唐松岳(Dルンゼ滑降)スカルパFシリーズに関する考察(涙)
富山県
長野県
Neuron
- GPS
- 07:25
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 974m
- 下り
- 1,978m
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| 天候 | 曇りのち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
八方尾根ゴンドラ乗り場前の駐車場一日500円 朝8時からゴンドラ営業 一回券はゴンドラとリフト2本それぞれ乗る度に購入しなければならない。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
ゲレンデトップの八方池山荘で登山届け、稜線はアイスバーンなのでクトーを付けシールでのぼる。山頂で風速10mの予報だったが、八方尾根上はそれより風が強い印象で、目出帽、ゴーグル、厚手のオーバーミトンが必要。丸山ケルンでアイゼンに履き替え、ピッケルを持つ。主稜線に近づくと風が弱まりアイスバーンがパウダーに変わる。主稜線直下は急斜面を左にトラバースして雪庇をさける。主稜線にでると地面が一部露出。不帰�景�とのコルへの下降は一ヶ所数m後ろ向きで下りるところがある(氷結しているとロープが必要なこともあるらしいのだが、支点になりそうなものはなかった、雪を掘り返せばハイマツがあるのか不明)。 Dルンゼ滑降はパウダーには丁度良い急斜面、雪質の変化に注意すれば何てことはないのだが、転倒して足を痛める(後ほど考察)。唐松谷本谷側面にはデブリがある。滑降には支障なかったが、枝沢からの雪崩には充分な注意が必要。標高1310mの滝は右岸を高巻き小尾根を乗り越す。降りきってからも少し登り返しがある。湯ノ入沢はスキーを担いで渡渉、水深は浅くほとんど濡れないが、転倒注意。発電事業専用道路では一回数mほど雪が途切れ、最後も若干の歩きとなる。終了点二股で携帯電話が通じ、タクシーを呼んでゲレンデに戻った。 |
写真
滝の高巻き後の唐松谷左岸に移ってから振り返る。中央の岩峰を巻いてルンゼを降りてきます。ここで板がはずれ、硬い急斜面のため板をつけることができず、途中から手で持って降りることに。
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感想
震災にあわれた方々には募金で協力し、ようやくガソリンの供給が落ち着いてきたため久しぶりに山に出かけることとした。
足を痛めなければ最高のスキーツアーとなるはずでしたが左腓腹筋筋肉離れのトホホな結果に。ちょっとありそうな不注意が下腿屈筋群の肉離れやアキレス腱の断裂につながるのでスカルパFシリーズを使用のスキーヤーは注意を。
自分の技術を棚上げして以下考察
通常スキー靴はプラスチックでできているため、足首の関節が過度の背屈しないようになっている、しかしスカルパFシリーズは一部ジャバラ構造を採用し、足首が曲がりやすくなっている。また、滑降時に靴底がしなるのを防ぐために、TLTビンディングには靴底にセットする厚さ1cmほどのプレートがついている。今回はうっかりプレートを付け忘れて滑りはじめてしまった。転倒したのは雪面の変化でスピードのコントロールが効かなくなったためなのだが、転倒してから止まるまで10秒ほどかかり、(プレートの付け忘れとブーツの特性のために)足首が考えられないような背屈状態になった。靴底のプレートの付け忘れなんてうっかりやりそうなことなのだが、転倒時などに足関節の過背屈で下腿三頭筋の肉離れやアキレス腱断裂を引き起こされる危険度が従来のブーツより高くなっているのではないか。
とはいってもFシリーズの軽量化と歩行時の快適性は捨てがたい、プレートを付け忘れるなんてまたやりそう、ずっとつけていればよさそうだが、担いで歩いているとsptakaさんのようにプレートを落として紛失する。あなたな〜らどうする〜♪(←ふるすぎ?)。こんな時期にスキーなんてやめれば〜といわれそう、・・・いわれてます・・・・。
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