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Yamareco

記録ID: 9045626
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

【山梨百名山】雁ヶ腹摺山と姥子山 ~冬期通行止め前に駆け込み登山~

2025年12月08日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:59
距離
6.6km
登り
822m
下り
819m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:06
休憩
0:52
合計
3:58
距離 6.6km 登り 822m 下り 819m
9:49
9:54
4
9:58
10:09
28
10:46
10:47
8
10:55
11:14
7
11:21
14
12:25
12:40
6
12:46
12:47
22
13:09
4
13:14
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2025年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
≪駐車場≫
◆大峠駐車場
◇駐車料金:無料
◇駐車台数:10台
◇利用時間:24時間
◇トイレ:あり
◇電波状況:docomo(△)、au(△)
◇特記事項:
・アクセス道路(県営林道真木小金沢線)は12/10から2026年4月下旬まで冬期通行止めとなります。
・県営林道真木小金沢線の大峠~小金沢ゲート間は法面崩壊により通年通行止めが続いています。深城ダム方面からは来れません。
コース状況/
危険箇所等
≪大峠~雁ヶ腹摺山≫
・危険個所、不明瞭箇所はありません。
・傾斜が急な箇所は少ないので、比較的楽に歩けます。

≪雁ヶ腹摺山~姥子山≫
・雁ヶ腹摺山(1874m)から姥子山(1503m)を目指すので、ほぼほぼ下りです。
・傾斜は割と急で、霜の溶けた所など滑りやすい箇所があります。何気に落ち葉を踏むとズルっといきます。
・大きく尾根が広がってルートが分かりにくい箇所があります。目印テープは多めですが、フェイクもあるので注意。
その他周辺情報 ≪日帰り温泉≫
◆山梨泊まれる温泉 より道の湯
◇利用料金:平日1300円(JAF割引1200円)
◇風呂の種類:内湯×2、露天風呂×2、サウナ、水風呂、ジャグジー他(別途料金で岩盤浴あり)
◇泉質:ナトリウム・カルシウム・硫酸塩泉
◇無料休憩室:あり
◇食堂:あり
◇特記事項:
・2018年に開業した大型の温泉施設です。料金は高めですが色々と設備は整っています。
・無色透明で一見する特徴のなさそうなお湯ですが、温泉成分は意外と豊富です。
大峠駐車場に来ました。到着時は他に車がなかったですが、下山時は3台になっていました。
2025年12月08日 08:56撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/8 8:56
大峠駐車場に来ました。到着時は他に車がなかったですが、下山時は3台になっていました。
駐車場にはトイレが設置されています。再生水を利用した水洗トイレで、臭いはありませんでした。
2025年12月08日 08:55撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/8 8:55
駐車場にはトイレが設置されています。再生水を利用した水洗トイレで、臭いはありませんでした。
大峠からは黒岳方面と雁ヶ腹摺山(がんがはらすりやま)方面に登山道が延びています。この日は富士山の眺望で人気の雁ヶ腹摺山と姥子山を目指します。
2025年12月08日 09:15撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/8 9:15
大峠からは黒岳方面と雁ヶ腹摺山(がんがはらすりやま)方面に登山道が延びています。この日は富士山の眺望で人気の雁ヶ腹摺山と姥子山を目指します。
こちらが雁ヶ腹摺山方面の登山道です。登山者カウンターを押して歩き出します。
2025年12月08日 09:15撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/8 9:15
こちらが雁ヶ腹摺山方面の登山道です。登山者カウンターを押して歩き出します。
傾斜は緩くはないですが、急というほどでもありません。よく整備されて歩きやすい登山道です。
2025年12月08日 09:19撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/8 9:19
傾斜は緩くはないですが、急というほどでもありません。よく整備されて歩きやすい登山道です。
スタート時の気温は0度。すぐに暑くなるかと思ってジャケットを着ずにスタートしましたが、寒いので途中で着込みました。
2025年12月08日 09:30撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/8 9:30
スタート時の気温は0度。すぐに暑くなるかと思ってジャケットを着ずにスタートしましたが、寒いので途中で着込みました。
途中で1か所だけ鎖がありますが、使わなくても登れる程度の傾斜です。
2025年12月08日 09:51撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/8 9:51
途中で1か所だけ鎖がありますが、使わなくても登れる程度の傾斜です。
スタートから45分で雁ヶ腹摺山(1874m)に到着しました。大月市が選定した「秀麗富嶽十二景」の一番山頂になります。
2025年12月08日 09:59撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/8 9:59
スタートから45分で雁ヶ腹摺山(1874m)に到着しました。大月市が選定した「秀麗富嶽十二景」の一番山頂になります。
その秀麗な富士山がこちらです。この日は雲一つない快晴で空気も澄んでいるので、遠くまでよく見渡せました。
2025年12月08日 10:00撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/8 10:00
その秀麗な富士山がこちらです。この日は雲一つない快晴で空気も澄んでいるので、遠くまでよく見渡せました。
ちなみに、ここは500円紙幣の撮影ポイントでもあります。遠くの三つ峠山とその手前の滝子山、鶴ヶ鳥屋山が同じ構図で写っています。
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ちなみに、ここは500円紙幣の撮影ポイントでもあります。遠くの三つ峠山とその手前の滝子山、鶴ヶ鳥屋山が同じ構図で写っています。
雁ヶ腹摺山の山頂は富士山方面以外の眺望がありません。少し休憩したら姥子山に向かいます。
2025年12月08日 09:59撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/8 9:59
雁ヶ腹摺山の山頂は富士山方面以外の眺望がありません。少し休憩したら姥子山に向かいます。
姥子山まではほぼほぼ下りです。画像だと分かりにくいですが、割と急な傾斜が続きます。
2025年12月08日 10:18撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/8 10:18
姥子山まではほぼほぼ下りです。画像だと分かりにくいですが、割と急な傾斜が続きます。
まだまだ下ります。歩きやすそうな道に見えますが、落ち葉の下に滑りやすい黒土が隠れているので、油断しているとズルっといきます。
2025年12月08日 10:33撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/8 10:33
まだまだ下ります。歩きやすそうな道に見えますが、落ち葉の下に滑りやすい黒土が隠れているので、油断しているとズルっといきます。
林道を横切ります。この道路は通年通行止めが続くので、車でアクセスすることはできません。
2025年12月08日 10:42撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/8 10:42
林道を横切ります。この道路は通年通行止めが続くので、車でアクセスすることはできません。
400m近く下った後、何度かアップダウンを繰り返したら姥子山の山頂です。
2025年12月08日 10:45撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/8 10:45
400m近く下った後、何度かアップダウンを繰り返したら姥子山の山頂です。
姥子山(1503m)に到着しました。こちらも「秀麗富嶽十二景」の一番山頂です。この十二景はニコイチが多いので、コンプするには20座登る必要があります。
2025年12月08日 10:56撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/8 10:56
姥子山(1503m)に到着しました。こちらも「秀麗富嶽十二景」の一番山頂です。この十二景はニコイチが多いので、コンプするには20座登る必要があります。
こちらが姥子山から見た富士山です。昼近いせいか太陽と富士山の位置が近く、やや朧げに見えていました。
2025年12月08日 10:57撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/8 10:57
こちらが姥子山から見た富士山です。昼近いせいか太陽と富士山の位置が近く、やや朧げに見えていました。
姥子山の山頂は狭いですが開けており、富士山以外の山も望めます。山名は分かりませんが、こちらは秋山山塊の山々だと思います。
2025年12月08日 10:57撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/8 10:57
姥子山の山頂は狭いですが開けており、富士山以外の山も望めます。山名は分かりませんが、こちらは秋山山塊の山々だと思います。
先ほど登った雁ヶ腹摺山が見えます。こちらは逆光にならないのでスッキリした青空です。
2025年12月08日 11:06撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/8 11:06
先ほど登った雁ヶ腹摺山が見えます。こちらは逆光にならないのでスッキリした青空です。
なお、姥子山の山頂は切り立った岩場になっています。景色を撮る際は足元に注意が必要です。
2025年12月08日 11:05撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/8 11:05
なお、姥子山の山頂は切り立った岩場になっています。景色を撮る際は足元に注意が必要です。
十分に景色を堪能したので、下山することにします。とはいえ、雁ヶ腹摺山まで400m近く登り返さなければならないので、復路の方が大変だったりします。
2025年12月08日 11:12撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/8 11:12
十分に景色を堪能したので、下山することにします。とはいえ、雁ヶ腹摺山まで400m近く登り返さなければならないので、復路の方が大変だったりします。
凄い急登というわけではないですが、澱みのない傾斜が続きます。ここは焦らずゆっくり歩きます。
2025年12月08日 11:43撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/8 11:43
凄い急登というわけではないですが、澱みのない傾斜が続きます。ここは焦らずゆっくり歩きます。
標高1650m辺りは尾根が広がっており、やや分かりにくくなっています。行きはロスなく歩けましたが、帰りはフェイクのテープに騙されました。
2025年12月08日 11:52撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/8 11:52
標高1650m辺りは尾根が広がっており、やや分かりにくくなっています。行きはロスなく歩けましたが、帰りはフェイクのテープに騙されました。
雁ヶ腹摺山に戻ってきました。改めて富士山を眺めます。もっと雪の多い時期に来たいものですが、冬期はアクセスが悪くなるので歩行距離が一気に長くなります。
2025年12月08日 12:26撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/8 12:26
雁ヶ腹摺山に戻ってきました。改めて富士山を眺めます。もっと雪の多い時期に来たいものですが、冬期はアクセスが悪くなるので歩行距離が一気に長くなります。
大峠の近くまで下りて来ました。行きはスルーしましたが、「御硯水」という水場があるので一口頂きました。
2025年12月08日 13:09撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/8 13:09
大峠の近くまで下りて来ました。行きはスルーしましたが、「御硯水」という水場があるので一口頂きました。
冷たくて美味しい水でした。大峠からだと近すぎて需要がないですが、縦走中だったら貴重な水場になりそうです。
2025年12月08日 13:10撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/8 13:10
冷たくて美味しい水でした。大峠からだと近すぎて需要がないですが、縦走中だったら貴重な水場になりそうです。
駐車場に戻って来ました。この日は天気に恵まれ、期待以上の「秀麗な富士山」を見ることが出来ました。この後は都留市二十一秀峰の城山(勝山城跡)に向かいました。
2025年12月08日 13:14撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/8 13:14
駐車場に戻って来ました。この日は天気に恵まれ、期待以上の「秀麗な富士山」を見ることが出来ました。この後は都留市二十一秀峰の城山(勝山城跡)に向かいました。
城山(勝山城跡)を歩いた後は都留市にある「より道の湯」で冷えた身体を温めました。料金はやや高めですが、広めの露天風呂でゆっくりできました。
2025年12月08日 16:39撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/8 16:39
城山(勝山城跡)を歩いた後は都留市にある「より道の湯」で冷えた身体を温めました。料金はやや高めですが、広めの露天風呂でゆっくりできました。
撮影機器:

感想

大菩薩連嶺の東側に位置し、山梨百名山の一座でもある雁ヶ腹摺山<がんがはらすりやま>(1874m)。一風変わった山名ですが、渡り鳥である雁が腹を摺るようにしてこの山を越えていったことが由来とされます。
また、この山は富士山の眺望にも優れており、(1982年まで製造された)500円紙幣の裏面に描かれた富士山の撮影ポイントとしても知られています。

大峠から片道1時間程度と、比較的楽に登れる山ですが、アクセス道路は12月上旬から4月下旬まで冬期通行止めになります。「どうせ登るなら冠雪した時期に」「晴れた日でなければ魅力半減」などと思っている内に、気が付いたら通行止めになっていた…ということを何年も繰り返してきました。
今年も気付いた時にはギリギリのタイミングでしたが、ようやく登山口に辿り着くことができました。

この日は気温が低くて肌寒いものの、雲一つない快晴で、ベストに近い登山日和でした。雁ヶ腹摺山は勿論、姥子山からの眺望も期待以上で、満足度の高い山行になりました。

なお、撮った写真と見比べると、500円紙幣の方が雪の量が多く、より富士山が引き立って見えます。厳冬期に撮影したのかと思いきや、調べてみたら撮影日は1942年11月3日の7時15分頃と、1ヶ月以上も早い時期でした。80年前は降雪の時期も早かったようです。
周辺道路が通行止めになると一気にアクセスが大変になりますが、可能であれば500円紙幣のような富士山を撮りたいものです。機会があれば、もっと富士山の雪が多い時期に改めて登ってみたいと思います。

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