三郡山と黒原山の周回

- GPS
- 05:09
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 571m
- 下り
- 568m
コースタイム
| 天候 | 晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
尾根取り付きを外さないこと。激急登での転落注意 |
| その他周辺情報 | よい温泉 |
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
カメラ
シュリンゲ
|
|---|
感想
数年前に宍粟50名山を完登して以来、宍粟の山からは離れていたが、今年の夏の猛暑の日々には久しぶりに数本の沢を溯行した。結果、再び宍粟に目が行くようになった。宍粟50名山には“別撰5名山”という「追加」の山々があって、こちらは3座を登ったものの、残りの2座が未踏だった。宍粟の山にはヤマビルが多いところがあって、登るとすれば晩秋から早春になる。そこで、ヤマビルが理由で未踏だった別撰の一座、三郡山に登ることにした。
昨日から急に気温が下がって、今日は本当に寒い。一宮から北に車を走らせるうちに、外気温計は氷点下を指すようになった。奥組集落を抜けると道はぐっと狭まり、木の枝で新車の脇腹を擦りつつも、さほどの困難なく駐車地の水道施設前に到着する。早速、車外で準備を始めるが寒いのなんの。12月の今からモコモコというわけにはいくまい、などとちょっと薄めの装束のasakinuは震えが止まらない。それでも歩き出すと何とか温まっていくものだ。林道を歩き出すが、さっそく左手の山道入り口を素通りしてしまって少々戻る。最初は小沢に沿って登っていく。標識に従って二回渡渉し、右岸の踏み跡を沢沿いに登ったが、なんか違うと感じてヤマレコをチェックすると、ルートは尾根に上がるようになっている。渡渉点まで戻ると右岸側の木に尾根へと導く矢印表示が括り付けられていた。そこで右岸側の尾根末端に取り付くが、道型は不明。激急傾斜を無理やり登っていくと踏み跡とも見える踏み跡が現れる。これが宍粟の山だよね、と言いながら転落しないようにバランスを取りつつ慎重に登る。なんせ、降ったばかりの雪を踏んで登るのである。周囲は次第に深く雪に覆われ、しばらくすると完全な銀世界に代わった。予期せぬ雪上山行となった。冬シーズンの始まりは、いつも無防備なスタートになってしまう。もっともこの時期、落ち葉の上に柔らかな新雪が薄く積もった状態なので、アイゼンは効かないし、ワカンでもなくスノーシューでもない、ある意味一番タチの悪い地面となるので、「そのまま」登るしかないのだが。
視界の利かない植林帯を登り、主稜線に乗った後は細かなピークを越して徐々に高度を上げる。そうこうしているうちに三郡山に到着する。標識に小さな文字で「展望地→1分」とあるので行ってみる。かろうじて狭い伐採箇所から眺めが得られる。視野は狭いが、冠雪した三室山が富士山のようで美しい。山頂に踵を返し、黒原山に向かう。ルートが左に90度曲がるところのピークに来ると、尾根の片側が広葉樹となって明るい日差しが届いている。ここで昼食をとる。
この先も同じような尾根を進むが、落葉広葉樹林のおかげで明るく雰囲気がいい。黒原山には二等三角点が埋設されていた。さらに尾根を進むにつれて標高は下がり、奥組山に達する。ここからの眺めはよく、左に端正な姿でそびえているのは笠杉山だ。そこから南に連なる山々の一番右手にある平べったい山頂部を持つ山は大段山だ。どちらも宍粟50名山に入っている。ここから右に支尾根を下る。標高が下がるにつれて雪は薄くなり、溶け始めて滑りやすくなる。ブル道が左から伸びてくるが尾根上でそのブル道は終わっている。さらに少々尾根を下ると右下方に林道が見える。我々はさらに尾根を下ってしまったが、林道法面の段差に阻まれ、少し来た道を戻って緩い斜面から林道に着地した。この林道、雪が融けてドロドロの状態。雪山に登るとたいてい靴は見違えるようにきれいになるものだが、この林道のおかげで今日は泥だらけだ。車道に降りた時にはほっとしたが、少しでも靴をきれいにしておきたい。ちょうどよく駐車地手前に小沢を見つけ、とりあえずの応急措置で泥の塊だけ、沢水で落としておく。
久々の宍粟、こうしてこの山域ならではのワイルドさを満喫?して、無事の帰還を果たしたのだった。クマの形跡は皆無で、いざという時のために持ってきたピッケルの出番なく終わったのは言う迄もない。結構疲れたが、この後、三田のアウトレットで買い物の予定がある。そそくさと車に乗り込み、第2ラウンドの始まりである。
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