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Yamareco

記録ID: 1048541
全員に公開
ハイキング
丹沢

雪より落ち葉に難儀した@大山三峰VR周回その1-宝尾根-惣久経路

2017年01月18日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:08
距離
14.8km
登り
1,083m
下り
1,070m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:51
休憩
1:11
合計
8:02
距離 14.8km 登り 1,083m 下り 1,089m
8:16
8:23
52
9:15
9:22
45
10:07
10:22
11
10:33
11:12
128
13:20
13:22
111
惣久経路分岐
15:13
15:14
3
惣久経路谷太郎林道側入口
15:18
ゴール地点
休憩は三峰山のベンチと縦走コースの下の方のベンチのみでしたが、縦走尾根では6回軽アイゼンを着脱するために止まりました。昼食は下の方のベンチです。
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2017年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
谷太郎林道、権現橋先の駐車スペース
コース状況/
危険箇所等
谷太郎林道の権現橋の先から始まる宝尾根は取り付きから尾根の肩に上がるまでが急勾配で大変ですが、その先はそこそこの登りが続きます。後半はヤセ尾根の登りが続き、しかも最終区間は急勾配になっていて、ロープはところどころあるものの、かなり大変な区間もあります。
三峰縦走路は良く知られたヤセ尾根+クサリ場の連続で、今回は残雪が踏み固められて氷結していたところも多かったですが、基本的に整備されているので、軽アイゼンがあれば安心して歩けます。
惣久経路は北側の崩落箇所案内板の少し先から始まりますが、最初の急勾配の尾根をつづら折れすることなく真っ直ぐ下ります。これが問題で、ザレたところに落ち葉が重なり、ただ立っていても滑ってしまうようなところで、木々を頼りにしたくても、あまり密度が高くなくて、とにかく小幅にゆっくり滑らないよう下るしかなかったです。途中から勾配が緩みましたが、尾根が分かれる箇所でしっかり左に進まないといけません。古い鹿柵の地点が始まったところでは、右の斜面側にピンクのリボンがいくつかありましたが、正規ルートはあくまで尾根筋です。次の鹿柵からはピンクのリボンも有効に利用できますが、紫色と黄色のマーキングが登山者用のものと思われます。道は後半でまた滑りやすい急勾配の区間があり、最後の林道への下りも急で要注意です。
当初、道志方面から蛭ヶ岳方面に登ろうと考え、しっかりしたアイゼンを購入しておいたのですが、皆さんのレポによると、国道413号はともかく登山道入口に至る県道や舗装林道等は前回の雪で氷結していて、我が家にはスタッドレスタイヤなどないために、ここは断念。で、前日にどこにしようかと熟考した結果、今週は雪が比較的少ない東丹沢にと言うことで、大山三峰方面に決めました。朝5時半に家を出て、保土ヶ谷BP+国道246号+県道64号線で清川村に向かいますが、まだ日が出ていない時間で大山が浮き上がって見えました。雪はあまりないようですから、問題なさそうです。
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当初、道志方面から蛭ヶ岳方面に登ろうと考え、しっかりしたアイゼンを購入しておいたのですが、皆さんのレポによると、国道413号はともかく登山道入口に至る県道や舗装林道等は前回の雪で氷結していて、我が家にはスタッドレスタイヤなどないために、ここは断念。で、前日にどこにしようかと熟考した結果、今週は雪が比較的少ない東丹沢にと言うことで、大山三峰方面に決めました。朝5時半に家を出て、保土ヶ谷BP+国道246号+県道64号線で清川村に向かいますが、まだ日が出ていない時間で大山が浮き上がって見えました。雪はあまりないようですから、問題なさそうです。
大山三峰には去年の3月初めに大山側から縦走尾根を使って歩いていますが( http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-823039.html )、今回は谷太郎林道の前半部分から三峰山の手前の七沢山に直接向かえる「宝尾根」ルートと、縦走尾根を進んで北側の「惣久経路」ルートでやはり谷太郎林道の前半区間に戻るコースで歩きます。両方ともバリエーション・ルートですが、道に迷うことはあまりなさそうな感じです。何はともあれ、谷太郎林道の権現橋を渡ったところにある駐車スペースに7時15分に到着し、準備を済ませて7時半に登頂開始しました。
大山三峰には去年の3月初めに大山側から縦走尾根を使って歩いていますが( http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-823039.html )、今回は谷太郎林道の前半部分から三峰山の手前の七沢山に直接向かえる「宝尾根」ルートと、縦走尾根を進んで北側の「惣久経路」ルートでやはり谷太郎林道の前半区間に戻るコースで歩きます。両方ともバリエーション・ルートですが、道に迷うことはあまりなさそうな感じです。何はともあれ、谷太郎林道の権現橋を渡ったところにある駐車スペースに7時15分に到着し、準備を済ませて7時半に登頂開始しました。
宝尾根の取り付きポイントは権現橋からほんの少し上流側に進んだところにあります。「清川宝の山」と刻まれた石柱が立っている斜面がスタート地点になります。しかし、踏み跡がなく、適当に自分で歩けそうなところを見付けて登る必要があります。
宝尾根の取り付きポイントは権現橋からほんの少し上流側に進んだところにあります。「清川宝の山」と刻まれた石柱が立っている斜面がスタート地点になります。しかし、踏み跡がなく、適当に自分で歩けそうなところを見付けて登る必要があります。
土質は杉の落ち葉とともにフカフカしていますが、滑りやすい感じではなかったです。それでも急斜面ですから、一直線に登ることはできませんから、自分なりに左→右→左とジグザグに登って行きましたが、尾根の左側が若干緩やかになっていたので、そこから尾根の肩に登りました。
土質は杉の落ち葉とともにフカフカしていますが、滑りやすい感じではなかったです。それでも急斜面ですから、一直線に登ることはできませんから、自分なりに左→右→左とジグザグに登って行きましたが、尾根の左側が若干緩やかになっていたので、そこから尾根の肩に登りました。
傾斜はご覧の通りですからかなり厳しいですが、中央右上の木の下右側にかすかな踏み跡っぽいものが見えまして、左側に進むようにしながら上に出ました。
傾斜はご覧の通りですからかなり厳しいですが、中央右上の木の下右側にかすかな踏み跡っぽいものが見えまして、左側に進むようにしながら上に出ました。
尾根の肩に乗ってしまえば普通の勾配の登山道がしばらく続きます。多少なりとも利用されているのは間違いないものの、踏み跡はほとんどありません。あっても落ち葉で全く確認できません。
尾根の肩に乗ってしまえば普通の勾配の登山道がしばらく続きます。多少なりとも利用されているのは間違いないものの、踏み跡はほとんどありません。あっても落ち葉で全く確認できません。
途中から左側下にトラバースする道があり、ご覧のように踏み跡もしっかりしていたので、そちらに入って少し歩いて行くと、上の尾根がどんどん高くなって行くのに対し、トラバース路は平坦なままで離れて行く一方です。そもそも、この道がどこに向かうのか分からないので、適当なところで上に登り直して尾根筋に戻りました。
途中から左側下にトラバースする道があり、ご覧のように踏み跡もしっかりしていたので、そちらに入って少し歩いて行くと、上の尾根がどんどん高くなって行くのに対し、トラバース路は平坦なままで離れて行く一方です。そもそも、この道がどこに向かうのか分からないので、適当なところで上に登り直して尾根筋に戻りました。
勾配を一旦登り切ると一時的にヤセ尾根区間になりました。『東丹沢登山詳細図』によると、鹿柵が500m地点にあるはずですが、まだそれにすら達していません。結構歩いてきた感がありましたが、最初のハードな登りで時間を費やしました。
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勾配を一旦登り切ると一時的にヤセ尾根区間になりました。『東丹沢登山詳細図』によると、鹿柵が500m地点にあるはずですが、まだそれにすら達していません。結構歩いてきた感がありましたが、最初のハードな登りで時間を費やしました。
ヤセ尾根区間はすぐに終わり、杉の植林地帯を抜けます。丹沢では良く見かける光景ですね。
ヤセ尾根区間はすぐに終わり、杉の植林地帯を抜けます。丹沢では良く見かける光景ですね。
そしてやっと鹿柵が見えてきましたが、この柵は既に役目を終えていますね。この付近はまた勾配が強くなっていました。
そしてやっと鹿柵が見えてきましたが、この柵は既に役目を終えていますね。この付近はまた勾配が強くなっていました。
鹿柵が終わると杉の木が右に、尾根の上には根元からたくさん分かれたクスの木か何かがたくさん見られるようになりました。
鹿柵が終わると杉の木が右に、尾根の上には根元からたくさん分かれたクスの木か何かがたくさん見られるようになりました。
そして「水源の森林」の標柱が立っているところに至りますが、まだ入口から1km未満なんですよねぇ…。
そして「水源の森林」の標柱が立っているところに至りますが、まだ入口から1km未満なんですよねぇ…。
そのうち尾根筋が狭まり、ご覧のように薮っぽい様相を呈してきましたが、踏み跡はかえってはっきりしていました。
そのうち尾根筋が狭まり、ご覧のように薮っぽい様相を呈してきましたが、踏み跡はかえってはっきりしていました。
再び植林と原生林の中間を登る形になりますが、これまであまり見られなかったリボンが見えてきましたね。
再び植林と原生林の中間を登る形になりますが、これまであまり見られなかったリボンが見えてきましたね。
右側に踏み跡があったのでそのまま進むと、尾根の右側に進むものの、なかなか上に出る様子はなく、先の方で道も消えてしまったので、適当なところで尾根の上に戻ります。傾斜が結構ある上、じわーっと踏んだところが流れるので、木の根をつかんで這い上がる感じになりました。普通に尾根上から離れないように歩くべきですね。
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右側に踏み跡があったのでそのまま進むと、尾根の右側に進むものの、なかなか上に出る様子はなく、先の方で道も消えてしまったので、適当なところで尾根の上に戻ります。傾斜が結構ある上、じわーっと踏んだところが流れるので、木の根をつかんで這い上がる感じになりました。普通に尾根上から離れないように歩くべきですね。
しっかりした登り区間が続いていましたが、この付近は道がはっきりしていまして、伐採跡もあって登山以外でも使われていることが分かります。
しっかりした登り区間が続いていましたが、この付近は道がはっきりしていまして、伐採跡もあって登山以外でも使われていることが分かります。
勾配を登り切ると広々としたところに出ます。こうなると道は不明瞭ですが、地図では左に進まないようにXマークがありましたので、真っ直ぐ進むことを心掛けました。
勾配を登り切ると広々としたところに出ます。こうなると道は不明瞭ですが、地図では左に進まないようにXマークがありましたので、真っ直ぐ進むことを心掛けました。
そしてまたしばし登り区間を進むと512mピークに到着します。画像の今回持って行ったフィルムカメラは「PRIMO-JR」と言う東京光学が1957年に製造していたもので、4X4判の二眼レフカメラです。前回のトプコフレックスに対し、このプリモJRは兄弟みたいなものですが、プリモは国内向けの販売を大沢商会に委ねていて、そこの銘柄になります。レンズの優秀性から、国産4X4判二眼レフでは最高評価のカメラでした。
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そしてまたしばし登り区間を進むと512mピークに到着します。画像の今回持って行ったフィルムカメラは「PRIMO-JR」と言う東京光学が1957年に製造していたもので、4X4判の二眼レフカメラです。前回のトプコフレックスに対し、このプリモJRは兄弟みたいなものですが、プリモは国内向けの販売を大沢商会に委ねていて、そこの銘柄になります。レンズの優秀性から、国産4X4判二眼レフでは最高評価のカメラでした。
さて、朝日を浴びながら尾根道を黙々と登っていきますが、左側には日が当たらず鬱蒼としていました。そちらにピンクリボンがありましたが、どうもこの界隈のピンクリボンは登山者ではなくて林業関連ないし水源管理のための目印みたいで、尾根筋から離れる方向にリボンがあってそれを信用すると痛い目にあうことになります。あくまで尾根の上面を歩くことを心掛けます。
さて、朝日を浴びながら尾根道を黙々と登っていきますが、左側には日が当たらず鬱蒼としていました。そちらにピンクリボンがありましたが、どうもこの界隈のピンクリボンは登山者ではなくて林業関連ないし水源管理のための目印みたいで、尾根筋から離れる方向にリボンがあってそれを信用すると痛い目にあうことになります。あくまで尾根の上面を歩くことを心掛けます。
地図では少し先で丁字になった分岐を右に折れる形でルートが引かれていたので、右を意識しつつ真っ直ぐ登って行くと、正面に新し目の鹿柵が見えました。ここで左右に分かれるのかと思い、右側に向かうと、柵が切れたので、その脇を登ることにしました。尾根はまだ続きますので、ここで右横に向かっても意味がありません。
地図では少し先で丁字になった分岐を右に折れる形でルートが引かれていたので、右を意識しつつ真っ直ぐ登って行くと、正面に新し目の鹿柵が見えました。ここで左右に分かれるのかと思い、右側に向かうと、柵が切れたので、その脇を登ることにしました。尾根はまだ続きますので、ここで右横に向かっても意味がありません。
柵沿いの坂は勾配が厳しいものの、柵がロープ代わりになるので、安心して登れます。ただ途中で右にこんなものが。スズメバチの巣でしょうか。春以降は危険そうですね(^∇^)
柵沿いの坂は勾配が厳しいものの、柵がロープ代わりになるので、安心して登れます。ただ途中で右にこんなものが。スズメバチの巣でしょうか。春以降は危険そうですね(^∇^)
鹿柵の切れ目になると、左側から歩道が延びていて、それと合流しました。どうやら、先ほどの鹿柵の左側を登るとそれに出たようです。その後、道は尾根が右側に折れるのに合わせて右に向かいます。これが地図で表された右に折れる箇所だったみたいです。七沢山まではここからまだ1.8kmちょっとあります。
鹿柵の切れ目になると、左側から歩道が延びていて、それと合流しました。どうやら、先ほどの鹿柵の左側を登るとそれに出たようです。その後、道は尾根が右側に折れるのに合わせて右に向かいます。これが地図で表された右に折れる箇所だったみたいです。七沢山まではここからまだ1.8kmちょっとあります。
穏やかな尾根道がしばらく続きます。かすかに踏み跡が二筋見えますが、適当に歩きやすいと思った方を進めば問題ないです。
穏やかな尾根道がしばらく続きます。かすかに踏み跡が二筋見えますが、適当に歩きやすいと思った方を進めば問題ないです。
若干尾根が狭まって登り勾配が増してきました。この先に777mピークがあります。
若干尾根が狭まって登り勾配が増してきました。この先に777mピークがあります。
777mピークのところからはヤセ尾根区間が続きます。このルートでは最も難関区間です。ご覧のように階段はもちろん、鎖はおろかロープもない狭いところを進まないといけません。
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777mピークのところからはヤセ尾根区間が続きます。このルートでは最も難関区間です。ご覧のように階段はもちろん、鎖はおろかロープもない狭いところを進まないといけません。
そんなエッジの立ったヤセ尾根を木が邪魔して歩けないところもありますが、脇にかすかにトラバースするように回避して進みます。滑り落ちたら大変ですから、すぐにまた尾根の上に戻ります。
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そんなエッジの立ったヤセ尾根を木が邪魔して歩けないところもありますが、脇にかすかにトラバースするように回避して進みます。滑り落ちたら大変ですから、すぐにまた尾根の上に戻ります。
ここも登りがキツイのに木が真ん中で遮っていますが、右側に回避できるようになっていました。足場が狭いので要注意です。
ここも登りがキツイのに木が真ん中で遮っていますが、右側に回避できるようになっていました。足場が狭いので要注意です。
一旦ヤセ尾根が終わって急なザレ場を登りますが、ここも難所でした。ロープがないので木の根をつかんで登りますが、上から振り返って取ったのがこの画像です。勾配が分かりますでしょうか。
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一旦ヤセ尾根が終わって急なザレ場を登りますが、ここも難所でした。ロープがないので木の根をつかんで登りますが、上から振り返って取ったのがこの画像です。勾配が分かりますでしょうか。
そしてまたすぐにヤセ尾根になります。木が多いので、その枝をつかんで歩けるのは安心ですが、ところどころ進みたいところに元気な枝が出っ張っていて、それを避けるのが面倒なところもありました。
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そしてまたすぐにヤセ尾根になります。木が多いので、その枝をつかんで歩けるのは安心ですが、ところどころ進みたいところに元気な枝が出っ張っていて、それを避けるのが面倒なところもありました。
木が少なくなったヤセ尾根の急な登りなんてちょっと無理ですが、ここにはロープがありました。これがないとここはまず無理ですね。実はここでレンズフードがロープか何かに触れて落っこちてしまいましたが、その瞬間「あ〜あ、ダメだ。でも純正品でない汎用のやつだからいいか…」と思ったものの、見ていたらこんなヤセ尾根なのに、奇跡的に下の方で石に遮られて止まっていました。もちろんここで下り直して回収しておきました(^∇^)v
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木が少なくなったヤセ尾根の急な登りなんてちょっと無理ですが、ここにはロープがありました。これがないとここはまず無理ですね。実はここでレンズフードがロープか何かに触れて落っこちてしまいましたが、その瞬間「あ〜あ、ダメだ。でも純正品でない汎用のやつだからいいか…」と思ったものの、見ていたらこんなヤセ尾根なのに、奇跡的に下の方で石に遮られて止まっていました。もちろんここで下り直して回収しておきました(^∇^)v
そしてこんなところも。木々が流れ落ちて土が丸見えになったヤセ尾根ですが、短い距離でもあまり歩きたくない区間ですね。
そしてこんなところも。木々が流れ落ちて土が丸見えになったヤセ尾根ですが、短い距離でもあまり歩きたくない区間ですね。
高度を上げていくに従い、右側(北側)は日が当たらないために雪が残っていました。幸い尾根道には雪は皆無でしたので、歩きに支障をきたすことはありませんでした。
高度を上げていくに従い、右側(北側)は日が当たらないために雪が残っていました。幸い尾根道には雪は皆無でしたので、歩きに支障をきたすことはありませんでした。
この登りもキツイものの、木の根がたくさんあって足を滑らすことはありません。
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この登りもキツイものの、木の根がたくさんあって足を滑らすことはありません。
この岩のヤセ尾根も面倒で、葉を付けた枝がビンビンに元気が良くて、横に曲げて進みますが枝先が腹に当たって崖側に押し出そうとします。
この岩のヤセ尾根も面倒で、葉を付けた枝がビンビンに元気が良くて、横に曲げて進みますが枝先が腹に当たって崖側に押し出そうとします。
岩場が目立つようになってきましたが、直接岩の上を歩くことはほとんどありません。
岩場が目立つようになってきましたが、直接岩の上を歩くことはほとんどありません。
もう終点は近いはずですが、雪が尾根の上に近いところまで残っています。しかし、厳しい宝尾根に雪がなかったことは助かりましたね。
もう終点は近いはずですが、雪が尾根の上に近いところまで残っています。しかし、厳しい宝尾根に雪がなかったことは助かりましたね。
そして七沢山の頂上に到着! 時間は10時16分でした。ここまで2時間40分くらい掛かってますが、距離に比べてハードな区間が多いので、このくらい掛かってしまうのも仕方ないですね。
そして七沢山の頂上に到着! 時間は10時16分でした。ここまで2時間40分くらい掛かってますが、距離に比べてハードな区間が多いので、このくらい掛かってしまうのも仕方ないですね。
せっかくだからここで軽く立ち止まってぐびりとお茶を一飲み。考えてみると、これが登山開始から初めての水分補給ですが、冬場はやはり夏と違って体が水を欲しがる感じが大分弱まりますね。
せっかくだからここで軽く立ち止まってぐびりとお茶を一飲み。考えてみると、これが登山開始から初めての水分補給ですが、冬場はやはり夏と違って体が水を欲しがる感じが大分弱まりますね。
七沢山は周囲が木々に覆われていて、撮影ポイントはありませんので、ちょっと止まって記念写真を撮って移動します。ここからもヤセ尾根の連続ですが、しっかりした登山コースですからチェーンや階段・梯子等が完備されていて、さほど危険ではないです。しかし、北に向かうにつれて日が当たらないところが多くなり、残雪がルート上にちらほら出てきました。
七沢山は周囲が木々に覆われていて、撮影ポイントはありませんので、ちょっと止まって記念写真を撮って移動します。ここからもヤセ尾根の連続ですが、しっかりした登山コースですからチェーンや階段・梯子等が完備されていて、さほど危険ではないです。しかし、北に向かうにつれて日が当たらないところが多くなり、残雪がルート上にちらほら出てきました。
この鎖場の下りもハードそうですが、やはり鎖があるかどうかで大幅に歩きやすさが異なります。ただ、ザレているので、滑りやすいのは確かです。
この鎖場の下りもハードそうですが、やはり鎖があるかどうかで大幅に歩きやすさが異なります。ただ、ザレているので、滑りやすいのは確かです。
この下りも鎖を使って下ったところがやせ尾根の桟道ですから、あまり安心はできません。ただし、壁側を向いて下るほどの斜面ではないです。
この下りも鎖を使って下ったところがやせ尾根の桟道ですから、あまり安心はできません。ただし、壁側を向いて下るほどの斜面ではないです。
またまた鎖場の下り。歩いていて鎖のことよりも「こんなに下っちゃうと先での登りが大変そう」と思っちゃいました(^∇^)b
またまた鎖場の下り。歩いていて鎖のことよりも「こんなに下っちゃうと先での登りが大変そう」と思っちゃいました(^∇^)b
ここは鎖ではなく梯子での下りになります。下りたところのヤセ尾根には雪がありますから、慎重にそれを避けて進みます。
ここは鎖ではなく梯子での下りになります。下りたところのヤセ尾根には雪がありますから、慎重にそれを避けて進みます。
そしていよいよ登りに転じます。宝尾根ではこう言うところに何もなかったですが、ここにはしっかり鎖が張られているので安心です。
そしていよいよ登りに転じます。宝尾根ではこう言うところに何もなかったですが、ここにはしっかり鎖が張られているので安心です。
尾根道を登って行くと、最後には丸木階段の区間になって頂上が近付いてきたことが分かります。
尾根道を登って行くと、最後には丸木階段の区間になって頂上が近付いてきたことが分かります。
いよいよ三峰山山頂だと思ったら、残念ながら尾根の折れる道標のある小ピーク地点でした。そしてこの辺りから雪が路面に残っていることが多くなりました。悪いことにこの雪は踏み潰されて解けかかったものが凍結していて、ストックを刺しても石みたいに跳ね返されます。
いよいよ三峰山山頂だと思ったら、残念ながら尾根の折れる道標のある小ピーク地点でした。そしてこの辺りから雪が路面に残っていることが多くなりました。悪いことにこの雪は踏み潰されて解けかかったものが凍結していて、ストックを刺しても石みたいに跳ね返されます。
そこからの下りは雪が残っていて平坦なところならそのまま歩きましたが、梯子の下の方に腰掛けて軽アイゼンを着けて歩くことにしました。しかし、ちょっと先ではすぐ雪がなくなり、またアイゼンを外しましたが、この先も同じような区間があるだろうから、アイゼンを束ねてストックに吊るして歩きました。
そこからの下りは雪が残っていて平坦なところならそのまま歩きましたが、梯子の下の方に腰掛けて軽アイゼンを着けて歩くことにしました。しかし、ちょっと先ではすぐ雪がなくなり、またアイゼンを外しましたが、この先も同じような区間があるだろうから、アイゼンを束ねてストックに吊るして歩きました。
ちょっとした登りを進むと、やっと三峰山山頂に到着。10時43分頃でした。ここには結構な雪が残っていて、ベンチが設置されていましたがちょっと風も出てきて寒かったですね。昼食にはまだ早いので、ちょっと腰掛けてお茶を飲んで休憩後先に向かいます。
ちょっとした登りを進むと、やっと三峰山山頂に到着。10時43分頃でした。ここには結構な雪が残っていて、ベンチが設置されていましたがちょっと風も出てきて寒かったですね。昼食にはまだ早いので、ちょっと腰掛けてお茶を飲んで休憩後先に向かいます。
三峰山からの景色はこんな按配です。三峰山に限らず、この辺は皆こんな感じで、遠景を楽しむことはなかなか難しいですね。
三峰山からの景色はこんな按配です。三峰山に限らず、この辺は皆こんな感じで、遠景を楽しむことはなかなか難しいですね。
三峰山からの下りはキツイ傾斜の階段区間ですが、雪が覆っていて、下の方もそれが続くので、再び軽アイゼンを装着して進みます。やはり凍っている斜面は、土踏まず部分だけに着ける6本爪の簡易ものですが、着けた方が圧倒的に安心ですね。
三峰山からの下りはキツイ傾斜の階段区間ですが、雪が覆っていて、下の方もそれが続くので、再び軽アイゼンを装着して進みます。やはり凍っている斜面は、土踏まず部分だけに着ける6本爪の簡易ものですが、着けた方が圧倒的に安心ですね。
するとまた少し先で雪が切れて鎖場になりました。下を見ても雪がないので、ここでも一旦軽アイゼンを外します。やはり梯子や石のあるところでは歩きづらいです。
するとまた少し先で雪が切れて鎖場になりました。下を見ても雪がないので、ここでも一旦軽アイゼンを外します。やはり梯子や石のあるところでは歩きづらいです。
梯子の下でアイゼンを外していると、キツツキがコココンと木の幹をつつく音がしてきますが、近くにはセキレイか何かの小鳥が飛んできてしきりに土の辺りをつついていました。驚かさないように望遠モードで撮影したものの、AFが手前のワイヤーにピント合わせしてしまい、ちょっとボケちゃいましたね。
梯子の下でアイゼンを外していると、キツツキがコココンと木の幹をつつく音がしてきますが、近くにはセキレイか何かの小鳥が飛んできてしきりに土の辺りをつついていました。驚かさないように望遠モードで撮影したものの、AFが手前のワイヤーにピント合わせしてしまい、ちょっとボケちゃいましたね。
アイゼンを着けたり外したりで、なかなかスピードアップしませんが、時間が経った割にはまだたったの100mしか進んでいません。それにしても、100mしか離れていないところに道標が必要かな?
アイゼンを着けたり外したりで、なかなかスピードアップしませんが、時間が経った割にはまだたったの100mしか進んでいません。それにしても、100mしか離れていないところに道標が必要かな?
ここの梯子+鎖場は完全に雪で覆われていましたので、改めてアイゼンを装着しました。これで3度目ですが、装着は大変簡単なので、座るところがあればすぐにできます。
ここの梯子+鎖場は完全に雪で覆われていましたので、改めてアイゼンを装着しました。これで3度目ですが、装着は大変簡単なので、座るところがあればすぐにできます。
雪がまた消えましたが、この先でもまた雪が残っていそうですから、そのまま石の多い鎖場を下ります。
雪がまた消えましたが、この先でもまた雪が残っていそうですから、そのまま石の多い鎖場を下ります。
程なく、案の定この日一番雪が多いところに至りました。下の鉄階段の上には雪がないものの、他にはたっぷりあって、しかもカチンカチンですから、アイゼンなしでここを下るのは正にひんやりしちゃいますね。
程なく、案の定この日一番雪が多いところに至りました。下の鉄階段の上には雪がないものの、他にはたっぷりあって、しかもカチンカチンですから、アイゼンなしでここを下るのは正にひんやりしちゃいますね。
このヤセ尾根もルート上に雪がしっかり残っています。いかにも滑ったらヤバいことになりそうな区間です。
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このヤセ尾根もルート上に雪がしっかり残っています。いかにも滑ったらヤバいことになりそうな区間です。
少し進むと登りに転じますが、この辺は日が当たるので雪は見えませんでした。そのままアイゼンを外さずに登って行きました。
少し進むと登りに転じますが、この辺は日が当たるので雪は見えませんでした。そのままアイゼンを外さずに登って行きました。
振り返って今下ってきた三峰山を望みますが、相変わらずこの辺はどこも木の枝に邪魔されて良く見えませんね。
振り返って今下ってきた三峰山を望みますが、相変わらずこの辺はどこも木の枝に邪魔されて良く見えませんね。
少しすると道は右に下るようになっています。こちら側は山の陰になっているために雪が残っていまして、そこに踏み跡がしっかりありました。少しすると雪が途切れますが、土が現われても濡れていませんで、この辺りの土質がザレた砂っぽいものであることが分かります。先ほどまでの尾根を直進したらどうなるのか気になったので、一旦戻ってから100mほど進んでみましたが、やはり道はなくなっているようでした。
少しすると道は右に下るようになっています。こちら側は山の陰になっているために雪が残っていまして、そこに踏み跡がしっかりありました。少しすると雪が途切れますが、土が現われても濡れていませんで、この辺りの土質がザレた砂っぽいものであることが分かります。先ほどまでの尾根を直進したらどうなるのか気になったので、一旦戻ってから100mほど進んでみましたが、やはり道はなくなっているようでした。
再び右に折れて雪道を下りつつ、途中で先の方を見ると仏果山・経ヶ岳・華厳山・高取山の稜線が見えました。東丹沢の玄関口の山々ですね。
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再び右に折れて雪道を下りつつ、途中で先の方を見ると仏果山・経ヶ岳・華厳山・高取山の稜線が見えました。東丹沢の玄関口の山々ですね。
しばらく雪は途切れていましたが、またこんなトラバース路で雪が被っていました。こんなことの繰り返しなので、しばらくアイゼンはそのままにしておきました。
しばらく雪は途切れていましたが、またこんなトラバース路で雪が被っていました。こんなことの繰り返しなので、しばらくアイゼンはそのままにしておきました。
尾根上だけきれいに雪が消えていますが、ここも水はけが良いのかぐちゃぐちゃになるようなことはありません。表尾根の雪解けとは全く異なりますね。
尾根上だけきれいに雪が消えていますが、ここも水はけが良いのかぐちゃぐちゃになるようなことはありません。表尾根の雪解けとは全く異なりますね。
そしてまた完全に雪に覆われた区間になります。階段が埋め込まれたところもありますが、ただの斜面になったところもあって、やはりアイゼンを残しておいて良かったです。
そしてまた完全に雪に覆われた区間になります。階段が埋め込まれたところもありますが、ただの斜面になったところもあって、やはりアイゼンを残しておいて良かったです。
雪の区間に道標がありました。もう少し先に休憩用のベンチが設けられたところがありますから、そこまで進んで休むことにします。
雪の区間に道標がありました。もう少し先に休憩用のベンチが設けられたところがありますから、そこまで進んで休むことにします。
ベンチは2座ありまして、片方は上に雪が残っていたのでパスし、日当たりの良い雪のない方でいつもの「出前山頂」タイム。持って行ったガスカートリッジの残量がギリギリでして、寒さから火が弱くなっていて、缶を手で握って暖めてやっと湯が沸いた感じになり、長いことかかってやっと麺が柔らかくなった頃についにカートリッジの命脈が尽きました。しばらくカップラーメンのように蓋をしておいたら、いつものようにしっかり美味しく食べることができました(^∇^)v
ベンチは2座ありまして、片方は上に雪が残っていたのでパスし、日当たりの良い雪のない方でいつもの「出前山頂」タイム。持って行ったガスカートリッジの残量がギリギリでして、寒さから火が弱くなっていて、缶を手で握って暖めてやっと湯が沸いた感じになり、長いことかかってやっと麺が柔らかくなった頃についにカートリッジの命脈が尽きました。しばらくカップラーメンのように蓋をしておいたら、いつものようにしっかり美味しく食べることができました(^∇^)v
休憩所からはまだ雪の区間が続きます。休んでいた時にこの日唯一のハイカーさんが抜かして行きましたが、その人も含めて、踏み跡にアイゼンの歯形は見られませんでした。このくらいの傾斜なら未装着でも問題ないですが、勾配のあるところでは凍結しているとまともに歩けなさそうです。
休憩所からはまだ雪の区間が続きます。休んでいた時にこの日唯一のハイカーさんが抜かして行きましたが、その人も含めて、踏み跡にアイゼンの歯形は見られませんでした。このくらいの傾斜なら未装着でも問題ないですが、勾配のあるところでは凍結しているとまともに歩けなさそうです。
こんな中途半端な雪の残り方もいやなもんですよね。右足は凍った雪の上、左足は雪のない土の上ですから、本来なら左右で感触が異なります。でも、アイゼンを付けっ放しにしていましたので、この土も固まった雪も同じような感触で歩いていました。
こんな中途半端な雪の残り方もいやなもんですよね。右足は凍った雪の上、左足は雪のない土の上ですから、本来なら左右で感触が異なります。でも、アイゼンを付けっ放しにしていましたので、この土も固まった雪も同じような感触で歩いていました。
この道標のところで尾根を左に折れて一旦下ります。直進させないようにロープが張られていましたが、この先で道は合流するように再度一本道になっていました。
この道標のところで尾根を左に折れて一旦下ります。直進させないようにロープが張られていましたが、この先で道は合流するように再度一本道になっていました。
そして登りに転じます。もう雪はなくなって久しいのでそろそろアイゼンを外そうかなと思っていましたが、ピークの向こうにまた雪が残っていることも考えられるし、丁度土質が石のない状態でしたので、そのまま続けて歩きました。
そして登りに転じます。もう雪はなくなって久しいのでそろそろアイゼンを外そうかなと思っていましたが、ピークの向こうにまた雪が残っていることも考えられるし、丁度土質が石のない状態でしたので、そのまま続けて歩きました。
上に出ると「この先崩落現場」の注意書き表示が出ていましたが、確かにヤセ尾根がどんどん侵食されているのが良く分かりますね。土止めの丸太のガードも空しく土が下を抜けて落ちています。
上に出ると「この先崩落現場」の注意書き表示が出ていましたが、確かにヤセ尾根がどんどん侵食されているのが良く分かりますね。土止めの丸太のガードも空しく土が下を抜けて落ちています。
ここでちょっと西に目をやると、土砂が流されて木々がない状態のために、丹沢の主脈の山々がきれいに見えました! ここでフィルムカメラでも多数撮っておきましたが、こうして見ると丹沢って本当に山深いのに、網の目のように林道や登山道があるんですから、面白いものですね。
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ここでちょっと西に目をやると、土砂が流されて木々がない状態のために、丹沢の主脈の山々がきれいに見えました! ここでフィルムカメラでも多数撮っておきましたが、こうして見ると丹沢って本当に山深いのに、網の目のように林道や登山道があるんですから、面白いものですね。
ベンチから400mほどの地点に惣久経路の入口があります。何も案内板等はないので、しっかりと取り付き点を探さないといけません。地図には「崩壊部背入口」となったところから右に下る道が載っていますが、北側の崩落案内板から100m近く歩いたところにありました。画像の中央の木に赤いテープが巻かれていますが、これが目印です。縦走ルートには倒れた丸木の柵か案内板か何かがあり、底に腰掛けてアイゼンをここで外し、惣久経路を下ることにしました。
ベンチから400mほどの地点に惣久経路の入口があります。何も案内板等はないので、しっかりと取り付き点を探さないといけません。地図には「崩壊部背入口」となったところから右に下る道が載っていますが、北側の崩落案内板から100m近く歩いたところにありました。画像の中央の木に赤いテープが巻かれていますが、これが目印です。縦走ルートには倒れた丸木の柵か案内板か何かがあり、底に腰掛けてアイゼンをここで外し、惣久経路を下ることにしました。
惣久経路の下りは大変勾配のきついところをしばらく進みますが、別段つづら折れにも何もなっていないので、ザレた斜面を真っ直ぐ下るためにえらく滑りやすいです。ただ、この辺はまだ木々が多いので、根がほど良いストッパーになったり、枝がロープ代わりになったりで、まだマシでした。左の細い木に巻かれた紫のリボンがこの道では一番信頼性のあるマーキングでした。
惣久経路の下りは大変勾配のきついところをしばらく進みますが、別段つづら折れにも何もなっていないので、ザレた斜面を真っ直ぐ下るためにえらく滑りやすいです。ただ、この辺はまだ木々が多いので、根がほど良いストッパーになったり、枝がロープ代わりになったりで、まだマシでした。左の細い木に巻かれた紫のリボンがこの道では一番信頼性のあるマーキングでした。
勾配のキツさはこの横向きの画像でお分かり頂けるでしょう。路面と言うか斜面に踏み跡など皆無なので、適宜下りられそうなところを自分で見極めて下るしかありません。
勾配のキツさはこの横向きの画像でお分かり頂けるでしょう。路面と言うか斜面に踏み跡など皆無なので、適宜下りられそうなところを自分で見極めて下るしかありません。
この手前から落ち葉が多くなってきて、これがまた最悪でした。とにかくよく滑ります。尾根も細くなってきましたので、ここで足を取られたた左右の崖を滑り落ちそうで危険です。なるべく木につかまるようにして下りましたが、つかまりたくても先の木まで間隔が開いているようなところもあって、とにかく慎重に小股でゆっくり下ります。
この手前から落ち葉が多くなってきて、これがまた最悪でした。とにかくよく滑ります。尾根も細くなってきましたので、ここで足を取られたた左右の崖を滑り落ちそうで危険です。なるべく木につかまるようにして下りましたが、つかまりたくても先の木まで間隔が開いているようなところもあって、とにかく慎重に小股でゆっくり下ります。
この黄色いテープもたまに現われましたが、正確なルート情報です。逆に、良く見かけるピンクのリボンは、ここでは信用しない方が良さそうです。変に尾根上から外れたところに巻いてあって、おかしなところに進んでしまう可能性が高いので、要注意です。
この黄色いテープもたまに現われましたが、正確なルート情報です。逆に、良く見かけるピンクのリボンは、ここでは信用しない方が良さそうです。変に尾根上から外れたところに巻いてあって、おかしなところに進んでしまう可能性が高いので、要注意です。
地図には下り始めて前半にミスコースしそうな箇所が三箇所ありましたが、尾根通りに歩いていれば問題ないです。しかし、この黄色い杭が打たれているところは要注意ポイントで、真っ直ぐ進むと右の下りに進んでしまいそうになります。左の側の平坦な尾根を進むのが正しいようです。
地図には下り始めて前半にミスコースしそうな箇所が三箇所ありましたが、尾根通りに歩いていれば問題ないです。しかし、この黄色い杭が打たれているところは要注意ポイントで、真っ直ぐ進むと右の下りに進んでしまいそうになります。左の側の平坦な尾根を進むのが正しいようです。
途中道端で見かけた新しい命。しっかり葉を広げていますが、鹿に食べられないようにすくすく育って欲しいですね。
途中道端で見かけた新しい命。しっかり葉を広げていますが、鹿に食べられないようにすくすく育って欲しいですね。
ちょっとすると尾根の右側にピンクリボンがあったので、どうかなとは思いましたが、そっちに進んでみると、ご覧のような新し目の鹿柵が現われました。あのリボンはこれを設置するためのものだったのかも知れません。適当なところで上に登りなおして尾根筋を下ることにします。
ちょっとすると尾根の右側にピンクリボンがあったので、どうかなとは思いましたが、そっちに進んでみると、ご覧のような新し目の鹿柵が現われました。あのリボンはこれを設置するためのものだったのかも知れません。適当なところで上に登りなおして尾根筋を下ることにします。
「水源の森林」標柱が出てきました。ここで左に進まないように地図には出ていますが、左には何も道になりそうな感じのところはありませんでした。ただ直進します。
「水源の森林」標柱が出てきました。ここで左に進まないように地図には出ていますが、左には何も道になりそうな感じのところはありませんでした。ただ直進します。
すると、次の「水源の森林」標柱のところに役目を終えた鹿柵が倒れていました。これをそのまま越えて真っ直ぐ尾根筋を進みます。ちなみにこの辺はしばらく手前から勾配が緩んで、普通の登山道並みに歩きやすくなっています。
すると、次の「水源の森林」標柱のところに役目を終えた鹿柵が倒れていました。これをそのまま越えて真っ直ぐ尾根筋を進みます。ちなみにこの辺はしばらく手前から勾配が緩んで、普通の登山道並みに歩きやすくなっています。
やたらマーキングの多いところですが、ピンクのリボンは見てみないふりをしてそのまま先に見える鹿柵沿いを真っ直ぐ進みます。
やたらマーキングの多いところですが、ピンクのリボンは見てみないふりをしてそのまま先に見える鹿柵沿いを真っ直ぐ進みます。
しばらくすると柵の扉があるので、ここをくぐって直進します。
しばらくすると柵の扉があるので、ここをくぐって直進します。
いつしか鹿柵は右に移りますが、ここが尾根の上であることに変わりありません。
いつしか鹿柵は右に移りますが、ここが尾根の上であることに変わりありません。
そして左にも現われ、柵に挟まれた区間をしばらく進みます。勾配はなかなか強くなっていますが、スリップの危険があるほどのものではないです。
そして左にも現われ、柵に挟まれた区間をしばらく進みます。勾配はなかなか強くなっていますが、スリップの危険があるほどのものではないです。
道はヤセ尾根になり、少し右側斜面をトラバースしますが、これもほどほどのところで尾根の上に登って戻ります。これが画像のように落ち葉まみれで大変滑るので難儀しました。面倒がらずにトラバースせず尾根上の木の脇を抜けて進む方が全然楽でした。
道はヤセ尾根になり、少し右側斜面をトラバースしますが、これもほどほどのところで尾根の上に登って戻ります。これが画像のように落ち葉まみれで大変滑るので難儀しました。面倒がらずにトラバースせず尾根上の木の脇を抜けて進む方が全然楽でした。
尾根上の道は再びこんな具合に。柵の脇を通れないところは少し斜面側に進まざるを得ませんが、とにかく尾根の上から離れたらすぐに戻るようにした方が良いですね。
尾根上の道は再びこんな具合に。柵の脇を通れないところは少し斜面側に進まざるを得ませんが、とにかく尾根の上から離れたらすぐに戻るようにした方が良いですね。
鹿柵が切れるとこんな具合に道らしい道がありました。すぐにまたただの尾根の上の道になりますが、何らかの形で一度は整備された証拠ですね。
鹿柵が切れるとこんな具合に道らしい道がありました。すぐにまたただの尾根の上の道になりますが、何らかの形で一度は整備された証拠ですね。
見晴らしは相変わらず悪いですが、ちょっと右を見ると2時頃なのにもう日が大山の山頂近くまで下がっています。まだまだ日が短いですね。
見晴らしは相変わらず悪いですが、ちょっと右を見ると2時頃なのにもう日が大山の山頂近くまで下がっています。まだまだ日が短いですね。
しばらく勾配のそこそこ緩やかな下り区間が続きます。登りで使うと、これでも疲れそうですけどね。
しばらく勾配のそこそこ緩やかな下り区間が続きます。登りで使うと、これでも疲れそうですけどね。
そしてまた落ち葉まみれのキツい勾配の下りになります。この辺から落ち葉の下に石ころが隠れている路面になっていて、それに足を乗せるといとも簡単に滑るのでとても面倒な区間でした。2度ほど滑って尻を着きましたが、いい加減落ち葉攻撃にはうんざりでした。勾配のきついところの落ち葉は、雪よりも間違いなくたちが悪いです。
そしてまた落ち葉まみれのキツい勾配の下りになります。この辺から落ち葉の下に石ころが隠れている路面になっていて、それに足を乗せるといとも簡単に滑るのでとても面倒な区間でした。2度ほど滑って尻を着きましたが、いい加減落ち葉攻撃にはうんざりでした。勾配のきついところの落ち葉は、雪よりも間違いなくたちが悪いです。
地図では「コル」の後350mほどで分岐があるように書かれていましたが、別段何もなくそのまま尾根筋を真っ直ぐ進みます。勾配はキツいままですが、下から谷太郎川の流れの音が聞こえてきていましたので、尾根の肩から下っているのでしょうね。
地図では「コル」の後350mほどで分岐があるように書かれていましたが、別段何もなくそのまま尾根筋を真っ直ぐ進みます。勾配はキツいままですが、下から谷太郎川の流れの音が聞こえてきていましたので、尾根の肩から下っているのでしょうね。
そしてこの道が間違いではないことを証明する紫のリボンがありました。先はブッシュみたいですが、実際はそんなところではなく、普通に歩けます。
そしてこの道が間違いではないことを証明する紫のリボンがありました。先はブッシュみたいですが、実際はそんなところではなく、普通に歩けます。
そしていよいよ最後の急斜面を慌てずにジグザグに折れて下ります。左側の細い気に赤テープが巻かれていますが、これが林道からの取り付きポイントの目印です。林道にはカーブミラーがありますが、正面には1mほどのブロックがあり、そのまま上に登るにしろ、下山で下るにしろ、ここを越えるのは面倒です。一旦上流側に20mほど進み、このブロックが低くなったところから出入りすると良いでしょう。
そしていよいよ最後の急斜面を慌てずにジグザグに折れて下ります。左側の細い気に赤テープが巻かれていますが、これが林道からの取り付きポイントの目印です。林道にはカーブミラーがありますが、正面には1mほどのブロックがあり、そのまま上に登るにしろ、下山で下るにしろ、ここを越えるのは面倒です。一旦上流側に20mほど進み、このブロックが低くなったところから出入りすると良いでしょう。
下に出てそのカーブミラーで記念写真(^∇^)v ご覧のように、取り付き地点には腰上辺りまでの高さの壁があるのが確認できますね。時間は3時15分頃ですから、丁度良い時間に戻れました。
下に出てそのカーブミラーで記念写真(^∇^)v ご覧のように、取り付き地点には腰上辺りまでの高さの壁があるのが確認できますね。時間は3時15分頃ですから、丁度良い時間に戻れました。
そして谷太郎林道を少し歩けば権現橋です。地図ではもっと北側の林道入口付近に出るようになっていましたが、実際にはトイレのあるところよりも南側(上流側)に出てきたことになります。尾根筋を真っ直ぐ歩いてきた結果ですので、これで間違いはないですが、点線マークの別ルートがゲート脇入口に出られるみたいです。それぞれの中間に出ましたが、取り付き目印もしっかりあったので、これで間違いないものと思われます。
そして谷太郎林道を少し歩けば権現橋です。地図ではもっと北側の林道入口付近に出るようになっていましたが、実際にはトイレのあるところよりも南側(上流側)に出てきたことになります。尾根筋を真っ直ぐ歩いてきた結果ですので、これで間違いはないですが、点線マークの別ルートがゲート脇入口に出られるみたいです。それぞれの中間に出ましたが、取り付き目印もしっかりあったので、これで間違いないものと思われます。
最終的に車に戻ったのは3時18分。往路の宝尾根ではヤセ尾根急勾配を、三峰縦走ルートでは雪の鎖場を、惣久経路では落ち葉地獄をたっぷり味わえて、何か3回別の山を歩いたみたいな面白さが満載の山行になりました。でも、宝尾根はもちろん、惣久経路もなるべく下りでは使わずに、登りで三峰に出て、唐沢峠方面か物見峠方面に進んでメジャーなルートで下山するのが良さそうですね。
最終的に車に戻ったのは3時18分。往路の宝尾根ではヤセ尾根急勾配を、三峰縦走ルートでは雪の鎖場を、惣久経路では落ち葉地獄をたっぷり味わえて、何か3回別の山を歩いたみたいな面白さが満載の山行になりました。でも、宝尾根はもちろん、惣久経路もなるべく下りでは使わずに、登りで三峰に出て、唐沢峠方面か物見峠方面に進んでメジャーなルートで下山するのが良さそうですね。

装備

個人装備
チェスト・ハーネス 折り畳み椅子

感想

丹沢三峰でもバリルートを使って一周しましたが、大山三峰でもバリルートでの周回コースを組み立てることができて、結構スリリングな山行となりました。元々三峰山の縦走ルートはヤセ尾根が大変多く、クサリ場がこれでもかと言うくらい多く現われますが、今回往路で使った宝尾根は正にそんな三峰山の特徴をしっかり共有した大変狭い尾根が後半で続き、しかもそれが急傾斜になっているようなところもありました。反面、復路で使った惣久経路は、ヤセ尾根はないものの、ザレた表面に落ち葉が積もった急勾配の下りが連続し、かなり慎重に歩かないといとも簡単に滑ってしまいます。どちらの道も、下りで使うには難儀することは間違いないルートでした。
大山三峰にはこの他にも八丁経路・境界尾根と二つのバリルートがあるので、後日そちらも踏破しておきたいです。

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コメント

初めまして
細かく画像とコメントを入れていただいてちょっと思い出しながら楽しく拝見させていただきました。
私は、自分の山行記録をヤマレコにアップしないのですが昨年4月にやはり東丹沢登山詳細図を参考に境界尾根↑惣久経路↓宝尾根↑八丁経路↓を1日で消化してやろうと欲張ったもののビビッて(特に境界尾根)予定より時間を消費してしまい、八丁経路が宿題になっています。
境界尾根、宝尾根はヤセ尾根で楽しい旨の登山記録が多いのですが、ビビリの私にとって境界尾根はちょっと限界を超えていて、宝尾根が限界だったかという気がします。(これも人それぞれで宝尾根の方が怖いっていう人も多いですね 特に急坂が苦手の人は宝尾根の方が傾斜がきつくて嫌なのかもしれません)
境界尾根も宝尾根そっくりでズルズルの小石が浮いた感じ(ある意味雪があった方が滑りにくいのかなという気もします)、あとこっちはロープがなくて、1か所手強い悪場があります(32号標石のあと、5mくらいの下りでちょっと傾いています、下がズルズルで枝や木などがありません)
old-diverさんの山行記録が参考になりました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-379302.html
私はここはもう2度とご免ですが、もし行くとしたらold-diverさんのようにチェーンスパイク(ないし軽アイゼン)を付けると思います(無雪でも)
八丁経路、ヒル出没前にこなしたいと思いますが先に行かれるようでしたら山行記録、また参考にさせていただきたくこともあるかもしれません。
他の方の境界尾根(1/15)山行記録にクマ出没が出ていますのでなにとぞ(ヤセ尾根ともども)お気をつけて。長文失礼いたしました。
2017/1/19 17:40
Re: 初めまして
hinokibora3さん、こんばんは&コメ有り難うございます!
あのルートに境界尾根まで加えて歩かれたのですね!
確かに距離はさほど長くはないのですが、縦走路を含めて何しろ緊張する区間が多いので、距離の割りに時間がかかりますね。
さすがに今の時期ですと日があっと言う間に沈むので、早い時間から歩き始めても3本はなかなか難しいですが、そもそも一旦下りきってしまってからまた登ると、帰路が大変なことになるので、結局4本歩くことになるので、日が長くなってからでないと絶対無理ですよね。
距離が倍になっても30km程度ですから、蛭ヶ岳に行って帰ってくるよりは近くても、バリルートですから時間ははるかに掛かりそうです。
それにしても、大山三峰の周辺尾根はヤセ尾根だらけで面白いですね。
もちろん危険度も大変高くなりますが、無理せず一歩一歩進むようにすれば何とかなりますものね。
境界尾根もやはりザレたヤセ尾根が多く、雪がなくてもアイゼン装着でがっちり路面に食い込ませて歩くのは考えてみると妙案ですね。
野球のスパイクも土をがっちりつかむためにあるのですから、登山の急勾配のザレ道で利用できないことはないですよね。
一度実践してみたいです(^∇^)v
有り難うございました!
2017/1/19 20:01
はじめまして
Topgabachoさん、こんばんは。私も本日(明けて昨日ですが)この宝尾根を初めて登ったのですが、このTopgabachoさんの丁寧で詳細なレポートを事前に拝読させて頂いたおかげで自信をもって進むことができました。お写真の何枚かをスマホでスクショし、道中で確認したりもしました。スリリングでしたがとても楽しいバリルートでした。お陰様でこの場をお借りして御礼を申し上げます。ありがとうございました
2017/3/20 1:33
Re: はじめまして
ryo555さん、初めまして!
こちらの拙いレポを参考にして頂いて恐縮です。
宝尾根は勾配がきつくて、後半のヤセ尾根区間がハードな道ですが、歩き切った時の充実感がたまらない道ですよね。
ただ、あそこと先にある境界尾根は、下りでは危険なのでちょっとお勧めできない道ですが、登りならバリルート慣れしている限り何とかなるかなと言う感じです。
その他の谷太郎川沿いから始まるルートは急勾配が多いですが、危険なヤセ尾根はないので、下りで使えますが、ザレたところでは雪がなくても軽アイゼンで踏ん張るのが安全ですね。
充実した山行を楽しまれたようで、少しでもお役に立てることができてこちらも大変嬉しいです(^∇^)v
2017/3/22 10:38
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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ハイキング 丹沢 [日帰り]
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