土日を仕事に回し、晴れる予報だった月曜日に山歩きできるようにして、朝5時50分に自宅を出ました。今回の目的地は先週に続いて戸沢方面です。11月以降4回のうち3回は戸沢に来ています。戸川公園から先の戸川林道沿いには、表尾根・大倉尾根方面に抜けられる登山ルートがたくさんあって、それらのうち未踏の仲尾根と三ノ塔尾根を歩いておこうと言うのが今回の狙いです。
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土日を仕事に回し、晴れる予報だった月曜日に山歩きできるようにして、朝5時50分に自宅を出ました。今回の目的地は先週に続いて戸沢方面です。11月以降4回のうち3回は戸沢に来ています。戸川公園から先の戸川林道沿いには、表尾根・大倉尾根方面に抜けられる登山ルートがたくさんあって、それらのうち未踏の仲尾根と三ノ塔尾根を歩いておこうと言うのが今回の狙いです。
未明まで雨が降っていましたが、朝6時からは晴れマークで、以降終日晴れと言う予報でしたが、横浜を出てから東名高速で秦野中井で下りてもなかなか霧は晴れませんでした。しかし、山に向かっていると、1枚目の画像のように戸川公園の辺りでは随分霧が薄らいできて、予報は正しかったようです(とこの時点では思いました)。とりあえず林道を進んで、途中にある「竜神の泉」で今回も水汲みをして、「出前山頂」に備えます(^∇^)v
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未明まで雨が降っていましたが、朝6時からは晴れマークで、以降終日晴れと言う予報でしたが、横浜を出てから東名高速で秦野中井で下りてもなかなか霧は晴れませんでした。しかし、山に向かっていると、1枚目の画像のように戸川公園の辺りでは随分霧が薄らいできて、予報は正しかったようです(とこの時点では思いました)。とりあえず林道を進んで、途中にある「竜神の泉」で今回も水汲みをして、「出前山頂」に備えます(^∇^)v
今回は作治小屋の近くにある仲尾根から入るので、林道最後の河原に駐車しても良かったのですが、下山ポイントが三ノ塔尾根で、表丹沢林道に出るために、奥の河原では戻ってくるのが大変ですから、中間地点の新茅荘の手前の駐車スペースに止めておきました。スタート時間は7時40分頃です。
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今回は作治小屋の近くにある仲尾根から入るので、林道最後の河原に駐車しても良かったのですが、下山ポイントが三ノ塔尾根で、表丹沢林道に出るために、奥の河原では戻ってくるのが大変ですから、中間地点の新茅荘の手前の駐車スペースに止めておきました。スタート時間は7時40分頃です。
林道を進んで行くと、新茅沢を過ぎたところに登山道入口がありました。国土地理院の地図ではここから破線が記されていますが、実は旧道のようで、ここには何ら表示板が立っていません。左の表示板は林道に良くある治山事業用のものです。ここから入ってももちろん良いのですが、今ではもう少し先に正規の入口が設けられています。
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林道を進んで行くと、新茅沢を過ぎたところに登山道入口がありました。国土地理院の地図ではここから破線が記されていますが、実は旧道のようで、ここには何ら表示板が立っていません。左の表示板は林道に良くある治山事業用のものです。ここから入ってももちろん良いのですが、今ではもう少し先に正規の入口が設けられています。
作治小屋が見えてきました。右側に小さな案内板が立っていますが、そこが現在の仲尾根の入口になります。
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作治小屋が見えてきました。右側に小さな案内板が立っていますが、そこが現在の仲尾根の入口になります。
これがその案内板。「至る 烏尾山 仲尾根 100分」とあります。この日は直前まで雨が降っていたこともありますから、実際は2時間くらい掛かるかなと漠然と考えて登山開始です。
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これがその案内板。「至る 烏尾山 仲尾根 100分」とあります。この日は直前まで雨が降っていたこともありますから、実際は2時間くらい掛かるかなと漠然と考えて登山開始です。
仲尾根は入口からいきなり急な勾配を一気に登る感じになります。土が湿っているのはもちろんですが、濡れ落ち葉が滑りやすいので、勾配が厳しい場合は危険ですから、慎重に歩を進めます。
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仲尾根は入口からいきなり急な勾配を一気に登る感じになります。土が湿っているのはもちろんですが、濡れ落ち葉が滑りやすいので、勾配が厳しい場合は危険ですから、慎重に歩を進めます。
ストレートに登る区間から、ちょっとつづら折れになるようにトラバースしたかと思うと、画像のような分岐が。真っ直ぐなのかなと思いきや、どうも向こうに進むと下るような感じになるので、ここは左に折れてつづら折れで登ります。
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ストレートに登る区間から、ちょっとつづら折れになるようにトラバースしたかと思うと、画像のような分岐が。真っ直ぐなのかなと思いきや、どうも向こうに進むと下るような感じになるので、ここは左に折れてつづら折れで登ります。
するとまたこのような分岐になり、多分右は旧道の方から合流するのか、林業用の杣道なのか、とにかく尾根に登るには左が良さそうですから、ここもそちらに折れます。道案内用の表示もリボンもないので、この2つの分岐は要注意ですね。
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するとまたこのような分岐になり、多分右は旧道の方から合流するのか、林業用の杣道なのか、とにかく尾根に登るには左が良さそうですから、ここもそちらに折れます。道案内用の表示もリボンもないので、この2つの分岐は要注意ですね。
2箇所の分岐を両方とも左側を進むと、ようやく植林地帯の急勾配が終わり、尾根の上に出ます。多少勾配は緩んだものの、普通の尾根道の登りですから、楽ではないです。それにしても、戸川林道の辺りではまだ紅葉が残っていましたが、この辺まで登るとほぼ枯れ木になってしまいました。
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2箇所の分岐を両方とも左側を進むと、ようやく植林地帯の急勾配が終わり、尾根の上に出ます。多少勾配は緩んだものの、普通の尾根道の登りですから、楽ではないです。それにしても、戸川林道の辺りではまだ紅葉が残っていましたが、この辺まで登るとほぼ枯れ木になってしまいました。
尾根上を歩いていると右手の下側に杉の木にリボンが巻かれていて、何か道があるのかなと思いきや、別段道らしきものはなくてただの谷間でした。林業関係の何かの目印なんでしょうが、リボンを道の目印とひとくくりに考えない方が良いですね。ちなみにここは尾根の上から離れる意味がないので、そのまま直進します。
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尾根上を歩いていると右手の下側に杉の木にリボンが巻かれていて、何か道があるのかなと思いきや、別段道らしきものはなくてただの谷間でした。林業関係の何かの目印なんでしょうが、リボンを道の目印とひとくくりに考えない方が良いですね。ちなみにここは尾根の上から離れる意味がないので、そのまま直進します。
すると初めての案内板が現われました。ここに書かれている戸沢出合までの10分とは、もちろん下りの時間ですが、正直言ってあの勾配の厳しい区間を10分で下るのは難しいでしょうね。路面がしっかり乾いていてもよほどテンポ良く下らないと無理でしょう。
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すると初めての案内板が現われました。ここに書かれている戸沢出合までの10分とは、もちろん下りの時間ですが、正直言ってあの勾配の厳しい区間を10分で下るのは難しいでしょうね。路面がしっかり乾いていてもよほどテンポ良く下らないと無理でしょう。
案内板のところからはもう植林地帯から離れ、草地の尾根道になります。勾配は一瞬緩やかになるかと思いきや、ずっと同じ調子でだらだらと登る感じが続きます。
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案内板のところからはもう植林地帯から離れ、草地の尾根道になります。勾配は一瞬緩やかになるかと思いきや、ずっと同じ調子でだらだらと登る感じが続きます。
振り返って見ると戸沢の谷間がきれいに見えます。雲がかなり山から離れてきていて、日差しも出てきました。登り道が続くので大変暑くなって、上着のジッパーを腹の下まで下げて、袖もまくって歩いていました。
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振り返って見ると戸沢の谷間がきれいに見えます。雲がかなり山から離れてきていて、日差しも出てきました。登り道が続くので大変暑くなって、上着のジッパーを腹の下まで下げて、袖もまくって歩いていました。
尾根筋を淡々と進んで行くと一旦少し尾根の左を巻くようになるところがあります。ご覧のように入口と同じ案内板がありましたが、傷み方が大分違いますね。ここから烏尾山までは60分となっています。
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尾根筋を淡々と進んで行くと一旦少し尾根の左を巻くようになるところがあります。ご覧のように入口と同じ案内板がありましたが、傷み方が大分違いますね。ここから烏尾山までは60分となっています。
少し歩いていると、かなり晴れ間が広がってきました。新大日や塔ノ岳方面の稜線がくっきり見えて、これからの行程が楽しみになりますね。
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少し歩いていると、かなり晴れ間が広がってきました。新大日や塔ノ岳方面の稜線がくっきり見えて、これからの行程が楽しみになりますね。
しかし歩いているとすぐに日に雲が掛かったようで、青空がなくなりました。しかし、まだ向こうの山の稜線は見えていますから、一時的なものなんだろうと、まだポジティブに考えていました。道はこの踏み跡の通り、先に見える暗い杉林の中を抜けます。
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しかし歩いているとすぐに日に雲が掛かったようで、青空がなくなりました。しかし、まだ向こうの山の稜線は見えていますから、一時的なものなんだろうと、まだポジティブに考えていました。道はこの踏み跡の通り、先に見える暗い杉林の中を抜けます。
開けていたところは一旦尾根の幅が広くなっていましたが、ここでは再び狭まっていますね。勾配は相変わらずで、疲れがボディブローのようにじわじわ溜まっていきます。
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開けていたところは一旦尾根の幅が広くなっていましたが、ここでは再び狭まっていますね。勾配は相変わらずで、疲れがボディブローのようにじわじわ溜まっていきます。
杉林を抜けると東側の斜面もしっかり見えるようになりました。緑色に見える杉の木が植林されたところが烏尾尾根で、この先左側の山頂まで合流することなく、それぞれ別のところに出ることになります。
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杉林を抜けると東側の斜面もしっかり見えるようになりました。緑色に見える杉の木が植林されたところが烏尾尾根で、この先左側の山頂まで合流することなく、それぞれ別のところに出ることになります。
天気は希望とは裏腹に段々悪化してきて、もうすっかりこの辺りも霧に包まれてしまいました。道は枯れ茎が目立つようになっていています。土質は濡れていますがヌタヌタになるようなものではなく、火山灰のような目の粗いものが多く混じっているせいか、意外と歩いていてツルッとくることはありませんでした。
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天気は希望とは裏腹に段々悪化してきて、もうすっかりこの辺りも霧に包まれてしまいました。道は枯れ茎が目立つようになっていています。土質は濡れていますがヌタヌタになるようなものではなく、火山灰のような目の粗いものが多く混じっているせいか、意外と歩いていてツルッとくることはありませんでした。
いよいよ最終地点が近付いたのか、また勾配がより強くなってきます。一部石のある区間を抜けましたが、概ねしっかりした踏み跡のある土の道でしたが、ここから最後のところまでが踏み跡が乱れていて、適宜歩きやすいところを自分なりに見付けて進みます。
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いよいよ最終地点が近付いたのか、また勾配がより強くなってきます。一部石のある区間を抜けましたが、概ねしっかりした踏み跡のある土の道でしたが、ここから最後のところまでが踏み跡が乱れていて、適宜歩きやすいところを自分なりに見付けて進みます。
すると右手にロープ区間が見えますが、そちらは草まみれな上、すぐ右側が急斜面なので、とてもそちらには進めません。少し左側にずれて、多少間の広がったところを見付けてそのまま上を目指します。
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すると右手にロープ区間が見えますが、そちらは草まみれな上、すぐ右側が急斜面なので、とてもそちらには進めません。少し左側にずれて、多少間の広がったところを見付けてそのまま上を目指します。
そして先に見えたロープの巻いてある大きな木の方へ登ると、ロープはここから折れて左横に向かって張られており、進入させないようにしているようでした。
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そして先に見えたロープの巻いてある大きな木の方へ登ると、ロープはここから折れて左横に向かって張られており、進入させないようにしているようでした。
そのままロープを越えて行くと、すぐに表尾根の烏尾山山頂の広場に出ます。烏尾尾根は山荘の側に出ますから、数十メートルずれて出てくることになります。それにしても、雨上がりの月曜日、人気の表尾根とは言え誰もいませんね(^∇^)。
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そのままロープを越えて行くと、すぐに表尾根の烏尾山山頂の広場に出ます。烏尾尾根は山荘の側に出ますから、数十メートルずれて出てくることになります。それにしても、雨上がりの月曜日、人気の表尾根とは言え誰もいませんね(^∇^)。
山頂広場でパチリ。ここまで日が出ている区間もあって、相当汗をかきました。この日の最高気温が横浜では18℃にまで上がる予報でしたが、山は10℃以下と踏んでジャンバーを着て行きましたが、登っている時は薄いウィンドブレーカーにすれば良かったと思っていました。しかし、完全に雲に覆われた表尾根では、風の通り道になり、急激に寒くなってきてジッパーを皆閉じて歩くことになりました。
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山頂広場でパチリ。ここまで日が出ている区間もあって、相当汗をかきました。この日の最高気温が横浜では18℃にまで上がる予報でしたが、山は10℃以下と踏んでジャンバーを着て行きましたが、登っている時は薄いウィンドブレーカーにすれば良かったと思っていました。しかし、完全に雲に覆われた表尾根では、風の通り道になり、急激に寒くなってきてジッパーを皆閉じて歩くことになりました。
これが前々回に下ってカメラを落として2日連続で捜索そることになった烏尾尾根への分岐。烏尾山荘のすぐ前にあります。この時点ではまだ10時前ですが、ゆっくりしている必要もないので三ノ塔へ向かいます。
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これが前々回に下ってカメラを落として2日連続で捜索そることになった烏尾尾根への分岐。烏尾山荘のすぐ前にあります。この時点ではまだ10時前ですが、ゆっくりしている必要もないので三ノ塔へ向かいます。
三ノ塔へは長い階段をまず下ります。しっかりした組み立て階段が設置されていますが、古い丸木階段のところもいずれ修復する予定なのか、表尾根には階段の材料が袋詰めされて道端に置かれているのを良く見ます。
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三ノ塔へは長い階段をまず下ります。しっかりした組み立て階段が設置されていますが、古い丸木階段のところもいずれ修復する予定なのか、表尾根には階段の材料が袋詰めされて道端に置かれているのを良く見ます。
少し尾根の中央を逸れて右側を下りますが、ここでもしっかり階段になっていて安全なことこの上なしですね。しかし、結構な距離を下ってしまいますから、後の登りが大変になりそうです。
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少し尾根の中央を逸れて右側を下りますが、ここでもしっかり階段になっていて安全なことこの上なしですね。しかし、結構な距離を下ってしまいますから、後の登りが大変になりそうです。
鞍部に出ますとこんなヤセ尾根区間もあります。表尾根は訪れる人も大変多く、ヤセ尾根がどんどん傷んで侵食されてしまうんでしょうね。しっかり桟道を敷いて補強されています。
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鞍部に出ますとこんなヤセ尾根区間もあります。表尾根は訪れる人も大変多く、ヤセ尾根がどんどん傷んで侵食されてしまうんでしょうね。しっかり桟道を敷いて補強されています。
烏尾山から三ノ塔までの登りは意外と整備されていないワイルドなところもあります。このゴロタ石のところは危険と言うほどのことはないものの、こうした天候で岩が濡れているとやはり滑って転落するようなことになりかねないので、慎重に足場を選んで進みます。
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烏尾山から三ノ塔までの登りは意外と整備されていないワイルドなところもあります。このゴロタ石のところは危険と言うほどのことはないものの、こうした天候で岩が濡れているとやはり滑って転落するようなことになりかねないので、慎重に足場を選んで進みます。
上の方ではこんな梯子もあります。梯子の上を登り切ったところにもロープが張られて道があるんですが、今ではこの途中の岩の上を横切るように鎖もしっかり設けられています。
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上の方ではこんな梯子もあります。梯子の上を登り切ったところにもロープが張られて道があるんですが、今ではこの途中の岩の上を横切るように鎖もしっかり設けられています。
そして最後は長い「ハードル階段」。せっかく丸木で階段を設置しても、利用者が多くて盛られた土がどんどん痩せていって雨で流されちゃうのでしょう。こうなってしまうと歩きづらくて仕方ないですね。
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そして最後は長い「ハードル階段」。せっかく丸木で階段を設置しても、利用者が多くて盛られた土がどんどん痩せていって雨で流されちゃうのでしょう。こうなってしまうと歩きづらくて仕方ないですね。
登り切ったところにあるオシャレ地蔵さん。前回来たのは5月前半で、二ノ塔側から歩いてきましたが、奇しくも同じように霧の中でした。その時は青い服と帽子でしたが、どなたかが抗して季節毎に服を着せ替えているんですね。とても可愛らしいですが、このお地蔵さんは何か謂れのあるものなのでしょうか。
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登り切ったところにあるオシャレ地蔵さん。前回来たのは5月前半で、二ノ塔側から歩いてきましたが、奇しくも同じように霧の中でした。その時は青い服と帽子でしたが、どなたかが抗して季節毎に服を着せ替えているんですね。とても可愛らしいですが、このお地蔵さんは何か謂れのあるものなのでしょうか。
このお地蔵さんのすぐ脇には案内板がわざわざ立っていて、三ノ塔まで残り200mのようです。しかし、もうほとんど登り切っているので、ここからはほぼ平坦な区間になります。
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このお地蔵さんのすぐ脇には案内板がわざわざ立っていて、三ノ塔まで残り200mのようです。しかし、もうほとんど登り切っているので、ここからはほぼ平坦な区間になります。
頂上までの道はこうして桟道が設けられていて、勾配も大変緩いので、疲れることはありません。ここでようやく一人の方とすれ違いましたが、曇りになったとは言え、意外に平日の表尾根って歩く人はそう多くないのでしょうか?
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頂上までの道はこうして桟道が設けられていて、勾配も大変緩いので、疲れることはありません。ここでようやく一人の方とすれ違いましたが、曇りになったとは言え、意外に平日の表尾根って歩く人はそう多くないのでしょうか?
そして三ノ塔山頂に到着。時間は10時40分頃です。烏尾山から40分掛かりましたが、ガイドマップの時間通りでした。まだ早いとは思いましたが、登り道でお腹がぐーっと鳴っていたので、ここで昼食タイムにしました。
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そして三ノ塔山頂に到着。時間は10時40分頃です。烏尾山から40分掛かりましたが、ガイドマップの時間通りでした。まだ早いとは思いましたが、登り道でお腹がぐーっと鳴っていたので、ここで昼食タイムにしました。
こちらが三ノ塔避難小屋。5月も霧の中でしたから、この中で昼食を取りました。中は土の床で、テーブルとベンチだけで構成されています。もし泊まって寝るとすると、壁側のベンチにマットと寝袋を敷くことになりますが、あまり密閉性が良くなくて、室内に霧が入りこみます。なお、ベンチにだれかが缶詰を灰皿にしてタバコを吸ったようで、吸殻が缶から飛び出て散らばっていましたが、ロングピースをここで吸ったあなた、必ずゴミは持ち帰りなさい(*`д´)σ=σ
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こちらが三ノ塔避難小屋。5月も霧の中でしたから、この中で昼食を取りました。中は土の床で、テーブルとベンチだけで構成されています。もし泊まって寝るとすると、壁側のベンチにマットと寝袋を敷くことになりますが、あまり密閉性が良くなくて、室内に霧が入りこみます。なお、ベンチにだれかが缶詰を灰皿にしてタバコを吸ったようで、吸殻が缶から飛び出て散らばっていましたが、ロングピースをここで吸ったあなた、必ずゴミは持ち帰りなさい(*`д´)σ=σ
小屋の中で準備して「出前山頂」タイム。具材はいつもと同じようにガーリックスライス・乾燥椎茸スライス・玉ねぎ・長ネギ・唐辛子・ぶつ切りのチョリソーで、胡椒や胡麻なんかも一緒くたに袋詰めしておき、順番なんておかまいなしに一気にお湯に突っ込んでラーメンともども煮立てるだけ。これでも大変美味しいのですから、「山」と言う魔法の調味料が効いているんでしょうね(^∇^)v
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小屋の中で準備して「出前山頂」タイム。具材はいつもと同じようにガーリックスライス・乾燥椎茸スライス・玉ねぎ・長ネギ・唐辛子・ぶつ切りのチョリソーで、胡椒や胡麻なんかも一緒くたに袋詰めしておき、順番なんておかまいなしに一気にお湯に突っ込んでラーメンともども煮立てるだけ。これでも大変美味しいのですから、「山」と言う魔法の調味料が効いているんでしょうね(^∇^)v
さて、小屋で11時15分まで休憩を取り、時間が早いのでこのまま三ノ塔尾根を下ってしまうのはどうかとも思いましたが、目的が「未踏ルートを踏破する」ことだったので、やはり予定通りに下ることにしました。この道は仲尾根と異なり、しっかりどの案内マップにも記載されている通り、しっかり整備された道のようです。しかし、意外とここを利用される皆さんはそう多くないのか、レポートで見かける数はさほどでもありませんね。
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さて、小屋で11時15分まで休憩を取り、時間が早いのでこのまま三ノ塔尾根を下ってしまうのはどうかとも思いましたが、目的が「未踏ルートを踏破する」ことだったので、やはり予定通りに下ることにしました。この道は仲尾根と異なり、しっかりどの案内マップにも記載されている通り、しっかり整備された道のようです。しかし、意外とここを利用される皆さんはそう多くないのか、レポートで見かける数はさほどでもありませんね。
三ノ塔尾根は書策新道から見ると、他の尾根に比べてひと際長く続きまして、頂上の標高は表尾根沿いならどこも似たような高さなので、横の距離が長いと言うことは、それだけ勾配が緩くなると勝手に思い込んでいました。しかし、実際は半分くらいまで長いこと急な斜面を細かくジグザグに下ることになります。濡れていると滑りやすそうな土質ではありますが、この下りではほぼ丸木階段が埋め込まれ、しかもほとんどがハードル状に土が抜けてはいませんでしたので、安全に下れます。しかし、長い階段区間は若くない体ですから、さすがに膝にきますね。
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三ノ塔尾根は書策新道から見ると、他の尾根に比べてひと際長く続きまして、頂上の標高は表尾根沿いならどこも似たような高さなので、横の距離が長いと言うことは、それだけ勾配が緩くなると勝手に思い込んでいました。しかし、実際は半分くらいまで長いこと急な斜面を細かくジグザグに下ることになります。濡れていると滑りやすそうな土質ではありますが、この下りではほぼ丸木階段が埋め込まれ、しかもほとんどがハードル状に土が抜けてはいませんでしたので、安全に下れます。しかし、長い階段区間は若くない体ですから、さすがに膝にきますね。
階段がなくても道はつづら折れで急勾配を和らげて下る形になります。それにしても、晴れ予報は一体どうなっちゃったんでしょうね。霧の登山道は、それはそれで趣があって好きなんですが、さすがに遠景がはっきり見えた方がいいのは間違いないです。
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階段がなくても道はつづら折れで急勾配を和らげて下る形になります。それにしても、晴れ予報は一体どうなっちゃったんでしょうね。霧の登山道は、それはそれで趣があって好きなんですが、さすがに遠景がはっきり見えた方がいいのは間違いないです。
こんな感じのつづら折れです。ここは落ち葉が道を埋め尽くしていますが、踏み跡ははっきりしていますので、間違えることはないでしょう。
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こんな感じのつづら折れです。ここは落ち葉が道を埋め尽くしていますが、踏み跡ははっきりしていますので、間違えることはないでしょう。
左下の方にリボンが見えますが、向こうに進んでもただの崖です。仲尾根にもありましたが、伐採用の目印か何かで、登山者用のものではないようです。そもそもここでは尾根から外れる意味がないので、そのまま踏み跡に沿って進みます。
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左下の方にリボンが見えますが、向こうに進んでもただの崖です。仲尾根にもありましたが、伐採用の目印か何かで、登山者用のものではないようです。そもそもここでは尾根から外れる意味がないので、そのまま踏み跡に沿って進みます。
斜面を下っていると、上から何やら鈴の音が聞こえていましたが、そのうち右手の斜面をごろんごろんと2つの大きな石が転がって行きまして、上から「落石です!」と叫ぶ女性の声が聞こえてきました。その落石の勢いを見ていると、あれが頭に当たったらかなりヤバイだろうなと実感できました。そして、そのまま下って行くとようやく平坦になった鹿柵沿いのところに出ます。今までの勾配が嘘みたいな歩きやすさです。
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斜面を下っていると、上から何やら鈴の音が聞こえていましたが、そのうち右手の斜面をごろんごろんと2つの大きな石が転がって行きまして、上から「落石です!」と叫ぶ女性の声が聞こえてきました。その落石の勢いを見ていると、あれが頭に当たったらかなりヤバイだろうなと実感できました。そして、そのまま下って行くとようやく平坦になった鹿柵沿いのところに出ます。今までの勾配が嘘みたいな歩きやすさです。
少しするとベンチのある休憩ポイントに到着。せっかくだからここで荷物を降ろしてしばしのお休みタイムにしました。しばらく休んでそろそろ歩き始めようかと言う時に、先ほど上で声を上げていた女性ハイカーさんが抜かして行きました。三ノ塔尾根では他のハイカーさんとは出会いませんでしたが、三ノ塔の山頂では小屋から出ると一人の山ガールと二人組のハイカーさんらがベンチで休憩していましたね。
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少しするとベンチのある休憩ポイントに到着。せっかくだからここで荷物を降ろしてしばしのお休みタイムにしました。しばらく休んでそろそろ歩き始めようかと言う時に、先ほど上で声を上げていた女性ハイカーさんが抜かして行きました。三ノ塔尾根では他のハイカーさんとは出会いませんでしたが、三ノ塔の山頂では小屋から出ると一人の山ガールと二人組のハイカーさんらがベンチで休憩していましたね。
緩い下りの区間はしばらく続きます。ふと左下を見ると、地図には記載のない林道が通っていました。伐採用に整備されたもので、表丹沢林道の方から分岐している道なのでしょう。
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緩い下りの区間はしばらく続きます。ふと左下を見ると、地図には記載のない林道が通っていました。伐採用に整備されたもので、表丹沢林道の方から分岐している道なのでしょう。
尾根道は相変わらず緩い下りが続きます。荒れたところもなくてすたすた歩けるのでかなり楽ですね。追い抜いていった女性ハイカーさんも足取り軽やかでした。
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尾根道は相変わらず緩い下りが続きます。荒れたところもなくてすたすた歩けるのでかなり楽ですね。追い抜いていった女性ハイカーさんも足取り軽やかでした。
落ちていた案内板。ここに書かれる「戸川」とは、表丹沢林道を横切るところの牛首経由で戸川公園に出て、さらに下まで出たところにあるバス停のところを指すようです。「大倉」は戸川公園の風の吊り橋を渡ったところにあるバス停のところでしょう。
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落ちていた案内板。ここに書かれる「戸川」とは、表丹沢林道を横切るところの牛首経由で戸川公園に出て、さらに下まで出たところにあるバス停のところを指すようです。「大倉」は戸川公園の風の吊り橋を渡ったところにあるバス停のところでしょう。
下の方に進むにつれ、木々の紅葉が鮮やかになってきました。もうかなり標高を下げていることが分かりますが、来週にはこの葉もみな落ちてしまいそうですね。
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下の方に進むにつれ、木々の紅葉が鮮やかになってきました。もうかなり標高を下げていることが分かりますが、来週にはこの葉もみな落ちてしまいそうですね。
途中から尾根の左側を通るようなります。道はご覧の通りしっかりした幅で平に均され、実に歩きやすいですね。
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途中から尾根の左側を通るようなります。道はご覧の通りしっかりした幅で平に均され、実に歩きやすいですね。
少し勾配が強くなったところを下って行くと、いよいよ面丹沢林道に出ました。ここが牛首と呼ばれる地点です。途中休んだり、ちょくちょく写真を撮ったりしながらの下山で、12時30分ちょっとになっていましたから、1時間10分ほど掛かりました。この先、林道を横切り、下に延びる荻山林道(閉鎖されていません)のすぐ右脇から一旦軽く登った後で戸川公園方面に下る登山道が続きます。
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少し勾配が強くなったところを下って行くと、いよいよ面丹沢林道に出ました。ここが牛首と呼ばれる地点です。途中休んだり、ちょくちょく写真を撮ったりしながらの下山で、12時30分ちょっとになっていましたから、1時間10分ほど掛かりました。この先、林道を横切り、下に延びる荻山林道(閉鎖されていません)のすぐ右脇から一旦軽く登った後で戸川公園方面に下る登山道が続きます。
入口の案内板。まだここから戸川のバス停まで4.5kmもあるんですね。三ノ塔の頂上までは2.4kmになります。このルートは距離こそ長目なものの、急勾配は山頂からしばらくの区間だけで、半ばからは平坦ですから、下りで使うには結構楽でした。しかし、ここを登りで使うのは疲れそうですね。緩い区間は「まだ入口じゃない」と思って進んでから、鹿柵より向こうの勾配のキツいところから始まると思えば、他のハードな登りのルート(例えば天神尾根等)と同じように感じるかも。下手に楽な道が続くせいで、後でギャップが激しいくて疲れが倍加しそうですね。
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入口の案内板。まだここから戸川のバス停まで4.5kmもあるんですね。三ノ塔の頂上までは2.4kmになります。このルートは距離こそ長目なものの、急勾配は山頂からしばらくの区間だけで、半ばからは平坦ですから、下りで使うには結構楽でした。しかし、ここを登りで使うのは疲れそうですね。緩い区間は「まだ入口じゃない」と思って進んでから、鹿柵より向こうの勾配のキツいところから始まると思えば、他のハードな登りのルート(例えば天神尾根等)と同じように感じるかも。下手に楽な道が続くせいで、後でギャップが激しいくて疲れが倍加しそうですね。
表丹沢林道を2kmほど歩きます。ご覧のように落ち葉で舗装路がびっしり絨毯になっています。いつも思うのですが、この道はヤビツ峠から戸川林道まで、とても良く整備されていてどこも危険じゃないのに、なぜ閉鎖しっぱなしにするのでしょうね。危険と言うなら、未舗装の戸川林道を閉鎖していないのに対して矛盾するように思いますが、この日は伐採のためかどうか三重ナンバーの1Boxカーが先で止まっていました。
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表丹沢林道を2kmほど歩きます。ご覧のように落ち葉で舗装路がびっしり絨毯になっています。いつも思うのですが、この道はヤビツ峠から戸川林道まで、とても良く整備されていてどこも危険じゃないのに、なぜ閉鎖しっぱなしにするのでしょうね。危険と言うなら、未舗装の戸川林道を閉鎖していないのに対して矛盾するように思いますが、この日は伐採のためかどうか三重ナンバーの1Boxカーが先で止まっていました。
表丹沢林道の最終地点。しっかり施錠されていて、許可車両のみ通ることができます。大きな岩が一箇所道の脇に落ちていましたが、普通に車は抜けられる情況でした。三ノ塔尾根から出たところには開放された荻山林道がきていて、そこから左も右の進めないように両方に柵を設ける徹底振りです。二ノ塔方面にも何箇所も柵がありましたが、そんなに車を走らせたくないなら、なぜ莫大なお金を掛けてフル舗装し、法面も固めて整備したんでしょうか。表丹沢林道が普通に使えるようになることを願います。
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表丹沢林道の最終地点。しっかり施錠されていて、許可車両のみ通ることができます。大きな岩が一箇所道の脇に落ちていましたが、普通に車は抜けられる情況でした。三ノ塔尾根から出たところには開放された荻山林道がきていて、そこから左も右の進めないように両方に柵を設ける徹底振りです。二ノ塔方面にも何箇所も柵がありましたが、そんなに車を走らせたくないなら、なぜ莫大なお金を掛けてフル舗装し、法面も固めて整備したんでしょうか。表丹沢林道が普通に使えるようになることを願います。
戸川林道に出て、しばらく上流側に歩きますが、この辺はまだまだ紅葉が鮮やかで目を楽しませてくれます。遅れましたが、今回持って行ったフィルムカメラはエキザクタFE2000と言うモデルで、ドイツの由緒正しい銘柄ですが、実は日本のペトリが生産したOEMモデルです。Pマウント(M42)なのに、シャッタースピード優先TTL-AEを機械式シャッターのまま独創的な仕組みで達成したものでした。
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戸川林道に出て、しばらく上流側に歩きますが、この辺はまだまだ紅葉が鮮やかで目を楽しませてくれます。遅れましたが、今回持って行ったフィルムカメラはエキザクタFE2000と言うモデルで、ドイツの由緒正しい銘柄ですが、実は日本のペトリが生産したOEMモデルです。Pマウント(M42)なのに、シャッタースピード優先TTL-AEを機械式シャッターのまま独創的な仕組みで達成したものでした。
林道を淡々と歩いて新茅荘の方に戻ってきたのは午後1時25分頃。まだまだ時間的には早いので、ちょっと周辺を散策してから車に乗り込みましたが、GPSロガーでは先週と歩いた距離はどっこいどっこいでした。しかし、到着時間は大分この日の方が早かったのは、ゆっくりしか進めないバリルートと、しっかりした登山ルートの違いでしょうね。また、林道区間がそこそこ長くなったのも距離の割りに時間が短く済んだ理由でしょう。
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林道を淡々と歩いて新茅荘の方に戻ってきたのは午後1時25分頃。まだまだ時間的には早いので、ちょっと周辺を散策してから車に乗り込みましたが、GPSロガーでは先週と歩いた距離はどっこいどっこいでした。しかし、到着時間は大分この日の方が早かったのは、ゆっくりしか進めないバリルートと、しっかりした登山ルートの違いでしょうね。また、林道区間がそこそこ長くなったのも距離の割りに時間が短く済んだ理由でしょう。
それにしても、時間が早くて、渋滞を気にする時間もまだまだ後なので、ちょっと戸川公園から枝分かれしている荻山林道を終点の三ノ塔尾根入口まで確認がてら走ってきました。道は狭いながらもしっかりしていますが、利用者が少ないせいで、路面が濡れ気味で、何か苔とは違って緑色ではないですが、滑りやすいものが付着しているような感じでした。落ち葉も多くて勾配のあるところでは滑るので、ゆっくり進みましたが、ここを利用して三ノ塔や二ノ塔方面を歩くのも面白そうでした。
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それにしても、時間が早くて、渋滞を気にする時間もまだまだ後なので、ちょっと戸川公園から枝分かれしている荻山林道を終点の三ノ塔尾根入口まで確認がてら走ってきました。道は狭いながらもしっかりしていますが、利用者が少ないせいで、路面が濡れ気味で、何か苔とは違って緑色ではないですが、滑りやすいものが付着しているような感じでした。落ち葉も多くて勾配のあるところでは滑るので、ゆっくり進みましたが、ここを利用して三ノ塔や二ノ塔方面を歩くのも面白そうでした。
これが右の表尾根と左の大倉尾根に挟まれた戸沢周辺のルートの数々。地図や案内マップに載っているところは全て踏破しましたが、実は青線の源次郎尾根と呼ばれるルートがあるようで、ネットで調べるとここを通っている皆さんのレポが確認できます。こんな道を知っちゃうと、「まだまだ戸沢は俺を呼んでるぜ」(笑)と言う気分になっちゃいますね(^∇^)v
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これが右の表尾根と左の大倉尾根に挟まれた戸沢周辺のルートの数々。地図や案内マップに載っているところは全て踏破しましたが、実は青線の源次郎尾根と呼ばれるルートがあるようで、ネットで調べるとここを通っている皆さんのレポが確認できます。こんな道を知っちゃうと、「まだまだ戸沢は俺を呼んでるぜ」(笑)と言う気分になっちゃいますね(^∇^)v
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