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Yamareco

記録ID: 1064548
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
奥秩父

鶏冠尾根から鶏冠山、木賊山を12時間行動

2017年02月12日(日) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 埼玉県 山梨県
 - 拍手
kame3ma その他2人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
12:25
距離
14.2km
登り
1,610m
下り
1,614m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:48
休憩
1:20
合計
12:08
距離 14.2km 登り 1,618m 下り 1,614m
7:41
11
7:52
7:55
135
10:10
10:21
36
10:57
11:05
53
第一岩峰
12:38
12:45
75
14:00
14:12
143
16:35
16:56
4
17:00
40
18:40
18:53
25
19:18
西沢渓谷駐車場
天候 快晴⇒晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
道の駅みとみの先にある公衆トイレの駐車場(冬季はトイレ使えません)に車をとめて周回。
コース状況/
危険箇所等
<登山口〜チンネのコル>
・鶏冠谷出合はこの時期半分程度凍っていて無事渡れました。
・通過に不安を感じた部分がありアイゼンを履きましたが、正しいルートは上部に向かってあったようです。ピンクテープが見つけづらいので注意。写真参照。
・ザレのトラバースは問題なし。
<チンネのコル〜鶏冠山>
・第1岩峰から岩場になりますが、凍っていないので登れます。鎖やロープがありますが、それに頼り切らないように。登っては下りの連続なのでなかなか進めません。
・第3岩峰は迂回路をとりました。アイゼン履いた冬靴だと大変だったのかな。
<鶏冠山〜木賊山>
・雪の量が増え、何もないところで10cm、深いところは太ももくらいまであります。雪の下の木や石が見えないため、雪を踏んだ時足をひねりやすく、非常に疲れます。これがボディーブローのように効きました。
・バリエーションルートになっていて、しゃくなげを中心に藪藪していますが、人が歩くスペースは空いています。ピンクテープも多く、ルーファイが必要なのは山頂手前のみでしょう。
・木賊山手前は広々としていてどこから詰めても問題なさそうに見えますが、実際はシャクナゲの木が行く手を阻みます。一番歩きやすいところにピンクテープが張られているのでこれを見落とさないように。気持ち東側を歩くと良いです。
<全区間を通じて>
・ワカンは履きませんでした。12本アイゼン着用。
・ストックがあると便利。雪の積もった藪山は片手にストック、片手で木の根を持って身体を持ち上げると良い、と感じました。
橋から見上げる鶏冠尾根
2017年02月12日 07:39撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4
2/12 7:39
橋から見上げる鶏冠尾根
ここからコースに入ります
2017年02月12日 07:41撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2/12 7:41
ここからコースに入ります
鶏冠谷は雪で埋まっていて歩けました
2017年02月12日 07:49撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/12 7:49
鶏冠谷は雪で埋まっていて歩けました
最初のうちはこれくらいの積雪量
2017年02月12日 08:18撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
2/12 8:18
最初のうちはこれくらいの積雪量
歩きやすい道がしばらく続きます
2017年02月12日 08:28撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/12 8:28
歩きやすい道がしばらく続きます
岩が出てきました。両手を使ってよじ登ります
2017年02月12日 09:12撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/12 9:12
岩が出てきました。両手を使ってよじ登ります
ここ、コースを間違いました。滑って左側の谷に落ちそうなのでアイゼンを履きましたが、
2017年02月12日 09:32撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/12 9:32
ここ、コースを間違いました。滑って左側の谷に落ちそうなのでアイゼンを履きましたが、
正しいコースは少しだけ戻ってから、上に続いていました
2017年02月12日 09:39撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/12 9:39
正しいコースは少しだけ戻ってから、上に続いていました
テープのついた右側ではなく左側から進んでみたところ
2017年02月12日 09:48撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2/12 9:48
テープのついた右側ではなく左側から進んでみたところ
ちょっと詰めに苦労しました
2017年02月12日 09:52撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2/12 9:52
ちょっと詰めに苦労しました
ここのトラバースは特に問題ありません
2017年02月12日 09:59撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2/12 9:59
ここのトラバースは特に問題ありません
チンネのコルに出ました。ここで一息
2017年02月12日 10:16撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/12 10:16
チンネのコルに出ました。ここで一息
岩、雪、藪のミックスとなります
2017年02月12日 10:44撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/12 10:44
岩、雪、藪のミックスとなります
稜線は気持ちいいー
2017年02月12日 10:49撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/12 10:49
稜線は気持ちいいー
鶏冠山の岩峰が登場です
2017年02月12日 10:52撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/12 10:52
鶏冠山の岩峰が登場です
第1岩峰。鎖が出ていますが使わずに登れます
2017年02月12日 10:57撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/12 10:57
第1岩峰。鎖が出ていますが使わずに登れます
動物の足跡。この動物は健脚なようで
2017年02月12日 11:25撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2/12 11:25
動物の足跡。この動物は健脚なようで
こんなコース取りをしちゃっています。私には怖くて無理でした
2017年02月12日 11:27撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/12 11:27
こんなコース取りをしちゃっています。私には怖くて無理でした
戻ってここから詰めました
2017年02月12日 11:30撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/12 11:30
戻ってここから詰めました
この時点で11:30。木賊山に抜けて周回することにし、時間のかかる第3岩峰は巻く事にしました
2017年02月12日 11:35撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/12 11:35
この時点で11:30。木賊山に抜けて周回することにし、時間のかかる第3岩峰は巻く事にしました
巻いてから第3岩峰頂上へ。まだまだ先は長い。。。
2017年02月12日 12:38撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/12 12:38
巻いてから第3岩峰頂上へ。まだまだ先は長い。。。
こんな細い場所もあります。慎重に、慎重に
2017年02月12日 13:15撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/12 13:15
こんな細い場所もあります。慎重に、慎重に
2177ピークが最終展望地点。でもそんなのには目もくれず、先を進みます
2017年02月12日 14:11撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/12 14:11
2177ピークが最終展望地点。でもそんなのには目もくれず、先を進みます
山頂手前の広々とした尾根です。ピンクテープをロストして西側寄りに進んだところ
2017年02月12日 15:50撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2/12 15:50
山頂手前の広々とした尾根です。ピンクテープをロストして西側寄りに進んだところ
しゃくなげに阻まれ、体力をねこそぎ奪われました(*- -*)
2017年02月12日 16:22撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/12 16:22
しゃくなげに阻まれ、体力をねこそぎ奪われました(*- -*)
やーーーっと、木賊山に到着です。この1年で3回目ですが、今まで単なる通過点だと思っていてゴメンね!
2017年02月12日 16:38撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/12 16:38
やーーーっと、木賊山に到着です。この1年で3回目ですが、今まで単なる通過点だと思っていてゴメンね!
あぁ、登山道って素晴らしい☆
2017年02月12日 16:55撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/12 16:55
あぁ、登山道って素晴らしい☆
中央手前が歩いた鶏冠尾根。しばらくは見たくない(-人-;)
2017年02月12日 17:06撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/12 17:06
中央手前が歩いた鶏冠尾根。しばらくは見たくない(-人-;)

感想

谷川平標山のヤカイ沢をまったり登ろうと考えていたところ、上越方面の天気が悪いため奥秩父に転進。
無雪期の5月に登っているリーダーのもと、3名で冬の鶏冠尾根から鶏冠山、木賊山を目指しました。

そのリーダー曰く、「夏に比べ積雪期は格段難易度が高かった」

懸念点は3つ。
1つは鶏冠谷の渡渉。夏は素足で渡る人が多いようですが、現場に行ってみると雪で半分以上埋まっていて簡単に対岸に渡れました。
1つは岩峰。難しくないという記録が多く、実際冬靴でも全然問題なし。第2岩峰は倒れかかった木を渡っていく岩場らしいですが、そうと知らず気付けば第3岩峰まで来てしまいました。ここは時間が惜しいので迂回。といっても急な下りがあるため、冬場は迂回も楽ではないです。
最後が鶏冠山までの樹林帯。わかんを置いてきたためラッセルに終始すれば時間オーバーになる恐れがありましたが、深いところで太ももまで。半分以上は歩行に支障がない程度の積雪でした。最後の登りは広い尾根で、テープを見失い左気味にピークを目指すと、これでもかというくらいのしゃくなげ。ちょっとGWの笈ヶ岳を思い出してしまいました。

下山はそそくさと徳ちゃん新道をとりましたが、日が沈み、空には星々と満月。
充実した冬の日曜日でした。

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コメント

お疲れさまでした
大変参考なりました。
2017/2/16 12:34
懐かしく拝見しました
昔むかし(1980年3月)の話ですが、同じ季節に鶏冠尾根に行った時の事を懐かしく想い出しながら拝見しました。
その年は鶏冠山頂から上のラッセルが酷くて(吹き溜まりを踏み抜くと胸まで)、木賊山までたどり着けず日没、ツェルトに3人入ってビバークしました。
投稿者さんの「木賊山…今まで単なる通過点だと思っていてゴメンね!」まさに実感ですね!
今では遠くみんな去り、友の姿を夢に見る♪…有難うございました。
2020/7/25 8:02
プロフィール画像
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体力レベル
3/5

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