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Yamareco

記録ID: 1709877
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

硫黄岳・大人の休日倶楽部♪(夏沢鉱泉〜美濃戸口)

2019年01月18日(金) 〜 2019年01月19日(土)
 - 拍手
GPS
38:55
距離
16.0km
登り
1,014m
下り
1,415m

コースタイム

1日目
山行
0:25
休憩
0:00
合計
0:25
16:23
25
桜平
16:48
夏沢鉱泉
2日目
山行
5:18
休憩
1:34
合計
6:52
7:17
58
夏沢鉱泉
8:15
8:21
23
8:44
8:55
6
9:01
9:02
64
10:06
10:19
18
10:37
10:43
39
11:22
4
11:30
12:24
32
12:56
25
13:21
13:22
4
13:26
13:27
4
13:31
37
14:08
14:09
0
14:09
ゴール地点
天候 1/18晴れ・1/19晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
12月の雲取山同様、1/17〜1/29設定の「大人の休日倶楽部パス」(15,000円でJR東日本エリア内、4日間乗り放題)を利用した山旅。18日、酒田発5:28の特急いなほ2号、新潟からMaxとき308号で東京、新宿発12:00のあずさ5号に乗り換え14:06に茅野到着。茅野駅東口から夏沢鉱泉宿泊者限定の無料送迎で桜平へ(長い林道歩きも無く標高も稼いでくれて、非常にありがたいサービスです)。19日は美濃戸口からアルピコ諏訪の路線バス(14:45発)で茅野駅に戻り、16:00発の特急スーパーあずさ19号で上諏訪温泉に移動しました。20日は、上諏訪から特急あずさ3号で松本、特急ワイドビューしなの5号で長野、あさま620号で高崎、Maxとき325号で新潟、特急いなほ9号で酒田に帰りました。
コース状況/
危険箇所等
経験の少ない山域、しかも厳冬期ということでコメントする資格はありませんが、全体的に特に問題はなかったように思います。鳥海山もそうですが今年は雪が少ないようだし、トレースもしっかりありました。ただ、雪煙が大きく夏沢峠からの稜線の風が強い場合は、例年なら無理だが今の降雪状況からひょっとしたらオーレン小屋から赤岩の頭へのコースも選択肢の一つと小屋の方からアドバイスいただきましたが止めました。確かに硫黄岳爆裂火口跡沿いの登りは強風で、山頂から赤岩の頭への下りもピッケルを使って思わず三点指示で飛ばされないよう確保する場面もちょっとだけありました。赤岳鉱泉から美濃戸まではチェーンスパイクが有効です。12本爪アイゼンとチェーンスパイクの両方持って行って正解でした。
その他周辺情報 茅野から一駅の上諏訪温泉は電車移動の場合利用する温泉として便利。今回は油屋旅館に宿泊。途中下車した長野では、駅から往復、牛ならぬレトロな巡回バスで善光寺詣り、駅前の石井スポーツ長野店に立ち寄り登山道具を購入、同じビルの「油や」で「戸隠おろし蕎麦」をいただきました。
予約できる山小屋
オーレン小屋
茅野駅から八ヶ岳を望む。天気は上々。コンビニの方から「天気良くて良かったね」と言われ、気分も上々。
2019年01月18日 14:23撮影 by  SH-01G, SHARP
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1/18 14:23
茅野駅から八ヶ岳を望む。天気は上々。コンビニの方から「天気良くて良かったね」と言われ、気分も上々。
桜平。茅野駅からこの車に乗せてもらいました。ここからは歩きです。新調したチェーンスパイクを履きました。
2019年01月18日 16:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1/18 16:20
桜平。茅野駅からこの車に乗せてもらいました。ここからは歩きです。新調したチェーンスパイクを履きました。
約30分ほどで夏沢鉱泉到着!
2019年01月18日 16:48撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1/18 16:48
約30分ほどで夏沢鉱泉到着!
早速、温泉へ。この時期、とてもありがたいお風呂。
2019年01月18日 17:09撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/18 17:09
早速、温泉へ。この時期、とてもありがたいお風呂。
ボリュームたっぷりの猪鍋など豪華な夕食。生があるのに後で」気付き、二杯目は生ビール!
2019年01月18日 17:38撮影 by  SH-01G, SHARP
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1/18 17:38
ボリュームたっぷりの猪鍋など豪華な夕食。生があるのに後で」気付き、二杯目は生ビール!
出発前。夕食時、色々お話させていただいたお二人も準備中。
2019年01月19日 07:15撮影 by  SH-01G, SHARP
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出発前。夕食時、色々お話させていただいたお二人も準備中。
いよいよ硫黄岳が見えて来ました!
2019年01月19日 08:12撮影 by  SH-01G, SHARP
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1/19 8:12
いよいよ硫黄岳が見えて来ました!
間もなく、オーレン小屋に到着。
2019年01月19日 08:15撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/19 8:15
間もなく、オーレン小屋に到着。
先発のお二人は休憩中。硫黄岳も大きく見えてます。お二人はここで別れ、天狗岳に向かわれました。
2019年01月19日 08:15撮影 by  SH-01G, SHARP
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1/19 8:15
先発のお二人は休憩中。硫黄岳も大きく見えてます。お二人はここで別れ、天狗岳に向かわれました。
夏沢峠到着。風も出てきてとても寒くなって来ました。ここでヘルメット、サングラス、ピッケルを出す。間もなく風も強まり寒さが増してバラクラバとゴーグルを忘れていることに気づき、あわてて装着しました。バラクラバとゴーグル様様です!
2019年01月19日 08:46撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/19 8:46
夏沢峠到着。風も出てきてとても寒くなって来ました。ここでヘルメット、サングラス、ピッケルを出す。間もなく風も強まり寒さが増してバラクラバとゴーグルを忘れていることに気づき、あわてて装着しました。バラクラバとゴーグル様様です!
夏沢峠から本沢温泉方面と奥秩父の山々を望む。
2019年01月19日 08:55撮影 by  SH-01G, SHARP
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1/19 8:55
夏沢峠から本沢温泉方面と奥秩父の山々を望む。
振り返ると正面に根石岳、天狗岳が。左奥に後立山連峰?、右奥に浅間山?が見えます。
2019年01月19日 09:31撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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振り返ると正面に根石岳、天狗岳が。左奥に後立山連峰?、右奥に浅間山?が見えます。
間もなく硫黄岳から下ってくる、茅野駅から一緒だった男女4名のパーティとすれ違いました。夏沢鉱泉を何時に出たのか早いな〜!
2019年01月19日 09:35撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/19 9:35
間もなく硫黄岳から下ってくる、茅野駅から一緒だった男女4名のパーティとすれ違いました。夏沢鉱泉を何時に出たのか早いな〜!
炸裂火口跡沿いに登る急斜面を過ぎ、なだらかな道に。もう一息。
2019年01月19日 09:43撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
1/19 9:43
炸裂火口跡沿いに登る急斜面を過ぎ、なだらかな道に。もう一息。
ケルン。後に中央アルプス、その右側に御嶽山が見えています。
2019年01月19日 10:03撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/19 10:03
ケルン。後に中央アルプス、その右側に御嶽山が見えています。
硫黄岳(2760m)到着です!! 先客お一人。この天気のお陰でここまで来れました。(感謝!!感謝!!感謝!!いっぱいです!!)
2019年01月19日 10:05撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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硫黄岳(2760m)到着です!! 先客お一人。この天気のお陰でここまで来れました。(感謝!!感謝!!感謝!!いっぱいです!!)
美濃戸口方面。奥に諏訪湖も見えます。スカイラインには御嶽山、乗鞍岳から北に延びる北アルプスが。
2019年01月19日 10:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/19 10:06
美濃戸口方面。奥に諏訪湖も見えます。スカイラインには御嶽山、乗鞍岳から北に延びる北アルプスが。
山頂のケルンと赤岳、横岳から硫黄岳に伸びる稜線。
2019年01月19日 10:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/19 10:07
山頂のケルンと赤岳、横岳から硫黄岳に伸びる稜線。
先ほどの先客に撮ってもらいました。実は二順目の百名山、昨年12月1日の雲取山(45座目)で止まってますが、あわよくば赤岳もアリ?と考えていた下心はここで一気に吹っ飛んで行きました。
2019年01月19日 10:08撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/19 10:08
先ほどの先客に撮ってもらいました。実は二順目の百名山、昨年12月1日の雲取山(45座目)で止まってますが、あわよくば赤岳もアリ?と考えていた下心はここで一気に吹っ飛んで行きました。
証拠写真撮ってくれたお兄さんは、中央アルプス、御嶽山のかなたに消えて行きました。赤岳鉱泉から赤岳、横岳を経て硫黄岳に縦走して来たそうです。偉いな〜!若いって良いな〜!
2019年01月19日 10:09撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1/19 10:09
証拠写真撮ってくれたお兄さんは、中央アルプス、御嶽山のかなたに消えて行きました。赤岳鉱泉から赤岳、横岳を経て硫黄岳に縦走して来たそうです。偉いな〜!若いって良いな〜!
大同心、横岳?、赤岳。
2019年01月19日 10:09撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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大同心、横岳?、赤岳。
硫黄岳爆裂火口跡。
2019年01月19日 10:10撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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硫黄岳爆裂火口跡。
阿弥陀岳と奥に千丈ヶ岳、鋸山、甲斐駒ヶ岳。
2019年01月19日 10:13撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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阿弥陀岳と奥に千丈ヶ岳、鋸山、甲斐駒ヶ岳。
またソロの男性が横岳方面から、男女二人のパーティが赤岩の頭方面から上がってきました。
2019年01月19日 10:16撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/19 10:16
またソロの男性が横岳方面から、男女二人のパーティが赤岩の頭方面から上がってきました。
46座目達成とはなりませんでしたが、赤岳を横目に下山開始。この時期、この年で一人、ここまでこれたこと自体に感謝!! 至福のひと時でした。
2019年01月19日 10:18撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/19 10:18
46座目達成とはなりませんでしたが、赤岳を横目に下山開始。この時期、この年で一人、ここまでこれたこと自体に感謝!! 至福のひと時でした。
稜線に硫黄岳山荘が見えます。奥には金峰山、甲信武ヶ岳など奥秩父の山々。
2019年01月19日 10:19撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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稜線に硫黄岳山荘が見えます。奥には金峰山、甲信武ヶ岳など奥秩父の山々。
赤岳さ〜ん! そう遠くない時期に行くからね〜♪
2019年01月19日 10:19撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/19 10:19
赤岳さ〜ん! そう遠くない時期に行くからね〜♪
上に向かって岩の右側を通ってきたのですが、岩場で急斜面の下りはかなり緊張しました。あの二人のように左が正解だった?
2019年01月19日 10:24撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1/19 10:24
上に向かって岩の右側を通ってきたのですが、岩場で急斜面の下りはかなり緊張しました。あの二人のように左が正解だった?
赤岩の頭から硫黄岳を振り返る。
2019年01月19日 10:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/19 10:36
赤岩の頭から硫黄岳を振り返る。
赤岩の頭。
2019年01月19日 10:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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赤岩の頭。
赤岳鉱泉への下り、穏やかな阿弥陀岳が。あの右側(南側)の尾根では去年3月に7名が死傷する滑落事故あったとか。
2019年01月19日 11:10撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/19 11:10
赤岳鉱泉への下り、穏やかな阿弥陀岳が。あの右側(南側)の尾根では去年3月に7名が死傷する滑落事故あったとか。
赤岳鉱泉に到着!これまでのコースと違い登山者がたくさんいます。もう安心。
2019年01月19日 11:31撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1/19 11:31
赤岳鉱泉に到着!これまでのコースと違い登山者がたくさんいます。もう安心。
赤岳鉱泉で昼食タイム。味噌ラーメンを注文。パン4食分背負っていますが、やはり狙い通りこれでしょう!厚切りのチャーシューも旨かった。この時期、気候もそうだし、こうして温かいものを出してくれる小屋の存在事体、恵まれた山ですね。地元の鳥海山とは雲泥の差(笑)
2019年01月19日 11:43撮影 by  SH-01G, SHARP
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赤岳鉱泉で昼食タイム。味噌ラーメンを注文。パン4食分背負っていますが、やはり狙い通りこれでしょう!厚切りのチャーシューも旨かった。この時期、気候もそうだし、こうして温かいものを出してくれる小屋の存在事体、恵まれた山ですね。地元の鳥海山とは雲泥の差(笑)
アイスキャンディと大同心・横岳。氷瀑登りに皆さん夢中です。
2019年01月19日 12:22撮影 by  SH-01G, SHARP
1/19 12:22
アイスキャンディと大同心・横岳。氷瀑登りに皆さん夢中です。
アイスキャンディと硫黄岳。「落、落」の声が響き渡っていました。
2019年01月19日 12:24撮影 by  SH-01G, SHARP
1/19 12:24
アイスキャンディと硫黄岳。「落、落」の声が響き渡っていました。
アイスキャンディと大同心。雲一つない“八ヶ岳ブルー”〇〇ブルーはどこの真似?積丹ブルーって聞いたことあるな( ^ω^)・・・
2019年01月19日 12:24撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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アイスキャンディと大同心。雲一つない“八ヶ岳ブルー”〇〇ブルーはどこの真似?積丹ブルーって聞いたことあるな( ^ω^)・・・
下山は、赤岳鉱泉で履き替えたチェーンスパイクが効いて安心。
2019年01月19日 12:43撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/19 12:43
下山は、赤岳鉱泉で履き替えたチェーンスパイクが効いて安心。
土曜日とあって、夏山と勘違いするほどたくさんの方々が赤岳鉱泉目指して登っていました。
2019年01月19日 12:55撮影 by  SH-01G, SHARP
1/19 12:55
土曜日とあって、夏山と勘違いするほどたくさんの方々が赤岳鉱泉目指して登っていました。
堰堤広場から延々林道歩きが始まりましたが、相変わらずたくさんの方が上を目指しています。路面はまだ雪があります。
2019年01月19日 12:59撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1/19 12:59
堰堤広場から延々林道歩きが始まりましたが、相変わらずたくさんの方が上を目指しています。路面はまだ雪があります。
美濃戸山荘の前の北沢と南沢の分岐。美濃戸口まではまだひと踏ん張り。ここまでの林道も時々雪のない個所も。間もなく赤岳山荘でチェーンスパイクを脱ぎました。
2019年01月19日 13:22撮影 by  SH-01G, SHARP
1/19 13:22
美濃戸山荘の前の北沢と南沢の分岐。美濃戸口まではまだひと踏ん張り。ここまでの林道も時々雪のない個所も。間もなく赤岳山荘でチェーンスパイクを脱ぎました。
美濃戸口、14:45発のバス。乗客は一人でした。
2019年01月19日 14:41撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1/19 14:41
美濃戸口、14:45発のバス。乗客は一人でした。
上諏訪温泉・油屋旅館の展望露天風呂から望む、夕暮れの諏訪湖。やはり山の後の温泉、そしてその後の生ビールは最高!!
2019年01月20日 06:39撮影 by  SH-01G, SHARP
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1/20 6:39
上諏訪温泉・油屋旅館の展望露天風呂から望む、夕暮れの諏訪湖。やはり山の後の温泉、そしてその後の生ビールは最高!!
札幌・門田の「サミット」というピッケル。少しでも軽いものをとモンベルのピッケルを買って持って行きました。
2019年01月23日 07:11撮影 by  SH-01G, SHARP
1/23 7:11
札幌・門田の「サミット」というピッケル。少しでも軽いものをとモンベルのピッケルを買って持って行きました。
「sapporo kadota summit」の刻印が。実は年代物だった。
2019年01月23日 07:12撮影 by  SH-01G, SHARP
1/23 7:12
「sapporo kadota summit」の刻印が。実は年代物だった。
同じく札幌・門田の12本爪アイゼン。こちらは、モンベルのものと重さが変わらなかったので、今回、四十年振りに使いました。
2019年01月23日 07:14撮影 by  SH-01G, SHARP
1/23 7:14
同じく札幌・門田の12本爪アイゼン。こちらは、モンベルのものと重さが変わらなかったので、今回、四十年振りに使いました。
「s,kadota」の刻印が。現役として十分使えるなんて!! 硫黄岳に連れて行ってくれた宝物です。
2019年01月23日 07:15撮影 by  SH-01G, SHARP
1/23 7:15
「s,kadota」の刻印が。現役として十分使えるなんて!! 硫黄岳に連れて行ってくれた宝物です。
石井スポーツ長野店でもらった長野県山岳遭難防止対策協会発行の「冬山情報」。表紙に「無事帰るまでが登山」の文字も。登山で大切なのは身の丈に合った計画、十分な装備、技術・体力、撤退の決断・判断。単独行は遭難した時、通報が遅れる等のリスク有。勉強になりました!! 冬も一緒に登ってくれる仲間がいると良いのにな〜♪
2019年01月23日 07:05撮影 by  SH-01G, SHARP
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1/23 7:05
石井スポーツ長野店でもらった長野県山岳遭難防止対策協会発行の「冬山情報」。表紙に「無事帰るまでが登山」の文字も。登山で大切なのは身の丈に合った計画、十分な装備、技術・体力、撤退の決断・判断。単独行は遭難した時、通報が遅れる等のリスク有。勉強になりました!! 冬も一緒に登ってくれる仲間がいると良いのにな〜♪

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 バラクラバ 毛帽子 着替え ザック ザックカバー 12本爪アイゼン チェーンスパイク ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 常備薬 携帯 時計 ゴーグル サングラス タオル カメラ ヘルメット

感想

 学生時代に「仙台欅山岳会」に入れてもらい、ヘルメットやハーネス、札幌・門田製のアイゼンとピッケルなど揃え、蔵王山での雪上訓練に参加したり、雪の富士山に登ったり経験することができました。卒業後、東北の日本海側、鳥海山の麓・酒田に戻り、いつの間にか冬山はタブーになっていました。でも好きな山は続け40代に百名山を完踏、還暦を過ぎ、再び百名山に挑戦中なのですが、ヤマレコから得られる様々な情報から冬山の条件が日本海側と関東などの地域と思っていたより違うことに気づかされ、自分でも行ける山があるなら冬も楽しみたいと思うようになりました。単独ということもありマイカーではなく、大人の休日俱楽部パスを使って冬の八ヶ岳を目指すことにしました。

 初日に泊まった夏沢鉱泉は、これまでの常識を超えた山小屋でした。小屋というより温泉宿?温泉は勿論、食事も凄いし、スタッフの皆さんも大変親切。何といっても茅野駅からの宿泊者限定の無料送迎は非常にありがたいサービスです。平日とあって同料金で個室利用でき、ゆっくり寝ることができたのも良かったです。

 70代と思われる女性の方は一人で4泊目だとか。「あまり上までは歩けないけど気に入って」とおっしゃっていました。夕食時、隣の席で色々お話させていただいた男性のお二人。前日も一泊し、今日は硫黄岳往復、明日は天狗岳往復するのだとか。何かと不安な自分にとって様々アドバイスしていただきありがたかったです。先日は、戸台口から入山、北沢峠のこもれび荘に泊まって仙丈ヶ岳に登って来たとのこと。学生時代から10年位やった山を退職してから復活、こうして登っているのだとか。
 驚いたことに、その方は、自分のものと同じ「札幌の門田」製のピッケルを持っていました。最新のものと重さが変わらなかったので門田製の古いアイゼンを持ってきましたが、ピッケルは少しでも軽いものと新調。しかし、実際、強風の硫黄岳付近では昔の記憶から門田製のピッケルの方が安定感があるような気がしました。古くても本物を愛用する姿勢に脱帽です。
※札幌・門田 http://www.nirayama.com/~suwabe/Pickel/Kadota/K1.htm

 翌日、自宅で練習はして来たものの40年のブランクもあって、アイゼンなど身支度に時間がかかり、予定より遅い出発になってしまったが、幸い天候に恵まれ、夏沢峠までは順調に到着。昨年、10月に登った浅間山の眺めに感激するのもつかの間、バラクラバを被らず出発、すぐに強風と低温で自ずと「忘れていること」に気づき、ここでも無駄な時間を費やすことになり思わず冬山の経験不足を嘆いてしまいました。
 森林限界を超え、爆裂火口沿いに登っていくと感動的な絶景が現れる一方、風も寒さも更に強まり、空気も薄くなってきて厳冬期ならではの素晴らしさと厳しさの両方を実感しながら必死に登りました。そして、硫黄岳山頂に立った時、“八ヶ岳ブルー”に包まれた360度の贅沢な眺めが広がり、言葉では表せないほどの感動を味わうことか出来、心は達成感で満タンでしたが、ここに立てたのも運と素晴らしいこの天気のお陰だと自分に言い聞かせました。

 実は、二巡目の百名山を目指す自分としては、恐ろしいことに条件が合えば、赤岳まで行けたらと頭の片隅にあったもの本音でした。しかし、硫黄岳山頂は風も強く、物凄く寒い。とてもグローブを脱いでスマホを操作できる状態でもありません。当然、ゆっくり座って景色を楽しむ感じでもありません。しばし立ったまま絶景を満喫させてもらい、迷わず赤岳鉱泉を目指し下山を開始。もし赤岳目指していれば、大変な事態を招いていたかも知れません⁈「無事帰るまでが登山!!」ですね( ^ω^)

 赤岩の頭から下の樹林帯は例年と比較できる経験はなののですが、今回は北国では普通の雪道でした。硫黄岳、大同心、横岳、赤岳、阿弥陀岳の山々を眺めながらどんどん高度を下げ、赤岳鉱泉に到着。人工の氷瀑・アイスキャンディで訓練している人たち。山小屋とは思えない豪華な食堂、夕食にステーキが出てくるとか。冬というのにテントもいっぱいです。下手な観光地より賑わいのある場所でした。
 自分も十分な食料を背負っているにもかかわらず、食堂で温かいメニューを注文しました。下界と変わらぬ通年を通し便利な山の空間がそこにあり、常に上天気なわけは無いのにここは一つのオアシスの様に映りました。直ぐ上には厳しい世界があるというのに・・・。そしてバスの時間もあり、そこそこに美濃戸口を目指しました。週末とあって、次から次と登ってくる登山者とすれ違い、改めて八ヶ岳の人気のほどを実感させられつつ無事下山。

 茅野駅に着くと、夏沢鉱泉で出会ったお二人に再びお会いすることができ、硫黄岳に無事登って来たことを喜んでくれました。最後なので聞けば、67歳とのこと。少し先輩ですがこれからの目標となりました!!
 今回の山行は、生の現地情報を伝えてくれてるヤマレコの山行記録があってこそ立案実行できました。また40年前、22歳の時、富士山5合目の佐藤小屋で涙した時以来の感動を再び味わうことができました。吉田大沢の8合目付近をアンザイレンで登山中、9合目付近で滑落した登山者が直ぐ脇を流れ落ちて行き、結局、佐藤小屋で夕食中にその方は運ばれて行きました。自分が登頂できた一方で亡くなる方がいる厳しい現実に自分は何でここにいるのかと自問自答しながら、経験したことの無い感動を覚える自分がそこにいました。「無事帰るまでが登山」を肝に銘じながら、これからも身の丈に合った山(冬山を含め)を楽しんで行きたいと思います。

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積雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
天狗岳&硫黄岳(オーレン小屋宿泊) 
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5
ハイキング 八ヶ岳・蓼科 [日帰り]
桜平〜硫黄岳〜横岳お花畑
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [日帰り]
桜平から東天狗と硫黄岳
利用交通機関:
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

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