榛名山(掃部ヶ岳・鬢櫛山・烏帽子ヶ岳・榛名富士)


- GPS
- 04:44
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 1,111m
- 下り
- 1,109m
コースタイム
掃部ヶ岳 10:45-10:50
硯岩 11:10-11:15
吾妻荘前 11:25
鬢櫛山 12:20-12:30
烏帽子ヶ岳 12:55-13:05
ゆうすげ前 13:20
榛名富士 13:55-14:15
榛名湖バス停 14:45
天候 | ほぼ終日晴れていましたが、上空には薄い雲が多くて、日差しもほとんど薄日状態でした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2008年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
高崎駅 08:30-(群馬バス)-09:55 榛名湖バス停 (帰り) 榛名湖バス停 15:15-(群馬バス)-16:40 高崎駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
榛名湖バス停近くの湖畔の宿記念公園から掃部ヶ岳に登る道は、入口付近が心許ない様子の上に道標もなくて分かりにくかったです。 その後は一般登山道を歩く限りは問題ないですが、榛名富士に北側から登る道は、急登の上に歩きにくい箇所が多くて、やや難ありでした。 また、榛名湖畔から鬢櫛山に最短経路で向かおうとしたのですが、そのような道は見つかりませんでした。 登山道が1本しかない烏帽子ヶ岳への往復を別として、そのほかはきれいに円を描いて回りたかったのですが、鬢櫛山に関しても、烏帽子ヶ岳との鞍部から往復するしかないのでしょうか。 ※デジカメを持ち歩くようになる以前のため、写真はありません。 ※GPS導入前なので、ルートは推測です。 |
感想
榛名湖行きのバスは、最初乗客がそこそこあったものの、高崎経済大学でほとんどが降りてしまったので、大半は学生さんだったようです。
さらに数名を榛名荘病院で降ろすと、残る乗客はもう2人だけ。そのうちの1人も榛名神社で下車したので、結局終点まで乗り続けたのは私だけでした。
終点のバス停付近一帯もまだ閑散としていて、平日とはいえ、そこそこ名の知れた観光地でのこの状況に、少々寂しい気持ちでのスタートです。
湖畔のバス停からは、これから登る予定の、湖を囲む山々すべてが一度に視界に入りました。壮観といえば壮観ですが、思っていたよりもスケールの小さな風景であったことも否めません。
また、鬢櫛山と烏帽子ヶ岳の間が唯一尾根で結ばれているのを除けば、どの山も一度湖畔に下りてから登り直すのですが、いずれも急な傾斜を一気に登らされる様子が見て取れて、少々気が重い眺めでした。
まずは掃部ヶ岳を目指すため、バス停のすぐ近くにある湖畔の宿記念公園に向かい、公園の奥で斜面に取り付く道を探します。
事前にウェブの個人サイトで写真を見ていたため、すぐに分かりましたが、やや不明瞭で道標も出ていないので、下調べがなければ、入るのがためらわれるような道でした。
登山道は最初からかなりの急坂です。黒土が露出した斜面なので、雨後などにはかなり滑りやすくなりそうでした。
それでも明瞭な尾根上に分岐のない一本道が続いて、樹木には時折赤いペンキマークもあるので、迷う心配は全くありません。分かりにくいのは入口だけだったようです。
途中で一旦緩やかなササ原を抜けると再度急登となり、分岐点で硯岩からの道を合わせれば、もう頂上は間近です。
着いた掃部ヶ岳の頂上からは榛名湖を囲む山々が一望でき、条件が良ければ周辺の山もかなり見られそうです。しかし今日は空気が淀んでいて、遠くの山がほとんど見られないのが残念でした。
せっかくの誰もいない静かな頂上なのですが、一匹の大きな熊蜂が何故か頂上を周回しており、時々接近してくるので落ち着きません。結局ここは5分だけで退却するハメになりました。
掃部ヶ岳頂上直下の分岐点まで戻り、登って来た道を分けて吾妻荘への道に入ると、こちらは良く歩かれた、穏やかで歩きやすい道でした。
下る途中では、硯岩のピークへ寄り道して行きます。湖畔を一周する道路のほぼ真上にそそり立つようなピークから見下ろすと、湖畔を散策する観光客などの姿が手に取るようでした。
湖畔にある国民宿舎・榛名吾妻荘の前まで下って、湖畔一周道路を時計回りに北へ向かいます。
榛名高原学校の前を通過するあたりからは、鬢櫛山に直登する道がないかと左手の斜面を窺い、2つほど見つかった山道をトライしてみました。
しかし、いずれも途中で不明瞭になり、あまり先へは続いていない様子だったので、収穫なく湖畔一周道路に戻っています。
その後3番目の山道が見つかって入っていくと、今度はいくらか明瞭な道が奥まで続いています。が、何故か途中で登るのをやめてしまい、水平に山腹を縫うばかりになってしまいました。
それでも構わず進んでいくと、やがて下から登ってくる道に別の突き当たります。その4番目に当たると思われる山道は、登山道と言えるほど明瞭で、枯れ沢に沿って登っていくと、稜線に出ました。
そこは道標とベンチのある分岐点となっていて、左が鬢櫛山、右が烏帽子ヶ岳となっています。鬢櫛山へ直接登る道を探し損ねて、烏帽子ヶ岳との鞍部まで来てしまっていたのでした。
その鞍部から、まず先に鬢櫛山を往復します。その頂上は樹林の中にあって展望はなく、榛名富士が木立の間に見え隠れしているのみという、あまり面白味のない場所でした。
次いで烏帽子ヶ岳へ向かうと、下る予定の榛名湖温泉・ゆうすげ元湯から登ってくる道を見送った後は、次第に岩混じりの急登になって、頂上直下ではロープも下がるような道でした。
烏帽子ヶ岳も鬢櫛山と同様に、ほとんど展望のない山頂です。しかも腰掛けられる物が何もなく、少し離れた所に倒木を見つけてやっと腰を下ろすことができました。
烏帽子ヶ岳から榛名湖温泉・ゆうすげ元湯の前まで下ると、そのすぐ先からもう榛名富士への登りが始まるという慌ただしさでした。
榛名富士の北側の登山道は、昔から良く歩かれているらしく、深くえぐられて滑りやすくなるなど、歩きにくい箇所の多い道です。
至る所で2本目、3本目の道が枝分かれしていて、それらの中からなるべく歩きやすそうな道を選んで登っていきます。
比較的急勾配な上、次第に岩混じりの道に変わり、段差が大きな箇所や通りにくい箇所なども増えてきて、ここはなかなか体力的にしんどい登りでした。
榛名富士は南側からならロープウェイで登れるので、頂上では観光客の姿も見掛けるようになりました。
山頂の神社で軽く参拝して、一段下にあるロープウェイ駅まで下り、駅の周囲にあるベンチに腰掛けて、少しゆっくりしていきます。
榛名富士の南側の登山道は、北側のようにえぐられていることもなく、勾配もほどほどで割と歩きやすい道でした。
あっという間にビジターセンターまで下って、あとは湖畔道路を歩いて朝と同じバス停へ。
当初の計画では、榛名富士の後でさらに天目山と氷室山に登るのを目論んでいたのですが、鬢櫛山へ登る道を探っていた間のタイムロスが大きく、しかもそれを挽回しようとその後ペースを上げたのは良かったのですが、結局タイムはさほど縮まらずに疲労ばかりが増していたので、なるべく早い時間のバスで帰りたいという思いもあって、最後の2山は次の機会に取っておくことにしました。
ところで、どの土産物屋に入っても「榛名」の名が入ったお菓子がほとんど見当たらなかったですね。。。
結局「上州」の刻印のあるきんつばを買って帰ったのですが、「群馬」など広域名を冠したものが多く、中には伊香保温泉のものまで置いてある始末でした。
帰りのバスも、榛名湖から乗ったのは私だけでした。行きの逆再生をするかのように、榛名神社で2人目の乗客を拾い、その後は近所の学校の生徒さんを拾ったりしながら、約1時間半の道のりを高崎駅へと向かっています。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2008_04_06/mt2008_04_06.html#20080528
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