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記録ID: 1663741
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ハイキング
北陸

大日ヶ岳〜雲谷山

2018年11月26日(月) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 福井県 滋賀県
 - 拍手
GPS
--:--
距離
23.1km
登り
1,320m
下り
1,312m

コースタイム

日帰り
山行
10:06
休憩
0:26
合計
10:32
5:46
90
スタート地点(JR十村駅)
7:16
56
8:12
16
電波塔跡
8:28
252
北尾根分岐
12:40
13:00
52
13:52
50
14:42
22
三方石観世音
15:04
15:10
68
JR三方駅
16:18
ゴール地点(JR十村駅)
天候 くもり(朝方一時雨)
過去天気図(気象庁) 2018年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
JR十村駅前に駐車
コース状況/
危険箇所等
大日ヶ岳から雲谷山への尾根はほとんど道の痕跡が残っていない。
(昔あった赤テープの残骸がところどころに見つかるが、踏み跡の区別はつかない。)
小雨のぱらつく中をスタート。
幸いすぐに止んだが空はどんより。
2018年11月26日 07:39撮影 by  SH-03J, SHARP
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11/26 7:39
小雨のぱらつく中をスタート。
幸いすぐに止んだが空はどんより。
このあたり、すっかり冬支度完了。
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このあたり、すっかり冬支度完了。
初冠雪?
さっきまでの雨は雪だったようだ。
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初冠雪?
さっきまでの雨は雪だったようだ。
3度目の北尾根分岐
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3度目の北尾根分岐
雲谷山
あの山頂までは登山道の表示はない。
2
雲谷山
あの山頂までは登山道の表示はない。
いったん下って登り返すが、巡視路に迷い込んでルートから大きく外れた。
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いったん下って登り返すが、巡視路に迷い込んでルートから大きく外れた。
尾根をまっすぐ下ることができない藪。
登山道の痕跡はない。
等高線とコンパスだけが頼り。
2018年11月26日 09:25撮影 by  SH-03J, SHARP
2
11/26 9:25
尾根をまっすぐ下ることができない藪。
登山道の痕跡はない。
等高線とコンパスだけが頼り。
進む方向の間違いは何度かあったが、そのたび何とか修正できた。
斜面の中では見通しがきかず、現在位置の把握は困難。
2018年11月26日 10:32撮影 by  SH-03J, SHARP
11/26 10:32
進む方向の間違いは何度かあったが、そのたび何とか修正できた。
斜面の中では見通しがきかず、現在位置の把握は困難。
やっと藪こぎから解放されて山頂手前に到達。
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やっと藪こぎから解放されて山頂手前に到達。
2018年11月26日 12:22撮影 by  SH-03J, SHARP
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11/26 12:22
雲谷山山頂
786,6mの山なのに、達成感が半端ない!
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雲谷山山頂
786,6mの山なのに、達成感が半端ない!
山頂から北方向
もう海は間近に。
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山頂から北方向
もう海は間近に。
三方方面の下山路
山に道があることがこんなにありがたかったことはない。
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三方方面の下山路
山に道があることがこんなにありがたかったことはない。
いくつかの展望台を繋げて遊歩道のようになっている。
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いくつかの展望台を繋げて遊歩道のようになっている。
逆光のもみじ
三方石観世音に下山。
2018年11月26日 14:41撮影 by  SH-03J, SHARP
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11/26 14:41
三方石観世音に下山。
身体から力が抜けるような落ち着いた空間。
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身体から力が抜けるような落ち着いた空間。
撮影機器:

装備

個人装備
防寒着 雨具 日よけ帽子 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

感想

前回途中撤退した雲谷山への尾根。
もう一度トライしようと同じコースを歩いてみた。

晴れ予報のはずだったがスタート時には小雨が降り、山には多少ガスもかかっていた。
道のない尾根を藪こぎするのにガスは困る。
そのあたりを見極める心づもりをしながらカッパを着込んで歩き出す。
時刻は5:50.

最初の登りは2度目だけあって順調に進む。
時間のロスがないので電波塔までは速かった。

前回の撤退地点手前からはGPS(スマホ)とコンパスの使用頻度を上げながら、慎重に進む。
立ち止まる回数も増えて時間のロスは重なるが、今日は一日をフルに使えるので気は楽だ。 焦ることなくゆっくり進めばいい。

雲谷山へのほぼ中間地点で尾根は一旦大きく下り、沢を越えて登り返す。
沢の前後で2度高圧線をくぐるはずが、沢に下りる前に2本目の電線の下に出てしまった。
嫌な予感がしてGPSで確認すると、ルートからは大きく外れ、電力会社の巡視路を歩いていた。
コースに復帰するのにかなり時間を使ってしまったが、なんとか無事に尾根に出ることができた。
道のない尾根で突然道が現れて、うっかり誘い込まれると結局巡視路だったのがこの後2度。

さすがに反省し、道の見てくれに騙されないように、尾根を辿ることに集中して歩く。
昔道だったようにみえる地形も灌木が茂り、身体を通す空間がない。
次の一歩、足を下ろす地面がないところも多く、時間ばかりが経過する。
そんな格闘を続ける中で、いつの間にか手に持っていた地形図を落としていた。
GPSで現在位置は知れるが、先の予測には紙の地形図が便利だ。
少し戻ってみるが、あきらめて先に進むことにする。
幸い山頂が近いので大きな影響がなかった。

山頂からは三方五湖、若狭湾がもう近くに見下ろせる。
今日のここまでの苦労が大きかった分、達成感も十分味わえた。
時間の余裕がなければ到達できなかったかもしれないこのルート、自分の技術ではギリギリの行程だったと思う。

三方方面への下山路は、ここまでの悪戦苦闘を思うとまるで別世界の快適な道だった。
でも「自然」ってのは、ほんとは易々と人間を受け入れるものじゃないのかもしれない。
歩ける道があることを感謝しながらの下山。
三方石観世音の静かな佇まいに癒され、JR三方駅にゴール。

三方から十村まで二駅、電車が出たばかりで次まで1時間余り。
結局歩いた山並みを左に見ながら歩いて十村に戻った。
歩行距離23kmはそんなものかと思うが、体力は1.5倍ほど消費した気分。
この旅の最難所に思えた行程を何とかこなし、いよいよ最終段階に進める。

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コメント

素晴らしい
monsieurさん、こんにちは
私的にはこのレポ感動モノですね。
一度は歩いてみたいもんだと思いながらも藪にビビって未踏です。
それも一度撤退して、すぐ再チャレンジして単独でやり遂げるところが素晴らしい。
見習いたいと思います。
是非ともフォローさせて下さい。
2019/1/14 18:22
Re: 素晴らしい
milukuさん、はじめまして。
つたないレコにコメントをありがとうございます。
(しばらくサイトを開く機会がなく、今日いただいてるのを見つけた次第です

怖がりなくせにソロで動くものだから、撤退の判断は速いです
その原因を自分なりに考えて、クリアできそうなものならすぐに試したくなります。
毎回違うところで問題にぶち当たってはなんとか先に進んでの繰り返し・・・
だから同じ山に何度登っても毎回楽しいですよ

このルート、ゴール目前で年を越してしまいました。
また続きを歩くのを楽しみにしています。

これからもよろしくお願いします
2019/1/16 16:45
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