秋はアルパイン&縦走!稲子岳南壁&大同心雲稜


- GPS
- 32:45
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 2,648m
- 下り
- 3,246m
コースタイム
- 山行
- 9:18
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 9:33
- 山行
- 5:21
- 休憩
- 5:35
- 合計
- 10:56
天候 | 土曜日は少々雲が出たものの晴れ。 テント内の結露が凍っていたので、そろそろ最低気温が氷点下になる季節。 日曜日は昼過ぎまで快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:美濃戸から茅野駅までバス、茅野駅からスーパーあずさ。 バス 片道930円 美濃戸口 16:20発 茅野駅着 16:57 ***「えきねっとトクだ値」を使うとバス&スーパーあずさの料金はアルペン号の復路片道より安いです。(生ビール1杯飲めるくらい??) |
その他周辺情報 | ◎ 八ヶ岳山荘 日帰り入浴 500円(モンベルカード提示で無料) |
予約できる山小屋 |
オーレン小屋
|
写真
感想
9/30(土)
◎ 稲子岳南壁左カンテ
白駒池駐車場入山〜高見石小屋・中山峠経由で取付きへ
登攀終了後、中山峠〜天狗岳経由でオーレン小屋テント泊
1p目 kameリード
出だしがちょっと悪い。でもほんとにちょっと。
終了点は先行がいたのですぐ手前のピナクルでピッチを切った。
2p目 hibaリード
3p目 kameリード
右のチムニーは浮石だらけで先行パーティーもいたので左のクラックへ。
カム使って離陸すると思ったよりクラックが広くて難儀。
フィストではスカスカでチキンウイングしたいけどヤッケを着ているのでツルツル滑って困る。
とりあえずフットジャムかましてカチを探した。
カチ、あってよかったよ。
このピッチも先行がいたので手前のピナクルでピッチを切った。
4p目 hibaリード
5p目 kameリード
おまけ的ピッチ。見逃すなかれ。ww
10/1(日)
◎ 大同心正面壁雲稜ルート
オーレン小屋〜夏沢峠・硫黄岳経由で取付きへ
登攀終了後、取付きへ懸垂下降&歩きで戻り、大同心稜下降。
赤岳鉱泉から北沢ルートで美濃戸口へ下山。
1p目 hibaリード
出だしにカム使用。
離陸がちょっとバランス悪い。
中間部でちょっと被ったところがあった。
2p目 kameリード
左へ少しトラバースした後、ペツルが打ってあるところがホールドが乏しくって悪かった。
もう少し左にトラバースすると登りやすい凹角があるらしい。
登れそうだったのでいってみた。カチがあった。
3p目 hibaリード
4p目 kameリード
途中つかんだバレーボール位の大きさの岩が抜けた!
慌てて戻した。これがよく言う「引き出し岩」??
右へのトラバースに移るところがチビには少し遠かった。
ランナー取りがヘタクソでロープが重かった。
イナバウアーといわれる所は尺のせいか普通に通過。
南稜側にまわりこむと一気に日向に出て暖かい!と思うも風が強くて暑寒い。
5p目 hibaリード
hibaは中間の核心、行きつ戻りつしながらホールドを探るも無念のテンション。
ハングドックでホールドみつけて、その後はさくっと。
kameはフォローなのでじっくり時間を掛けてホールド探したので普通に通過。
ヒントは左と思いきや、実は右?
それより核心のあとも意外と悪かった。
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久しぶりの土日好天予報!
あんなところやこんなところも行けるけど、ど〜しようと悩んで考え付いたのが八ヶ岳でアルパインと縦走のいいとこ取り!
これまた久しぶりの夜行バスfrom竹橋。
登山口周辺は道も狭くダートだったりするので仕方ないけど、今や都市間をつなぐ夜行バスが3列シートが当たり前だったりするので毎日アルペン号は小さいなぁ〜。
でも日頃の寝不足と寝酒のお陰でちゃんと眠れましたよ。
白駒池に6時前に到着、さっ寒い。。
今夜のテント泊装備が不安になる。
朝ご飯のパンと暖かいコーヒーを飲んでスタート。
北八ヶ岳は冬にしか来たことがないので新鮮でいいです。
苔むした森とか緑のモフモフとか、雑誌でよくみた景色は岩岩の南とホントに違うんですね〜。
優しい気持ちになる感じで素敵〜。
中山展望台からは360度のパノラマ!槍ヶ岳のとんがりも見えますよ!
中山峠からにゅう方面へ下り、さて懸案の稲子岳南壁左カンテへのアプローチです。
「うへぇ〜帰りはこれを登り返すのかぁ〜」と話しながらせっかく稼いだ高度を下げて2280M地点で緑ロープをくぐる。
心配したアプローチも登山道みたいな踏み跡がありました。
ロープをくぐってから約30分ほど歩くと左手の岩壁にリングボルトがありました。
そこから数メートル進むと岩の支尾根が踏み跡を塞ぎます。
下からは取付き目印の「赤いハーケン」や「赤と黒のテープ」は見えないので踏み跡は明瞭ですがこのちょっとした登りを見つけるのは難儀かも。
私たちは先行パーティーがいたお陰ですんなり取付きにたどり着けました。
好天、そして南壁で暖かく登攀は至極快適〜。
はじまったばかりの紅葉も綺麗でよい登攀でした!
注意点はテラスの浮き石ですね。
落ちてくる石、自分が落とす石に要注意です。
無事登攀完了して下山です。
心配した下山も踏み跡明瞭で順調に中山峠に戻れましたが登攀に予定より時間が掛かってしまったのでhiba氏待望の黒百合ヒュッテのハンバーグカレーはお預け。ww
天狗岳への登りは結構きつく長い。
景色が最高なのが救い。
久しぶりの山歩きでなまった体に鞭を打つ。
腹ペコ過ぎて根石山荘でカップラーメンでも、と思っていたらなんとカプラーはありませんでした。。
小屋の夕食準備に忙しいところをカレーを出していただきました。ありがたや〜〜。
根石山荘からオーレン小屋はお天気がよかったためか梅雨に歩いた時より短く感じました〜。
無事オーレン小屋に到着して、テント設営してからの晩御飯。
ビール飲んでワイン飲んで極楽、極楽。
小屋の受付の方はとっても感じがいいです。
寝る前にトイレに行く時に小屋泊の方が評判の桜鍋を食べるのを目撃!
美味しそう〜、絶対いつか食べたい〜〜。
夜は想像通り寒くて何度も目が覚めました。
でも着替えの靴下二重履きとか、ザックカバーをシュラフに掛けるとか、湯たんぽ作るとかを手抜きした自業自得です。
手抜きしなければ、荷物を増やさずに快適に眠れたと思うと大反省。
2時半に起床。
テントの内側は完全凍結。寒いはずです。
バリバリに凍ったテントの回収は指が冷たい!
でも動かないとドンドン寒くなるのでテキパキと撤収。
満点の星空の下4時前に小屋を出発します。
まずは夏沢峠まで。やまびこ荘とヒュッテ夏沢は無雪期の営業終了しています。
ここから硫黄岳まで満点の星と街明かりがキレイだったなぁ〜。
汗をかかないようなペースで進みます。
この登りと硫黄岳周辺は風がかなり強く登攀の時は大丈夫だろうかと心配になる。
東の空が白み始めた頃に硫黄岳に到着し、硫黄岳山荘辺りで日の出に。
こんなきれいで真っ赤な太陽が昇るのを見るのは久しぶりだなぁ〜。
山荘で休憩。
ここのトイレは屋内なのに靴をぬがずに済む上にウォシュレットという贅沢。
さてさて、ここから大同心基部までの下降が本日第一の核心です。
冬に赤岳西面を登攀したことがあるのですがいつも登山道からの下山だったので下降のルートは歩いたことがありません。
ただこの日は好天だったので慎重に踏み跡を辿れば見覚えのある大同心基部に無事たどり着けました。
1か所だけ懸垂。降りて見上げるとクライムダウンができそうでしたが降り口がかぶっているので足元が見えず怖そうです。
今回の2ルートはどちらも二人ともお初なのでアプローチが非常に不安でしたがどちらも迷うことなくたどり着けてよかったです。
そして大同心の基部に到着すると。。。
あいかわらずのkamehibaマジックで好天の大同心雲稜ルートに、というか大同心、小同心の取付きに人っ子ひとりいません。
今回我々はオーレン小屋スタートなので赤岳鉱泉スタートのクライマーに遅れをとることを非常に気にしていたhibaですが拍子抜けしたご様子。
この後、大同心南稜に二人組さんが1パーティーいらしただけで、この日はとっても静かな大同心でした。
登攀は思ったよりスムーズにできました。
先週登った友人が最初の方のピッチはかなり寒いと言っていたので心配しましたがカイロを用意したりしたお蔭かさほど寒く感じませんでした。
風も最終ピッチまでは壁の方角のせいかほぼ無風で助かりました。
ただ岩にはつららがあったり、下降した大同心稜はお昼近くだったのに霜がとけていなかったりするので寒がりだと厳しいかも。
ポカポカ陽気の大同心の頭でのんびりコーヒーを飲んで、下降の準備。
50mロープ1本で1回懸垂下降をして、そのあとは行きに歩いて下降したルンゼに合流して歩きで取付きまで戻りました。
装備を解除して、下山の支度して大同心稜を降ります。
1時間弱で赤岳鉱泉に到着〜。
ここでまず1回目の生ビールでの乾杯!
美味しい生パスタもいただきました。
赤岳山荘でソフトクリームを食べて、最後のだるい林道下り。
最近まともに山を歩いていないので膝やつま先が痛くなったけどショートカット路を歩いたら足に優しかった。
バスの時間まで1時間以上あったので八ヶ岳山荘でお風呂にゆっくり浸かり、
2回目の生ビールでの乾杯〜
スーパーあずさで「真澄」を飲んで、あっという間に新宿に到着。
地元に帰ってきて回転すし屋さんでまたまた生ビール!
せっかく歩いたのにこれじゃあ痩せんわなぁ〜。
秋晴れの週末、2ルート登攀して、テント泊縦走して、南と北の八ヶ岳のはじまったばかりの紅葉も楽しめて、最高の週末となりました。
次に八ヶ岳に来る時は白い八ヶ岳かなぁ〜〜。
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