ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1084690
全員に公開
沢登り
丹沢

沖ビリ沢下降〜樅ノ木沢遡行

2017年03月12日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 神奈川県 山梨県
 - 拍手
orochi その他1人
GPS
--:--
距離
11.4km
登り
906m
下り
917m

コースタイム

山伏峠8:40−9:15沖ビリ沢下降点(沢装準備、ザイルの扱い方の確認など)9:40―12:10樅ノ木沢橋12:20―14:30ミニ両門ノ滝―15:35登山道(沢装解除)15:55―17:10山伏峠
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
コース状況/
危険箇所等
沖ビリ沢、樅ノ木沢ともに下流部は平凡な箇所が多いですが、上流部はナメが随所に現れます。(ただし、樅ノ木沢はミニ両門ノ滝以降大幅なルートミスをし、本来のルートの様相不明)
水は全体的に透明度が高いです。魚影は丹沢とは思えないほど多く、上流部の小さな釜でも沢山の魚が泳いでいるのを見るほどでした。
南面のため積雪はほとんど無いものの、気温があまり上がらないこともあってか凍結個所や氷柱があちらこちらに見られました。
その他周辺情報 下山後、同志の湯に立ち寄りました。600円/人。露天風呂あり。
http://www.doshinoyu.jp/contents/information/
山伏峠から出発
北面には雪が残っている
北面には雪が残っている
初っ端の急斜を懸垂で降りる
初っ端の急斜を懸垂で降りる
安全のためここも懸垂
安全のためここも懸垂
氷張ってますね(^^;
氷張ってますね(^^;
つらら〜♪
良い感じのナメになってきました
良い感じのナメになってきました
ベルグラ・・・
4匹いますよ^^
快適に下れます
ひたすらナメ♪
ここはトラロープ利用
1
ここはトラロープ利用
左岸から巻き降りました
左岸から巻き降りました
透明度が高い
ここも良い感じ
林道末端に到着
樅ノ木沢橋
美しい2条ナメ滝
乾いた岩を快適に登る
1
乾いた岩を快適に登る
堰堤の巻き
西丹沢の色ですね〜
4
西丹沢の色ですね〜
ゴルジュ出現
左岸を巻き懸垂(ここはロープを3回ほど出し、時間がかかった)
左岸を巻き懸垂(ここはロープを3回ほど出し、時間がかかった)
ゴルジュ出口の小滝(右の水流から)
1
ゴルジュ出口の小滝(右の水流から)
ホールド豊富
ミニ両門の滝(ここを二俣と勘違いしたのが間違いの始まり)
ミニ両門の滝(ここを二俣と勘違いしたのが間違いの始まり)
左の滝の右側を登る
左の滝の右側を登る
ナメが続き、
小滝も現れるが、
1
小滝も現れるが、
既にコースを外れており、ちょっと早い気はしたが奥の二俣と間違ってさらにおかしな方向へ…(いちばん美味しい部分を逃してしまった泣)
既にコースを外れており、ちょっと早い気はしたが奥の二俣と間違ってさらにおかしな方向へ…(いちばん美味しい部分を逃してしまった泣)
最後はボロボロのルンゼ状を登り、
最後はボロボロのルンゼ状を登り、
なんとか尾根には出たが登山道はまだ先
なんとか尾根には出たが登山道はまだ先
やっと登山道

感想

今日は沢登りが初めてのI君が来てくれるということで、癒し系で渓相が良いと評判の沖ビリ沢〜樅ノ木沢を計画した。が、ルートミスで樅ノ木沢の一番美味しい部分を逃してしまうという結果に・・・。
―――――――――――――――

出発点は、山伏峠のトンネルの山中湖側にある駐車スペース。晴れてはいるが気温が低く、日差しも薄日が差している感じで、寒い。

峠の南東側は私有地ということで、ここを右から回り込んで登山道に取り付く。

雑木林越しに雪を頂いた富士が望まれる。

所々凍結個所もある道を進み、1250m地点にあるベンチで沢装にチェンジし、南南東に伸びる尾根を少し下ったところから下降開始。

傾斜は結構急で、一応ザイル無しでも降りられるレベルではあるが、沢が初めての人だとさすがに厳しいので、沢床に下りるところで1箇所懸垂下降。さらに少し下ると7mほどのヌメッた滝がでてきたので、ここでも懸垂。

沢には所々氷柱やベルグラがあり、滑らないように慎重に進む。

初っ端こそ急だったものの、沢はわりとすぐに良い感じのナメとなり、快適に下っていくことができる。驚いたのは非常に魚影が濃く、上流部のかなり小さな釜にも何匹もの魚が泳いでいるのを見たほどだった。

一箇所、左岸の枯れた笹の斜面から巻き降りた滝があったが、特段問題となる箇所は無い。

やがて沢床の空間は広がり、大きく右に屈曲する箇所を過ぎて少し行くと、左岸に林道の末端が見え、この林道を利用して樅ノ木沢橋へ。ここで小休止。橋から見える樅ノ木沢はなかなか良い渓相だ。

橋の先にある綺麗なナメ滝を越えると概ね平凡な渓相が続くが、水が美しくそれほど飽きることはない。

西沢との分岐にある石積み堰堤は右から越す。

標高900m付近のゴルジュは、右の斜面から巻くが、意外と悪かった(まぁ、癒し系という想定で来ているので) Iさんには斜面を登る際2回ザイルを出したほか、沢床に復帰する際1回懸垂した。

さて、問題はここからで、遡行図にあるミニ両門の滝は地形図でいうと標高960m地点なのだが、ミニ両門の滝を二俣と混同しており、既に左俣に入ったものと完全に勘違い。ちゃんと本流の角度を測ればおかしいことに気が付いたはずだが、本当の二俣では水量比の逆転も手伝って右俣を直進し、標高900m地点の分岐を今度は(少し早い気もしたが)奥ノ二俣と間違い右に進んでさらにおかしな方向へ。

結局最後はいやらしいザレザレのルンゼ状を登り、油沢ノ頭とブナノ丸の間から南に伸びる尾根に詰めあげる。当然尾根上に登山道は無いが、この時点ではどこに詰めあげたか全く分からず、とりあえず尾根上に伸びる獣道を北へ進むと、ほどなく登山道に合流した。

沢装解除。稜線に出ると風が出てきて寒い。

結構時間が押していることもあり、細かい起伏の多い甲相国境尾根をかなりのハイペースで進んでいく。途中で本来通過しないはずの油沢ノ頭を通過し、ようやくどういうルートを通ったのか大体把握。

空は徐々に灰色の雲に覆われ、山伏峠分岐の先から良く見えた富士山も今はすっかり雲の中。とりあえず急いだおかげで、日の入り20分前くらいに山伏峠に帰還することができた。

―――――――――――――――
数倍の水量比のある沢の合流地点が「ミニ両門ノ滝」となっていることや、二俣での水量比が進むべき左俣と右俣で逆転しているなど若干トリッキーな部分はありますが、両門ノ滝上で本流の角度を測れば容易に間違いに気づくはずで、ルートミスは不注意が原因でした。とにかく本流と支流の角度を測りながら遡行することを徹底したいと思います。なお、本文はGoogle Earth等を用いて改めてルートを確認したうえで記述しています。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:807人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら