記録ID: 1720113
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
厳冬期赤岳初登頂・地蔵尾根から文三郎尾根
2019年01月30日(水) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 1,726m
- 下り
- 1,711m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
未明出発なら下山後に後払い可能。 支払い時に山荘で期限無しのコーヒー引換券をもらえるので有難かったです。 雪山登山の余韻に浸りながら美味しいコーヒーを味わえました。 なお美濃戸までの林道は、ひなたのお父さんが乗ってるような車+チェーン装着でないと乗り入れないほうが無難かと思いました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
南沢はチェーンスパイクで殆ど問題無し。 地蔵尾根は自分の場合は一部でトレースが新雪に埋もれてましたが、上部の階段を目印にルートを探り当てて少しだけラッセルして登れました。 降雪直後でない限り基本的にはトレースがあるものと思われます。 赤岳山頂から文三郎尾根は既に多くの方が歩かれていて明瞭なトレース。 初めてでも問題なく歩けました。文三郎尾根では急な階段が各所で出ていました。 |
その他周辺情報 | 直帰しました。 |
写真
八ヶ岳山荘(1,490m)
初めて美濃戸口へやってきました。とにかく寒いです!
まずはチェーンスパイクを装着して美濃戸までの林道歩き。
最初のヘアピンカーブの辺りでは地面が見えていましたが、殆ど新雪の圧雪路。
チェーンを着ければ走れそうですが、段差が大きいところが至るところにあって自分の車では乗り入れたくないなと思いました。
初めて美濃戸口へやってきました。とにかく寒いです!
まずはチェーンスパイクを装着して美濃戸までの林道歩き。
最初のヘアピンカーブの辺りでは地面が見えていましたが、殆ど新雪の圧雪路。
チェーンを着ければ走れそうですが、段差が大きいところが至るところにあって自分の車では乗り入れたくないなと思いました。
美濃戸(1,710m)
数軒の山小屋のある美濃戸までやってきました。
付近の駐車場にはけっこう車が停まっていました。
林道歩きを終えたところなので、美濃戸山荘の前で小休止。
ここの軒先で水がじゃぶじゃぶ出ていて、テント泊なら水を補給出来そう。
身体を止めてみると冷え込みは相当なものでした。冬以外は要らないけど温度計があるといいかもと気付きました。
このあと歩いた南沢はトレース明瞭。初めてでもナイトハイクも全く問題なかったです。
概ね緩い登りが続きますが、一部で堰堤越えの急坂があります。
数軒の山小屋のある美濃戸までやってきました。
付近の駐車場にはけっこう車が停まっていました。
林道歩きを終えたところなので、美濃戸山荘の前で小休止。
ここの軒先で水がじゃぶじゃぶ出ていて、テント泊なら水を補給出来そう。
身体を止めてみると冷え込みは相当なものでした。冬以外は要らないけど温度計があるといいかもと気付きました。
このあと歩いた南沢はトレース明瞭。初めてでもナイトハイクも全く問題なかったです。
概ね緩い登りが続きますが、一部で堰堤越えの急坂があります。
行者小屋(2,340m)
くま対策に通年ラジオを流してますが、ラジオ体操が終わった頃にようやく行者小屋に到着。
ここで12本爪アイゼン+ピッケルに換装。それにしてもいまだかつて味わったことのない寒さです!
先日の金峰山も寒かったけど、ここはその比ではありませんでした。
なかなか日が当たらないことで、本当に寒いんだなと思いました。
くま対策に通年ラジオを流してますが、ラジオ体操が終わった頃にようやく行者小屋に到着。
ここで12本爪アイゼン+ピッケルに換装。それにしてもいまだかつて味わったことのない寒さです!
先日の金峰山も寒かったけど、ここはその比ではありませんでした。
なかなか日が当たらないことで、本当に寒いんだなと思いました。
いよいよ地蔵尾根へ!
行者小屋の裏手が地蔵尾根への取付。稜線までの標高差は350m。ここからが本当に頑張りどころ。
寒いけど気合を入れていきます!
地蔵尾根の下部は見通しの利かない樹林帯。初めは比較的緩い登りですが次第に斜度が上がってきます。
行者小屋の裏手が地蔵尾根への取付。稜線までの標高差は350m。ここからが本当に頑張りどころ。
寒いけど気合を入れていきます!
地蔵尾根の下部は見通しの利かない樹林帯。初めは比較的緩い登りですが次第に斜度が上がってきます。
赤岳山頂(2,899m)
着きました!
達成感、安堵感、いろんなものがこみ上げてきます。
2年前まで冬は基礎スキーに捧げていたのが、もう遠い昔のようです。
登山の楽しさの前にはスキーの技術にこだわる気持ちは霧散してしまいました。
少し前まで厳冬期の赤岳に登るなんて思いもしなかったので、
本当に人生はどう展開するか分からないものです。
着きました!
達成感、安堵感、いろんなものがこみ上げてきます。
2年前まで冬は基礎スキーに捧げていたのが、もう遠い昔のようです。
登山の楽しさの前にはスキーの技術にこだわる気持ちは霧散してしまいました。
少し前まで厳冬期の赤岳に登るなんて思いもしなかったので、
本当に人生はどう展開するか分からないものです。
昨夏に周回した編笠、ギボシ、権現も雪化粧が美しい。
7月初めでも天気良かったけど、本当にアブが多かった…。
ところでこれまでの状況から、地蔵尾根をピストンしようかと考えていました。
でも文三郎尾根からも数人が登ってこられたので、予定どおりに周回することにしました。
7月初めでも天気良かったけど、本当にアブが多かった…。
ところでこれまでの状況から、地蔵尾根をピストンしようかと考えていました。
でも文三郎尾根からも数人が登ってこられたので、予定どおりに周回することにしました。
行者小屋(2,340m)
暖かい陽光が降り注ぐ行者小屋に到着しました。
いろんな意味でほっとします。
ここで休憩がてらチェーンスパイクへと換装しました。
テントも数張り設営されていて、自分も出来れば張りたい気持ちはあるのですが、
雪山装備、山スキーを揃えるのを優先したので手が回らないのと、
何より寒いのがイヤなのでテントは冬以外にやります。
暖かい陽光が降り注ぐ行者小屋に到着しました。
いろんな意味でほっとします。
ここで休憩がてらチェーンスパイクへと換装しました。
テントも数張り設営されていて、自分も出来れば張りたい気持ちはあるのですが、
雪山装備、山スキーを揃えるのを優先したので手が回らないのと、
何より寒いのがイヤなのでテントは冬以外にやります。
南沢・北沢分岐(1,720m)
順調に下りてきました。
この辺りはしっかりと雪がありますが、南沢下部では雪が消えているところもありました。
ひだまりでは本当に暖かくて、まるで春が来たような光景でした。
暖かくなるのは嬉しいけど、雪山にもう少し登りたい気もするし複雑な気分です。
順調に下りてきました。
この辺りはしっかりと雪がありますが、南沢下部では雪が消えているところもありました。
ひだまりでは本当に暖かくて、まるで春が来たような光景でした。
暖かくなるのは嬉しいけど、雪山にもう少し登りたい気もするし複雑な気分です。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
薄手のビーニー
毛帽子
靴
ザック
チェーンスパイク
12本爪アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
アマチュア無線機
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
サングラス
ゴーグル
タオル
カメラ
交換レンズ
三脚
ねんどろいど(あおい・ひなた)
|
---|
感想
これまで冬季は蓼科、天狗、そして先日の金峰山などを登ってきましたが、そのたびに赤岳を眺めては惹かれていました。
雪山登山を始めて2年目。憧れだった厳冬期の赤岳に登頂出来て最高の山行となりました。
でも天候、積雪状況とトレースなど、色んな好条件が揃ったことで、自分でも登れたと思うので、
今後とも慎重に計画して雪山登山を重ねてまいります。
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コメント
この記録に関連する登山ルート
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科 [2日]
美濃戸(南沢)〜行者小屋〜赤岳(文三郎尾根)〜横岳〜硫黄岳〜赤岩の頭〜行者小屋〜阿弥陀岳(ピストン)
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
ルーーンさん 一番と思ったらもうすでに
多くの方が 拍手 写真にはいいねを 貼っておられました。
やはり 厳冬期赤岳 インパクトありますね。
すてきな、すてきな 景色をシェアーしていただきまして。
ありがとうございまーーす。
とても寒かったようですね。
ウエアーの 準備が要りますね。
ピッケルもすっかり板につかれ、超かっこいい!
沢山のお写真をありがとう。
三脚セットなど大変だったでしょう。
ありがとうございます。
あとはまたのちほど。
chikaさんが 行者小屋泊で 次の日軽いザックで
赤岳を登り下られ 行者小屋泊の レポを見て以来あこがれています。
すばらしい 景色ですね。うっとりです。
雪が少なくて 変に雪をかぶった梯子は歩きにくかったのでは?
景色もですが 憧れてる 美濃戸からの道 やまのこ村 美濃戸山荘
八ヶ岳山荘 行者小屋 赤岳展望荘 赤岳頂上山荘と 見せていただき
八ヶ岳満喫です。ありがとうございます。
赤岳は無理でも 硫黄山荘へ孫と行きたいなと思いますが
はてさて、、です。
こんばんは、mayasanpoさん。
さっそくご覧いただきまして、またコメントをいただきまして、ありがとうございます!
本当に多くの方にご覧いただいて、拍手までいただいて本当に有難いですし嬉しいです。
雪山を始めた去年は赤岳まで登ることはまだ全く考えていませんでした。
でもあちこち登るうちに赤岳は目立って見えるので、自然の成り行きなのかもしれません。
ピッケルの扱いはだいぶ慣れました。ポールで歩かれている方も多いですが、
自分はピッケルが好きなので出来るだけ使っていきたいです。
梯子や階段では中途半端に雪が付いてるので、一歩一歩集中して足運びしましたよ。
12本爪アイゼンは付けてるだけでも気を遣う物です。とにかく気を抜けないです。
それにしても八ヶ岳の半端ない寒さを経験すると、ハードシェルを思い切って
購入して良かったと思います。安全に直結する装備は疎かにできませんね。
とにかく自分自身感動しっぱなしで、撮影の手間も楽しんでやっています。
自分の写真でmayasanpoさんにも臨場感を味わっていただければ本当に嬉しいです。
行者小屋泊1泊2日でしたら、mayasanpoさんも問題なく赤岳に登頂されると思います。
小屋の場所自体もすごく良い雰囲気で、山に囲まれていて落ち着きます。
ぜひぜひ美濃戸口からの赤岳もご検討ください。
自分は硫黄岳は下調べは済んでいますがまだ行ったことがありません。
お孫さんとの硫黄岳登頂、ぜひ実現させて下さいね。応援しています!
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