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Yamareco

記録ID: 135628
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

はじめてのテント泊 <阿弥陀岳・赤岳>

2011年09月17日(土) 〜 2011年09月18日(日)
情報量の目安: A
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
GPS
32:00
距離
17.2km
登り
1,579m
下り
1,593m

コースタイム

<1日目>
11:20 美濃戸口(発)
12:30 やまのこ村・赤岳山荘近辺(小休後発)
14:40 行者小屋(着)

<2日目>
04:45 行者小屋(発)
06:00 阿弥陀岳山頂(着)
07:45 赤岳山頂(着)
08:40 地蔵の頭(着)
09:30 行者小屋(着、休憩&撤収)
10:50 行者小屋(発)
12:30 やまのこ村・赤岳山荘近辺(着、ソフトクリーム)
13:40 美濃戸口(着)
天候 <1日目>
小雨

<2日目>
快晴
過去天気図(気象庁) 2011年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
<1日目>
新宿駅→茅野駅 8:00発のJR特急スーパーあずさ(5,870円)
茅野駅→美濃戸口 美濃戸口行きのバス(940円)

<2日目>
美濃戸口→新宿 15:00発の毎日あるぺん号(4,500円)
*3連休の渋滞のためバスは高尾山口駅で臨時停車し、結局電車で帰宅(・・)
コース状況/
危険箇所等
<1日目>
美濃戸口に登山ポストがあります。最初の林道はやまのこ村までおよそ1時間です。そこから行者小屋めがけて南沢のルートを2時間歩きますが、とても歩きやすい登山道です。当日は雨のため石や木の根っこが滑りやすかったですが、注意すれば問題ありません。

<2日目>
行者小屋から中岳のコルへの登山道はよく整備されています。コルから阿弥陀岳山頂の間は傾斜が急に厳しくなります。ハシゴやクサリもあり、三点支持で登るような箇所もありました。阿弥陀岳を下って、中岳を経てキレット分岐までの道はとても気持ち良い稜線です。キレット分岐から赤岳山頂までは阿弥陀岳と同様、数か所のクサリとちょっとした岩登りです。赤岳から地蔵尾根で行者小屋に戻りましたが、登りの団体が多く、よく渋滞していました。
ゴゼンタチバナがかわいかったです。
ゴゼンタチバナがかわいかったです。
行者小屋ではじめてのテント設営でした。これは楽しい!でも、傾斜があるスポットしかなかったので、少し寝づらかったです。
行者小屋ではじめてのテント設営でした。これは楽しい!でも、傾斜があるスポットしかなかったので、少し寝づらかったです。
2日目の天気予報は曇りでしたが、幸い晴れました。朝は雲ひとつない快晴でした。
2日目の天気予報は曇りでしたが、幸い晴れました。朝は雲ひとつない快晴でした。
阿弥陀岳山頂にて。とても気持ちよかったです。
阿弥陀岳山頂にて。とても気持ちよかったです。
阿弥陀岳からみた赤岳です。
阿弥陀岳からみた赤岳です。
赤岳へ登り中、振り返って阿弥陀岳。
赤岳へ登り中、振り返って阿弥陀岳。
キレット分岐から赤岳を見上げて。ここからは結構キツかった!
キレット分岐から赤岳を見上げて。ここからは結構キツかった!
赤岳からみた雲海です。
2
赤岳からみた雲海です。
赤岳展望荘です。
赤岳展望荘です。
地蔵の頭にて。やさしい人がポカリを差し入れたようです。
地蔵の頭にて。やさしい人がポカリを差し入れたようです。
コケのかぶさった森です。
コケのかぶさった森です。

感想

今回の目標は、はじめてのテント泊を体験することと、憧れの赤岳を登ることでした。65リットルのザックを背負うことも初体験でしたが、このルートの良いところは1日目の早い段階でテントを設営しておけることです。2日目の本格的な登り部分は軽量して行けます。私は小さめのザックも持参して、最低限の水・行動食・雨具だけを入れて登りました。

1日目はずっと小雨でしたが、短い行動時間に救われました。全部入りのザックはやっぱり重いですね。ようやくたどりついた行者小屋ですが、グズった天気の割に繁盛していました。水場もあり、トイレもきれい、小屋もとても充実しています。テント場がとても混んでて、スポットを見つけるのにちょっと時間がかかりました。食事は小屋の自炊場を利用させてもらいました。他の登山者との交流はいつも楽しいですね。阿弥陀岳は登りが大変だから気をつけてねー、とかなり玄人感ただようお兄さんが親切にアドバイスしてくれました。恐れながらも感謝。

食事はいろいろ試して見たかったので、夕食・朝食ちょっと欲張りすぎました。ネギとエリンギをカットして醤油で炒めたものは割とイケました。著名の高橋庄太郎さんお勧めの豚の角煮は美味しかったけど、残りの油っぽいタレの処理に困ります。アルファ米にレトルトカレーを強引に混ぜこんだピラフもイケます。サンマの缶詰を開封してそのままバーナーで温めるのも美味しかったです。お湯入れるだけのおしるこが、朝は大助かりでした。

次の日の天気予報は曇りでした。就寝後もしばらく雨音が続き不安でしたが、午前3時に起床すると星空が!すごくきれいでした。星座はオリオン座しか知りませんが、空気が澄んでいるせいかとても大きく見えました。朝ごはんとコーヒーを手早く済ませて、ヘッドランプを装着して4:45に出発。暗いと道迷いが心配ですが、できるだけ木の枝に巻いてある色テープを確認しながら進みました。幸い、ヘッドランプ走行は1時間くらいで終わり、その後はお日様で十分でした。

中岳のコルで、突然雲海にのった富士山がばばーん、と迎えてくれます。喜びもつかの間、阿弥陀岳への最後の登りは自分にとってなかなか厳しかったです。濡れたハシゴで恐怖感が植えつけられてしまったようで、ちょっとした岩登りでもずーっと冷や汗でした(笑)。でも、その分阿弥陀岳の山頂は格別でした。360度のパノラマ景色で、おまけに独り占め。あんなに大勢の人がいたと思ったのに・・・ひょっとしたら赤岳で朝日を見る方が人気なのかも知れません。

続く赤岳への登りもクサリや岩場がたくさんありましたが、徐々に登山者の姿も増えてきて、渋滞しながらも安心して登れました。山頂から見える八ヶ岳の山々の形を確認するのが楽しかったです。

赤岳の反対側を下って、地蔵尾根で行者小屋に戻る道は登る人でいっぱい。5歳の女の子を連れてきたツワモノお父さんにはびっくりしました。行者小屋に戻ると荷物の整理と撤収をして、15:00の高速バスに間に合うようにやや駆け足で出発。あ、でもばっちり赤岳山荘でソフトクリームをいただきましたし、バス発着の美濃戸口の八ヶ岳山荘でお風呂に入りました。今回の旅は、まず荷物の重さにびっくりしましたが、テント泊は気持ちよかったし、早起きして縦走した甲斐があって大満足の2日間でした。次のテーマは食料をはじめ、荷物の軽量化です!今年の秋はぜひどこかで紅葉を見に行きたいと思います。

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