記録ID: 9053138
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無雪期ピークハント/縦走
甲信越
太郎山・虚空蔵山縦走/下塩尻〜表参道
2025年12月06日(土) [日帰り]

体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,083m
- 下り
- 935m
コースタイム
| 天候 | 曇りのち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
2.上塩尻地区の登山者用駐車場(数台程度駐車可能)に車を停めてから登山開始しました。 3.上塩尻から下塩尻まで主に集落の道路を徒歩で移動。下塩尻・和合城跡登山口は民家の脇で、駐車スペースはありません。 4.トイレについて いずれの登山口にもトイレはありません。国道18号・上田バイパス沿いのドライバー向けの公衆トイレが最寄りです。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
虚空蔵山以西は足場の悪い急坂が多い。落ち葉や霧氷が落ちて登りでも滑ります。 この時期は特に登り推奨かと思います。 虚空蔵山以東は緩やかなアップダウンが多くなり、比較的歩きやすくなります。 太郎山山系全体を通して、指導標やマーキングは豊富。 区間によって多少ばらつきはありますが、よく整備された登山道です。 |
| その他周辺情報 | 真田温泉健康ランド・ふれあいさなだ館(長野県上田市真田町)で汗を流しました。 自分も何度も利用していますが、地元の方御用達の良い温泉です。 ※物見遊山手形入浴施設。 |
写真
5:00頃 太郎山・表参道登山口付近にて自転車をデポ。
12月に入っただけあって、先週より一段冷え込みが強い。
表参道登山口に車を停め、自転車で下塩尻へ移動することも考えましたが、
下山後に自転車を使うこととして車にて上塩尻・登山者用駐車場へ移動しました。
5:27 上塩尻・登山者用駐車場(430m)出発! ※当写真
まずは集落の中の道路を下塩尻の登山口へ向けて歩きます。
12月に入っただけあって、先週より一段冷え込みが強い。
表参道登山口に車を停め、自転車で下塩尻へ移動することも考えましたが、
下山後に自転車を使うこととして車にて上塩尻・登山者用駐車場へ移動しました。
5:27 上塩尻・登山者用駐車場(430m)出発! ※当写真
まずは集落の中の道路を下塩尻の登山口へ向けて歩きます。
5:48 下塩尻・和合城跡登山口(410m)より登山開始!
徒歩約20分で下塩尻・和合城跡登山口に到着。この登山口は民家の脇にあり、駐車スペースはありません。
自転車を回収するために一時的に車を置く場所にも困りそうな気がします。
民家のすぐそばなので、静粛に登山開始します。
最初は涸れた小さな沢沿い。小さな堰堤があります。しばらくして沢から離れて山腹道へ。
徒歩約20分で下塩尻・和合城跡登山口に到着。この登山口は民家の脇にあり、駐車スペースはありません。
自転車を回収するために一時的に車を置く場所にも困りそうな気がします。
民家のすぐそばなので、静粛に登山開始します。
最初は涸れた小さな沢沿い。小さな堰堤があります。しばらくして沢から離れて山腹道へ。
6:16 最初の展望地(530m)
30分弱で展望が開けましたが、断崖絶壁上なので気を抜けません。
眼下の国道18号を走る車が豆粒のよう。奥には千曲川。その向こう側が先週訪問したばかりの上田原古戦場にあたります。
30分弱で展望が開けましたが、断崖絶壁上なので気を抜けません。
眼下の国道18号を走る車が豆粒のよう。奥には千曲川。その向こう側が先週訪問したばかりの上田原古戦場にあたります。
8:03 924m標高点ピーク・高津屋城跡
しばらく続く急登が落ち着いて924m標高点ピークに到着。
看板によるとここも村上氏による高津屋城跡の一部とのこと。
縦走ついでに山城巡りもできて、一石二鳥の山行です!
しばらく続く急登が落ち着いて924m標高点ピークに到着。
看板によるとここも村上氏による高津屋城跡の一部とのこと。
縦走ついでに山城巡りもできて、一石二鳥の山行です!
8:26 958m標高点ピーク
案内板によるとこの辺りまで高津屋城跡があったようです。
なお主稜線はここで急角度で右へ折れますが、進行方向にも支尾根が派生しているので要注意。
マーキング、指導標はあります。
案内板によるとこの辺りまで高津屋城跡があったようです。
なお主稜線はここで急角度で右へ折れますが、進行方向にも支尾根が派生しているので要注意。
マーキング、指導標はあります。
958mから僅かに下ってから、虚空蔵山へ向けて標高差170mの登りが始まります。
ここは足場の悪い急坂で、しかも落ち葉と霧氷の欠片でかなり滑りやすくなっています。
今日の行程を東向きにしたのは良かったのではと思いました。
ここは足場の悪い急坂で、しかも落ち葉と霧氷の欠片でかなり滑りやすくなっています。
今日の行程を東向きにしたのは良かったのではと思いました。
9:03 虚空蔵山山頂(1076.9m)到着!!
着きました!実は2度目の虚空蔵山。太郎山からここまでは8年前の夏に踏破済でした。
下塩尻の登山口から3時間余り。なかなかの登り応えでした。
久しぶりの虚空蔵山山頂は霧氷と抜けるような青空で美しい光景の山頂でした。
着きました!実は2度目の虚空蔵山。太郎山からここまでは8年前の夏に踏破済でした。
下塩尻の登山口から3時間余り。なかなかの登り応えでした。
久しぶりの虚空蔵山山頂は霧氷と抜けるような青空で美しい光景の山頂でした。
程近い距離で1060m、1073mと立て続けにピークを通過。
この辺りは亀井城跡。村上連珠砦はまだまだ続きます。
上田原で武田勢と激戦を繰り広げただけあって村上勢は強く、
若き武田晴信をして力攻めの限界を悟らせた転機となったといわれます。
結果として調略によって村上勢は内から切り崩されることになるのですが…。
この辺りは亀井城跡。村上連珠砦はまだまだ続きます。
上田原で武田勢と激戦を繰り広げただけあって村上勢は強く、
若き武田晴信をして力攻めの限界を悟らせた転機となったといわれます。
結果として調略によって村上勢は内から切り崩されることになるのですが…。
9:47 太郎山山系随一の展望地
不意に前方の視界が開け、太郎山へ続く主稜線を見通すことができました!
標高の高い主稜線沿いにだけ霧氷が付き、まるで行程を示してくれているかのようでした!
太郎山は正面奥の直前まで霧氷が付いている平らなピーク。まだまだ遠い。
不意に前方の視界が開け、太郎山へ続く主稜線を見通すことができました!
標高の高い主稜線沿いにだけ霧氷が付き、まるで行程を示してくれているかのようでした!
太郎山は正面奥の直前まで霧氷が付いている平らなピーク。まだまだ遠い。
太郎山山系の北側の眺望
眼下に上信越自動車道。少し奥には村上義清の本城の葛尾城跡。
尾根をそのまま登れば五里ヶ峰に至ります。南麓には坂城町の中心街で村上氏館跡もあります。
千曲川左岸には冠着山(姨捨山)。この辺りの山々も全て登っています。
眼下に上信越自動車道。少し奥には村上義清の本城の葛尾城跡。
尾根をそのまま登れば五里ヶ峰に至ります。南麓には坂城町の中心街で村上氏館跡もあります。
千曲川左岸には冠着山(姨捨山)。この辺りの山々も全て登っています。
11:16 太郎山山頂(1164m)到着!!
着きました!
快晴微風で素晴らしい光景の8年ぶりの太郎山。
夏には雲が沸いていたので、季節によってやはり雰囲気は大きく異なりました。
これまで縦走中に出会った方は一人のみだったのに対し、上田市民の山として親しまれている人気の山だけに多くの方々で賑わっていました。
※写真は誰も居なくなった時に撮影したものです。
着きました!
快晴微風で素晴らしい光景の8年ぶりの太郎山。
夏には雲が沸いていたので、季節によってやはり雰囲気は大きく異なりました。
これまで縦走中に出会った方は一人のみだったのに対し、上田市民の山として親しまれている人気の山だけに多くの方々で賑わっていました。
※写真は誰も居なくなった時に撮影したものです。
いつの間にか太郎山山頂での滞在は1時間15分余り。
そして誰も居なくなっていました。
時間はまだ昼過ぎではあるけど、温泉まで寄って帰れば夕方になるのでそろそろ重い腰を上げることとします。
長野市街へ向かう主要な道路は土曜夕刻はすごく混むのでちょっと憂鬱になるのです。
それはともかく、やはり太郎山は人気のある山だけあって最高の山頂です。
そして誰も居なくなっていました。
時間はまだ昼過ぎではあるけど、温泉まで寄って帰れば夕方になるのでそろそろ重い腰を上げることとします。
長野市街へ向かう主要な道路は土曜夕刻はすごく混むのでちょっと憂鬱になるのです。
それはともかく、やはり太郎山は人気のある山だけあって最高の山頂です。
12:30 太郎山山頂出発
下塩尻から登り基調の行程が長く続きましたが、あとは表参道を下るのみ。
なお8年前の夏には表参道を登りで歩いています。
太郎山山頂からはこれまでと打って変わって、よく踏まれた登山道となります。
霧氷が凍結しそうな箇所もあったので、これからの時期は滑り止めがあると安心でしょう。
下塩尻から登り基調の行程が長く続きましたが、あとは表参道を下るのみ。
なお8年前の夏には表参道を登りで歩いています。
太郎山山頂からはこれまでと打って変わって、よく踏まれた登山道となります。
霧氷が凍結しそうな箇所もあったので、これからの時期は滑り止めがあると安心でしょう。
12:37 太郎山神社(1150m)
太郎山は厳密にいえば双耳峰で、南東側の1150mピークには太郎山神社があります。
手前の小さな鳥居は潜ると無病息災のご利益があるようで、ユニークな体験でもあるし折角だから潜っておきました。
太郎山は厳密にいえば双耳峰で、南東側の1150mピークには太郎山神社があります。
手前の小さな鳥居は潜ると無病息災のご利益があるようで、ユニークな体験でもあるし折角だから潜っておきました。
13:40 太郎山・表参道登山口(580m)到着!!
着きました!!
下塩尻から8時間弱の縦走。やはり縦走となると充実感あります!
虚空蔵山以東は歩いたことがあるとはいえ、季節も違うので殆ど初めてのような新鮮な気持ちで歩けました。
着きました!!
下塩尻から8時間弱の縦走。やはり縦走となると充実感あります!
虚空蔵山以東は歩いたことがあるとはいえ、季節も違うので殆ど初めてのような新鮮な気持ちで歩けました。
13:54 自転車にて太郎山・表参道登山口出発
表参道登山口付近はまとまった駐車スペースはないけど、路肩に多数駐車可能です。
8年前はここに車を置いたので、暑い中ここまで道路を戻ってくるのが大変でした。
手早く自転車の準備を終えて出発します。この頃にはもう温泉とコーラで頭がいっぱい。
表参道登山口付近はまとまった駐車スペースはないけど、路肩に多数駐車可能です。
8年前はここに車を置いたので、暑い中ここまで道路を戻ってくるのが大変でした。
手早く自転車の準備を終えて出発します。この頃にはもう温泉とコーラで頭がいっぱい。
装備
| 個人装備 |
三脚
水
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
スパッツ
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
地図(地形図・山と高原地図)
コンパス
ガーミンGPS
笛
鈴
ラジオ
計画書
ヘッドランプ
予備電池
アマチュア無線機
ファーストエイドキット
補修キット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
登山保険証
健康保険証
スマホ
財布
サングラス
タオル
一眼レフカメラ
広角ズームレンズ
望遠ズームレンズ
ねんどろいど(あおい・ひなた)
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感想
8年前の夏に太郎山から虚空蔵山にかけては歩いたことのある太郎山山系。
下山後の舗装路歩きを避けるためにも、一度は下塩尻から歩いておきたいと考えていました。
夏は草ぼうぼうだった稜線歩きが、霧氷とたまにくる絶景。
やはり低山歩きには晩秋から初冬が良いと思いました。
ただ虚空蔵山以西は足場の悪い急坂が多く、落ち葉と霧氷の取り合わせでスリッピー。
太郎山から西向きで歩いていれば、携行していた4本爪アイゼンを使ったかもしれません。
それはともかく東西に長く伸びる太郎山山系のスケールを体感できる縦走となりました。
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