東日原~小川谷林道~三叉~ウトウの頭~篶坂ノ丸~オロセ尾根~八丁橋~東日原

- GPS
- 10:08
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 1,444m
- 下り
- 1,440m
コースタイム
- 山行
- 8:46
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 10:09
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
氷川キャンプ場駐車場は、12/3から駐車料金無料 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
小川谷林道は、通行止めだが、自己責任で通行した。途中のがけ崩れ箇所は、多くの人が歩いているせいか、通路が安定化して問題なく通行できる。 小川谷林道終点~三叉区間は、本日のバリエーションルートより難度が高くなっており、踏破に苦労した。特に、林道終点の先の沢の堰堤部分がざれており、滑落すると谷底まで落下しそうで途中にホールドできるものがないため、ロープを渡してシュリンゲで身体を確保して通過した。その後も、トラバース箇所が続いており、足元には落ち葉が堆積していて登山路が見えず足元が見えないため、注意して歩いた。この区間が、本日の山行のハイライトだった。 三叉~四間小屋尾根~ウトウの頭区間は、三叉から小川谷右岸下段歩道を登って行き、途中から四間小屋尾根の登りになるが、はっきりした踏み跡があり、シグザグに登っており、特に危険箇所はない。斜面を登りきると緩やかな尾根道になり、1260m辺りで小川谷右岸上段歩道と交差する。更に登ると、1388m付近は、開けた平坦地になる。1450m辺りから徐々に傾斜がきつくなってきて、ウトウの頭直下はかなりの急登になる。 篶坂ノ丸~オロセ尾根~孫惣谷林道取付き部の区間は、尾根筋を間違えると急な崖に突き当たる場合があるので、地図とGPSデータと尾根筋をしかり確認しながら下りたい。落ち葉が堆積しており、落ち葉の下が見えないので木の根や石に注意して下りたい。 |
写真
本来の登山路は、擁壁の上なのだが、崩落が進んでいて、身体を確保できる術がない。擁壁の下は、数十m下まで切れ落ちている。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
チェーンスパイクアイゼン
|
|---|---|
| 共同装備 |
9mmx40mロープ
シュリンゲ
カナビラ
|
感想
12/13は、山岳会の仲間と一緒に奥多摩のバリエーションルートを歩く第5弾として東日原から小川谷林道を終点まで歩いて小川谷左岸を三叉まで詰め、小川谷右岸下段ルートを経て四間小屋尾根をウトウノ頭まで登り、その後篶坂ノ丸からオロセ尾根を下って孫惣谷林道に出て東日原に戻ってくるコースを歩いてきた。
この日は、寒気が入って明け方の気温は氷点下6℃と冷え込んでいたが、天気は晴れでまずまずの条件だった。
6:30に日原駐車場を出発し、小川谷林道を登っていくと、第4弾で下ってきたカロウ橋、第3弾で登った大栗尾根の登山口等を通過し、予定通り林道終点広場に8:58に到着した。ここで小休止を摂った後、小川谷左岸の登山路を経由で三叉を目指して出発した(9:04)。
広場から少し進んだ先で目に見えてきたのは、登山路が崩落している砂防堰堤、堰堤下は沢まで一気に滑り落ちてしまう危険箇所だった。2年前に通過した時は、それほど苦労した記憶がなかったので、想定外の事態にリーダーのAさんは安全確保用のロープを設営する決断をした。Iさんは、堤防下のヘリを伝いながら何とか対岸に渡ったが、万一滑落した時は、大変なことになることは明白だった。AさんとIさんのお陰で安全確保用のロープを設営してもらい、無事難所を通過することが出来た。しかし、この難所の先も、急斜面の落ち葉が積もった登山路のトラバースが連続しており、用心深く通過したため、三叉への到着が約1時間遅れた。
酉谷と滝谷が合流して小川谷になる合流部が三叉と呼ばれており、深く切れ落ちた岩稜帯に囲まれた合流点は、特別な雰囲気があるエリアだった。ここで、秘境の気分を楽しんだ後、今回のバリエーションルートの目的である四間小屋尾根を目指して出発した(11:04)。
いきなり小川谷右岸下段歩道の踏み跡を辿り、急斜面のトラバースで四間小屋尾根を登り始めた。踏み跡は、薄いものの、急斜面をジグザグに登っていっており、時々ショートカットを試みながら登った。尾根筋に出ると勾配が緩くなり、小川谷右岸上段歩道の交差を過ぎて更に登ると、1380m辺りから平坦な場所が現れた。1388mの旧四間小屋跡で遅い昼食休憩を摂った(12:29)。
四間小屋尾根は、登山路の下が凍結しており、最近降ったと思われるナゴも残っていた。ウトウの頭直下は、かなりの急登になっており、ジグザグにコースを取って喘ぎ喘ぎ登った。午前中の難所の通行で足を使ってしまったため、この急登が応えた。
何とかウトウの頭に到達出来た時(13:31)は、これ以上登らなくて済むという安堵を感じた。山頂で小休止を摂り、記念写真を撮った後、オセロ尾根に向けて篶坂ノ丸を目指して下山を開始した。
オセロ尾根は、前回登った際に下降点を確認しており、地図とGPSデータを照合しながら快調に下った。1123m地点の上部で小休止を摂った後、下山を始めたところ、ルートミスに気づき、コース修正を行って事無きを得たが、ちょっとしたミスで危ない目に会うところだった。杉の植林帯に入ると、コースははっきりしており、その後は快調に下り15:20に孫惣谷林道の取付き部に下山できた。
当初の計画より1時間程遅れたが、ほぼ計画に沿って全コースを歩き通すことが出来、明るい時間帯(16:32)に日原駐車場に到着できた。
今回のバリエーションルート第5弾は、小川谷林道終点〜三叉の小川谷左岸高巻きルート区間が核心区間だった。リーダーのAさん等のサポートのお陰で無事に難所をクリアーでき、充実したバリエーション尾根ルートを歩き通すことが出来、完全燃焼の尾根歩きとなった。
また、今日もメンバーのアイドル犬のココアとミルクは、難所をものともせずに元気に歩き通し、健脚ぶりを示してくれた事を追記しておきます。
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