八甲田山


- GPS
- --:--
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 455m
- 下り
- 876m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届けはロープウェイ山頂駅にあり。 |
その他周辺情報 | 下山した酸ヶ湯温泉。古くて渋いお風呂でした。(600円) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
地図(地形図)
ヘッドランプ
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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感想
青森遠征二日目!
徹夜明けの岩木山登山の前日でしたが、そのあとしっかり弘前城観光までして、青森を満喫。しっかり眠って、二日目も朝から元気に八甲田山へいってきました。
9時始発のロープウェイにて、一気に650の高さを登ります。10分ほどの空の旅でした。
山頂駅は少し肌寒く風が吹き、空気が澄んで遠くまでよく見渡せます。駅の上の展望台からは昨日登った岩木山、そして本州最北の陸奥湾や青森の町が目の前に広がります。
そして振り返るとこれから向かう赤倉岳から大岳までの稜線が空に向かって続いていました。
まずは一つ目のピーク田茂萢岳を目指して、八甲田ゴードラインの木道を進みます。
美しい大岳まで続く稜線を前に見ながら歩き、右側が開けて毛無岱がよく見えるポイントへ。草紅葉が色づいた毛無岱は、山の中にそこだけ不思議に色が変わる別世界。
山頂を踏む前にもこの山の魅力に圧倒されました。
ゆっくり進んで分岐を経るとひと登りで田茂萢岳です。特に標識などもないのがとても残念でした。
下っていくと分岐にぶつかり、ここからいよいよ赤倉岳への登りです。振り返ると田茂萢湿原がよく見えました。そこからはしばらく樹林帯の登りです。道は歩きやすいので、自然の中の自分を感じながら楽しく進みました。
そして樹林帯を抜けると急に山頂が目の前に見えてきます。もちろん振り返ればさっき登った田茂萢岳はずいぶん小さく、ロープウェイ駅も遠くに。
青森の街が見渡せ、昨日登ったこともあり、岩木山の存在感にも感動させられます。
津軽富士の名にふさわしい、神々しさが漂って見えました。
そこから山頂まではやや急な登りになり、ゆっくりと登ります。遮るものがなくなり、風も強く吹いていました。
登りきると「赤倉岳」の看板があったので、山頂についたんだ!と思い撮影しましたが、実は山頂はまだ先でした。そこから稜線歩きで進んだ祠が山頂のようです。
ここには看板ではなくちゃんとした標識がありました。
相変わらず強く吹く風にあおられながら、楽しい稜線歩きで次は井戸岳へ。
井戸岳を過ぎると噴火の火口なのか大きくえぐれた穴を右に見ながら下っていきます。下り途中から、大岳避難小屋が見えてきました。
避難小屋までの下りは足元が少し滑りやすかったので、ゆっくり進みました。
小屋の前のベンチで一息つくと、いざ八甲田山最高峰大岳への登りへ。
樹林帯の緩やかな登りを過ぎると、岩場の登りに変わって少し登りづらかったです。
ちょうど時間的に下ってくる人も多く、広くない山道を譲りあいながら登りました。
そして30分ほどで山頂に到着できました!山頂はすごい風!!
ごうごうと耳元で音がなるほどの風の中、とりあえず記念撮影。
山頂は360度のパノラマで、広く見渡せます。
なかでもやはり存在感のある岩木山をついつい見てしまいました。
それにしても風が強く、だんだんと体が冷えてくるのがわかりました。
昼食はあきらめて下山することに決め、再び避難小屋へと向かいます。
そして避難小屋の横のベンチで昼食にパンとカフェオレをいただきました。
時間はすでに13時前。酸ヶ湯温泉までの下りの時間を考えて、早めに食べ終えてすぐに下ることにしました。
ややスピードを上げて、毛無岱へ向けて樹林帯を下っていきます。ところどころぬかるみもありました。
途中ぬかさせていただいた男性に「埼玉からきました!」と伝えると、地元の方なのでしょうか、とても驚いた声で「埼玉から!わざわざ青森まで来ていただいてありがとうございます」と、お礼を言われました。
こんなすてきな青森に来ることができて、私の方こそ感謝でいっぱいな気持ちになりました。
下りきると急に上毛無岱が目の前にひらけて、色づいた草に目を奪われます。そして楽しい木道歩き。時間があればゆっくり歩きたいくらいでした。
振り返ると大岳が大きく見え、こちらもよい景色でした。
上毛無岱を抜けると、高度感のある階段を下ります。そしてその階段から見える下毛無岱の湿原に圧倒されました。本当に魅力的な山です。
足元に気をつけながら階段を下り、下毛無岱の木道歩き。西からの日差しが降り注ぐ湿原の美しさは言葉で表せないほどでした。
時間を気にしつつやや早歩きで湿原を過ぎると、沢を横切る登山道へと入っていきます。蒸すような樹林帯に入り、急に暑くなってきました。黙々と暑さの中下っていきます。時折硫黄のにおいが鼻をつき、火山の息吹を感じました。
城倉温泉の分岐まで来ると時間的には安心でき、最後の下りはペースを落として酸ヶ湯温泉まで向かいます。工事のような音が聞こえてきたとおもったら、木々の隙間から屋根が見えてきました。
最後は特に岩で歩きづらい道を気をつけて下り、無事に酸ヶ湯温泉に到着です。
駐車場の脇にある辰五郎清水をいただき、バスの時間を待ちます。冷たくとてもおいしくて、ゆっくり味わいました。
10分前に到着したバスに乗り込み、エアコンの涼しさを体に浴びて熱を冷まします。高度が下がるのとちょうど太陽が当たる時間で、下りの暑さが体にこたえていました。バスの時間が気になって、ハイペースだったのもあるかもしれません。
定刻でバスは出発、10分ほどで八甲田山ロープウェイ駅に着きました。
そして疲れを癒やすべく、車で再び酸ヶ湯温泉へと向かいます。
歴史ある温泉だけあってとてもいいお湯でした。もちろん帰りには、辰五郎清水で水を汲むことも忘れませんでした。
帰りはまた9時間のロングドライブ!青森→岩手→宮城→福島→栃木と東北から関東までの長い道のりを安全運転で帰りました。
青森遠征二日間、とても思い出に残る旅になりました。
百名山を二座も回ってくるなんて、素晴らしい!
っていうか羨ましい(笑)
みちのく一人旅、いい思い出になったこと間違いなしですね。
それにしても9時間のロングドライブ、タフですね〜(#^^#)
お疲れ様でした♪
めちゃめちゃ楽しかったですよ、もちろん9時間のドライブも含めてです。
まだまだあちこちのお山にいってみたいです!
you629さんとも予定があったらご一緒させてくださいね♪よろしくお願いします!
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