高尾陣馬 晩秋の静かなる山歩みち

- GPS
- 06:51
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 1,172m
- 下り
- 1,139m
コースタイム
- 山行
- 5:24
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 6:51
| 天候 | 晴れ→曇り、7〜12℃、無風〜南4m/s |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:JR藤野駅 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
落葉が堆積しているが乾いているので特に危険はなし |
写真
感想
前回からひと月ものあいだ、山に行けていなかった。
体は鈍るし、メンタルもどろりと澱んでしまった。
季節も進んでいるので寒さ耐性にも自信がない。
ラクな行程でゆる〜く歩いてこようかとも思ったけど、でもせっかく久しぶりに歩けるのだから物足りないのは残念だなと。
そんなわけで、今回は高尾山から陣馬山、約20キロの縦走です。
高尾山口駅から6号路を経て高尾山へ。
その先は城山、小仏峠、景信山などを通って陣馬山へ。
一ノ尾尾根で落合まで下りて、バスがちょうど来れば乗ろうかなと。
(結果、バスを待つより藤野駅まで歩いた方が早いタイミングだったので駅まで歩いた)
過去に同じ道を陣馬側から高尾方向へ歩いたことはありましたが、今回のルートの方が歩きやすさと行程の楽しさはあるかなと感じました。
空いているうちに高尾を通過し、後半で広々とした陣馬山山頂で休憩ができ、下りは短い。
逆に、高尾に下りるルートは、疲れたらケーブルカーがあるし、帰りの電車の時間を気にしなくていいというメリットがあります。
高尾山の6号路は初めて歩きました。
かすかに流れる沢の音に耳を澄ませ、緩やかに登っていく道。
人の気配があまりない朝の静けさのおかげでとても気持ちが良かった。
ケーブルカーはまだ運行前だったので、高尾山山頂はまだ落ち着いていました。
山頂のテーブルには、お盆を敷いてお茶碗に料理を装い、湯気の立つ朝ごはんを召し上がる優雅な山の民が目に映りました。
茶屋は開いていないので、当然自分で用意して担いできたのでしょう。
そういう遊び心を山に持ってこれる人、素敵だな〜と感動しました。
山道には落ち葉が積み重なり秋も終わりかけという雰囲気ですが、紅葉が残っているところもいくらかありました。
高尾山山頂から陣馬山までは緩やかなアップダウンを繰り返しつつ、おおむね平坦な尾根道をひたすら進んでいきます。
山登りというよりは、森林浴を存分に味わう長大な散歩道といった感じ。
危険な場所や道迷いの心配が少ないので、路面や周囲の状況に神経を張り詰めなくても平気。
心をからっぽにして、ただ歩くことと呼吸に集中して、マインドフルな時間を味わえます。
歩きながら、この晩秋という季節は良いものだな思いました。
淡い陽光が浅い角度で回り込んで私を照らすさまが、私の孤独を、孤独ごと照らしてくれるようでなんとも言えぬ安心感を与えてくれる。
元気をくれたり、励ましてくれるわけじゃないけど、存在を肯定してくれている感じ。
「晩秋の物寂しい空気が好き」という人の気持ちが少しだけわかったような気がしました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
嶺













いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する