玄岳


- GPS
- 04:20
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 887m
- 下り
- 756m
コースタイム
熱海街道横断点 09:10
丹那断層 10:00-10:15
氷ヶ池 11:05-11:15
玄岳 11:40-11:55
玄岳ハイクコース入口バス停 12:40
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
JR東海道線 函南駅 (帰り) 玄岳ハイクコース入口バス停 12:40-(東海バス)-13:00 熱海駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
函南駅から丹那断層までの間は、ちゃんとした車道を選んで歩くと大回りになってしまうので、今回は細い道を紡いで最短ルートを目論みました。 (1) 函南駅〜鬢の沢 駅の近くの冷川団地の脇から、沢沿いを進みます。地形図が破線で描いているこの道は、GoogleやYahoo!の地図では途中で途切れているのですが、ちゃんと繋がっていました。少々荒れていて車両での通行は難しくなっていますが、腐っても車道なので歩く分には問題ないです。 (2) 鬢の沢〜丹那断層 鬢の沢で熱海街道を横断した先で、畑や牧場が広がるエリアに入りますが、ここで地形図やYahoo!・Googleの地図にある道が実際にはないという事態が発生、現地で少々の迂回を迫られました。 丹那断層側から氷ヶ池への道は、かなりの高さまで林道で登ることになる上、山道に変わった先も荒れていて、あまり気持ち良く歩ける道ではありませんでした。 なお後日「山と高原地図」の2010年版を見て、この区間に別の登山道が並行するように描かれているのを知りました。それは恐らく林道を歩くことがないので良さげな感じなのですが、その存在を知らずに歩いていて、現地で気付くことはありませんでした(合流点も見た記憶がない・・・(汗))。 また、氷ヶ池から玄岳へ向かう2つのルートのうち、伊豆スカイラインの玄岳IC付近を経由するほうの道は、スカイライン横断後の取り付きが分かりにくかったです。こちらは下の「感想」を参照して下さい。無事にスカイラインの先の道に入っても、その先は滑りやすい粘土質の斜面の急登が続きます。あちこちでトラロープが下がっていましたが、それでも地面が濡れている時の下りではかなり緊張させられるでしょう。 |
写真
感想
函南駅では、同じ電車から降りる人は私のほかにはほとんどいませんでした。改札を出ると、ちょうど畑毛温泉行きの路線バスが出るところでしたが、どうやら乗客はいなかった模様です。
冷川団地までは2車線の道路でしたが、団地の手前で脇道に入った途端、ちょっと怪しげな雰囲気の道に変わります。ただし、その沢沿いの道は、やや荒れているものの、コンクリートによる舗装がずっと続いて、歩く分には問題ありませんでした。でも荒れているだけに殺風景で、あまり歩いていて楽しい道ではなかったです。
沢から上がって人家のあるエリアに出てきたところで、歩いてきた道を振り返ると、その出口はかなり怪しげに見えました。余程確信がないと、逆方向に歩く際は沢に下る道の入口が分かりにくく、また分かったところで、そこを入るのがちょっと躊躇われそうです。
熱海街道を横断した先で、畑や牧場が広がるエリアに入ると、「コース状況」に書いた通り、地図と同じようには道が付いていなくて、予定ルートを変更して少し迂回をさせられました。
丹那断層では、地中の断層面を一部発掘したものが、地下観察室として見られるようになっていました。
その後、熱函街道を渡る交差点まで来て、今日初めて玄岳への標識を見ました。ようやくここから、道標に従って歩けるようになりますが、かなりの高さまでコンクリート舗装の道路が延びています。やっと舗装が切れた先も、荒れた感じの山道が続いて、印象は今ひとつでした。
氷ヶ池直前の分岐点で、氷ヶ池を通らずに玄岳に直行する道を右に見送って、氷ヶ池を回るルートに入ります。このあたりは草深くて、ササなどを掻き分けながら歩くしかありませんでした。こんな時期でもそうでしたから、もっと暖かい時期にはどういうことになっているのでしょうか。
氷ヶ池は思っていたよりも大きく、水もきれいでした。これで静かならば言うことはないのですが、すぐ上を伊豆スカイラインが通っているため、車の走行音が届いてきてしまうのが残念です。池の東端にあった開けた場所では、適当に石に腰掛けることもできたので、そこで少し休憩していきました。
氷ヶ池から伊豆スカイラインに出た後、玄岳への登り口があるはずの反対車線側を注視しながら歩いていきますが、明らかな登り口はなかなか見つかりません。しばらくウロウロした後、斜面を登る踏み跡のようなものを発見して、ダメ元で登ってみたら、少し登った上を登山道が通っていました。
帰宅した後に調べて分かったことですが、氷ヶ池から伊豆スカイラインの車道上に出ることなく、スカイラインの下をくぐって反対車線側に出るのが正解だったようです。従って氷ヶ池と伊豆スカイラインとの間に、車道に上がる道と下をくぐる道との分岐があったはずなのですが、それを見逃して進んでいたことになります。
※氷ヶ池付近の登山道の案内図を、静岡県道路公社ウェブサイトの伊豆スカイラインに関するページで見つけましたので、「写真」欄に入れてあります。
スカイラインからはかなりの急斜面を登ります。ジグザグで傾斜を緩和することもなく直登する上に、足元は滑りやすい土で、それにササが絡んで滑りやすさに拍車をかけている状況。雨などで土が湿っている時は悪路になりそうです。この日も霜解けによる湿り気があって、注意深く登っていきます。あちこちでトラロープが下がっていましたが、それでも下る時は危険を感じると思います。
玄岳の山頂は、腰くらいの高さのササに囲まれた中を切り開いた場所。360度の展望がありますが、そのササのために腰掛けると何も見えないので、展望を楽しむには立っている必要があります。
特筆すべき眺めは、左右にそれぞれ別々の海(駿河湾と相模湾)が見られることではないでしょうか。そういう場所はなかなか少ないように思われます。海の先のほうには、三浦半島や房総半島まで見渡せました。
玄岳に熱海側から登ってくるコースは、比較的穏やかな登山道でした。石がゴロゴロしてはいましたが、さほど歩きにくさはなく、また良く歩かれているようです。竹林が出てくると、間もなく登山道は終わって、舗装道路に変わります。あとは沿道に次第に建物が増えていく中を、まっすぐにバス停を目指しました。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2010_10_12/mt2010_10_12.html#20101219
写真主体のブログ版
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2010-12-19
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する