大日ヶ岳〜雲谷山

- GPS
- --:--
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 1,320m
- 下り
- 1,312m
コースタイム
| 天候 | くもり(朝方一時雨) |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
大日ヶ岳から雲谷山への尾根はほとんど道の痕跡が残っていない。 (昔あった赤テープの残骸がところどころに見つかるが、踏み跡の区別はつかない。) |
写真
装備
| 個人装備 |
防寒着
雨具
日よけ帽子
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
|---|
感想
前回途中撤退した雲谷山への尾根。
もう一度トライしようと同じコースを歩いてみた。
晴れ予報のはずだったがスタート時には小雨が降り、山には多少ガスもかかっていた。
道のない尾根を藪こぎするのにガスは困る。
そのあたりを見極める心づもりをしながらカッパを着込んで歩き出す。
時刻は5:50.
最初の登りは2度目だけあって順調に進む。
時間のロスがないので電波塔までは速かった。
前回の撤退地点手前からはGPS(スマホ)とコンパスの使用頻度を上げながら、慎重に進む。
立ち止まる回数も増えて時間のロスは重なるが、今日は一日をフルに使えるので気は楽だ。 焦ることなくゆっくり進めばいい。
雲谷山へのほぼ中間地点で尾根は一旦大きく下り、沢を越えて登り返す。
沢の前後で2度高圧線をくぐるはずが、沢に下りる前に2本目の電線の下に出てしまった。
嫌な予感がしてGPSで確認すると、ルートからは大きく外れ、電力会社の巡視路を歩いていた。
コースに復帰するのにかなり時間を使ってしまったが、なんとか無事に尾根に出ることができた。
道のない尾根で突然道が現れて、うっかり誘い込まれると結局巡視路だったのがこの後2度。
さすがに反省し、道の見てくれに騙されないように、尾根を辿ることに集中して歩く。
昔道だったようにみえる地形も灌木が茂り、身体を通す空間がない。
次の一歩、足を下ろす地面がないところも多く、時間ばかりが経過する。
そんな格闘を続ける中で、いつの間にか手に持っていた地形図を落としていた。
GPSで現在位置は知れるが、先の予測には紙の地形図が便利だ。
少し戻ってみるが、あきらめて先に進むことにする。
幸い山頂が近いので大きな影響がなかった。
山頂からは三方五湖、若狭湾がもう近くに見下ろせる。
今日のここまでの苦労が大きかった分、達成感も十分味わえた。
時間の余裕がなければ到達できなかったかもしれないこのルート、自分の技術ではギリギリの行程だったと思う。
三方方面への下山路は、ここまでの悪戦苦闘を思うとまるで別世界の快適な道だった。
でも「自然」ってのは、ほんとは易々と人間を受け入れるものじゃないのかもしれない。
歩ける道があることを感謝しながらの下山。
三方石観世音の静かな佇まいに癒され、JR三方駅にゴール。
三方から十村まで二駅、電車が出たばかりで次まで1時間余り。
結局歩いた山並みを左に見ながら歩いて十村に戻った。
歩行距離23kmはそんなものかと思うが、体力は1.5倍ほど消費した気分。
この旅の最難所に思えた行程を何とかこなし、いよいよ最終段階に進める。
コメント
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monsieurさん、こんにちは
私的にはこのレポ感動モノですね。
一度は歩いてみたいもんだと思いながらも藪にビビって未踏です。
それも一度撤退して、すぐ再チャレンジして単独でやり遂げるところが素晴らしい。
見習いたいと思います。
是非ともフォローさせて下さい。
milukuさん、はじめまして。
つたないレコにコメントをありがとうございます。
(しばらくサイトを開く機会がなく、今日いただいてるのを見つけた次第です
怖がりなくせにソロで動くものだから、撤退の判断は速いです
その原因を自分なりに考えて、クリアできそうなものならすぐに試したくなります。
毎回違うところで問題にぶち当たってはなんとか先に進んでの繰り返し・・・
だから同じ山に何度登っても毎回楽しいですよ
このルート、ゴール目前で年を越してしまいました。
また続きを歩くのを楽しみにしています。
これからもよろしくお願いします
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