東日原〜鷹ノ巣山〜奥多摩駅

- GPS
- 07:01
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,272m
- 下り
- 1,557m
コースタイム
07:43 軽アイゼン(6本爪)装着
08:04 稲村岩(〜08:09)
09:20 ヒルメシクイノタワ
09:47 鷹ノ巣山(〜10:36)食事休憩
12:08 六ツ石山分岐(〜12:13)
13:34 登山道入り口
14:03 奥多摩駅
(歩行時間6時間2分)
| 天候 | 晴れ。 7時時点で小河内は-6.4℃、最高気温は13時の2.8℃ 北斜面で風が吹くと非常に寒く、体の熱を全部持って行かれるような感じでした。 鷹ノ巣山山頂では穏やかに晴れ渡り、風も弱かったので暖かいくらいでした。 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
バスは1時間に1本程度しかありません。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
【道の状況】 ほぼ全て雪道です。 雪質が軽く、膝ぐらいまで埋まることがありますので、足回りはガッチリ固めてください。 雪用のボトム(私はレインウェアで代用)、ロングスパッツ、軽アイゼン(6本で十分)があれば結構です。 ◆東日原〜稲村岩 最初から雪道だったので、こわごわ下りて行きました。 巳ノ戸橋手前で何度か滑り、アイゼン装着を決意。 でも橋の先に木道があるので行けるところまでと思いそのまま進みました。 急登に入って足が滑るのでようやくアイゼン装着。 これでサクサク歩けるようになりました。 トレースはしっかりついていました。 ◆稲村岩〜鷹ノ巣山 相変わらずトレースはしっかりしています。 おかげで普段の砂地の急登より歩きやすいくらいでした。 ただし、北側には一部雪庇ができており、踏み抜かないように注意が必要です。 ◆鷹ノ巣山〜六ツ石山分岐 石尾根はトラバース気味に歩く道もあるのですが、いつもは全く問題ありません。 しかし、今日は雪のため斜面に道がついており、歩きにくい感じでした。 また一部トレースが風に煽られて消えており、ツボ足で歩くところがありました。 いつもは1時間少々で歩けるのですが、今日は1時間半を要しました。 このルートは細かいアップダウンが続き、かなりハードでした。 ◆六ツ石山分岐〜奥多摩駅 分岐から少し進んだところにある急坂は、雪のためむしろ歩きやすくなっていました。 標高が下がり、気温が上がったからなのか、やや雪質が重くなりました。 終盤の13時すぎになると、雪が薄くなってアイゼンがガツガツ音を立てていましたので外しました。 その後も雪道は続いたので、やや早かったかと思いますが、滑ることはありませんでした。 最後の分岐を曲がる頃には雪はなくなり、平常の登山道になりました。 登山道入り口を過ぎてからがむしろ要注意で、舗装路が一部凍結しています。 【登山ポスト】 どこにもなかったような… 【その他周辺情報】 トイレは東日原バス停にあります。他はないと思います。 |
写真
感想
これまでの2年間は、「雨雪が降ったら登山はお休み」でした。
でも雨はともかく雪の場合、避けて通ると1シーズンを棒に振ります。
ヤマレコである程度状態はつかめたし、装備もあるのだから行ってみよう!
と思いました。
軽アイゼンは2年前の乾徳山で一度だけつけたことがあります。それ以来です。
そして、今日ほどの雪を見たのは人生で初めてのことになりました。
ウインタースポーツをしたことがないのと、横浜出身で雪に縁がないからです。
でも結論から言えば、「それでも行ける」ということでした。
東日原バス停から少し舗装路を歩き、登山道に入ると最初は下りです。
いつもはどうということもないのですが、今日は雪で滑りやすい感じでした。
そして左側が切れ落ちているので滑落の危険がありました。
最初からアイゼン装着でも良かったのかなあと思います。
巳ノ戸橋を過ぎると、いきなり急登に入ります。
しばらく進むと沢を渡るのですが、今日は沢がありません。
全て雪に埋もれていました。
さらに進もうとしたのですが、どうにも滑るのでアイゼンを装着しました。
するとサクサク雪にはまる感じで、一気に歩きやすくなりました。
体も温まり、一気にペースアップ。
ちょっと最初モタモタした分、稲村岩まではやや時間を要しましたが、
鷹ノ巣山まではいつもとほぼ同じ時間で登ることができました。
でも今日は経験したことのないほどの寒さであり、
登っていてもほとんど汗をかかないし、端から水分が飛んでいく感じでした。
登りで「もう1枚着ようかな…」と思ったのは初めてのことです。
結局着ませんでしたが(笑)←いつも下着と長袖シャツのみ
そういえば、週明けの予報では「日曜日は曇り」であったはずで、
天気には期待していなかったのですが、なんと
富士山が見えた!
のであります。これには感動して涙が出そうになりました。
前回1月4日に訪れたときは見えなかったこともあるのでしょうけど、
初めて雪道を歩いてここまで来た!という気持ちがあったのかもしれません。
また南アルプスの山々、そして奥多摩の山々もきれいでした。
改めて鷹ノ巣山はいいなあと思いました。
2日前にすき焼きをしたもので、残りを持参して牛鍋を食しました。
写真では見た目こそいま一つですが、これはとてつもなくうまかったです。
シメのきし麺も最高でした。体が温まりました。
写真の方に材料を書きましたので、皆さんもぜひ!
さて下りですが、かなり雪が積もっており、足が埋まる感じです。
時々ズボッとはまってしまいます。
そして、なぜかトレースが消えているところがあり、ツボ足で歩きました。
こんなのは初めての経験なので、やはり足が疲れます。
ちょっと酔ったような疲労を感じました。
どうにかこうにか六ツ石山分岐にたどり着いて休憩。
しかし、ここは強烈な北風が吹いていました。
ダウンを着るのも一苦労。休めたのかどうか怪しい感じでした。
分岐から先の急坂はすでに書いたとおり歩きやすく、まずは一安心。
この辺りで牛鍋が効いてきたのか、元気が出てきました。
奥多摩駅まではいつもより少しだけゆっくりという感じで順調でした。
しかし!最後に大きな落とし穴が。
何と奥多摩駅のホームで“滑落”してしまったのです。
この駅は電車とホームが広く空いている所がありまして、
JRさんがアナウンスしてくれているにもかかわらず落ちてしまいました。
幸いにしてすぐ復帰できましたが、両膝下を打撲、
左は内出血2箇所、右はスネが腫れてしまいました(涙)
「お怪我はありませんか?」と駅員さんに聞かれたときには
「あぁ大丈夫です」と言ったのですが、実はちょっと痛かった…
さすがにこれは相手のミスにはできませんしね。落ちた自分が悪い。
でも落ち方が悪かったら大怪我だったかもしれないので、
「むしろ運が良かった」と思っています(笑)
ということで、滑落する可能性があるのは山だけとは限りません。
雪道であれば少々のところであれば転んでも痛くも痒くもありません。
でも街中には危険が一杯です。
あれ?ここはヤマレコ、ですけど…失礼しました。









はじめまして
あの時間東日原で降りた一人です
寒かったですねー
でも、お天気に恵まれ展望バッチリ!
楽しい山行になりましたね。
はじめまして!
足大丈夫ですか!?(笑)
自分も鷹ノ巣山に一度登ったことがあります!
まだあの景色を鮮明に覚えています!
2月1、2日に鴨沢から登って奥多摩小屋でテント張って
石尾根を縦走して奥多摩駅まで下ろうとかんがえています。
そこでお聞きしたいんですが、鷹ノ巣山から奥多摩駅まで迷いそうなところや分かりずらいところってありますか?
よろしくお願いします。
>Prisさん
写真でだいたい分かりました。私の他には二人だけでしたから。
こんなこともあるのかとは思いましたが、これまた嬉しい話です。
記録を拝見しますと、私などまだまだですね。
何回も通った道なので、何とかなりました。
北アルプス、一応最終目標なんですけどね(笑)
またどこかでお会いできると良いですね。
>shoheiさん
お気遣いいただきありがとうございます。
全く何だったんだという感じです。まだヒリヒリします。
幸い骨や筋には影響なさそうで、週末もまた行けそうです。
ちなみに登山のダメージは全くありません(笑)
さて、石尾根はまさに尾根筋なので、ルートを外すことはないと思います。
道なりにまっすぐ進めば大丈夫です。
トレースもほとんどのところはしっかりついています。
また、今は寒いので雪はほとんど融けないと思います。
この記録が少しは参考になれば良いですね。
ところで、今年から大学生ですか?
今のうちから登っているのであれば、いろいろな所に行けそうですね。
いいなあ〜
よかったです(笑)
自分も気をつけます・・・
道なりですね!
分かりました!
とても参考させていただいています!
今年から大学生です。
今まで部活をやっていて山には全然だったので
本格始動です!
楽しみです(笑)
若いだけでもだめですよ。判断力がないですもの!
失礼ですがkenzan1973さんぐらいの年齢になりたいものです(泣)
やはり経験が必要です・・・
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