記録ID: 1064548
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積雪期ピークハント/縦走
奥秩父
鶏冠尾根から鶏冠山、木賊山を12時間行動
2017年02月12日(日) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 12:25
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,610m
- 下り
- 1,614m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 10:48
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 12:08
距離 14.2km
登り 1,618m
下り 1,614m
天候 | 快晴⇒晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<登山口〜チンネのコル> ・鶏冠谷出合はこの時期半分程度凍っていて無事渡れました。 ・通過に不安を感じた部分がありアイゼンを履きましたが、正しいルートは上部に向かってあったようです。ピンクテープが見つけづらいので注意。写真参照。 ・ザレのトラバースは問題なし。 <チンネのコル〜鶏冠山> ・第1岩峰から岩場になりますが、凍っていないので登れます。鎖やロープがありますが、それに頼り切らないように。登っては下りの連続なのでなかなか進めません。 ・第3岩峰は迂回路をとりました。アイゼン履いた冬靴だと大変だったのかな。 <鶏冠山〜木賊山> ・雪の量が増え、何もないところで10cm、深いところは太ももくらいまであります。雪の下の木や石が見えないため、雪を踏んだ時足をひねりやすく、非常に疲れます。これがボディーブローのように効きました。 ・バリエーションルートになっていて、しゃくなげを中心に藪藪していますが、人が歩くスペースは空いています。ピンクテープも多く、ルーファイが必要なのは山頂手前のみでしょう。 ・木賊山手前は広々としていてどこから詰めても問題なさそうに見えますが、実際はシャクナゲの木が行く手を阻みます。一番歩きやすいところにピンクテープが張られているのでこれを見落とさないように。気持ち東側を歩くと良いです。 <全区間を通じて> ・ワカンは履きませんでした。12本アイゼン着用。 ・ストックがあると便利。雪の積もった藪山は片手にストック、片手で木の根を持って身体を持ち上げると良い、と感じました。 |
写真
感想
谷川平標山のヤカイ沢をまったり登ろうと考えていたところ、上越方面の天気が悪いため奥秩父に転進。
無雪期の5月に登っているリーダーのもと、3名で冬の鶏冠尾根から鶏冠山、木賊山を目指しました。
そのリーダー曰く、「夏に比べ積雪期は格段難易度が高かった」
懸念点は3つ。
1つは鶏冠谷の渡渉。夏は素足で渡る人が多いようですが、現場に行ってみると雪で半分以上埋まっていて簡単に対岸に渡れました。
1つは岩峰。難しくないという記録が多く、実際冬靴でも全然問題なし。第2岩峰は倒れかかった木を渡っていく岩場らしいですが、そうと知らず気付けば第3岩峰まで来てしまいました。ここは時間が惜しいので迂回。といっても急な下りがあるため、冬場は迂回も楽ではないです。
最後が鶏冠山までの樹林帯。わかんを置いてきたためラッセルに終始すれば時間オーバーになる恐れがありましたが、深いところで太ももまで。半分以上は歩行に支障がない程度の積雪でした。最後の登りは広い尾根で、テープを見失い左気味にピークを目指すと、これでもかというくらいのしゃくなげ。ちょっとGWの笈ヶ岳を思い出してしまいました。
下山はそそくさと徳ちゃん新道をとりましたが、日が沈み、空には星々と満月。
充実した冬の日曜日でした。
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大変参考なりました。
昔むかし(1980年3月)の話ですが、同じ季節に鶏冠尾根に行った時の事を懐かしく想い出しながら拝見しました。
その年は鶏冠山頂から上のラッセルが酷くて(吹き溜まりを踏み抜くと胸まで)、木賊山までたどり着けず日没、ツェルトに3人入ってビバークしました。
投稿者さんの「木賊山…今まで単なる通過点だと思っていてゴメンね!」まさに実感ですね!
今では遠くみんな去り、友の姿を夢に見る♪…有難うございました。
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