思い出深い兎岳避難小屋 荒川〜赤石〜聖縦走
長野県
静岡県
iceberg
体力度について
- GPS
- 25:42
- 距離
- 44.3km
- 登り
- 4,549m
- 下り
- 4,579m
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- 山行
- 5:24
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 5:30
- 山行
- 10:00
- 休憩
- 2:07
- 合計
- 12:07
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 8:12
| 天候 | 14日曇り 15日晴れ 16日晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
7:30発椹島行のバス乗車 8:15頃椹島着 |
写真
この道路、千枚小屋付近までの荷揚げ道になります
ん？この道を歩けば楽ちんなのでは？？
ナナカマドの真実！「竈に7回入れても燃えない」と聞いていましたが、なんとストーブの燃料になるとの事
東海フォレストの職員さん、素敵なコメントです
「竈に7回入れても燃えない」と聞いていましたが、なんとストーブの燃料になるとの事
東海フォレストの職員さん、素敵なコメントです
一旦息を整えてから小屋を臨むように、でしょうか
正面にはいくつかのベンチがあり、富士山が目の前に
生憎今日は雲で見えません
このサイズで酔っぱらいます、なんせ高山なので気圧低し
本日の夕飯、山でこれだけの料理を戴けるとは、「登山力」とバックプリントのTシャツを着た素敵なお姉さんに給仕していただきました
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「登山力」とバックプリントのTシャツを着た素敵なお姉さんに給仕していただきました
千枚岳、丸山、悪沢岳の順に頂上で・・・
残念、2日目の朝3時半過ぎに小屋で食べてしまいました
少し濃い目の塩味が絶妙なり
これだけ近くに見えるんです
千枚岳後の崖は注意とマップ等で見聞きしましたが、さすがに危険すぎるのか、立派なハシゴが掛けられていました確かにここで足をすべらせたらケガではすみません
確かにここで足をすべらせたらケガではすみません
事故でなければよいのですが
丸山着、前日ダムのバス停でお話をした年輩のご夫婦さんと一緒になり、この先の兎岳の位置関係をレクチャーしていただくありがとうございました
ありがとうございました
遠くは赤石岳でしょうかこの先の荒川前岳に進む
一人下っています、この方が2日目の後半から3日目とご一緒させていただくことになった方（青シャツの男性）
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この先の荒川前岳に進む
一人下っています、この方が2日目の後半から3日目とご一緒させていただくことになった方（青シャツの男性）
青シャツの青年は朝ごはんのカレーライスを食べていました
水場は近くにあり、2リットルを補給
埼玉から来ている26歳の男子、ありがとうございます
ここで青シャツの男性が水浴び、気持ちよさそう
スタッフさんに天気の情報を聞くと16日も好天との事
今朝色々教えていただいた年輩夫婦のご主人、ここまで来ましたよ
下の下記駐車場、100〜150台程か？駐車場の受付で下山届けを記入、少し会話をしながら
御年をめした女性からお茶をふるまっていただきました
皆さんいい人ばかりでした
駐車場の受付で下山届けを記入、少し会話をしながら
御年をめした女性からお茶をふるまっていただきました
皆さんいい人ばかりでした
装備
| 備考 | 7/15は海の日、続く3連休 多くの観光地は人があふれる、山も同じ 14日に1日早い休みを取って静かな山登りを計画 赤石山脈はとてもアクセスがしにくい山脈 こんな時しか行く機会がないと思い、3日間+予備1日の計画を立てる 荒川岳、赤石岳、聖岳をどうやったら1回で周れるか 昭文社の山と高原地図を穴が開くほど見てコース設定 コースタイムをしっかり守って左回りで組む 初日の登りのバスは7:30しか選択なし 帰りのバス乗車条件をクリアするには小屋泊は必須 1日目は千枚小屋に落ち着く 2日目にどこまで行けるかが決め手、百�瞭兇杷颪泙襪�3日目で椹島最終のバスに間に合わない チャレンジだが「兎岳避難小屋」に泊まれば最終バスに間に合うように下りれる ただしコースタイムで12時間40分 1日だけの日帰り登山なら可能な時間だが、3日間の中日に入れるのは初めての経験 予備日+1日の余裕があるからやってみようと心に決める 13日は早々に仕事を切り上げ帰宅後11時まで3時間の睡眠を取って14日0:00に金沢を発つ しかし、北陸から静岡までは遠い、日本海から太平洋までだから 北陸道、東海北陸、東海環状、新東名と通って片道440Km！ |
|---|
感想
7/14（1日目）
6時頃無事ダムサイト駐車場に到着
準備を済ませ7時過ぎに待合のテントで待つ
年輩のご夫婦のご主人と少し話す
予定を聞かれ計画を話すと「兎岳」まで行けると翌日がすごく楽になる
今日は無理だが7:30の一つ前の6:30に乗れると初日に中岳避難小屋まで行ける
すると兎岳までが楽になる
頑張ってくださいと励まされる
7:15頃に28名揃ったので1番バスが出る
椹島までの道は荒れていて、バスは大揺れ、最後部の席だったので飛び跳ね方は大変なもの
無事椹島に到着、準備をし、ロッジに「登山届」を出して左回りの1日目スタート
最初、神社で安全登山の祈願、すぐに道路に出て滝見橋登山道入り口まで
雑誌で見覚えのある道を山に入っていく
鉄塔下で若い青年と一緒になる
今回の登山で前半部でご一緒させていただくこととなる人
自動車道と並行、一部交差しながら山道を歩く
お昼頃に「蕨段」で昼食をとる、ランチパックの袋がパンパンに膨張
4名の少し歳を召した女性と一緒になる
昼食後、少し進むと駒鳥池に、少し涼む
見晴台に着くと先の青年がおにぎり休憩中
挨拶をして先に進むと2500メートル看板、もうゴールだ
無事本日のお宿、千枚小屋に到着、とてもきれいな小屋だ
チェックインし寝場所の指定を受ける
寝具持参の場合、奥にある「百枚荘」になるとの事（-500円）
素泊まりの方も同じ、料金設定により母屋は食事+寝具の方のみ
定員100名の宿、合計3棟で賄っているよう
今日は40名の宿泊者がいるとの事
百枚荘は定員24名程度、ここに5名だったので1区画に1名と贅沢な空間で泊まれることになる
5時から夕飯、天気が良ければ富士山を目の前にしてとなるが、あいにく今日は雲で覆われて展望なし
それでも夕飯はとても満足、美味しいハンバーグに野菜もしっかり、ごはん味噌汁のおかわり自由
明日に備えしっかり食べました
夕焼けに染まる富士山をバックに夕食を写真に収めたものをH／PにUPすればより多くの登山者が訪れるのでは？
と思った次第
6時に明日の朝弁「おにぎり」を受け取り、明日の準備を済ませ早々に就寝
夜更け12時過ぎに目が覚めふと外を見ると正面にすっきりと晴れ渡った空に富士山の姿が
夕方見れなかったがこれで十分
7/15（2日目）
3時半に起床、あらためて富士山を見る
今日は好天と見た
おにぎりを食べ、片付け、準備を済ませ、ロッジ前のベンチで明るくなるのを待つ
予定時刻になったので千枚小屋を後にする
千枚岳を登る途中で日の出を迎える
一気に温かくなる。
最初の山、千枚岳到着
前日のご夫婦のご主人がいらっしゃる
この後の「兎岳」の位置関係を指さしで教えてもらう、ありがとうございました
さあ、本日のお楽しみ、悪沢岳に向かう、途中の崖には注意、
行ってみるとありがたい事にハシゴが付けられている、これは助かる
無事悪沢岳に登頂、あまり人はいないが1枚撮っていただき早々に次の中岳に
目の前を先の青年が歩いている、少し間を開けて後に続く
この青年、熱心に花の写真を撮っているよう、なかなか素敵な青年だ
途中、ザレたリッジを進むが注意すれば何とかなる
コルに降り、登り返すと中岳避難小屋に到着
中に2名、小屋番の方と男性1名が話している、10名は泊まれる感じか
通過し、中岳に向かい着後1枚撮影
遠く、前岳に青いシャツの男性が見える
この方が2日目後半から一緒に歩くこととなった方
先の青年とは要所要所で一緒になり楽しい会話となった
前岳を前にザックをデポ、カメラだけをもって前岳に登る
大崩落を青年と一緒に見て大いに感動する
この後は赤石岳に向けて岩が多い下りを進む
鹿の柵に着く、扉が付いていて登山者は開け閉めして進むことになる
数日前のヤマレコにも「鹿柵作業の内容」がアップされていたっけ
鹿は山を壊す、本当に壊す
荒川小屋が近くに、意外と遠いがほどなくして到着
青シャツの男性はすでに到着のようでカレーライスを召し上がっている
どうも小屋の名物料理のようだ
こちらは水場を探そうと近くにあるかどうかをスタッフに確認
50歩くらいで着きますと笑顔で答えてくれた、確かに近い
補給を終え小屋に着くと先の青年が
青シャツの男性、青年、私の3名で少し会話を
青年は26才、青シャツの男性は35歳、私は53才とそんな会話を
青年のお父様は私と同じ年のよう、登山はしないのかと尋ねるとしないとの事
少し楽しい会話の後、赤石に向けたトラバースに進む
残雪があるが、気を付ければ問題なし
それにしてもこのトラバース、長い
大聖寺平の広河原との分岐で振り返ると荒川岳が、立派だ
しばらくすると小赤石岳に到着
この山もしっかり3030m
東尾根との分岐を通り最後の登り、赤石岳へ
上を見るとすでに青シャツの男性が
頑張って無事登頂、すでに頂上には誰も居ず
360度の風景を楽しんで一休み
先の青年にお願いし1枚撮っていただく
また少し会話を
埼玉から来ているよう
月曜日から仕事との事で今日は赤石小屋に泊まって3日目に降りるとの事
しばらくすると聖平から登って来た健脚青年が現れる
そっちのコースからこの時間に赤石ですか！？
いやはやすごい方だ（百名山残りは富士山のみとなった方）
この2名、それぞれ背中を向けた渋い写真を撮っていた
青年と分かれの挨拶をしてこちらは百間洞方面に
青シャツの男性はすでに400メートル下に降下している
しばらくすると百�諒燭法△燭世燭盛�い、休憩するにはもってこい
悪沢、赤石を近くに見るには良い場所、ただテント泊は禁止の事
気持ちの良い稜線を歩くと百�瞭兇帽澆蠅覽渕侈未�
かなり足にくる
テント場が見えてくると「百�瞭胸海硫函廚硫虻�が
沢の水音が涼し気と思って見ると、青シャツの男性が気持ちよさそうに頭から涼をとっている
ここでこの後の話を少し、小屋で食事をしながらここで泊まるか進むかを
良く歩いたのでカレーライスを注文、とても美味しい、お茶まで付いてきた
男性は聖の後、上河内、茶臼を考えていたよう
私の場合やはりここで泊まると3日目が難しくなる
この先3時間で着けるので頑張って兎岳まで行くことに、男性も一緒に来てくれるとの事
下から2名が登って来た、今日はここで宿泊との事
私は先に出ることに、青シャツの男性はもうしばらくゆっくりしていくとの事
まずは大沢岳を左に登ることになるが、なんせ急登
途中で男性2名が沢で行水をしている、「気持ちよさそうですね」と声を掛けるとお互い大笑いに
後4分遅かったらすっぽんぽんを見られましたと、またまた大笑い
何とも楽しい登山だ
登りきったところが百�瞭狭濂蔀賄澄△海海�ら中盛丸山に続く稜線
9時間経過後の2時間は堪える、おまけに雲も出てきた
兎岳到着かと思ったら小兎岳、残念、今よっぽど辛いんだと自覚する
ようやく兎岳の標柱、今回の登山で一番望んだ山だ
（悪沢さん、赤石さん、ゴメン）
もう歩かなくていい、ほんとにうれしかった
下を覗くと小屋とテントが一張
小屋には先着の青シャツの男性を含めて4名、テントには男性1名
都合、小屋には4名、スペース的には問題なし
もちろん避難小屋、銀マットはあるが毛布は無し
そしてトイレは無し、携帯トイレキットがあるがもちろん「使用後は自宅まで責任を持って持ち帰る事！」の注意書き
早々に夕飯を、人生初めてのアルファ化米とやらを食べる
う〜ん、多くは食べられない・・・
「農家の息子が米を買って食べるからこうなるんだ」と母親に小言を言われそう
翌朝に備え早々に就寝する、が眠りが浅く夜中何度も目が覚める
7/16（3日目）
3時の目覚ましで4名全員が目を覚まし身支度を始める
そうか、山登りの人の多くは3時起床なんだ
湯を沸かし、再度昨夜のご飯を作る、が、途中で止めた、聖平小屋で何か頼もう
夜明け前、ヘッドライトを付けて小屋を経つ
兎岳のコルまでは危険な岩場、朝露が付いていないので何とか滑らずに降りれた
ここからが大変、聖岳頂上まではコースタイムで1時間半、キビシイ登り
そのうち夜明けが、オレンジ色が遠くの雲を染めてきた
夜も明けきった頃、無事聖岳に登頂
青シャツの男性はもちろん先着、他に2名が
写真を撮っていただき家内にメール、この山脈、頂上えはソフトバンクが使える
これから下山すると一報を入れ、2つの名山に名残り惜しつつも下山
今日は聖平小屋からの登山者が多い、団体のガイドさんと小聖岳で少し話す
添乗員2名、ガイド1名で25名の団体で来ていますとのこと
大変だ、元気に挨拶してこちらは下に
薊畑分岐で4名のグループとすれ違う、お互いに聖岳をバックに写真を取り合って別れる
小屋手前の木道が足に優しい
小屋到着、男性はカップ麺の準備中、どうやらこの小屋、午前中は食事の提供がないとの事
こちらも仕方ないので1本元気を2本食べてエネルギー補給
水場には「南アルプスの天然水」と書いてある
看板に偽りなし、しっかり2リットルをパックに入れる
そしてとても美味しい水
青シャツの男性と「1か月前の栗沢山」の話をする、仙丈ケ岳は】まだなので合わせて登ってみるとの事
ゆっくり休めたので、そろそろ2時の最終バスに向けて聖沢登山口まで降りる事に
この後は基本下り、だがこの道、長い、そして意外としんどい
登山口までの記憶はあまり無い、黙々と歩いた、そしてかなり道が壊れていたこと
この道を登りには使いたくない、そんな思いでやっとの事登山口に到着
ほっと一安心し、これから椹島まで50分のロード
アスファルトは足に厳しい
最後のカーブを回り、ロッジ前のテントが見えた時は本当に嬉しかった
着いた〜、これでバスに乗れる、帰れる〜
安堵の中、バスの予約をし、お昼を何にしようか考えていたら男性がすでに食事を終えていた
冷たいものは無いのかと尋ねると「冷やしうどんサラダ」はどうか？
二つ返事で注文、合わせてCokeを、ここでは1本150円、平地に降りた事を実感した
13:00のバス時間まで青シャツの男性とゆっくり会話を
今回の山行をコース地図と行程表を見ながら和やかに
やっぱり2日目で兎岳まで行けたことが一番の要因だね、と
一人だったら途中でくじけていたと思う、一緒に歩いてくれてほんとに助かりました
バス出発前に一緒に記念写真を撮り、いい思い出を胸にお互いの家庭に戻ることが出来ました
山はいい、本当にいい
こっそり拍手
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