さかせ古道で地蔵平へ〜レベルアップしたボスキャラ 細川橋-二本杉峠-(さかせ古道)-地蔵平-千鳥橋-二本杉峠(丙26山ピストン)-細川橋


- GPS
- --:--
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 827m
- 下り
- 808m
コースタイム
15:55さくらの湯17:30-18:24 宴楽プチ忘呑会1900-解散
天候 | 晴れ時々曇り ↑CL:Chief Leader, ↑SL:Shadow Leader |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
★細川橋-二本杉-さかせ古道/ 踏み跡明瞭、危険箇所は特にありません。 ★さかせ古道-地蔵平/ 廃道です。指導標も撤去されていました。 ハッキリ言って危険です。完全崩落数カ所。自己責任で。 ★地蔵平-千鳥橋-二本杉峠-細川橋/ 一部VRにつき自己責任で。 |
写真
感想
12/18菰釣山の帰り、melonpanさんから緊急mail。
「影の総長から緊急招集、明日ドリカムスタイルでサカセ古道を制覇せよ。」
"あそこはガレているけど、青壁を越えれば後は大丈夫だろう。"
と、思っていた。。。。それがこんなことになろうかと。
2010/05/02の時は、ボスキャラ青壁を越えれば後は楽々ハイクだった。
その時に比べて、すべての谷が崩落し、青スライムがボスに成長しておりました。
お守りのはずのロープが大活躍。すさまじかった戦いの実況です。
melon隊の前に青壁が立ちふさがる。
青壁→ホールド、スタンスを土で埋め落ち葉で隠す攻撃。
melon隊→進行速度が低下した。
melon隊→濡れ落ち葉を除去し、ストックで土を掘る攻撃。
青壁→防御力が40低下した。
青壁→ホールドをぐずぐず崩す攻撃。
melon隊→滑落の恐怖が増加し登頂速度が低下した。
青壁→ホールドをぐずぐず崩す攻撃。
melon隊→アイテムのロープを繰り出す技を使う。melon隊の登頂力が20上がった。
melon隊→無事3人登頂し青壁を撃破した。万歳!。経験値が30ずつ上がった。
■正直行ってはいけません。途中撤退しようにも、帰りの青壁下りはさらに危険。
これに比べれば、北アの大キレット北穂側下降も可愛い物です。
万歩計:26300歩程度
二本杉峠から地蔵平へ直接至る「さかせ古道」は、私もi_wata18さんも一度歩いているので、三人集まって気をつけてあるけば大丈夫だろう、冒険好きのhirorineさんも喜ぶだろうと漠然と考えて臨みました。
蓋をあけてびっくり。「青壁」って、こんなに険しかったっけ? 前回はもっと楽に(案内人K氏の力を借りましたが)通れた気がするんだけど... 本当に滑落するんじゃないかと、二人の通過を見守って肝を冷やし、自分で壁にへばりついて再び肝を冷やしました。落ちなくて良かった、本当に。
地蔵平は気持ち良い場所。水も豊富だし、平らだし、テント泊したくなります
千鳥橋から二本杉峠への道も崩落気味で安心はできませんが、さかせ古道に比べたらマシです。最初に歩いたとき、この道でビビっていた自分が懐かしいです。
とはいっても、千鳥橋から5分ほど歩いた最初の涸れ沢トラバースで道を間違えてしまったので油断はできません。今年の大雨で涸れ沢の上流から大量の岩石が流れてきて踏み跡が完全に消えていました。その涸れ沢がルートだと勘違いして上流に登ろうとしたとき、hirorineさんとi_wata18さんの「地図と方角が違う」という指摘でハッとしました。この時も地図とコンパスを確認していなかったのです。大山からの下山時に道間違いをしたばかりなのに、また地図確認を怠ってしまいました。大反省です。
地蔵平への往復だけに留めたので、スタート地点には早めに戻れました。時間的余裕ができたので、山北のさくら湯に浸かり、さくら湯の休憩室で一杯ひっかけ、新松田駅近くの飲み屋で忘年会となりました。
力量のない私がCLとなって他の人をこんな危険な道に案内するべきではなかったですね。ああ、皆が無事でよかった。
★前夜急遽決定した【立ち消えになった“丹沢すきっこ”プチ忘年山歩き&ヒト風呂浴びて乾杯しよう!!】、
あまりにも急だったため、参加したのは何を隠そう前回の鍋パでのマイペース三人組でした。
★そりゃーもーヒトコトではいえない密度の濃〜い山歩きとなりました。
★今回はマジメに感想…
青壁を目にした瞬間、愕然とした。「ここトラバースするの?」
でも不思議と恐怖は感じなかった。落ちたらタダでは済まないし、hirorineのスキルで通れるレベルではない、と直感した。
奢りでも過信でもなく、それでも行きたいというより行こうと静かに感じた。今年の春に初めて矢倉岳に登り、夏から本格的に山歩きを始めた初心者のhirorineは、この半年、無茶や無鉄砲を繰り返してきた。いつも「やるぞ!!」と身構えて挑戦してきた。この時は違った。行こうと静かに思った。ここで落ちればヤマレコで知り合い、何回かコラボを組んでいただき、山歩きの楽しさをたくさん教えてくださった優しいお二人に迷惑がかかる、だから絶対無事に通過しよう。気負いでもなく、悲壮な決意でもなく、静かにそう思った。
行かれると思ったわけではない、行かれるとか行かなきゃとかそんなことではなく、ただ、行こうと思った。
五感を研ぎ澄まし、神経を集中させた。末端まで集中させ、岩肌を感じ取ろうとした。
南町田のピナクルに何回か通い、アドバイスいただいたことを必死で実践した。「つま先を使って」「先のスタンスやホールドを決めてから」「決めたら勇気を出して」…
岩は脆く、掴んでも掴んでも崩れてゆく。
一度、踏み出した足もとが滑った。恐怖より先に壁にしがみつき、次のスタンスを探した。
無事にトラバースした。ピークハントのような爽快感とはまた違った、もちろん安堵を含めての静かな達成感が溢れた。
うまく表現できないけど、あの時間は生きている、と感じられた。
あんなに全神経を集中させたことは今まで生きてきた人生ではなかったし、だからこそ無事渡りきった時の感情も初めてのものだった。
もちろん、無事に済んだからこそ良い経験を積ませていただいたと言えるわけで、運が良かっただけなのかもしれない。
たった半年のキャリアで、しかも主稜、主脈縦走をこなしたとはいえスキルがあるはずもなく、やっぱり運が良かっただけ。
ただ、もっともっと山が好きになった。もっともっと山歩きがしたいと思った。山の世界に出会えてホントに良かった。
そのあとのトラバースも初めてロープを使ったり、貴重な経験をたくさん積ませていただいた。
地蔵平からは地形図を握りしめ、廻りの地形や、高度を確認しながら歩いた。
素晴らしい山歩きだった。ありがとう。ありがとう。ありがとう。
2010年12月19日、西丹沢山塊を歩かれたみなさま、みなさまの山歩きもきっと素晴らしい山歩きだったと信じています。
お陽さまの祝福を受けて自然の中で楽しまれた思い出を、待っておられる方のもとへ笑顔で届けられたことを祈りつつ、また山で会いましょう。
★この感想をアップするのあたって、そんな素人の初心者を廃道の危険なルートに案内させたと大好きなお二人が避難され、迷惑がかかってしまうことが一番心配です。
言うまでもなく、山は全て自己責任ですよね。
お二人は常にサポートしてくださり、安全を考えてくださいました。
心からお二人には感謝しています。
--to be continues!!--
コメント
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同じ電車で下車。私の前を男性二人が歩いていました。
寄行きのバス停から、どこへ行くのか見ていると、小柄な女性が軽自動車で現れ、三人で出掛けました。
女性の雰囲気がhirorineさんに似ていたので、声を掛けようと思いましたが、躊躇しました。
残念です。
さかせ古道はスリルのある良いルートですね。
昔の生活道が廃道になりつつあるのが、惜しいです。
みなさん、今晩は。快晴の丹沢で忘年会ですか。いいですね。ちょっとしたスリルの山行の後での宴会、きっと楽しかった事でしょう。
僕がkoshibaさんとkaramomoさんのレコを見て、この古道を歩いたのが去年の4月だからもう1年半以上経ちますね。
もっと崩落が進んでいますか?そのうち所々で高巻きしないと歩けなくなりますね。面白い古道なので好きなんですが。。。
あらら、一声かけてくれれば。残念です。
今年の5/2に歩いたときは、ボスNo1の「青壁」以外は
たいしたこと無かったですが、9月の台風10号でやられたらしく、完全に通れない場所沢山、上へも下へも巻けない。
巻くならほぼ稜線まで登る状況でした。入り口の手製の指導標に「←さかせ古道」の表示無くなっておりました。
i wata18さん、melonpanさん、 hirorineさん、はじめましてfallと申します。
とにかく凄い
恐ろしいところをトラバースされたんですね〜。
御無事に御帰還され何よりです。
私も神様いると思います
私の神様は大山三峰山の古びた祠でして(勝手に思っているんですが)、以前なくし物を見つかるように御願いしましたら代替え品(
それで11月に登った際、お礼とばかりにワンカップを納めて参ったんですが、本年の〆にもう一度、今年無事に山行できたことをお礼参りに行く予定です
では、また楽しいヤマレコ楽しみにしてます。
yamajinnさん、レスありがとうございます。
hirorineもお見かけしました。
バス停に男性がいらしたのを!
まさかyamajinnさんでしたか
hirorineは視力悪くてお顔を覚えておりません
ご挨拶したかった〜
次回こそはお会いできそうですね
さかせ古道、静かで趣きのあるルートでした。
地蔵平はオヒルネにピッタリです
Futaroさん、レスありがとうございます。
宴会は盛り上がりました〜
何しろ生死を共にしたあとですから
マジに完全崩落でした。
hirorine的には静かで自然そのもので大好きなんですが、
あのトラバースは…
それでも一度でも歩けたことは
ホントに貴重な経験として受け止めております。
fallさん、レスありがとうございます。
ちゃんとお賽銭も供えましたよ
そっか〜お礼参りも必要ですね。
お願いするだけじゃなくて
hirorineはお願いばかりだったからココロを入れ替えよっと
良いアドバイスありがとうございます。
気をつけてお礼登山行って来てくださいね
みなさま、お疲れ様でした♪
終わり良ければすべて良し、
経験値も上がって、ふた回りくらい大きくなったことでしょう
かなり楽しそうで、ご一緒したかったー!
i_wata18さんーーーっ!!
どこがドリカムスタイルっ!?
(って、そっちにつっこんだりして
ロープ持っててよかったね。&melonpanさんもhirorineさんも“鈍ちゃん”じゃなくて。
今回は、ガレが進んでいてびっくりでした。
i_wata18「この、ボス青壁をやれば後はハイキングです。」
大ー嘘でした。これで、
「i_wata18の信頼が80低下した。」
でもちゃんと、melonpanさんと私でドリカムスタイルで
hirorineさんを無事地蔵平までお連れしました。
i_wata18 さま
melonpan さま
hirorine さま
芋77でございます。
やはり芋亀となっております。
おみごと
で、みなさま丹沢愛されていますねぇー
私も丹沢は若かりしころからの訓練場。
色々な思い出が。
みなさまも慎重に対処して、良い経験と思い出作りが出来ているジャマイカ
芋77の丹沢最初の縦走は箒沢から加入道山−道志−山伏峠−浅瀬−玄倉(確か丹沢湖が建設中)
まさに秘境の趣。
今なお西丹沢は秘境ですね
危険であっても臆病なまでの慎重さがあれば、、
でも無理なさらないでね
箒沢−畦ヶ丸?、檜洞丸?−加入道山−道志キャンプ?昔は菰釣山は秘境だったので道志道経由で下から?−山伏峠−浅瀬−今のバス道?当時は?−玄倉ここからバス有りました?
昔はどうだったのでしょう?。
詳細知りたいものです。
忙殺されていてレスが遅くなりました
>yamajinnさん
お会いできずに残念でした。
次回ニアミス時にはお声をおかけください。
>Futaroさん
私が最初に挑戦した(そして敗退した...)ときは
koshibaさんとkaramomoさんのレポを参考にしまいた。
i_wata18さんもコメントしていますが、
崩落が激しくて高巻きもできない状態でした。
>fallさん
怖い道でした
私の生活と神様とは縁遠いのですが、
丹沢のような、かつて至る所に人の生活があった山域には
至る所に祠や石仏があり、
そういう場所では気持ちが落ち着きますね。
>garumaaさん
私もボスキャラを通過した後はハイキングだと思っていました。
信頼度がすこし低下したかな
ロープ、大活躍でした。
>77ms1ksbさん
私の小学校4年の時の遠足が丹沢湖の三保ダムでした。
丹沢湖の出来る前を知りません。
世附や地蔵平の昔話を聞いて思いを馳せています。
i_wata18 さま
melonpan さま
亀レスメンゴです。
記録や写真などなく、完全に記憶のみの状態ですが思い出しながら記載します。
目的はBS活動(ボーイスカウト)のパトローリングGB(グリンバー:班長・次長という意味)訓練移動キャンプでした。中学3年の5月の連休で実施しました(全員中3。8名、、、テント2張)。
テント泊2泊3日の日程。
・・・当時のテントは帆布製でペグは木製、嵩張るし重いし。
テント本体とグランドシート、フライシート、ペグはばらして夫々が担ぐ。
ザックはとーぜんキスリング。銀マットなど無い時代。ビニールの風呂敷き持参。
食料は生米を自炊、魚肉ソーセージ(最高の食材)、缶詰、梅干、味噌、塩(当時必携)。
コース
1日目:箒木沢−白石沢−白石峠−加入道山−大室山−白石峠−道志村(池之原:日野出屋前道志川の中洲でテント設営:米炊いて自炊)
2日目:道志村(米炊いて自炊:お握り作成)−R413(当時舗装率20%以下:細い砂利道でした:車はほとんど走らない)−三ヶ瀬−城ヶ尾峠−孤釣山−大棚の頭−水の木(テント設営:米炊いて自炊:お握り作成)
3日目:水の木(米炊いて自炊:お握り作成)−馬印−浅瀬−玄倉
玄倉が読めなくてゲンクラって呼んでた記憶が。
バスあった筈です。
とにかくR413も、世附川沿いの林道も砂利道で山歩いているのと、あまり余り変わりが無い状態であった記憶です。
山靴はとーぜん●ャラバンシューズです。
縦走というより移動野営の訓練が目的でした。
中学3年だけの西丹沢2泊3日、今は許されないでしょうね。
5月でしたが天気が良く初夏の様相で非常に暑かった記憶があります。
道志でパイアイス(風船に入っているキャンディー系アイス)を購入した記憶が。
あと、大棚の頭で富士山眺めながら大雉を何人かで並んでした記憶が。
毎回の米炊きは薪を拾って(いたるところにあるので燃料確保には困りません、、、兵式飯盒でしたよ)。
こんな記憶が今でも残っています。
余り山行のヒントには成らなさそうですね。
すみません。
最初の会社に入った1982年に山中湖に行ったとき413号線の途中未舗装区間があったように思います。また小学校の時良くカブスカウトで道志に行きましたが稜線まで行った記憶はありません。兵式飯盒で炊事しおかずはバーべキューでした。
芋先輩の三日目は切通峠から東に下られたのですね。大棚の頭から西丸、東丸への降下も私の宿題のひとつです。この辺りちゃんと歩かないと、丹沢記録としてまとめられませんね。
今年もよろしくお願いします。
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