連休ノ天気ニモ負ケズ 越百山


- GPS
- --:--
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,685m
- 下り
- 1,667m
コースタイム
- 山行
- 9:10
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 9:30
天候 | 晴れ時々くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所は特になし |
その他周辺情報 | 温泉:せせらぎの四季 食事:ソースかつ丼 伊那市にある「たけだ」(「青い塔」っていう店がこの日は午前中までだった) |
写真
感想
10月の3連休は、五竜で勧められてから虎視眈々と狙っていた飯豊山の縦走企画に相乗りするつもりが、天候不順で中止に。10日(月)のみ好天の予報に賭け、前夜泊の日帰り越百山に登ることになった。
今回のメンバーは飯豊に行くはずだった人たちを中心に5人で、自分以外は全員女性。山以外にもタフでバイタリティーに溢れる方々。
前日17時に都内某所に集合し、レンタカーで一路伊那へ。伊奈川ダムに着く直前には工事車両がトンネル出口に停まっていて、かなり狭くなっていた。脇をすり抜けるように通過し、22時過ぎに伊奈川ダム上駐車場に到着。マイナーな部類の山に入るわりに、駐車場は意外と広くて、意外と車も多い。なんでだ。テントを張って軽く寝るも、4時前には起床、4時30分出発。
出発してすぐは当然まだ真っ暗。日の出、6時前だから。各々がヘッデンを点け、まずは林道を歩いて登山口に向かう。他の人のペースがわからないから最後尾を歩いていると、川の音で話の内容が聞こえない。それくらい川の音が大きい。しかも、途中、岩が金属に打ち付けられるような音(?)がするエリアを通過するが、やはり暗くて何の音かがわからない。軽い恐怖体験を超えて、40分ほどで登山口に到着。
登山口から先の九十九折りの山道は、当面展望のきかない樹林帯の中。どっちみち暗くてよく見えないだろうけど。6時頃に明るくなってきたところで、小休憩。少し暑くなってきたような。全体的に、さほどきつくない登り調子だけど、これといって目立つポイントもないので、ソロだと飽きるかも。雰囲気は中房から燕岳に向かう合戦尾根の感じに近いか。
越百小屋は赤基調に黒が入った洒落た色使いの小屋。外WCも意外と綺麗で、手入れが行き届いている雰囲気。見えない位置から聞こえてきた小屋のおじさんの挨拶の声が大きくて何が起きたかと思った。
小屋から山頂までは1時間弱。これまでよりぐっと展望がよくなり、御嶽や乗鞍が特によく見える。中央アルプスの花崗岩雑じりの主稜線が見えてくると、足元にはハイマツもお出迎え。一気に高山のムードになる。そこまで登れば山頂もあとわずか。左手にまだもっと高いところがあるので、油断しているといつの間にか山頂に着いてしまった。
山頂というか、稜線はそれまでより風が強く、休憩中は薄いダウンを着てちょうど良いくらい。珈琲を飲んでしばし休憩。温かみと爽やかさを併せ持つ秋の空が心地よい。思いのほかひつじ雲が流れていくのが速い。
山頂での休憩の後、小屋までは30分ほどで下りることができたが、その途中で山頂がガスに巻かれている姿が視認される。1度は流れてまた山頂が姿を現していたが、あの感じだとまた飲まれていったかもしれない。小屋から先も比較的順調に下りることができ、登山口には13時前に着くことができた。
行きは暗くて見えなかった川は、想像を超えて水が綺麗。澄んだ水が川底の美しさを引き立たせていて、橋を越える度、木々の間から流れがよく見える度に思わず足を止めて見とれてしまう。
普段どちらかと言えば退屈な林道歩きも楽しむことができ、14時前には駐車場に到着。露天風呂とソースかつ丼を堪能して中央アルプス初進出を終えることができた。何はともあれ、雨で何処にも登れないかと消沈していた中で、これだけの山行ができたことは幸運だった。
山行経験豊富かなとはお見受けしてましたが、中の湯から親不知はびっくりです。
昨年の後立山でも実はあっていたのかもとも感じました。
自分は、越百で太ももなど、登りで使う筋肉が限界でした。
疲労困憊でそっけなくて済みませんでした。
また、どこかでお会いしたらよろしくお願いします
コメントありがとうございます。
自分は今回良いときだけを狙って登ったので山頂でまったりしてましたが、天候が優れない中を歩くのは大変だったかと思います。
それにしても、3年で百名山90座とはかなりのペース…頻度やエリアから考えて、またきっとどこかでお会いすることがありそうですね。
縦走お疲れさまでした。
天候が優れない中を歩く大変さ、長期縦走ではどうしてもあることかなとも思います。
そういうことも含めどう凌いでやりきるのか、先達に教えを乞いたいとひしひし感じていたりもしています。
今年7月に鋸岳で負傷して以来、初めてだった幕営縦走装備での縦走。幕営縦走装備は空木で小屋泊できなかった場合に備えてのものでした。確かにしんどかったですし、特に登りが筋肉痛で足が上がらない状態でしたので、そんな状態で前日の木曽殿山荘から空木への登り、南駒から仙崖嶺への下り登りで限界を超えており、越百は「あれさえ登れば下山できるし下界に帰れる」という思いで気力を振り絞っての登頂でした。ゆえに、「もう登りはないですよね?」になっています。
とはいえ、森林限界をちょい超えた這松体の越百って改めて振り返るといいところですね。
越百から仙崖嶺の稜線は南ア中南部の稜線群のように気持ちよさがあります。
越百〜仙崖嶺〜南駒〜空木〜木曽殿越の区間は天気さえよければ、白亜の岩峰の迫力、登り応えのある道、きれいな景観ときっと楽しめると思います。
日帰りでなければ、もしくはソロだったら、越百〜仙崖嶺〜南駒の区間はきっと行かれたことでしょう。南駒の南からは南駒の豪快さが目立ったことと思いますが、白亜の奇岩の宝庫である空木も捨てがたいもので、いずれも行って後悔はないお山。お勧めします。
元々の予定は飯豊とのこと。あそこは確かに日数が必要なんですよね…。稜線の上を堪能することが売りなので本山のみは日帰り可能ではあるものの、それでは遠征する意味が薄れてしまいますし。自分もいつか複数日で行って堪能したいと思います。
さて、「百名山90座」への通った期間を振り返りましたら、期間だけでいうと実は1年半足らずのようです。幼少期などを除くと丹沢が2014年6月28日、上州武尊が2015年9月28日、富士に2015年10月3日。後は11月前半の連休で九州本土4座と11月後半の連休で宮之浦2015年11月20日 。これで90座となっているようです。
夏場は毎週のように通いましたのもありますが、肝は2015年の7月の2週間休みでの東北〜尾瀬裏〜北陸の16座、並びに2015年夏の笠・鷲・水晶・黒五・薬師縦走での5座でしょうか。
とはいえ、百は指標というか人に説明するためのわかりやすさとして使いやすいものではあるものの、残すは北海道9座に入山不可の阿蘇ですので、百を全ては遠い先のことでしょうか。今年、北海道に行きそこなったのもあって百のコンプへの情熱はかなり薄れてます。
甲信越と関東北〜西部は行きやすいですので、確かにどこかでまたばったりお会いするのかもしれません。その節はよろしくお願いします。
木曽駒でも空木でも南駒でもなく、越百山を目指すなんてさすがだね
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