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Yamareco

記録ID: 9034962
全員に公開
アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科

横岳西壁 石尊稜

2025年12月06日(土) [日帰り]
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tanukigo その他2人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
11:32
距離
14.0km
登り
1,447m
下り
1,447m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:04
休憩
1:29
合計
11:33
距離 14.0km 登り 1,447m 下り 1,447m
4:35
1
スタート地点
4:36
4
4:40
4:42
33
5:15
5:16
46
6:02
6:30
393
13:03
13:26
3
13:29
13:33
3
13:36
13:38
8
13:46
13:47
7
13:54
13:56
27
14:23
14:49
34
15:23
41
16:04
4
16:08
ゴール地点
天候 終日快晴
過去天気図(気象庁) 2025年12月の天気図
アクセス
横岳西壁 モノクロの世界が広がる
2025年12月06日 06:39撮影 by  SH-54D, SHARP
12/6 6:39
横岳西壁 モノクロの世界が広がる
アプローチを誤り中山尾根分岐まで来てしまった
修正はすぐ出来たが時間ロス
2025年12月06日 06:46撮影 by  SH-54D, SHARP
12/6 6:46
アプローチを誤り中山尾根分岐まで来てしまった
修正はすぐ出来たが時間ロス
正規ルートへ合流
2025年12月06日 07:06撮影 by  SH-54D, SHARP
12/6 7:06
正規ルートへ合流
モフモフをかき分ける
2025年12月06日 07:24撮影 by  SH-54D, SHARP
12/6 7:24
モフモフをかき分ける
三夜叉峰ルンゼF1
埋もれているが除雪すると短いバーチカル
2025年12月06日 08:11撮影 by  SH-54D, SHARP
12/6 8:11
三夜叉峰ルンゼF1
埋もれているが除雪すると短いバーチカル
F1の処理
F2に向けラッセル
F2に向けラッセル
三夜叉峰F2
かろうじて繋がる
2025年12月06日 08:32撮影 by  SH-54D, SHARP
1
12/6 8:32
三夜叉峰F2
かろうじて繋がる
登攀を試みるが想定以上に氷質が悪く断念
石尊稜へ転進 右上に見えるスカイラインへトラバースすれば石尊稜取り付きへ
2025年12月06日 09:04撮影 by  SH-54D, SHARP
12/6 9:04
登攀を試みるが想定以上に氷質が悪く断念
石尊稜へ転進 右上に見えるスカイラインへトラバースすれば石尊稜取り付きへ
石尊稜1P 取り付き点
2025年12月06日 09:43撮影 by  SH-54D, SHARP
12/6 9:43
石尊稜1P 取り付き点
1Pを見上げる
傾斜は緩いがスラブ状なので思いの外悪い
2025年12月06日 09:43撮影 by  SH-54D, SHARP
12/6 9:43
1Pを見上げる
傾斜は緩いがスラブ状なので思いの外悪い
アックスを屈指しながら離陸
2025年12月06日 09:51撮影 by  SH-54D, SHARP
12/6 9:51
アックスを屈指しながら離陸
離陸直後のスラブ状の処理が悪い
2025年12月06日 09:58撮影 by  SH-54D, SHARP
12/6 9:58
離陸直後のスラブ状の処理が悪い
フォロー
2025年12月06日 10:29撮影 by  SH-54D, SHARP
12/6 10:29
フォロー
1P終了点は立木
2025年12月06日 10:30撮影 by  SH-54D, SHARP
12/6 10:30
1P終了点は立木
2P
コンテでグイグイ
2025年12月06日 10:40撮影 by  SH-54D, SHARP
12/6 10:40
2P
コンテでグイグイ
2025年12月06日 11:26撮影 by  SH-54D, SHARP
12/6 11:26
中間地点は雪稜になるのでフリーで抜ける
2025年12月06日 11:50撮影 by  SH-54D, SHARP
12/6 11:50
中間地点は雪稜になるのでフリーで抜ける
中間地点から上部
綺麗なリッジが続く
2025年12月06日 12:00撮影 by  SH-54D, SHARP
12/6 12:00
中間地点から上部
綺麗なリッジが続く
3P 上部岩壁の処理
2025年12月06日 12:27撮影 by  SH-54D, SHARP
12/6 12:27
3P 上部岩壁の処理
3P 岩壁が終われば短く切る
2025年12月06日 12:54撮影 by  SH-54D, SHARP
12/6 12:54
3P 岩壁が終われば短く切る
4Pコンテで登るフォロー
2025年12月06日 13:02撮影 by  SH-54D, SHARP
12/6 13:02
4Pコンテで登るフォロー
2025年12月06日 13:06撮影 by  SH-54D, SHARP
12/6 13:06
稜線に突き上げ終了
富士山が綺麗だった
2025年12月06日 13:18撮影 by  SH-54D, SHARP
12/6 13:18
稜線に突き上げ終了
富士山が綺麗だった
赤岳
2025年12月06日 13:18撮影 by  SH-54D, SHARP
12/6 13:18
赤岳
終了点より
赤岳と富士
1
終了点より
赤岳と富士
撮影機器:

装備

個人装備
ファントム 平爪アイゼン リンクス スリング長短数本
共同装備
50m8.0ダブル2本 アルパインヌンチャク10本 スクリュー長短10本 イボイノシシ2本 アイスピトン1個

感想

師走に入り本格的なアルパインシーズンの開幕。SNSには続々と氷雪によりルートが開かれた情報が上がればワクワクが止まらない。
しかし、シーズンインは毎年恒例化した山域で同じようなルートに入る事に新鮮さが欠ける。そうなれば新鮮さを求め、違うルートを模索。遠い過去に登攀したルートを引き出しから出す。断片的には覚えている記憶が有るがそれが合っているのかは定かでは無い。感覚的には記憶がリセットされ初見の新鮮さを求め、シーズンインの選択はほぼ一択な八ヶ岳へ行ってきました。
シーズン初めは大半の山屋は裏同心ルンゼへ足を運ぶだろう。自身も同様だった。しかしマンネリを感じ今シーズンは三叉峰ルンゼから石尊稜へ継続を選択。
事前の情報が無い為、氷結状態に不安を抱きながらも山行を計画。

先に結果を記載。三夜叉峰ルンゼF2は細く繋がるが氷質が非常に悪く登攀を諦め石尊稜へ転進。したがって記録は石尊稜の物とする。

美濃戸よりアプローチ。前日まで寒気が入っていた為新雪が駐車場より薄っすら林道を覆う。耐寒にはまだ慣れていない為凍えるような体感だったが肌を刺すような冷気では無かった。しかし寒い。やはりシーズンインの八ヶ岳の冷気は身に染みる。足を進める度にキュッキュッと鳴く乾いた雪は心地良い。順調に進み赤岳鉱泉へ。大まかな準備を整えつつ周囲が明るくなってから三夜叉峰へ。
鉱泉より行者小屋方面に足を進めるのは何年ぶりだろ。記憶を失っている。しかし今回のコンセプトは新鮮さ。理にかなっている。 滑稽だがプローチも2回程迷った。

三夜叉峰ルンゼまでは一般道を外れた時点より新雪によるラッセルだった。重い雪を踏み固めるラッセルとは違い、フカフカの新雪が岩に乗り足元が非常に不安定なコンディションを処理し取り付きへ。非常に体力を消耗した。

【三夜叉峰ルンゼ】
F1は5m程だが半分埋没していた。軽い雪なので除雪し登攀。短いがバーチカル。所々氷質が薄いので丁寧に処理し抜ける
F1を抜ければ短い区間だがラッセルをし三夜叉峰ルンゼ核心であるF2へ。辛うじて繋がるが氷柱状で短いがバーチカル。形状的には抜けられる様に感じた為離陸するも氷質が非常に悪い。叩くと鱗が剥がれる様な状況だった。叩けば叩くほど細い氷柱は崩れる。恐らく急激な寒気が入った為不安定になったのか。
三夜叉峰ルンゼは離陸が出来ない為敗退。そもそも石尊稜へ継続する計画で有った為転進。
三夜叉峰ルンゼ取り付きより右上する様にトラバースすれば石尊稜取り付きへ。
【石尊稜】
(下部岩壁) スラブ状の岩壁の処理。出だしにはハンガーが3本程整備されていた。スラブ状なので思いの外悪く感じた。直ぐに終了点が現れるが短すぎるのでそのまま伸ばし上部立木帯までロープを延ばし切る。
立木からはコンテで雪稜帯まで進み雪稜へでて一旦ロープをたたみ上部岩壁基部まで。三夜叉峰ルンゼを見下ろすと殆ど埋まっていた。無理して三夜叉峰ルンゼから継続しなくて良かった。
(上部岩壁) 短い岩壁の処理。壁と言うよりリッジ状。上部でラインを右に切り返す為ロープの流れを考え切る。
此処でロープをたたみスカイライン目指し高度を上げれば石尊峰へ突き上げ終了。

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