第3回トレニックワールド彩の国100�辧�リベンジ成功
埼玉県
sunlight
体力度について
- GPS
- 30:00
- 距離
- 107km
- 登り
- 7,060m
- 下り
- 7,058m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 13:14
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 14:59
- 山行
- 13:32
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 14:48
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
大会側が越生駅との無料シャトルバスを準備。 |
写真
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のんびりし過ぎたせいかCP3の「堂平キャンプ場」は撤退準備中。時間を確認すると関門30分前を切っていた(^^;でも急がない急がない。
感想
彩の国100�劼鯡技�に完走することが出来ました！
昨年のリベンジを果たすことができ最高の気分です！
タイムは約30時間と下から数えたほうが早いくらいの凡タイムですが、そんなのは関係ありません。完走することがいちばんですから。
思い返すと、昨年出場したときはあっけなく50�劼妊螢織ぅ筺Ｅ�日の気温が30℃越えとこの時期にしては暑すぎるくらいの天気の中、過信から序盤からやや飛ばして突っ込んでしまい30�卅阿蚤猟管堽鼻憤瀋殴肇薀屮襦砲法帖０�み食いができなくなりふらふらになりました。体調を整える時間は十分あったはずですが、逃げ出したい気持ちから早々にリタイヤを申請してしまいました。そして、このことへの後悔の念に1年間ずっと悩まされることになります。そういうこともあって、今回は何が何でもゴールするという強い気持ちで臨んだのです。
昨年の敗退記録↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1144890.html
今回のレースは以下の点のルールをもって臨みました。
・焦らず自分のペースを守ること。順位や時間は関係ない。完走あるのみ。
・自分でリタイヤを決めないこと。レースをやめるのは、関門アウトと怪我・病気のときのみ（天変地異や不慮の事故は除く）。
・胃腸を機能させ続けるために少なくとも1時間に1回は補給すること、エイドでは梅干などの塩分補給を行うこと。炭酸は飲まない。調子が悪くなってきたらペースを落とす、休憩するなどして回復に努める。
・完走するという強い気持ちを持ち続けること。
・レースを楽しむこと。感謝の気持ちをわすれないこと。
特に、胃腸が弱い私の場合3つ目はとても大事でした。胃腸が最後まで働いてくれていたのが完走につながったと思っています。
それではレースを振り返ってみます
（備忘録を兼ねている故、長文となりますことご容赦くださいませ）
◆◆◆◆ノース（距離51.0�辧⇔濱冑弦�2,940m）◆◆◆◆
1. ニューサンピア越生〜くぬぎむら体験交流館（区間距離12.8�辧�区間累積標高760m）
幾つかの小さなピークを越えたりを繰り返す距離が長く、累積標高も高い区間。ただ、体が元気な序盤なので疲れは全くなし。前後にランナーが多くて自分のペースを守りにくいので、早くバラけてくれと祈りながら進む。昨年より暑さはマシだとはいえ、次第に汗が止まらなくなってくる。くぬぎ村エイドに到着すると団子や菓子パンをつまむ。
2. くぬぎむら体験交流館〜慈光寺観音堂（6.0�辧�290m）
距離が短めだけど、ときがわ町の中を突っ切るロードが多い区間。ロードは暑いので抑え気味に進む。正直なところ短くてあまり記憶がない…。慈光寺観音堂ではおいなりと梅干をいただいた。ノース最大の難所である笠山を前に、恐怖心から胃薬を服用して少し長めの休憩をした。
3. 慈光寺観音堂〜堂平キャンプ場（9.9�辧�1,155m）
ノース最大の難所。次のエイドまで200mほど登り、300m以上下ったあと、一気に600m以上登る。さらにまた100m以上くだり、また200m以上のぼるという地獄の区間。昨年は暑さの中で胃腸トラブルに苦しんだ因縁の区間でもある。今回はあえてゆっくりペースで進むが、笠山への上りの途中で嘔吐感がでてきた…。またきたか、と絶望的な気持ちなる。かなりスローペースで来たのにどれだけ繊細なんだ俺の胃腸は…。しばらくすると嘔吐感はおさまってきたものの、完全に食欲不振に陥ってしまう。食べることに恐怖感すら覚えるが、食べないともたないので嘔吐感と格闘しながら固形物を口に入れる。ゆっくり休みながら進んでいたので気がついたらランナーの姿もほとんど見なくなっていた。とりあえずマイペースにエイドを目指そうと自分に言い聞かせる。体が重く、頭もぼーとしてきた。後から振り返っても今回のレースでここがいちばん辛かったところ。ここを乗り切ったのが大きかった。そしてようやくエイドに着くとほとんどの食べ物が売り切れ状態に。日除けのテントを撤収するなど閉店準備も始まっていた。楽しみにしていたパスタスープはパスタがなくてただのスープに。梅干もカラカラで食べれたもんじゃない。でも食欲がなかったのでどうでもよかった。とりあえずスープ2杯を胃に流し込み、この先どうしたもんかと少し芝生に寝そべってぼんやりしていたら、スタッフの方に「大丈夫？」と心配されてしまった。そんなにやばい状態に見えたのか…。自販機にホットコーヒーがあるのが目に飛び込んできたので迷わず購入（1本目）。この選択がよかったのかもしれない。
4. 堂平キャンプ場〜飯盛峠（10.4�辧�620m）
キャンプ場を出ると不思議と体が動くようになっていた。ホットコーヒーのおかげか？次のエイドまではアップダウンを繰り返す。決して楽な区間ではないが、この辺はよく走りに来るため、先の予想がつきやすくて全然苦には感じなかった。土地勘があったことが奏功した。そして、途中の苅場坂峠では私設エイドが出ていたのでグミを2−3個いただく。うまい！！止まっていた胃腸が働き始めたと感じた瞬間だった。途中で日が落ちたためヘッデンを装着。久々のナイトランに興奮すら覚える余裕ぶり。いつぶりだろうか、静寂な森の中を走るのも悪くない。飯盛峠のエイドではスタッフと談笑するほどまで回復していた。
5. 飯盛峠〜ニューサンピア越生（11.9�辧�115m）
下り基調だけど距離がとても長く感じた。それもそのはず、中間地点でもあるニューサンピアで早くゆっくり休憩したいという思いが強すぎたから。しかもこの辺は土地勘がなく暗い中で自分がどの変にいるかもわからないという焦りも加わり、気づいたらややスピードをあげて進んでいたようだ。そして、ニューサンピアに到着することには少々疲労感を覚えた。後半戦を見据え、しっかり回復、気分転換をする必要があるなと思い休憩を1時間と長めにとると決めた。焦る必要はない。時間はたくさんある。着替えて、持参したレトルト赤味噌汁とおにぎり、エイドのスパイシーなカレーそうめんなどを食べているうちに再び元気を取り戻してきた。インスタントコーヒーをゆっくり飲んで、歯磨きまでしたらまた戦うモードになった（風呂に入ろうかと思ったがさすがにやめておいた）。リタイヤを申し出ている人が目の前に何人もいたけど、サウスへ向かう気持ちに一切の迷いはなかった。
◆◆◆◆サウス（距離55.3�辧⇔濱冑弦�3,125m）◆◆◆◆
6. ニューサンピア越生〜桂木観音下（7.0�辧�365m）
桂木観音下まではサウスの慣らしの区間という印象。距離も短く、登り下りも大したことない。途中、同じペースのランナー達と一緒になり談笑しながら歩いて進んだ。景色がないナイトトレイルでは他にランナーがいると心強い。眠気防止にもなる。桂木観音下に到着すると温かいシチューを3杯もいただいた。気温が10℃くらいに下がっていたので温かいものがうまい。ところでここに辿り着いたのは関門の30分前。ニューサンピアを出たのも確か関門の30分前だった。ずっと歩いて（時には早歩き）でもいいのではないか？無理に走ってエイドで寒い中長く休憩して体を冷やすより、歩き通して休憩を少なくするほうがよいのでは？トラブルのリスクも回避できる。そういう訳でサウスは歩き通すことに決めた。
7. 桂木観音下〜高山不動尊（8.5�辧�445m）
高山不動尊までは間八州見晴台を越えなければならないが、この登りが案外きつい。そして一緒だったランナー達とバラバラとなりしばらくの間一人旅になる。風が出てきて体感気温がますます下がってきた。防寒着を来て体を冷やさないように気を付ける。特にお腹を冷やすと胃腸トラブルが再び襲ってくるかもしれないので注意しなければならない。眠気はないが自分の息遣いしか聞こえないような退屈な区間だった。
高山不動尊には予定通り関門30分前に到着。やはり歩きでいいのだ。エイドではホットコーヒーを2杯もらい、ソーセージとプリンを食べる。夜がふけてきて眠気と疲労、寒さのせいか、戦意を喪失したランナーを何人も見かけた。
8. 高山不動尊〜竹寺（10.1�辧�580m）
西吾野駅まで一気にくだり、子の権現までの登り返しがキツイ区間だ。下った西吾野駅では登りに備えて自販機でコーヒー（2本目）を飲んだ。堂平キャンプ場での成功体験がそうさせたのだ。冷たいやつしかなかったけど下界なので寒さは気にならなかった。ここでマイルの部（160km）選手2名に追い抜かれる。トップの選手だったのかもしれない。この地点で130km近く走っている筈なのに足取りが軽やかだった。もはや別次元の人種である。その後、子の権現への登りで朝を迎えた。鳥はなぜ朝にさえずるのだろうとどうでもいいことを考えながら黙々と登った。子の権現ではよく利用する売店の自販機でホットコーヒー（3本目）を購入。コーヒーを飲むと調子が上がる気がする。（いつもは変わらないのに）。竹寺には予定通り関門30分前に到着した。豚汁2杯とコーヒーゼリーにホットコーヒーをもらった。もはやコーヒー中毒患者になっている。
9. 竹寺〜吾那神社（10.7�辧�740m）
ここがサウスの最大の難所の区間だ。飯能アルプスの小刻みなアップダウンが疲れたランナーに容赦なく襲いかかってくる。ここを無事にクリアできれば完走が見えてくる。この辺りもずっと一人でマイペースに進んだ。自分がレースに参加していることをついつい忘れてしまいそうなくらい。滅多にしないけど、ずっとひとりごとを言って自分を鼓舞させていた。声をはっするとテンションが上がり元気が出てくることを知った。そして安定の関門の30分前に無事に吾那神社へ到着。途中の東吾野駅の自販機ではコーヒー（4本目）を購入することを忘れなかった。エイドに到着すると完走が見えてきたと思い始める。とはいえ、30分程度の貯金じゃコースミスや体調不良ですぐに吹き飛んでしまうのでそこだけは十分注意しなければならない。エイドではうどん、ソーセージ、ヤクルトを頂いた。食欲は次第に旺盛になっていく。いい兆候だ。
10. 吾那神社〜桂木観音下（10.7�辧�705m）
累積標高は前の区間と大して変わらないけど、難易度はそう高くない。人気のユガテやグリーンラインなどを通過するので多くのハイカーさんやトレラン愛好者とすれ違った。中には励ましの言葉をかけてくれる方もいらっしゃって力になった。100マイルのランナーに抜かれたり、100キロのランナーを抜いたりと再びレース感が漂ってきた。桂木観音下には関門の45分前に到着。飛ばしていないのにここにきて何故か貯金が増えた。エイドではそばを2杯にフルーツポンチをいただいた。そして我慢していた炭酸をここで解禁。冷たいコーラを飲む。うまい！！暑くなってきたのでかぶり水も忘れない。さあ、ゴールを目指して出発だ。最終エイドということもありスタッフの応援にも熱が入っていた。コスプレをしたお姉さま（？）からピコピコハンマーで激励にお尻をたたかれ大きな声援で見送られた。
11. 桂木観音下〜ゴール地点（8.3�辧�290m）
大高取山まで300mほどの登りがあるが、これまでの進んできた道のりを考えると全然大したことない。そして否応なしにも完走のことばかりが頭をめぐりはじめる。ただし、ここでミスルートや怪我、交通事故などに遭遇をしてリタイヤでもした日には笑いものになるので気をつけねば。大高取山まで登るとその先は完全に下りである。トレイルを下り、ロードを2kmほどすすむとゴールのニューサンピアだ。ロードでは神戸から参加していた男性ランナーと一緒になりこれまでの道のりを振り返りながらビクトリーロードを進む。お互い知らないもの同士なのに、レースになると不思議とすぐに苦労を分かち合う仲間になる。喜びに満ちていいとても表情をしていた（たぶん自分も）。そしてついに念願のゴール！このうえない安堵感、そして喜びが体のなかから吹き出してきた。元気に笑顔でゴールできて本当に本当によかった。1年間も引きずってきた後悔の念からもようやく解放された。まだまだ力不足も痛感したけれど、次につながる有意義なレースになった。
最後に、今回のレースへの出走にあたり元気に送り出してくれた家族、そして大会を支えてくれ、たくさんの声援をくれたスタッフ、ボランティアの人たちにとても感謝しています。一人の力だけでは絶対に完走はできなかったと思います。本当にありがとうございました！
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完走おめでとうございます🎉
読んでいる私まで目頭が熱くなりました！本当におめでとうございます。
しかし、100km超とは凄いですなぁ。わたしにとっては未知の世界。
日頃のトレーニングの成果ですね。そして「絶対にリタイアしない！」という強い心の成果！
いやはや勇気と元気を貰いました。私はヘッポコハイカーですが、7月のキタタン頑張りま〜す (*^^*)
本当におめでとうございます！
そして、お疲れさまでした〜 (´▽`)ノ
追伸、FTR100の開催に向けて奥宮さん達頑張っているようですよ (o´∀`)b
早速コメントいただきありがとうございます♪
しばらく我慢していたビールを飲み、完走の余韻に浸っています(^^
おっしゃる通りロングレースはメンタルが重要なんですよね。
ロングでは経験豊富な中年のランナーが活躍しているのもこのためだと思います。
奥が深い部門だなとつくづく思います。
7月のキタタンは出場したことがないですが、暑さがキツイとは聞いたことあります。
くれぐれも無理をし過ぎない程度に楽しんでくださいね！！
FTR100も動き出しているのですね(^^) 安心しました。
歴史は浅いですが、関東を代表するいい大会なのでぜひとも実現してほしいものです。
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