鍬柄岳 2025.12.10

- GPS
- 03:33
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 592m
- 下り
- 594m
コースタイム
| 過去天気図(気象庁) | 2025年12月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
写真
感想
西上州、鍬柄岳
始発の山手線に渋谷駅から乗車。
在来線を乗り継いで上信電鉄無人駅の千平で下車したのは、私ひとり。
靴紐を結んでいると、上り電車を待っている地元の方らしき男性が、驚いたように声をかけてくださる。
「女性ひとりでどちらへ?鍬柄岳!どちらから?東京!なんでこの山を知っているんですか??」
矢継ぎ早に質問攻め(笑)
きっと鈍臭い雰囲気漂う私を心配してくださっているのだろう、山に詳しい方で鍬柄岳のことを色々教えてくださった。
お礼を述べ、歩き出す。
途中踏切待ちをしていると、高崎方面の列車がゆっくり通過する。
列車の中から、先ほどの男性が手を振ってくれている。
私も大きく手を振った。見えなくなるまで。
鍬柄岳登山口へ向かっていると、遠くから農作業中のお爺さまの大きな声が聞こえてきた。
「ねえさーん!どこ行くんだー!?」
「鍬柄岳の登山口でーす!」
「そっちは行き止まりだー!こーっちだよー。畑ン中通っていいから、こっちこいだぁー!!」
「すみませーん!ありがとうございますー!」
正しい道へ戻り、振り返るとニコニコ手を振ってくださっている。
頭をさげ、私も手を振った。
出だしから持ち前の天然ぶりが発揮されているが、今日は笑えない。
久々のソロ登山で、しかも初めての山。
いつもならアテンドしてくれる友人が軌道修正してくれるが、今日はそれがない。
気を引き締め、何度も地図を確認する。
初めての鍬柄岳。
おそらく山頂付近の岩稜が、ここの魅力のよう。
鍬柄岳を下りたら大桁山へ向かう計画だったが、岩歩きをもう少し経験したいと気が変わり、大桁山へは行かず鍬柄岳を2往復した。
風のない青空の下、誰もいない山頂でカフェタイム。
ひとりきりの、ぜいたくな時間。
大桁山の向こう側にある妙義山の山火事の鎮火を願いながら、帰路へついた。
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shino











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