烈な空気が身を引き締める。
準備して夫婦山への取り付きを目指す。
取り付きまで来ると以前杉の植林がされていた。
急斜面は伐採され黒いネットが立って囲んでいる。
えっ?どこから?
とりあえずネットの外側を回り、シダと切り株、杉の倒木などでごちゃごちゃした
急斜面に取り付く。夏場であればマダニの餌食になるところであった。
少し登るとネットにピンクテープが!
「ここから入って良いよ」と言うことか?
ありがたく入らせていただく。ジグザグの道をネットの最上部まで登ると、
又ピンクテープが付けてありここから出られるようになっている。
出ると目の前に登山路が。
急斜面の登山路を登ると尾根に取り付く。ケルンもある。
この尾根筋も急登で杉の植林帯。ここをグングン高度を稼いで登っていく。
植林帯が切れて広葉樹林帯になるブナや水ナラ、朴、ナナカマド等の森である。
話がそれるが川を遡上した鮭をブナと呼ぶが、なるほど皮目がよく似ている。
夫婦山山頂へはこの森の中を歩く。
分厚い落ち葉の絨毯がカサカサ、ガサガサと音を立てる。
冬枯れの木立の中ならではである。
山頂は木立に囲まれているが葉が落ちて京丈山や雁俣の稜線が見える。
ここから後平家山へ尾根の稜線を歩く。およそ1時間の道程。
赤い実をつけたナナカマドをよく見る。
紅葉の時期になれば燃えるような真っ赤な紅葉を見ることが出来る。
鳥の囀りを聞きながら姿を追う。
アカゲラ、ツグミ、シジュウカラ、ヤマガラ等みかける。
後平家山から国身岳の縦走路はとても気持ちが良い。
大木のブナ、モミ、ヒメシャラの木々からの木漏れ日を浴びる。
シカの警戒音、鳥の囀りやドラミング、石灰岩の冷たい感触。
脊梁の山並みは非常に愉しい。
国見の山頂手前にはシャクナゲの群落がある。
時期になれば桃源郷と見まがう楽園の花園になる。
真新しい御社を詣でる。
この山頂まで運び込んでいただいた方々には感謝しか無い。
熊本県最高峰の国見岳は360度の眺望が素晴らしい。
特にここの星空は圧巻である。
もうすぐ14時。先はまだまだ長いので平家山へ向かう。
本来は平家山登山口から登るのがルート
平家山登山口からは、杉の木立を抜け山火事で白骨林となった場所を、
ずっと続く急登を登れば1時間半ほど。
今回この急登を下るのだが、久しぶりだからか上から見下ろすとちょっと怖い
こんなに急だった?
下りる途中脊梁ブルーの空を舞う鳥を見つける。
猛禽だがなんだろうと見ていると近づいてきてくれた。
クマタカかと思ったが羽色などが違う。「オオノスリ」であった。
又、大きなドラミングが聞こえたので静かに辺りを見回すと、
向かいの立ち枯れた木にいるの「オオアカゲラ」!
脊梁の山は希少な動・植物の宝庫を再確認させてもらった。
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etoile1965











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