鈴鹿の秀渓 宇賀渓支流 蛇谷より竜ヶ岳へ。



- GPS
- --:--
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 892m
- 下り
- 883m
コースタイム
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 8:40
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
鈴鹿の蛇谷がいいらしいと聞いて、調べてみると初級の沢、登れる連曝が続き山頂にも立てる!とのことで、教えて頂いたY田さんと行ってきました。
2人とも初めて行く沢だったので全てが初見になります。前日からかなり楽しみにして臨みました。
宇賀渓は愛知川水系神崎川から鈴鹿山脈をはさんだ三重側になります。峠越えのトンネルが立派なので名神八日市ICよりアクセスしました。意外と近くてビックリ。
さて、駐車場で500円を払って朝7時前に出発、しばらくは林道を歩き林道終点より宇賀渓本流に入渓します。透明度は高く、鈴鹿ならではの白い石灰岩に光が射す様が何とも美しく歩き出す前から心が躍ります。
すぐに魚留滝。右を小さく巻いて上流へ。その後、小滝、ナメを経て、本流は左に曲がり立派な燕滝をかける。その手前右に本日遡行する蛇谷が出合の滝(7m)より合流、これも右を巻いていよいよ蛇谷へ。
小滝をこなした後、すぐ15m滝。これは念のため、ロープを引いて(なくてもok)左ガレよりリッジにモンキークライムで巻きあがりました。その後、3〜5m程度の小滝を数個のぼり五階滝へ。最初の滝10mは水流右側、他も確か全て簡単に登れたと思います。
さらに滝が続きまくり、どれを巻いてどれを登ったか記憶が怪しいのですが、第2廊下最初の10mを登ると次の7mが厳しいとのことだったのでまとめて左を巻きました。巻き続けると小滝群をすっとばしてしまうのでロープを出してゴルジュに再度降り立ちました。
次の廊下のCS8mは1段目は登れそうですが上段のCS乗上げはショルダーになりそう。しかも脚立役の立ち位置が斜めったスラブ。これも巻きました。
巻きが易しいので初級の沢に位置付けられていますが、全ての滝に取り付くなら登攀力と読み、詰まったときに対応出来るよう登攀道具も必要です。結構巻きましたが、一度ロープを引いて登り返せば次はいけるかなと思えるものが多かったように思います。
滝の間も小滝の類は続きまくり、滝登りはお腹一杯になります。850m二又を越えても手を緩めてはくれません。まだか、まだなのか!と心の中でいいながら、登りつづけていると両岸に笹が出てきます。
すると、急激に傾斜は緩くなってきていきなり源頭部の雰囲気へすばらしい変化を見せてくれます。そして赤とんぼが舞う開放感のある高原状になり、沢は水路状になります。こんなところにサンショウウオ(≠アカハラ)らしき小型の両生類がいました。また鹿の群れに遭遇。水はちょろちょろとなりここで解装します。
少しヤブを漕いで登山道に合流しました。ここから竜ヶ岳山頂までは15分。13:30ようやく竜ヶ岳山頂着。標高差800mに7時間かかりました。疲れたけど景色最高。充実感に包まれました。山頂は開放感もあり、カップル率も高かったように思います。デートハイクや初心者を連れて遊びに行くにはいい山ではないでしょうか?すみっこで沢上がりのおっさん共も休憩、景色を楽しんだ後、金山尾根より下山しました。
沢中誰にも会いませんでした。また、山頂前後でも、沢らしき人に会いませんでした。かなりの秀渓だと思うのですが人気薄?意外にアクセスいいのでお勧めします。
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