聖岳


- GPS
- 32:00
- 距離
- 28.5km
- 登り
- 2,991m
- 下り
- 2,999m
コースタイム
芝沢ゲート 5:00 - 7:00 便ヶ島 - 7:20 西沢渡 7:30 - 12:00 薊畑 12:50 -13:10 聖平小屋
2日目
聖平小屋 4:30 - 5:20 小聖岳 5:25 - 6:15 聖岳 6:55 - 7:30 小聖岳 - 8:00 薊畑 - 8:15 聖平小屋 8:40 - 9:00 薊畑 - 11:50 西沢渡 12:10 - 14:40 芝沢ゲート
天候 | 1日目 晴れ、 風が少し強い 2日目 曇り時々晴、 微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
先のGWに上河内岳に登ったが 本当は何年かぶりに聖岳まで足を延ばし聖沢ルートを歩いてみたいと思っていたが おそらく春先でルートが荒れているだろうと思い 断念した。
ちょっと悔しいので 聖岳だけでもと思い 便りヶ島よりのルートで聖に登ってみることにしたが、 芝沢より車が入れないので歩かなければならないようであったが敢行した。
芝沢には新しくゲートが設置され、 がっちりとガードされていたが、 歩いてみたところ落石の危険はあるが車は十分に入れそうで とても恨めしい。自転車で入山する人も多い様で、 中には禁止されているバイクで入山する釣り師もいるようだった。
兎も角 芝沢から便りヶ島までのおよそ6Kmの林道と そこから西沢渡までの約2Kmの森林軌道跡を 歩かなければならない。
5:00に芝沢パーキングを出発し ゆっくり歩いて 7:00に 便りヶ島に到着。 林道の崩壊はほぼないので行政の判断で通行を禁止にしているのだろう。 ただし、 道路のところどころに小さな落石が転がっていたけれど・・・
少し休憩して 西沢渡に向かう。 この軌道跡があちこち崩れているが、 滑落する危険はあまりない。・・・が 時々山肌より落石があり 2回ほど目の前に石が音を立てて転がっていった。要注意だ。 7:20 西沢渡に到着し、 ガタガタする橋を渡って尾根にとりつく。
なかなかの急登できつい。 最初のうちは山つつじがところどころきれいに咲いて慰めてくれるが、 標高1,900mぐらいまでが特にきつい。 ところどころに滑落注意の看板や滑落防止のためだろうかネットがあちこちに張ってある。(鹿の侵入防止のネットではなさそう。)
(私は下山中に不注意で足を滑らせ およそ2m プチ滑落をしてしまった。 おかげで左足首を痛め、 芝沢のパーキングまで つらい思いをして下山しました。 少し急な 普通の登山道ですが 行かれる方は 侮ることなく 注意して行きましょう。)
高度を上げるにつれ周囲は南アらしい苔で覆われた深い森を感じさせ 花もミヤマカタバミから バイカオーレンへと変わる。 4時間30分をかけ ほぼ12:00ちょうどに薊畑に到着。
途中は樹間に兎岳などが望まれるが やっとすっきりと南側の展望が開け 鎮座する南岳とGWに上がった上河内岳がドーンと見える。 今日は聖には上がらず 小屋まで行くだけなので ここでノンビリ。 (途中で神戸から来たというソロハイカーに追い抜かれたけれど ウィークデーなので誰も来ないだろうと思い、 店を広げて昼食。) 少し風が強いが 風よけに入ればぽかぽか陽気で実に快適。 およそ1時間もごろごろして 小屋へ入った。
小屋は新しく 冬季小屋もピカピカで気持ちがいい。 またもやコーヒーをいただいてしばしシュラフにくるまって昼寝をし 15:00から周辺のお散歩。
聖平にはまだ高山植物の花いっぱいというわけには行かないがミヤマキンバイ、 ヒメイチゲが結構たくさん咲き、 クモイコザクラも一株のみ咲いていた。 本当に気持ちの良いところだ。(クモイコザクラは薊畑から100mぐらい聖岳方向に上がったところにも少し咲いていた。)
小屋には16:00から17:00頃 東京と 神戸からのソロハイカーが到着。 今日は計4人の泊りだ。
まだ明るいうちから就寝し 10時ごろ起きてみると月と星がキレイだった。
しかし翌朝 3:00に起床すると 曇っているようで星も全く見えなかったので 少々テンション↓。 明るくなる4:30出発。 幸い高曇りで遠望は効きそうだ。
今日は本当はザックを薊畑にデポしてアタックザックで聖往復の予定だったが 相棒が勘違いして荷物を小屋に広げたままにしていたので (今更片付けると ほかの宿泊者に迷惑なので)致し方なく荷物をそのままに小屋へ戻ることとし 出発。
ザックが軽いとさすがに早く歩け 6:15には頂上へ着いた。 およそ45年ぶりの聖岳山頂。 高曇りしているが富士山はもちろん北アルプスまでの展望を楽しんだ。 長いこと楽しませてくれた深南部の大無間、信濃又、大根沢や池口岳などもよく見え感慨ひとしおであった。
山頂を辞して再び小屋に入り 荷物をまとめて 下山した。
上にも書いたが、 下山途中で不注意で少し滑落し 足を痛めての尾根下りと長い林道歩きは疲れた身体に堪えた。
怪我をしてしまったことは大きな反省材料で残念だったけれど、 概ね天気にも恵まれ宿泊地でたっぷりの時間がありとてものんびりできて 楽しい山行だった。
コメント
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小屋泊でしたか...テン場はないのかな
こんばんは、ijikemusiさん!
芝沢ゲートから便ヶ島までの6キロは大変ですネ
私のときは聖も光も車で入れたので楽でした
小屋は親爺さんもワンちゃんもいなかったですか。
私もズボズボの聖岳に登ってから6年が経ちました。
南アはほとんど日帰りなので、テント担いでのんびりと...
いつか実現したいと思いますが、テン場が少ないのがちょっと...
足首は大丈夫でしょうか
お大事にして下さい。
hottenさん、こんばんは。
聖平にはいい雰囲気の大きなテン場 ありますよ。 この時期には南アの小屋はほとんど営業していないので私は開放小屋を利用をしました。 歳が歳なんで(;^_^A これからは人が少なければ開放小屋を積極的に利用しようと思ってます。 最盛期に1畳に二人寝かされたり 頭と脚を交互に寝させられたりするのはごめんこうむりますけど・・・
林道を6+2Kmも歩く不便さですけど 下山日の26日(土)には日帰りを含めて7〜8名ぐらいが入山され ちょっとビックリでした。
怪我は 捻挫かなと思っていましたが どうも左足首の骨にヒビが入ったようで テーピングで固定してます。 しばらく山はお預けです。
hottenさんはもうすでにアルペンチックな山をさんざん歩かれてますので 南アでは しっとりした静かな深南部をゆっくり楽しんではいかがですか? 深南部はどこでもテン泊OKですし・・・ 😊。
こんにちはijikemusiさん。
のんびりできた山行きだったようで、良かったですね
高山の花が咲き始めたこの時期の山を歩いてみたくなりました
足首は捻挫ではなくヒビが入ってたんですね
無理せず治療に専念してくださいね。
早く回復することをお祈りしています。お大事にしてください
kokuzooさん こんばんは。
山中一泊の山行の時は ほとんど山の中でノンビリしてます。 ・・・というより、 そんなに歩けないし、 歩きたくないんです (;^_^A 。 せっかく訪れた山ん中、 そんなに急いでどこいくの・・・って気分で歩いてます。
脚の方 ご心配いただきありがとうございます。 軽微なヒビと思いますが やっぱり時間はかかるかな〜っという感じです。
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