西穂高岳(西穂山荘泊)

- GPS
 - 26:53
 - 距離
 - 16.5km
 - 登り
 - 1,953m
 - 下り
 - 1,944m
 
コースタイム
12:30 西穂高口 13:40西穂山荘
2日目:
5:05 西穂山荘 6:50 独標 20分休憩 8:50 西穂高岳 9:50 下山開始11:40 西穂山荘
| 天候 | 晴れと曇りの激しい移り変わり | 
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 | 
| アクセス | 
												 利用交通機関: 
								
																																								自家用車										
										ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)																																						 
						平日だった事もあるのか、駐車場料金はロープウェイ料金所で他の運賃等と一緒に払いました。 第2ロープウェイ(しらかば平〜西穂高口)往復¥2700、8kg以上の荷物は¥200です。http://www.okuhi.jp/Rop/FRTop.html  | 
			
| コース状況/ 危険箇所等  | 
					西穂高口〜西穂山荘: 登山道に入る前に登山届け小屋があります。登山道は良く整備されていて、木道も所々にあります。 西穂山荘〜独標: 山荘から登り始めに岩場が出てきますが、小さなピークを越えるとはいまつの草原を抜けて丸山につきます。斜度もなだらかです。 丸山から独標までは斜度がキツくなり、岩場になります。独標手前の登りが決行迫力があります。 独標〜西穂高岳: 合計で10峰越えて西穂高岳につきます。 独標からピラミッドピークまでのルートは狭く登りと下りの斜度が最もキツいと感じました。 危険と感じたポイントも1カ所ありました。 ピラミッドピークから山頂手前までのルートは狭い尾根沿いだけでなくトラバースするポイントも多く、安心しましたが、鎖場もあり気は抜けません。 何よりも複数の峰を越えるのに、気が遠くなります。 山頂手前の急勾配の岩場は、大きく平たい1枚岩からなっていて、その箇所を登りきるまで緊張が走りました。  | 
			
写真
感想
					遅い夏休み。奥飛騨温泉郷へキャンプに出かけた。
焼岳登山、飛騨高山周辺観光とキャンプで自然を満喫した後は、念願の西穂高岳への登山となる。
9月12日:キャンプ最終日は、朝食をゆっくり取り、キャンプ場に常設されている温泉で汗を流し、登山服に着替える。車を30分程走らせ、鍋平駐車場からロープウェー口に向かい、登り始めたのは12時過ぎ。1日目は、山小屋までなので、ゆっくりと移動。一時間もたたないで西穂山荘に到着。 
山荘の窓腰から雲の動きの様子を伺いながら、日の入り時間を待つ。 
いつの間にかうたた寝状態。3日間のキャンプの疲れがたまっていたようだ。 
5時半になると、雲が多くなる。これは夕日が見れないだろうと確信はしたものの、何があるかわからないので、とにかく山荘から10分程上に登った丸山手前で様子を見る。 
雲の動きは速い。そして雨がポツリと降り出す。残念だったが、あきらめて山荘に戻り、遅い夕食。他の宿泊者は食事を既に済ませ、食後の酒盛りをしている。自分も、そそくさと7時には夕食を済ませ、外の様子を伺うと、東の方に十五夜の満月が夜空に浮かんでいる。 
肌寒い秋の夜を一足先に感じながら月見を楽しみ、早めに就寝。なぜか鼻炎がひどく(花粉と思われる)自分のいびきが凄まじかったようだ。 
9月13日:朝4時起床。 
ヘッドライトをつけて洗面・準備を済ませる。余計な物は荷物置き場にデポし、軽くストレッチをしてバナナを食べてから出発。 
まずは丸山でご来光のために待機。雲が多い。異常な早さで動いている。辺りが明るくなると、雲の合間から、西穂独標とピラミッドピークが姿を現す。 そして東の空が色付き始める。 
西側には月。 夜と朝の入れ替わりを見届けられた。 
 
笠ガ岳に光が注がれる。前穂の脇から光が漏れてくる。 
雲に映し出される虹。今までに見たことのない光景。 
登山はまだ始まったばかり。まずは西穂独標。
登ってきた道を振り向くと、乗鞍が雲海に浮かんでいる。 息を呑む景色が広がる。 荒々しい尾根。 下に広がる雲海。 遥か向こうに見えるのは富士。 
軽く朝食を済ませ、写真を撮ってから、いよいよ難関に突入する。これから10のピークを越えて西穂高岳にいく。不安と緊張を胸に、地道に足を前に進める。ルートは、独標までの登山道から一変して険しい尾根沿いの岩場と化した。 
三点支持をしながらゆっくりと進むが、ところどころ、これ以上前に進むのをためらったポイントがあった。 必死な思いで8峰のピラミッドピークに到着。 
その後は鎖場等もあったが、山頂直下の一枚岩を直登するポイントまでは、比較的容易な道のりになり、安心した。 
そして、8:50登頂。ここには自分が今までに見たことがない光景が広がっていた。 
 
恐怖を覚えた険しい岩肌の上で、平安を感じている自分に違和感を感じながらも、何にも変えられない自然と出てくる笑顔から、山登りに少しずつ取り付かれていっている感じがした。
					
								azshi75
			
								sayu
			
										
										
										
							










					
					
		
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