夕張岳 幸運にも五右衛門風呂


天候 | ガスのち晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
馬の背、冷水、両コースとも特に問題なし。 GPS使わず、赤線なしです。 |
写真
感想
山行自体は特に報告するほどのことはないのですが、ヒュッテでの出来事を紹介します。
車中泊で前泊の計画で、17時ごろゲート前の駐車場に着くと、そこに設置された唯一のバイオトイレが故障で使用不可との掲示。話のタネにでも、とヒュッテ泊に変更。
シュラフとマットを提げ10分程歩いて到着すると、数人で食事をされています。聞けば皆さん会の方。今日は日曜、明日も祝日なのに客は私一人。こんな名山のこんな立派なヒュッテなのにもったいないこと。
就寝体制に入っていると、管理人さんから声「五右衛門風呂に入っていいぞ」。せっかくだからとお風呂を頂きました。肩までは浸かれませんが、とても温まりました。上がって、宴会中の皆さんと少し話。
私「よい話のタネになりました。」
会の方「大いに宣伝してくれよ!」
私「ただ、たくさんの人が『風呂に入れろ』とやってきたら困りませんか?」
会の方「そのときは『今日はたいてない』って言うさ!」 ですって!
会の皆さんが小屋に集まって風呂をたき、しかも客がごく少ない場合にのみ入れることもある、という幸運を掴んだようです。(五右衛門風呂なんて40年ぶりでした)
会の皆さんは、とても活動を楽しんでおられる様子でした。また、登山コースの整備にも汗を流しておられるようです。(今日も冷水の笹が刈られていました。)
窮屈なストイシズムではなく、ご自分たちが楽しみたいことを大いに楽しみ、しかもその活動がおおやけのためになっている。大げさに言えば、自由主義の一つの理想を見たような気がして、大いに感じ入りました。
20年ぶりの長い休暇をもらっての北海道の山行脚も今日で終わり。社業後半戦に戻るにあたり、一つの指針を得た心持ちです。ありがとうございました。
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