かなり強風の天狗岳+さらなる烈風の根石岳鞍部(渋の湯ピストン)
長野県
honsama
- GPS
- 06:35
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 897m
- 下り
- 893m
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| 天候 | 早朝うす曇り→徐々に晴れ間シェア拡大→昼頃Goodな晴天(但し晴れと比例して劇的に激しい風がっ!) 気温は高めで、おそらく東天狗山頂でも+だったと思われます(体感温度) |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
■クルマでのアプローチ 渋御殿湯駐車場の手前数100mくらいにところどころ凍結っぽい路面があるものの、ノーマルタイヤで全然大丈夫なレベル。午後には融けてました。 ちなみに、最後の辺りの路面は荒れていますが全面舗装路です。 ■渋の湯ー黒百合ヒュッテ 非常に明瞭なトレースがあり余程大量の降雪がない限り踏み跡がなくなることはなさそう。 出だしの1時間くらいは山腹に絡むような道の付け方でとことどころちょっと急な斜面となりますが短いです。唐沢鉱泉分岐以降はさらにゆるゆるとした登り基調で非常に登り易い道です。 ちなみに、唐沢鉱泉方面の分岐ルートはノートレースでした。 ■黒百合ヒュッテ前 まだまだ雪が多かったです(写真参照)。 朝の気温は-5、6℃。昼過ぎでは推定+1、2℃?手袋を外して作業しても全然問題ないくらい暖かになっていました。 ■中山峠ー東天狗 1月に2回歩いていますが、その頃と比べ森林限界下の雪の量はだいぶ多かったです(写真参照)。 一例としては、中山峠からちょっと登った先にある、岩を掴みながら登るちょっとした急斜面は全て雪に埋もれており「雪壁」っぽくなってました。 森林限界より上の様相は風で雪が飛び少ないここの特徴そのままで特に変化無し |
| 予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
分かりづらいですが、なかなか急で雪の多い斜面がありました。これまで雪の少ない年末年始の頃のイメージが強く、ちょっと驚きました。ちなみに、トレースは風で次々と消えていくコンディションでした
1
強風がなかなかヒドいので、ここを下るかちょっと悩みました。しかし、真新しいトレースもあり、大丈夫だと思った(この時わ!)。でも、強風下、ここを下るのは結構シビれました。。。
1
本沢温泉に続く白砂新道(夏道で積雪期は通れない)の分岐。ここは谷の最上部で、その地形が猛烈な風の要因みたい。かなりの風圧でした
2
東天狗のピーク手前まで戻り、歩いてきた稜線を撮影。写っているには僕と同じ辺りで引き返してきた方。こう見るとシビアなところを通っているのですねっ!
3
同じ場所から東天狗直下の登り。下り時点より風圧が増しており、最後の痩せた部分は戦慄ポイントでした(余裕なく写真は撮れず。そんな状態じゃありませんでしたので)
今日は万全を期し三脚まで持ってきたので東天狗の下りで無理矢理撮影。この時は天狗の稜線でも風がものすごく、精彩を欠く修行シーンとなりました(バックは稲子岳)
2
ここ!下に踏み跡がありますが、斜面には無し。風で十数人分のトレースはすでに消えている模様!自分が通った後に見ていたら、雪が砂嵐のように踏み跡をさーっと消しちゃうんですね。初めて見た。。。
感想
うーん、先週に続き、硫黄岳ー天狗岳の強制接続失敗!の巻となりました。
今回は風!しかも、ちょっと自己最高ちゃう?というレベルでした。
東天狗でいえば2009年12月31日、大荒れの大晦日に暴風体験をしていますが(辛くも登頂)、それに匹敵するレベルでの登りでした。しかし、その先の白砂新道分岐、根石岳との鞍部に至ると、それ以上のまさに烈風ぢゃないですかっ!
風速ナンボ?というのは不正確なので体感数値は上げませんが、緩急をつけつつ、とくに強く吹くと体が持って行かれるし、そうでなくても風上に体重を傾けてようやく歩ける感じ。
時おり強弱が変わるのでバランスも崩し易いし、日照が強まるにつれさらに風圧を増すかのような。。。
ということで、根石岳の稜線を越えていくことは「チョット無理」ということで、引き返すに何のためらいもありませんでした。
また、追加します。。。
ということで、一夜明けました。
くどいようですが、ホント凄い風でした。それしか覚えてないって感じです。
写真でも着ているハードシェルの袖、フードは常にものすごいピッチでバタツいてたのですが、バイクで160kmくらいだすとそんな感じになりますね、というレベルでバタバタバタバタバタバタバタでした。
今回、あのレベルの風を体験出来、ある意味ラッキーでした、それまでも強風体験は何度かありますが、それ以上はなかなかないですからねえ。
それと、東天狗の稜線下部での雪壁は楽しかった♩
あのコースでもこんな風になるのねえ〜とちょっとウキウキしました。ピッケルを雪面に深々と刺してアンカーとしつつアイゼンを蹴り込んでグイグイ登るのって好きなんです。
あれだけ雪が増えるとやっぱりストックでなく「ピッケル必携」って言いたくなります。
そうそう、東天狗から根石岳への下り出し、あそこは鎖があるようなのですが、今回は下のごく一部を除き雪で埋まってましたので、要注意です。東側は断崖、西側は絶壁ですので落ちたら即アウトですし、足の置き場は体1つ分くらいしかないのでメチャ怖ですヨ〜
昨日は天狗の先まで足を出せたこと、そして根石岳側から東西天狗を観れたこと、などは良かったけれどやっぱりその先に行けなかったことは事実で悶々としていましたが、いま思うと「ま、いっか。次、次〜」とサッパリできます。
で、次はどーしよーかなあ・・・
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天狗方面も雪が多く、物凄い強風のようですね。
撤退やむなしですね。
明日、文三郎ピストンで赤岳へ行けないか一縷の望みを持ってましたが、honsamaのレコを拝見し、あっさり諦めました
honsamaでも、苦戦する状況では、自分では無理なので、またの機会にします。
甲武信も雪が多いでしょうが、2月に敗退しているので、リベンジしようかと思ったところです。
こんばんわ、honsamaさま
明日行かれるのかと思っていました
強風＋烈風ですか
honsamaが敗退となると・・
やはり私では通過できませんね
夏、オーレンから根石〜天狗通った時もかなりの風で、飛ばされるよーな？感じでした
夏でも体感温度がかなり低く感じた覚えがありました。
明日、雲取山行く予定でしたが、イマイチのらないので、パスにして、都内に桜でも見に行こうかと思っています。。
では・・お疲れさまでした
satoyamaさん
コメント、ありがとうございます！ってゆーか、「初めまして」でしたっけ？どこかでヤリトリさせていただいたよーな気もしますが、ご芳名はかねがね。
今日のコンディションであれば、赤岳は相当厳しかったかと。今のところヤマレコにレポがないので不明ですが、赤岳で今日の風が吹いていたらとくに文三郎道はちょっと無理かも、と思います（積雪もMAX状態のようですし）。
今年は、太平洋側に関しては３月になってから雪が増えたみたいで、八ヶ岳もだいぶ雪が多いように思います。積雪期の赤岳は僕の場合、昨年の３月に初登なのですが、昨年のその頃はだいぶ春山コンディションで雪は減っていたと記憶しています。それでも結構大変でしたので、ベストコンディションを狙った方が良いでしょうね（ちなみにその日はだいぶ良いコンディションでしたが・・・）。
ちなみに、明日は前線を伴った低気圧が北にいて天気は良くなさそうですね。
pikachanさん
計画名と日付はバレバレなhonsamaです。
今日の風は笑っちゃうくらい強烈でしたねえ。まあとりあえず歩けるくらいですから、その程度なんでしょうけど縦走を続行するには大いに不安なレベルでした
動画も撮ったので出来ればアップしたいと思います。トレースが目の前で消えて行く様はなかなか壮観です
明日、雲取の予定でしたか。今週は随分暖かだったので、雪解けのグチャグチャが気になりますね。あそこは天気悪いとやはり盛り上がりませんし、パスして正解と思います。
今日は早々と（16:30ごろ）調布インターを降りましたので深大寺の桜がクルマからも観られました
まだ満開とは言えませんが、雪山の直後だけに鮮やかで楽しめました
充分な雪の量ですね！
この時期に過去最高の風とは、やはり侮れませ〜ん
そしてhonsamaさんのノーマルタイヤ情報、かなり参考になります！
これからの八ヶ岳で本格的な来シーズンに備えて鍛えておくのも良さそうですね
僕も行きたくなりました！
jimsonさん
渋の湯や、おそらく美濃戸口であればノーマルタイヤOKな環境のようです。mic726さんによれば蓼科山も行けそうですし
天女山ももちろん大丈夫でしょう（ゲートはまだ締まっていると思いますが
渋の湯から東天狗＆西天狗とか、僕が歩いた中山、高見石経由で周回ってのもいいかもしれませんねえ。
しかし、天狗の「風」は改めて強いなあと思った山行でした。。。
honsamaさん、お久しぶりです。
強風にやられたようですね。
以前お会いした時の根石岳周辺も結構な風でした。やっ
ぱり地形的に風が強いところなんでしょうね。
今回は気温が低いということはなかったようですが、気
温が低い時の風はホントに恐いですね。この前の富士山
で思い知りました
yoshi629さん
こんにちは！
遅ればせながら、富士の記録拝見しましたが、、、スゴっ！
冬富士の強風・烈風・突風はほんと凄いみたいですし、当日はこの時期にしては冷え込んだ日だったような・・・。想像できないくらいの厳しさですね
今回の根石岳付近の風がもし冬並みに冷たかったら、おそらく根石岳の手前までも行かなかった（僕の場合）と思います。進退を考えつつあそこの地形を観察しましたが、谷状の地形が遥か下の樹林まだ続いているような感じで、上昇気流がそのまま山肌に沿ってゴーッとなるのだなーと実感しました。夏場も強いそうで、うなずけます。
冬はホント、気象条件が揃わないと難しいコースだと思いました。
前回１月にyoshi629さんの後を追えば、行けたのだろうか。。
でも、まあ次回頑張りますってことで。ここを日帰りするにはもう少しレベルアップしないと、と思いました。
honsamaさん、こんばんは。
烈風での撤退、残念でした。
またですね
私も1月にこのルートを歩いた時に、午後になり風が
強まり、根石岳から東天狗へ戻ってくるときにかなり
消耗しました。油断して頭部のガードが弱かったためか
頭がキーンとしてきて、ちょっと慌てました。。。
やはり、風は注意ですね。
哀愁の後ろ姿、ナイス（って言っていいのかな？）です
youtaroさん
今日は私事でバタバタし、ご返信が遅れました。すみません。
今回は天狗と硫黄をピストン、という計画だった訳ですが、
こと「風」に関しては午前と午後では状況が異なる可能性も大アリですね。
また、今回は暖かだったので非常にマシでしたが、これが冬の冷たさだったらと思うとゾッとします
ということで、哀愁の背中、でした。。。
2月に天狗に登ったので、あぁこの景色みたみた！と懐かしく拝見しました。
雪山経験が今よりさらに乏しいときに行った天狗は天気良かったにも関わらず、根石岳に向かう稜線は強風で写真をとる余裕はなかったので、あそこは風の通り道になっているのかもと思います。
先週渋の湯に下ったので、樹林帯や渋の湯の写真を見て楽しい気分になりました。
「うしろの雲がへん」同じ日の鳳凰でも北側に丸っこい変わった雲が出ていました。同じ雲かもしれませんね
honsamaさん
天狗岳お疲れ様でした。
もの凄い強風（烈風？）だったようですね・・・
自分も天狗岳は好きな山なので、去年も何度か登りました。
中でも、桜台からのピストンをした時は、根石岳の稜線の強風にあおられました・・・
あのあたりは、風の通り道になるようですね（笑）
今年は、稲子湯からのピストンを歩きたいなと思っています☆
star
tamaoさん
先週に引き続き強制接続失敗のhonsamaです。
って、ああこれ僕の記録でしたね。
重ね重ね、晴天の鳳凰、いいなあ（しかも雪景色）。
tamaoさんはhariさんとのコンビで今回の烈風ゾーンを歩かれてましたねえ。改めて記録を拝見しましたが、これまた良い縦走でした。
今回の烈風は最初たしかにその激しさを楽しむような余裕がありました。これじゃまるでTMレボリューションみたいじゃないか〜！という感じ（全っ然わかんないと思いますけど
ですが、だんだん「こりゃあ悪い冗談だぜ…」てな具合にさらに風圧アップであえなくダウンという次第でした。東天狗山頂直下の鎖場も戦慄ポイント化してましたし、これ以上進んだら午後戻れないかも…とビビッたわけです。。。
ということですっかり毒気を抜かれてサッサと下ってしまいました。
今思えば午後3時までしか入れない渋御殿湯に入っておけばよかったです。。。
starさん
どもども♪
コメントに誘われ、starさんの過去レポも見ちゃいました。
そう、確かに桜平まで行けばこのルートの最短なんですよねえ。でも自分の普通車＆ノーマルタイヤでは心もとなく、冬季は無理〜ということでいろいろ苦慮しています。
天狗は僕の「初・八ヶ岳」にして「初・森林限界超え」の山でして思い入れはタップリ。ですが、いつも西尾根か中山峠からなので、南側から間近に観たことなかったんですが、今回観られたので、まあ良しとします。
まだ雪が残る季節に行けるか…、分かりませんが、まあ余り執着しないようにします。。。
あ、稲子湯ですけど、八王子から行くと長坂インターかと思いますが、下道が長いですので結構早起きになりますよ〜。
だいぶ遅くなりましたがレコ拝見しました。
東天狗の下りからの写真、なつかしかったです。
風がすごかったんですね〜
東天狗の下りは鎖があったり、楽しかったですけど、強風だったらと考えると怖いです。
お疲れ様でした！
鳳凰もお天気のいい日にぜひお出かけください！
hariさん
いらっしゃいませ♩こんばんわ！（ってコンビニかよ）
>だいぶ遅くなりましたがレコ拝見しました
→いえいえ、ご覧いただけて有り難いっす。
そう言えば、hariさんとtamaoさんが硫黄と天狗に行かれた初日（2/5）に僕も赤岳＆阿弥陀でヒーコラしてたんでしたねえ。あの時は暖かで風もそれほどでなく、いいコンディションでした。
今回は皆さんから「根石岳周辺は大体において強風である」という数々の証言が得られ、またまた八ヶ岳の特徴を深掘りする良い契機となりました
こうして１つの山域に詳しくなっていくのは極めて楽しいです。
昨夏は鳳凰と甲斐駒に各２回行くのが関の山でしたが、冬がちゃんと終われば南アルプスもガンガン攻めますんでご期待（？）ください
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