分水嶺:二口峠〜神室岳〜笹谷峠〜雁戸山〜名号峰


- GPS
- 21:19
- 距離
- 37.5km
- 登り
- 3,182m
- 下り
- 3,179m
コースタイム
- 山行
- 10:20
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 10:42
- 山行
- 10:03
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 10:31
天候 | 【10/3】晴れ、【10/4】快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
しばらく遠ざかっていた中央分水嶺歩きを少し再開してみることに。残雪期ではない中、激藪と戦う意思はさらさらないので、夏道があって未だ歩いていない区間ということで、二口峠から蔵王までを狙いました。といっても、公共交通機関ではなかなかアプローチが大変ですから、どうしてもマイカーを使うことになり、そうなると自転車でも上手に使わない限り、単独行では元のところ(車を停めたところ)に戻らなくてはなりません。
ということで、タイトルは「二口峠〜神室岳〜笹谷峠〜雁戸山〜名号峰」としていますが、その実は、中間の笹谷峠(国道286号線が通っている)をベースにして、二日間に分け、北方向(一日目)と南方向(二日目)にそれぞれピストンしたということです。でもって、どちらを先にピストンするかは自由なわけですが、今回の選択は大当たりでした。一つにはお天気。二日目の方が高峰まで含めて晴れ渡っていましたが一日目は神室岳は晴れていたものの雁戸山や蔵王連峰は雲の中でした。もう一つは地元の方による刈り払い。山形県のなんでも国定公園の管理員も務めているという70歳の方(この10月で70とおっしゃっていました)と若手の方のお二人が一日目に刈田岳から笹谷峠まで刈り払いをして下さっていたのでした。お二人が「これで今シーズンの刈り払いがすべて終わった」と達成感満載で笹谷峠に下山してこられたのにちょうどお会いして知りました。二日目に実際に歩いてみると、刈り払いをされたのは、八方平の避難小屋から名号峰の間が主たる戦場であったことが良く分かりました。本当に頭の下がることでした。
一日目の神室岳では、ベテラン山ガール5人組が道の真ん中でお昼宴会をされているところを通り抜けさせて頂くシーンがあったのですが、通行税ならぬおすそ分けにありついてしまいました(出汁巻き卵が最高に美味でした)。(花より団子ではなく)この神室岳もそして南の雁戸山も山頂付近の葉が色づいていて錦模様となっていたのも記憶に長くとどまることでしょう。
この分水嶺区間を歩いてみて、一番難儀だったのは、清水峠から少し北上して車道に出たところから1025mの無名峰を通って二口峠まで達する区間。すぐ隣を車道が走っているために、分水嶺上の登山道はもはや廃道となっており、弦のからまった手ごわい藪としばし戯れることとなりました。山と高原地図の2018年版で所要時間15分と記載されていますが、車道を通るならともかく、分水嶺を辿ると楽に倍はかかりますかね。
最後に少し残ってしまった刈田岳〜名号峰の区間は、是非ともお釜がきれいに見えるお天気が良い時に歩きたいと思っています。
コメント
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笹谷峠の山工高小屋泊の際の給水はどうされましたか?
誤解されているようですが私は山工高小屋には宿泊しておりません。ヤマレコにGPSログをアップしております。それを分析したヤマレコのシステムが「コースタイム」に「16:10山工高避難小屋泊」と記述していると思われます。
実際には、笹谷峠の駐車場で車中泊しました。水は車に載せていました。避難小屋の場合、小屋に水場の案内が掲示されていることがしばしばありますが、今回、小屋内部を詳細に見分しておりませんことから、お役に立てずに申し訳ございません。
水場については山形工業高校の山岳部の顧問の先生に問い合わせをしました。
山形県側に登山道を15〜20分降りたドライウェイブ沿いにあるとききましたのでそちらで給水することができました。
ありがとうございました。
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